至仏山 (ムジナ沢)
- GPS
- 05:00
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 861m
- 下り
- 858m
コースタイム
天候 | 快晴 風は稜線は弱風〜微風 樹林帯はほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・戸倉スキー場より先の道は細い。鳩待峠の標高は1,500mを越え、途中からは雪が路肩に多く見られた。路面の凍結は恐らくなかったが、鳩待峠の駐車場(砂利)は早朝凍結していた。 ・駐車場到着時(3時40分頃)の気温約0℃。帰り(9時30分頃)の気温約10℃。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・早朝登山・滑降だったため、雪質は硬く(氷ではない)、デコボコの斜面の滑降は神経を使った。積雪は途中の案内を見ると今年は少ないようだが、スキーをするには十分だった。 ・日の出と共に行動を開始したため時間が早かったのか、至仏山への登り・下りの間では登山者には一人も出会わなかった。山の鼻から鳩待峠まででは登山者数名を見ただけ。駐車場に戻ると、これから登る人多数。 ・山の鼻から鳩待峠の区間は全般的に緩い登り。自分はシールを付けて歩いたが、雪質によってはスキーは背負ってつぼ足で歩いたほうが速いかも。途中、橋や木道がありそれらに雪が付いていないことが多く、スキーの脱着が必要なため。 |
写真
感想
深夜に自宅を出、まだ暗い鳩待峠の駐車場には4時前に到着。混んでいることが多い駐車場はさすがにまだガラガラ。自宅より2.5時間程度かかった。夜中の空いている時間とは言え速い。まだ暗いので意識的にゆっくり準備をして、ヘッドライトが不要な明るさになってから出発。クルマを駐車する時は気付かなかったが、下の駐車場には氷が張っていた。
登山口まで歩いて5分ほど。薄明かりの中スキーを付けて歩き始めるが、周りには人の気配がない。早過ぎたか?とも思ったが既に明るいし、天気も良いのでどんどん先へ進む。駐車場に着いた時点では気温は0℃程度だったが、歩き始めるとものの10分程で暑くなり、シェルはザックの中に。歩き始めて30分程すると日の出の時間。もう少し標高を上げていればきれいなモルゲンロートが見られただろうが、この日は樹林帯の中で見ることになった。それでも赤く染まる至仏山はきれいだった。
雪質は登山口の鳩待峠からずっと硬く、スキーを履いて歩いてもスキーの跡がつかないくらい。また、昨日までの登山者の足跡が多くあり、その上をスキーで歩くので少し歩きづらい。が、仕方ない。斜面が急なところがいくつか出てきたのを見て早めにクトーを付ける。オヤマ沢田代付近まで上がると樹林がなくなり、それまでほとんど無風だったが、少し風を受けるようになる。始めのうちは涼しく感じたが、後に寒く感じ、シェルを着込んで歩くことに。小至仏山のトラバース区間は高速道路のように歩き易くなっていて、斜面が急な割には高度感・恐怖感を感じずに歩くことができた。
駐車場を出てから約2.5時間で至仏山山頂到着。ここに来るのは二度目だが、最初の時は7月初旬で10年近く前、かつグループ登山だったのでほとんど記憶がない。風は少し吹いているが、雲は全くなく、しかも登山者は自分以外全くいない。周囲の山々も全部見える。最高の登山日和。が、ここまで来てちょっと嫌な予感。ひょっとして、人が全然いないのは、今日から登山禁止期間だったためか?
山頂から少し下がって風を避け、滑る準備を始める。ムジナ沢方面は一部雪が薄く、蛇紋岩の露岩が露出しているが、斜度が緩いのでコントロールしていけば問題なかろうと楽観的になる。7時過ぎに滑走開始。斜面は良いのだが、、、。雪質があまり良くない。まだ朝早いのか、雪がかなり硬い。しかも昨日までの登山者の足跡やらシュプールがそこかしこにあって、快適に滑れるスペースが少ない。(ほとんどない。)太ももにつらい滑りになり、数回ターンして止まって、を繰り返して標高を下げる。日向の斜面はそれでもゆるみ始めていたのだが、日影の斜面はエッジが効かないくらいに雪が硬い。音もすごい。これだけの大斜面なのだから、もっと雪が良い時間に降りてくれば良かったかな、とも思ったが、登り返す気力もなかったのでそのまま進み、山の鼻のテントサイト付近で休憩。
この先は、かつての記憶だと緩い登りだったはずなので、スキーにシールを付けて歩くことにしたが、これも微妙な選択だった。雪は豊富なのでほぼ雪の上を歩くことができたが、時折現れる木の橋や木道ではスキーを外さざるを得ず、その度に付けたり外したりするのが億劫と言えば億劫だった。背負ってつぼ足で歩いても潜ることはほとんどなかっただろう。平地に降りてきたものの、後は鳩待峠までの「消化試合」のようで、だんだん歩くペースが落ちてきた。景色もあまり代わり映えがしないので、先に進んでも何か別のものが見える訳ではなかった。最後に少し登って無事鳩待峠着。上の駐車場はさすがに空きはなかったが、自分が停めた下の駐車場はまだ空きがあった。帰り支度をし、駐車料金を払う際に登山禁止期間のことを尋ねると、明日から、とのこと。良かった、一安心。帰りも関越が大渋滞になる前に帰着できた。朝早起きした甲斐があったというものだ。
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