記録ID: 2905575
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾
黒姫山・御巣鷹山BC/大橋より
2021年02月06日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,356m
- 下り
- 1,352m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 3:14
- 合計
- 10:56
天候 | 快晴微風! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日までのトレースあり。 3月並みの陽気により、早くも春山のコンディションでした。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
4:54 大橋林道入口の駐車場(1,140m)出発
車を出た瞬間、そんなに寒くない!
今日は3月並みだそうで、重い雪を覚悟しなければいけないでしょう。
到着時に既に4、5台。もう数人の方々が先行されておられるようです。
ゲートに迫る積雪。毎年来てると積雪量の違いが分かります。
車を出た瞬間、そんなに寒くない!
今日は3月並みだそうで、重い雪を覚悟しなければいけないでしょう。
到着時に既に4、5台。もう数人の方々が先行されておられるようです。
ゲートに迫る積雪。毎年来てると積雪量の違いが分かります。
7:27 姫見分(1,880m)
黒姫山外輪山の稜線に乗り、今日の目標の御巣鷹山が見えてきます。
但し姫見分付近に北斜面から登ってくるトレースは無く、この時点では行程短縮を考えていました。
去年より遥かに積雪豊富で尾根がゆったりしていると感じます。
トレースは概ね尾根直上を辿っていきます。
やはり細かいギャップが埋まってシール登行も良い感じ。
黒姫山外輪山の稜線に乗り、今日の目標の御巣鷹山が見えてきます。
但し姫見分付近に北斜面から登ってくるトレースは無く、この時点では行程短縮を考えていました。
去年より遥かに積雪豊富で尾根がゆったりしていると感じます。
トレースは概ね尾根直上を辿っていきます。
やはり細かいギャップが埋まってシール登行も良い感じ。
8:30 峰ノ大池分岐付近(1,970m)
峰ノ大池分岐まで下りてきて、ここで北側から登ってくるトレースを確認しました。
これで少なくとも七ツ池シュートは狙えると決めました。
小休止を挟んで山頂への登りへ。やや急登ながらもシールの捉えも良く快調でした。
しかし山頂まであと10〜20mくらいのところで、短い斜めのアイスバーンをクリアできずクトーを装着。
ここで先に山頂に居られた方が下りてこられ、滑降ルートについて少しお話ししました。
場合によっては南側を滑るのも良さそう。
峰ノ大池分岐まで下りてきて、ここで北側から登ってくるトレースを確認しました。
これで少なくとも七ツ池シュートは狙えると決めました。
小休止を挟んで山頂への登りへ。やや急登ながらもシールの捉えも良く快調でした。
しかし山頂まであと10〜20mくらいのところで、短い斜めのアイスバーンをクリアできずクトーを装着。
ここで先に山頂に居られた方が下りてこられ、滑降ルートについて少しお話ししました。
場合によっては南側を滑るのも良さそう。
快晴の黒姫山山頂でのあおいとひなた
後ろには白銀の頸城山塊。あちらには4月以降に向かいたい。
9:53 黒姫山山頂出発
山頂の祠の後から、明瞭な横滑りの跡が続いていました。
豊富な積雪のおかげで、いつになく順調に七ツ池シュートのスタート地点へ入れました。
後ろには白銀の頸城山塊。あちらには4月以降に向かいたい。
9:53 黒姫山山頂出発
山頂の祠の後から、明瞭な横滑りの跡が続いていました。
豊富な積雪のおかげで、いつになく順調に七ツ池シュートのスタート地点へ入れました。
2年ぶり2回目の七ツ池シュート
前日の二人の方の規則的なシュプールのみで、まだ比較的きれい。
上手くシュプールを避けて切換。中回りで楽しめました。
ここは日光が当たらないので雪質は最高です!全てはこの一瞬のために!
前日の二人の方の規則的なシュプールのみで、まだ比較的きれい。
上手くシュプールを避けて切換。中回りで楽しめました。
ここは日光が当たらないので雪質は最高です!全てはこの一瞬のために!
七ツ池シュートは標高差200mの急斜面。
一気に滑り降りるのは自分の技術と脚力からするとちょっと危ない。
写真中央左から右へ深回りしてるのが自分のシュプール。
急斜面に対する恐怖心が無意識のうちにターンに出てるようです。
一気に滑り降りるのは自分の技術と脚力からするとちょっと危ない。
写真中央左から右へ深回りしてるのが自分のシュプール。
急斜面に対する恐怖心が無意識のうちにターンに出てるようです。
2年前4月の初登頂時はノートレースで、七ツ池から迂回して初めから東側より取付きました。
今回はトレースに沿って途中から東側に回り込みました。
地形図を見ると御巣鷹山への登りは東か西からが想定されるけど、
七ツ池シュートに合わせるなら東側からが定石でしょう。
今回はトレースに沿って途中から東側に回り込みました。
地形図を見ると御巣鷹山への登りは東か西からが想定されるけど、
七ツ池シュートに合わせるなら東側からが定石でしょう。
11:30 御巣鷹山・小黒姫山山頂(2,046m)到着!
積雪豊富で2年前より起伏が穏やかに感じた御巣鷹山山頂でした!
僅か7mの差で不遇なところですが、山体の成りからするとここが山頂としても差し支えない貫禄です。
立ち木を合わせたら2,053mになりそう。
積雪豊富で2年前より起伏が穏やかに感じた御巣鷹山山頂でした!
僅か7mの差で不遇なところですが、山体の成りからするとここが山頂としても差し支えない貫禄です。
立ち木を合わせたら2,053mになりそう。
スキーを外せば太ももまで一気に埋もれる雪深さ。
スキーの有難みと偉大さが分かります。
12:20 御巣鷹山・小黒姫山頂出発
また滑降準備を整え、概ねトレースに沿って下りていきます。
少しだけ南側のオープンバーンに入ってみましたが、やはり雪が重すぎてダメでした。
スキーの有難みと偉大さが分かります。
12:20 御巣鷹山・小黒姫山頂出発
また滑降準備を整え、概ねトレースに沿って下りていきます。
少しだけ南側のオープンバーンに入ってみましたが、やはり雪が重すぎてダメでした。
先に見つけていた峰ノ大池分岐へと続くトレースに合流。
姫見分へ登り返した2年前と違い、今回は稜線歩きが付いてきます。
単独で姫見分までトレースを付けるか、遠回りでも既存のトレースに沿うか。
後者を選択しました。
13:35 峰ノ大池分岐(1,970m)に戻る
北斜面なので暑さはなく、すごく登りやすいトレースでした。
でも2度の登り返しはけっこうしんどかった…。
姫見分へ登り返した2年前と違い、今回は稜線歩きが付いてきます。
単独で姫見分までトレースを付けるか、遠回りでも既存のトレースに沿うか。
後者を選択しました。
13:35 峰ノ大池分岐(1,970m)に戻る
北斜面なので暑さはなく、すごく登りやすいトレースでした。
でも2度の登り返しはけっこうしんどかった…。
しらたま平まで戻ってくると、姫見分まで下り基調。
前にギャップにスキーが刺さって転倒したこともあるけど、
今回は順調に引き返せました。
14:20 姫見分(1,880m)到着
ここでようやく滑降を残すのみ!長かった行程も終わりが見えてきました。
前にギャップにスキーが刺さって転倒したこともあるけど、
今回は順調に引き返せました。
14:20 姫見分(1,880m)到着
ここでようやく滑降を残すのみ!長かった行程も終わりが見えてきました。
昨年は笹がピンピン出ていて邪魔でしたが、今回はどこでも滑れます。
何度か滑ってだいぶこの尾根の地形を体得できたように思います。
尾根下部は最終的には収束し、東へ逸れても林道にぶつかるので、
けっこうフォールラインの自由度は高いと感じます。
何度か滑ってだいぶこの尾根の地形を体得できたように思います。
尾根下部は最終的には収束し、東へ逸れても林道にぶつかるので、
けっこうフォールラインの自由度は高いと感じます。
感想
近くの山の中でもスキーに適しお気に入りの黒姫山。
雪が少なかった昨冬に比べると、細かい起伏が埋まって本当に快適です。
早朝から冷え込みが弱くて早くも春の気配。日向の雪は重くなるけど仕方ない。
この日の天候は万全なこともあり、今回は2年ぶりに御巣鷹山を目標に定めました。
峰ノ大池から姫見分への登り返しのトレースは無い代わりに、峰ノ大池分岐へ
登り返してくるトレースを確認。単独で北斜面のラッセルとなると時間が読めない
ので、トレースは使えるだけ使います。
七ツ池シュートは2本のシュプールが付いてましたが、切換を斜面のきれいなところで行いました。
雪質は最高だったこともあり、ほんの一瞬の間、至福のひと時を過ごせました。
山スキーはこの一瞬のために頑張ってるといっても過言ではありません。
御巣鷹山は今回も終始一人きりで、外輪山と違って真の静寂を味わえます。
南斜面で雪が重くなるのは覚悟のうえです。
復路は姫見分より峰ノ大池分岐へ登り返すため、標高差では2倍。
外輪山の稜線歩きもあって距離も長くなりますが、それでもトレースが
付いているほうを選びました。
姫見分からはようやく下りを残すのみ。
滑り始めの上部は広大なフラットバーンで、久しぶりに思い切り大回り。
あちこちで笹が出ていた昨冬に比べると本当に快適です!
尾根が狭まると、荒れた悪雪。とにかくケガしないように慎重に下りました。
林道はスキーで圧雪されており、下りだと10分掛からずゴール。
充実感に満ちた1日となりました。
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コメント
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ルーンさんこんにちは
ツイッターで黒姫に行かれたんだなーとわかり
昨夜スマホで拝見でした
なんとも、形容出来ない美しさです
明日は、ゆっくり拝見しまーす
こんばんは、mayasanpoさん。
先週のガスガスの湯ノ丸山と対照的なピーカンでした!
青空だと本当に雪景色が映えますね。
お忙しいところをコメントをいただきまして、ありがとうございます。
黒姫のレポで楽しんでいただければ幸いです。
ルーンさん お便りを ありがとうございます。
妙高国際 杉の沢と 大昔に 会社の人と
義妹と滑りに行ったことがあります。
「急行きたぐに」で 糸魚川周りで行きました。
大阪駅を 確か11頃 出発したと思います。
駅も スキーを担いだ人が いっぱいでした。
急行も スキーヤーで いっぱい。
床で寝ている人を 上手にまたぎながら おトイレへ
そんな感じでした。
スキー板は 座席上の荷物置きが
網網になってまして、
スキーカバーについているフックを
そこに引っ掛けました。
懐かしいです。
3時間半で山頂なのですね。
夏なら私でも登れそうです。
今回は お天気が良くて すばらしい眺望でしたね。
力が湧き 励まされますね。(⌒∇⌒)
トレースもあり 素晴らしい景色を
楽しまれながら 登られましたね。
登られるほどに 展開される景色がす。て。き。ですねー♪
クトーでガシガシ登られ 山頂へ。
斑尾山 野尻湖もくっきりと見え ほんとによかったですね。
御巣鷹山にもよられ、
そして 待ちに待った 滑降、
すかーっと さわやか コカ・コー●ではありませんが、
あはは、楽しまれたことでしょう。
雪が 適度に積もり 滑りやすい状況とか
比良の青ガレが雪で埋まり
夏より登りやすいね、を思い出しました。
今年は行けるのかな、、?
クトー スール ワックスと
アイテムがいろいろ必要なんですね。
いろいろな雪質を 滑られて 無事登山口へ。
青空と 白銀の美しい世界を
ご紹介くださいまして、ありがとうございました。
黒姫山 長野からバスが出ているんですね。
登ってみたいものです。
ありがとうございました。
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