定義−後白髪山−三峰山−北泉ヶ岳
宮城県
KaS
体力度について
- GPS
- 11:27
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,603m
- 下り
- 1,279m
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| 天候 | 曇り（時々日差しあれど、稜線とピーク上は強風） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
水茶屋から北泉ヶ岳頂上前までは残雪有り。雪の状態はいろいろで、時に踏み抜きあり。ピーク近くおよび稜線上はまだまだ良い雪の状態もあるが、夏道を外すと、這松と笹の藪に囲まれ、悲惨な状態になるので、要注意。いずれにせよ、もうすぐドロドロになる感じ。北泉ヶ岳から水神までの下りは溶けた雪で大変な状態。 |
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感想
唐松岳の敗退から中4日ではあるが、せっかくの連休なので「定義〜後白髪山〜三峰山〜北泉ヶ岳」に挑戦することにした。これは、derakkumaさんの「泉ヶ岳〜北泉ヶ岳〜三峰山〜後白髪山〜定義」を参考にした逆方向の半周回縦走で、以前から温めていたものである。ただし、逆方向は、最終バスが泉ヶ岳17:05発で厳しすぎるため、早朝に車を定義に置き、翌日泉ヶ岳から定義へのふるさと緑の道をめぐって車を回収することで、周回を完成させることとした。
根白石付近で見た朝の泉ヶ岳は、モルゲンロートに輝いていて、結構感動ものだった。定義林道から登山口への分岐は全く気づかず、しばらく通り過ぎてから戻ったが、やはり分からず、GPSを頼りに疑心暗鬼で登った。時々リボンがあるが、とても登山道と呼べたものではない。その後、立派な夏道を見つけるも、快適な雪原歩行で気が緩むと、3方を這松と笹の猛烈な薮に囲まれ、進退窮まる。今回は、三峰山山頂までに3，4回そのような事態に陥り、その都度本気で敗退を考えた。
三峰山〜熊の平〜北泉ヶ岳間はブナ林雪原で、気持ちが良かったが、このあたりで、例の左膝が悲鳴をあげ始めた。熊の平前でこれから船形山の小屋まで行って泊まるという方とお会いし、情報交換した。その方のトレースでその後のコース取りは格段に楽になった。ただし、北泉ヶ岳への急登とその後の急降は左足をかばいながらで、遅々として進まず、バス時間ばかりが気になった。
水神到着でやっと安心でき、それからじわじわと達成感のようなものを感じた。11時間に及ぶ山行は、昨年の上高地→槍沢→槍ヶ岳以来だが、今回は単独で、しかも数回敗退を覚悟したことも原因かもしれない。
稜線とピーク付近は常に強風だったが、ときおり素晴らしいパノラマが広がり、楽しませてくれた。
翌日は下道だが、逆コース。「ふるさと緑の道」は結構、藪漕ぎが多いと聞くので、それなりにたのしめるかも。。
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ogakuzu1102 さん
KaSさん、はじめまして。
面白山や二口のレコを見て、只者ではないと思っていましたが、コレは凄いレコですね。
泉ヶ岳スタートよりも定義スタートのほうが標高が低いぶん単純にキツイです。そして、おそらく北泉への登りがかなり堪えたと思います。逆走なら比較的早い段階で三峰への登りが来るので体力も残っているのですが、雪道に足を取られてへばってきたところに北泉が半端なかったハズです。気力充実ですね。
そもそも定義から後白髪コースは、この時期が最も不快ではないでしょうか。所謂「後白髪登山道」は4km地点までのショートカットですが、個人的には「雪山限定」という認識です。笹藪が出てしまうと普通はこれを避け、横川林道を使って横川コースとなるようです。
足場の悪さを考えると、アイスバーンの使える3月下旬に比べて遥かに厳しかったと思います。5:20スタートが良かったのでしょうか、バス時刻に追われながら、本当にお疲れ様でした。翌日の「ふるさと緑の道」を加えた周回完成も独創的でした。
今後のレコも楽しみにお待ちしております。
derakkumaさんのレコをずっと愛読してきたので、何となく初めましてではないような気が。。（笑） 以前から山好きと自負していましたが、昨年から加速度がついてしまった感じで、船形山には6回登ってしまいました。今回は、泉ヶ岳山頂も踏んで、derakkumaさんの逆コース完歩達成のはずでしたが、北泉ヶ岳山頂では、もはや気力が残っていませんでした（というより、バス時刻に間に合わなかったはず）。いつかまた挑戦してみたいと思います。
冬の山は大変そうと今も思っていますが、春の残雪期は夏にない魅力が満載で病み付きになりそうです。今年は忙しいとのことですが、どこかでお会いできるといいですね。また楽しいレコを心待ちにしています。
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