皇海山(松木渓谷から庚申山縦走失敗)


- GPS
- 15:10
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 2,051m
- 下り
- 1,435m
コースタイム
9:40銅親水公園-10:30みちくさ-12:00ウメコバ沢/休憩12:30-13:00三沢出合-15:40ニゴリ沢出合-17:30国境平
2日目
6:30国境平-9:50皇海山山頂-10:50不動沢コル-12:30皇海橋駐車場
天候 | 2日間晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
松木渓谷 ・増水しています ・数日前に鹿が2頭、熊にやられたそうです ・落石注意 皇海山 ・山頂付近まだ残雪が多いです ・国境平から登る場合は前爪のあるアイゼンとピッケルが必要です ・皇海橋から登る場合も軽アイゼン必要です ・皇海橋からは沢沿いの上部から残雪あります 鋸山 ・不動沢のコル側から登る急斜面はまだ雪が沢山ついています 群馬側林道の状況 ・追貝側の林道は残雪はありません http://www.city.numata.gunma.jp/sukai/index.html 林道の状況は利根町振興局で電話で確認できます。 |
写真
感想
<縦走失敗に終わって>
何年か前、雑誌の記事に松木渓谷を使って皇海山を縦走するという特集が載っていました。
それを見て以来なんとか自分でも同じルートを使って縦走できないか考え、下見を行い準備をして縦走を実行しました。
最初に結論を言うと残雪期の登山を甘く見ていて、装備、技術、経験不足等で縦走を断念しエスケープルートで下山することになりました。
今回歩いたルートは山と高原地図では破線ルートになっています。
松木渓谷の沢歩き、皇海山の登り、鋸山から庚申山の稜線歩き。
工程は最低でも1泊2日、自分の体力を考えて2泊3日の計画を立てました。
沢歩きについては何度か渡渉を繰り返すもののたいしたことはありませんが、靴をどうするか悩みました。
重い縦走装備に沢靴もしくは地下足袋を追加するか、それとも踵を固定できるサンダルにするか。
色々考えた結果、ウールの靴下、30Lのゴミ袋、渓流ソックス、サンダルという変な足回りになってしまいましたが、快適に沢を歩くことが出来ました。
でもこれで沢登りは絶対に無理です。
国境平から皇海山へは思っていたより残雪が多く登るのが大変でした。
軽アイゼンとストックしか持って行かなかったので斜度が上がると足元が安定しませんでした。
前爪のあるアイゼン、ピッケルの必要性を実感させられました。
何とか皇海山山頂まで一歩ずつ足元を安定させながら登ることが出来ましたが、来た道を引き返す自信がありませんでした。
皇海山に登ると沢山の人が登ってきました。
こんな山奥でアクセスが悪く、山頂の見晴らしは良くないのに流石100名山なだけあります。
さっきまで丸一日人に会っていなかったので少しホッと出来て嬉しかったです。
皇海山から少し進むと鋸山が良く見えるポイントがあります。
これから進む鋸山の残雪の状況を見ると皇海山同様残雪が多く残っている感じでした。
しかもあそこの登りが結構キツイのは以前来たときに確認済みです。
この残雪を見て鋸山に登るのは危険と判断しました。
でも、先に進まないとするとどうするか、引き返すかエスケープルートとして考えていた群馬側に下りるかしかありません。
皇海山を上り返して来た道を引き返そうか考えましたが国境平へ下りるのも滑落する可能性が高く危険だと思いました。
結局一番使いたくなかった皇海橋へのエスケープルートで下山することになりました。
皇海橋へ下りると当然何かしらの手段を使って足尾まで戻らなくてはいけません。
皇海橋で下山してきた登山者に事情を説明し公共交通機関のあるところまで送ってもらえないか声を掛けました。
10人くらいの方に声を掛けて話を聞くと、根利側からの林道がまだ開通していないということが分かりました。
とすると林道は追貝側しかなく、追貝へ抜けるということは沼田へ行って関越に乗る人が殆どで、自分の行きたい方の桐生方面へ抜ける人は誰一人居ませんでした。
このエスケープルートは一応頭には入れていたものの使うつもりは無かったので、林道の状況を確認していませんでした。
もし林道がどちらも開通していなかったら、もし群馬側から登る登山者がいなかったら...
あの林道を一人で何時間もかけて歩いて町まで行かなければなりませんでした。
出会ったみなさんはとても親切で、沼田方面なら送ってあげるよと言ってくれます。
とても親切な人に沼田駅まで送ってもらい電車で渡良瀬渓谷鉄道の間藤駅までたどり着くことが出来ました。
送って頂いた方、無事に家に帰ることが出来ました。
ご迷惑をお掛けしました。
どうもありがとうございました。
今回は反省の多い山行となりましたが、色々と考えることが出来ました。
この縦走路いつか必ず成功させられるように改めて計画を立て直そうと思います。
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