北国街道 松代道ウォーク 屋代駅から豊野駅

2021年02月24日(水) [日帰り]

• GPS: 07:51
• 距離: 34.7km
• 登り: 105m
• 下り: 132m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:41
• 休憩: 0:21
• 合計: 8:02

8:16 屋代駅
9:06 9:06 天城山登山口
9:23 9:23 土口一里塚跡
11:21 11:23 鳥打峠
11:57 11:59 離山
12:00 12:14 高井大室神社
12:39 12:40 川田高札所
12:50 12:40 町川田一里塚跡
13:36 13:36 綿内西宮神社
14:40 14:41 村山神社
15:00 15:00 長沼神社
15:51 15:52 善光寺平洪水水位標
16:08 豊野駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

しなの鉄道屋代駅集合
しなの鉄道・JR東日本豊野駅まで

コース状況／危険箇所等

街道歩きに当たって以下のサイトが詳しく、参考になりました
http://fdkt.sakura.ne.jp/kaidou/
地図上に史跡が青丸で示され、見落とさずに歩けます

交通量の多い細道は車にご注意ください

写真

2/24 8:18

屋代駅
長距離を無事歩き切れるか、ちょっと不安を抱えながらスタートしました（k）

2/24 8:24

大きな筆塚と道祖神(*_*)

2/24 8:28

藤屋旅館
歴史を感じる構え

2/24 8:29

須須岐水神社
幾度となく通っていながら神社の名前も知りませんでした。すみません！（k）

2/24 8:49

河東線跡
廃線になってから、もう10年位経つのでしょうか？時の流れの早さに驚きます！

2/24 8:51

勝軍地蔵

2/24 8:52

二十三夜塔
庚申塔に比べるとあまり見かけない塔なので、出会うとつい写真を撮りたくなります（k）

2/24 9:04

天城（てしろ）山登山口

2/24 9:10

峩山先生の碑

2/24 9:15

土口の石垣
洪水の常襲地帯で、対岸の雨宮地区の同意が得られず堤防が築けなかった為、各々の家が石垣を積んで住居を嵩上げしていき、現在のようになったのだそうです。

2/24 9:17

緻密な石垣
渋滞迂回で、お世話になる道ですが、やはり歩いてゆっくり歴史のある街並みを眺めると、新しい発見が得られ、味わい深いものがあります（k）

2/24 9:23

一里塚趾

2/24 9:25

振袖地蔵尊
背後に薬師山の尾根が迫っています

2/24 9:27

廃線トンネル

2/24 9:32

水難供養塔
岩野村は1742年(寛保2)の戌の満水で殆どの家屋が流出し、松代藩内で最大の被災地となったそう。

2/24 10:04

ホトケノザ
咲き始めていました。雑草ですが、鮮やかな紫にはっとさせられる、大好きな花！写真がうまく撮れていなくて残念(T_T)松代ではよく見かけるのですが、我家の庭では俄然オドリコソウが多く、何故なのか不思議！（k）

ホトケノザの写真です。
まだ本格的な春がほど遠いのに、可憐に咲いています(^^♪
（e）

2/24 10:07

正面に奇妙山
廃線跡がここから遊歩道に整備され、歩き易く、快適な散歩が楽しめます(^^)

2/24 10:59

地蔵堂の石仏群
尼厳山の尾根の始まりの真下

2/24 11:02

鳥打峠への入口
いきなり始まる細道に旧道の面影を感じます。車で通過していて全く気付きませんでした(*_*)

2/24 11:08

松代藩刑場跡
藩体制の歴史の残酷な面も見え、複雑な気持ちになります。大きな髭題目碑が祀られています。

2/24 11:12

金井山

2/24 11:14

蓮華がちらりと見えていると思います

2/24 11:21

鳥打峠
歴史の道と改めて振り返りました。今では道の殆ど、それに高速道も眼下を平行に通り、むしろそのおかげでこの道が昔のまま残されたのでしょう。ある意味貴重な古道かも…

2/24 11:27

篠山から茶臼山に繋がる尾根の向こうに北アルプス稜線が広がっています。写真でははっきりしません(:_;)

2/24 11:45

霞城址入口
民家の塀に手作りの標識がありました。まだ行ったことがなく、手作り標識が有難いです♪（k）

2/24 11:48

霞城竜の口の石仏群
昔は千曲川がこの崖下まで迫っていたそうで、岩盤の崖下に石仏群がありました。

2/24 11:52

高井大室神社

2/24 11:57

離山に登ってみました

2/24 11:58

山頂の東屋は廃線トンネルの真上にあり、国道403号線から良く見えます。千曲川の眺望は案外林に遮られ、残念！

2/24 11:59

大室古墳群
正面に公園になっている芝生が広く見渡せます

2/24 12:14

神社の境内で昼食休憩させて頂きました。今回の行程の半分程歩きました。まだこれからが長そう！

2/24 12:27

関崎の渡しの案内板
この辺りも千曲川が山際まで迫っていたのでしょう

2/24 12:27

水天宮と大きな常夜燈
車で通ると立派な姿の常夜燈が殆ど眺められません。関崎橋付近は交通量の多い場所なので…

2/24 12:33

古城山城跡の案内板
昨年、ここから奇妙山に登り、懐かしい場所

2/24 12:36

川田宿と若穂太郎山

2/24 12:39

川田宿案内板

2/24 12:39

高札所

2/24 12:45

二十三夜塔と双体道祖神

2/24 12:47

古町宿庚申塔
庚申塔が次に建てられるのは西暦2040年、この信仰が受け継がれていくのか興味のあるところです。

2/24 12:50

町川田の一里塚跡

2/24 13:22

称名寺
屋根瓦のあまりの見事さに、しばし立ち止まり、眺め入ました

2/24 13:36

綿内西宮神社
ここで予定を変更し、松代道を外れ、千曲川沿いを歩き、屋島橋を渡り、村山橋に向かいます

2/24 14:40

村山神社

2/24 14:43

勝楽寺跡

2/24 14:58

秋葉社と土塁

2/24 15:00

長沼神社
一昨年の台風19号の水害の跡はまだあちこちに残っており、痛々しい感じがします

2/24 15:03

林光院

2/24 15:04

林光院前の道標
「右ハゑちご道・左ハせんく王うし道」と刻まれた江戸時代中期の道標

2/24 15:27

えちご道道標

2/24 15:51

善光寺平洪水水位標
標識の下に立って見上げると、実際どのくらい高い場所まで水に浸かったか分かり、衝撃を受けました。そしてその中に台風19号の水害も書き加えられていたのを悲しく思います。（k）

2/24 16:03

流死人菩提碑の案内板
1742年(寛保2)戌の満水により流された遺体は多賀神社の丘に多数流れ着き、この碑は犠牲者の供養とともにこの地が最高水位だということを示しています。表面には「流死人菩提」、裏には、「満水此処マデ堪」と彫られています。

2/24 16:05

豊野駅
何とか歩き通せ、ゴールイン(^.^)自分の歩調に合わせて頂いたemclubさんには本当に感謝です。

感想

kyom4

先日の初期中山道に続き、松代道のお誘いを頂き、
ご一緒させて頂くのに、長丁場の不安がありましたが
一人では退屈になってしまう道中を、楽しく歩かせて頂きました♪
時間調整もご配慮頂き、emuclubさんには心から感謝です。

風がやや冷たく、汗も比較的かかずに歩けたのは幸いでした。
春が近づき、平坦道のこれからの暑さを考えると、
街道歩きは晩秋から初春にかけての時期が歩き易いのかと思います。
幾つもある身近な街道に、増々興味が湧いてきます。

土口集落は、国道の渋滞を避け、時々使う道なのですが
車で通り過ぎると気付かない、家毎の石垣を積み上げた風景に感動！
かつて千曲川の洪水に幾度も苦しめられた労苦の跡が偲ばれ、
今なお、災害に対する警告として形を残しているように見えました。

松代を通過後、残された旧道に入ると松代藩の刑場跡があり、
今回の街道歩きで、藩の大量処刑が行われた事実を知りました。
松代藩は、長く続いた数少ない藩だそうですが
体制の維持の為、厳重な処罰も敢えて行われたのが現実。

今回、綿内通過後、千曲川沿いを歩き、屋島橋を渡ったので、
福島宿を通らず、長沼宿に入りました。
福島宿は、大笹街道の起点でもあり、改めて訪れたいと思います。
長沼近辺にはまだ一昨年の水害の爪痕があちこちで見られ、
心の痛む風景に、気持ちが沈み、一刻も早い復興を祈るばかりです。

普段車で通る道を歩く度に思う事は、いつも同じで
如何に、事物を知らないまま通過しているのかという驚きです。
例え小さな発見でも、知る喜びが感じられる限り、
足で歩く街道歩きが続けてみたくなります。（k）