ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2910481
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

羅臼岳

2014年07月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
13.1km
登り
1,457m
下り
1,445m
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口にある『ホテル地の涯』駐車場から出発。
2014年07月26日 03:50撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 3:50
登山口にある『ホテル地の涯』駐車場から出発。
オホーツク展望台。
2014年07月26日 04:45撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 4:45
オホーツク展望台。
弥三吉水。登山口からここまでは樹林帯の急坂だが、ここから先は少しのあいだ楽になる。
2014年07月26日 05:53撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 5:53
弥三吉水。登山口からここまでは樹林帯の急坂だが、ここから先は少しのあいだ楽になる。
極楽平の看板。その名のとおりこの区間は斜度が緩く、歩きやすい。
2014年07月26日 06:03撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 6:03
極楽平の看板。その名のとおりこの区間は斜度が緩く、歩きやすい。
仙人峠の看板。ここからは再び斜度も増し、そしてペースも下がっていく。
2014年07月26日 06:28撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 6:28
仙人峠の看板。ここからは再び斜度も増し、そしてペースも下がっていく。
疲れたときは立ち止まり、周囲を見渡す。利尻のときよりは、幾分先まで見えるが、爽快感を感じるようなものでもなく、気分転換ともいかない。辛い登りが続く。
2014年07月26日 06:31撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 6:31
疲れたときは立ち止まり、周囲を見渡す。利尻のときよりは、幾分先まで見えるが、爽快感を感じるようなものでもなく、気分転換ともいかない。辛い登りが続く。
銀冷水。ここらに携帯トイレブースがあると思っていたら、なかった。
2014年07月26日 06:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 6:51
銀冷水。ここらに携帯トイレブースがあると思っていたら、なかった。
銀冷水から少し登ると残雪が現れる。
2014年07月26日 07:06撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 7:06
銀冷水から少し登ると残雪が現れる。
大沢入口。ここからは時期によって雪渓歩きになるが、この日は殆ど雪も残っておらず、僅かな区間をトラバースするのみだった。
2014年07月26日 07:10撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 7:10
大沢入口。ここからは時期によって雪渓歩きになるが、この日は殆ど雪も残っておらず、僅かな区間をトラバースするのみだった。
登山道沿いに、こびりつくように残った雪。
2014年07月26日 07:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 7:18
登山道沿いに、こびりつくように残った雪。
踏み跡もがっちりついて雪も少なく、アイゼンなどは必要なし。雪渓を流れる風は涼しくて、辛い登りもかなり楽になる。
2014年07月26日 07:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 7:21
踏み跡もがっちりついて雪も少なく、アイゼンなどは必要なし。雪渓を流れる風は涼しくて、辛い登りもかなり楽になる。
羅臼平。じわじわとコースタイムから遅れていく……。
2014年07月26日 08:00撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 8:00
羅臼平。じわじわとコースタイムから遅れていく……。
羅臼平はテン場なので、野営者のためのフードロッカーが設置されている。ヒグマ頻出地帯のこの場所に泊まる必要のある人って、どんな人なんだろうか。。
2014年07月26日 07:59撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 7:59
羅臼平はテン場なので、野営者のためのフードロッカーが設置されている。ヒグマ頻出地帯のこの場所に泊まる必要のある人って、どんな人なんだろうか。。
雲が幾分薄れ始め、山頂方面がよく見えるようになる。荒々しい岩肌。
2014年07月26日 08:31撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 8:31
雲が幾分薄れ始め、山頂方面がよく見えるようになる。荒々しい岩肌。
お花はちょうど満開の時期なのか、どの場所でも綺麗に咲いている。
2014年07月26日 08:35撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 8:35
お花はちょうど満開の時期なのか、どの場所でも綺麗に咲いている。
山頂が近付くにつれ、山の姿は一変。岩稜地帯になり、すれ違うのにも苦労する。
2014年07月26日 09:01撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 9:01
山頂が近付くにつれ、山の姿は一変。岩稜地帯になり、すれ違うのにも苦労する。
見下ろすと、さっきまで歩いてきた草原地帯とくっきり別れている。
2014年07月26日 09:07撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 9:07
見下ろすと、さっきまで歩いてきた草原地帯とくっきり別れている。
辛いなあ、まだかなあ、なんて登っていた9:15、まさにいきなり山頂に到着して面食らう。まあそういう誤算は全然構わないけど。
2014年07月26日 09:14撮影 by  iPhone 5S, Apple
7/26 9:14
辛いなあ、まだかなあ、なんて登っていた9:15、まさにいきなり山頂に到着して面食らう。まあそういう誤算は全然構わないけど。
十人も乗ればいっぱいになりそうな山頂で、私を追い抜いて行った人が「無事辿り着いたんだ、良かったね〜」などと声をかけてくれて、写真も撮ってもらった。残念な雲だけど気分は爽快。
2014年07月26日 09:15撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 9:15
十人も乗ればいっぱいになりそうな山頂で、私を追い抜いて行った人が「無事辿り着いたんだ、良かったね〜」などと声をかけてくれて、写真も撮ってもらった。残念な雲だけど気分は爽快。
ヤマネチポーズを取ってるこのお兄さんら二人組に、凍ったコーヒーを頂いた。
2014年07月26日 09:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 9:16
ヤマネチポーズを取ってるこのお兄さんら二人組に、凍ったコーヒーを頂いた。
続々と人が登ってくる山頂直下で道を開けるためにしばらく立っていると、登山口でちょっと喋ったおじさんたちがやってきて、再び言葉を交わした。終始ガスってて残念でした、なんて話して下りて行こうとすると、「ちょっと待った、このガスは晴れる」と止められる。
2014年07月26日 09:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 9:19
続々と人が登ってくる山頂直下で道を開けるためにしばらく立っていると、登山口でちょっと喋ったおじさんたちがやってきて、再び言葉を交わした。終始ガスってて残念でした、なんて話して下りて行こうとすると、「ちょっと待った、このガスは晴れる」と止められる。
おお……
2014年07月26日 09:20撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 9:20
おお……
うおお〜……
2014年07月26日 09:36撮影 by  iPhone 5S, Apple
7/26 9:36
うおお〜……
ほんとに晴れた!
聞くとこの方、北海道の山々を登りつくしている達人らしい。ミスターモーゼのお告げのおかげで、山頂から良い眺めを楽しむことができた。
2014年07月26日 09:48撮影 by  iPhone 5S, Apple
7/26 9:48
ほんとに晴れた!
聞くとこの方、北海道の山々を登りつくしている達人らしい。ミスターモーゼのお告げのおかげで、山頂から良い眺めを楽しむことができた。
知床連山に、ずっと縦走路が伸びていくのが見える。やはり登山の醍醐味はこれであって、展望がないなんてホントいやですよね〜。
2014年07月26日 09:55撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 9:55
知床連山に、ずっと縦走路が伸びていくのが見える。やはり登山の醍醐味はこれであって、展望がないなんてホントいやですよね〜。
何しろトイレがないんで括約筋に厳しい下山の道も、展望があると心に余裕が生まれ、切株の中に若芽ちゃんが育っているのにも気付く。
2014年07月26日 12:27撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7/26 12:27
何しろトイレがないんで括約筋に厳しい下山の道も、展望があると心に余裕が生まれ、切株の中に若芽ちゃんが育っているのにも気付く。
膀胱を宥めすかし、水分も極力控え、喉からからで小銭を取り出しながら一目散に向かった自販機はなんと、この有様。恨みます。お願いだからコーラはもっとたくさん置いてください。
2014年07月26日 12:44撮影 by  iPhone 5S, Apple
7/26 12:44
膀胱を宥めすかし、水分も極力控え、喉からからで小銭を取り出しながら一目散に向かった自販機はなんと、この有様。恨みます。お願いだからコーラはもっとたくさん置いてください。
てことでこれを買うが、違うんだよな〜。
2014年07月26日 13:19撮影 by  iPhone 5S, Apple
7/26 13:19
てことでこれを買うが、違うんだよな〜。
六日ぶりの酒がもう美味いのなんのって!
2014年07月26日 17:42撮影 by  iPhone 5S, Apple
7/26 17:42
六日ぶりの酒がもう美味いのなんのって!

感想

羅臼の道の駅でひと眠りし、深夜2:30起床。前日の散歩や温泉、自己流マッサージにサロンパスの効果もむなしく、筋肉痛は全然治っていなかった。狭い車内で身支度を整え、一路岩尾別温泉の登山口へ。

3:50、登山口にある『ホテル地の涯』駐車場から出発。
ホテルの駐車場以外には殆ど停められるスペースはないので、宿泊客と十組ほどのラッキーな人以外は路駐ということになる。この日は土曜日ということもあり、これまでになく車は多く、路肩には既に車の列が伸び始めていた。

4:45、オホーツク展望台。この日も雲が厚く、展望は臨めない。三時台の出発というこれまでにない早出ながら、いきなりの急登に筋肉痛の身体が堪え、後続に次々抜かされていく。利尻の教訓を生かし、荷物を減らしたり歩くペースを考えたり色々試みたものの、とにかく身体が辛くて全然効果なし。私よりも年配のご夫婦なんかにもじゃんじゃん追い付かれ道を譲り、どんな表情をしていたのか「大丈夫?」とまで尋ねられる始末。筋肉痛でちょっとペース出なくて、と会話をした60絡みのご婦人には「私も今日で6座目だから身体が疲れて大変」などと言われつつ颯爽と抜かされ、ぐうの音も出ない。2座目でヘロヘロの私は一体……木々の間から展望を臨むも、相変わらずのガスで精神的にも上がってこない。

6:05、極楽平の看板。その名のとおりこの区間は斜度が緩く、歩きやすい。すいすい歩いていくうちに、少し前で抜かされた女性に追い付く。このときもどんな顔色をしていたのか、「どっか病気なの?」と尋ねられる。登りが苦手で、と答えたものの、そんなんみんな一緒だ、と一蹴される。まあそうだけど別に病気じゃないです……。

6:50、銀冷水。ここらに携帯トイレブースがあると思っていたら、なかった。テントみたいなものが張ってあると思ったら、それがなかった。あると思っていたものがない、ここになかったら羅臼にはトイレがない、コースタイムで往復八時間余りの行程、トイレがないのである。一気に肝を冷やす。ガンガン水を飲んでたが、自分、大丈夫だろうか。

でも家に帰ってきてから調べたら、確かにこのあたりにトイレブースはあるようだ。しかもテントじゃなく、ちゃんとした建造物があるとのこと。看板っぽいものは見かけなかったんだけどなあ。ないと思い込んだので、見つけられなかっただけだろうか。

かくしてここからは水をなるべく摂取しないように登っていく。そうするとスタミナの消費が大きくなり諸刃の刃なのだが、致し方ない。

かくして登頂、ヤマネチお兄さんら二人組に、凍ったコーヒーを頂いた。何やらボランティア的な人らしいが、何のボランティアか聞き取れなかったので、宜しくお願いします!の声にとりあえずウンウン頷いて下山を開始する。

括約筋総動員の下山、ツアーの団体さんとすれ違いざま、「もう下山してるなんて、早い!(登り始めたのが三時台)」「体育会系ですよね?(体育会系だったことは生涯で一度もない)」「女性で単独かっこいいっす!(他にも結構見かける)」なんて次から次へ私の気持ちよくなる言葉を掛けられ有頂天、全部否定せずまあね、という顔で受け流す。登りとはエライ違いなんだが、果たして下りのとき私はどんな顔してるんだろうか。

無事下山し自販機へ。『知床応援自動販売機』と書いてあるのだが、山頂のヤマネチ兄ちゃんはこの自販機のキャンペーンをしていたらしい。知床の各所に置かれたこの表示のある自販機で飲料を買うと、いくらか自然保護に協力できるとか。

結局この日は、どこというわけでもないけど全体的に遅く、最終的にコースタイムより35分オーバーという結果。
下山後は昨夜と同じ夕陽台の湯で一番風呂をいただき、次の目的地の斜里方面へと移動するが、低気圧の通過で翌日の登山は中止と決定。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:98人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 道東・知床 [日帰り]
羅臼岳 (木下小屋〜羅臼岳ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら