オキナグサ咲いたよ✿大桁山から神成山

2021年02月27日(土) [日帰り]

• GPS: 05:50
• 距離: 19.2km
• 登り: 809m
• 下り: 847m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:32
• 休憩: 0:16
• 合計: 5:48

距離 19.2km 登り 809m 下り 863m

9:19 千平駅
9:53 9:54 大桁やすらぎの森
10:18 川後石峠
10:49 大桁山
11:15 川後石峠
11:33 11:34 大桁やすらぎの森
13:07 13:08 神成山龍王山
14:17 14:19 宮崎公園
14:42 14:53 一之宮貫前神社
15:07 上州一ノ宮駅

GPSログではあまり休憩しなかったように出ていますが、ランチ休憩は40分くらい掛かっています。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

上信電鉄千平駅から「関東ふれあいの道・大桁山登山コース」の南半分をピストンし、釣り堀のある分岐点からは「関東ふれあいの道・旧信州街道のみち」で神成山麓の集落へ、宮崎バス停からは「関東ふれあいの道・歴史を尋ねるみち」で貫前神社を参拝。神社からは上信電鉄一ノ宮駅へと戻りました。（神成山周辺では関ふれ道を外れ、オキナグサの咲く個人宅や古代蓮の里、龍王ピークに立ち寄っています）

コース状況／危険箇所等

ほとんどが舗装路ですが、途中で立ち寄った神成山ハイキングコースはザレ場があります。なお、大桁山登山コースの北半分（虻田バス停方面）は一昨年の台風被害でかなり派手に荒れているようです。（県のHPでは通行止めということになっています／歩く場合は自己責任でお願いします）

その他周辺情報

お昼に立ち寄った自然食のランチや手作りスイーツが美味しい「カントリーダイニングまあむ」は時短で11-14時の営業、日・月・火は定休日です。

写真

2/27 9:06

久しぶりに乗る上信電鉄、どのラッピング電車が来るかが楽しみのひとつ

2/27 9:08

車内は今どき見かけない扇風機、一両置きに冷房車とそうでない車両が混在していた時代、上野駅で窓から荷物放り投げて席取りしたのが懐かしい・・＾＾

2/27 9:12

車窓から見る神成山、登らないつもりでしたがシュンラン気になって龍王ピークだけは踏んでしまいました

2/27 9:17

誰も居ない千平駅に到着、タイムスリップしたかのようです

2/27 9:18

駅を降りたら線路に沿って来た方向に戻り、すぐのT字路を左折

2/27 9:19

さっそく関東ふれあいの道の標識、今日は大桁山登山コースの南半分をピストンします

2/27 9:21

日本の原風景が広がる谷あいに咲く日本スイセン

2/27 9:23

かわいらしい梅は満開

2/27 9:24

奇岩連なる西上州、中央右にはちょこっと双耳峰の稲含山

2/27 9:31

濃いピンク色の梅に元気をもらいます

2/27 9:34

民家を過ぎると山火事注意に熊出没注意標識、どちらも十分注意しますよ

2/27 9:35

谷あいに微妙な距離感の祠3つ、昔の生活が偲ばれます

2/27 9:40

険しい岩場の鍬柄岳登山口はスルー（しばらく先の右側に車3台あり、ヘルメット姿の人とすれ違いました）

2/27 9:45

釣り堀の下にある交差点

2/27 9:45

ここは関東ふれあいの道の旧信州街道のみちへの分岐点、帰りはここを宮崎バス停の方向へ降りる予定

2/27 9:58

舗装路はやがてつづら折りの登山道、台風被害でちょっと荒れています

2/27 9:59

昭和の時代の関東ふれあいの道標識

2/27 10:01

すぐに車道にぶつかり左折します

2/27 10:07

木々の間から見る稲含山、ダラダラ坂だけどずいぶんと登ってきたよ

2/27 10:18

十字路になっている川後石峠に到着

2/27 10:18

左手に回り込むように登ります

2/27 10:27

舗装路から関ふれ階段、クマよりも今の時期はハンターのほうが怖いかも

2/27 10:29

そしてこちらも怖そうな鍬柄岳からの登山道と合流

2/27 10:36

ちょっと斜度が上がってきました

2/27 10:44

あちこちに山火事注意、これって飾りでも熊の爪研ぎ板でもない（笑）ってまさに今、実感します

2/27 10:47

最後のひと登り

2/27 10:49

なぜか今まで踏む機会がなかった大桁山836mに到着です！

2/27 10:47

奇岩の妙義山（左）の右手には信越国境の白い峰

2/27 10:47

反対側には東西御荷鉾山

2/27 10:48

右には稲含山（左）から南牧村のほうの山々、下には下仁田町中小坂あたりの集落がちょこっと

2/27 10:49

頂上には二等三角点が鎮座

2/27 10:50

木々の隙間から榛名山

2/27 10:50

反対側、左隅にはこの角度から見ると三角錐の牛伏山

2/27 10:51

右手にはマイナーな西上州の山々、きっとそれぞれが癖強いんだろうなぁ（笑）

2/27 10:52

御荷鉾山見ながら来た道を戻ります

2/27 11:33

山頂でもときどき発砲音がしてたけど、この期間は入山自粛とのこと

2/27 11:34

千平駅から山頂間にある唯一のお手洗い（寄りませんでしたけど）

2/27 11:39

中腹の釣り堀の顔出し看板、こんなこと言える境地に達してみたいです（＾＾；

2/27 11:57

だらだらと麓の集落への車道を降りると、畑のなかに緩い如意輪観音を乗せた二十二夜塔あり

2/27 12:07

田んぼの奥には鍬柄岳、これに登れるっていうのが不思議だよね

2/27 12:12

上信越道のガード下をくぐるといつもの神成山が見えてきました

2/27 12:15

いつもの元・大サボテンの家もパシャリ

2/27 12:21

民家の石垣に咲くオキナグサはまだ蕾だったけど、ずいぶんと赤く色が付いてきました

2/27 12:22

いつもの分岐点、左手にトイレあり

2/27 12:29

いつもの七福神にも遠くからご挨拶

2/27 12:33

そして目当てのオキナグサ、1輪だけ咲いてたよ♪

2/27 12:33

ぽわぽわの産毛がかわぇぇのぉ

2/27 12:36

風除けの材木をバックに凛とした立ち姿がいいなぁ

2/27 12:37

なかの黄色いおしべと黒のめしべの色の対比もいい

2/27 12:35

離れたところでもう1株咲き出していました！

2/27 12:39

河津桜はそろそろ終盤

2/27 12:41

菜の花は見頃継続中

2/27 12:42

白梅もね

2/27 12:46

いつもの姫街道

2/27 12:50

いつもの双体道祖神

2/27 12:51

宇芸神社で本来の関東ふれあいの道と合流します

2/27 12:52

天井絵の豪華な神楽殿を過ぎ、

2/27 12:55

本殿もきちんとお参り

2/27 12:55

こういう彫刻っていいなぁ

2/27 13:06

本当は下界に戻って街道筋を歩くつもりが、神社右手から山中に入ってしまいました（汗）

2/27 13:06

龍王ピークだけ踏むことにします

2/27 13:07

山頂には欠けた四等三角点

2/27 13:07

数日前よりシュンランの花芽は大きくなっていました

2/27 13:08

他の株もすくすくと成育中、あと1、2週間で咲き出すのかな

2/27 13:09

山頂からは来た道を注意深く下山

2/27 13:12

左手から上り、右手をピストンして戻ってきました

2/27 13:14

いつも誰かしら居る神成城のベンチは今日は誰も居らず

2/27 13:14

エビネやキンランの咲く本丸跡

2/27 13:19

展望台の岩場を通過

2/27 13:22

いつものお地蔵さん、こちら側の角度でお会いするのは久しぶりです

2/27 13:24

畑の向こうに榛名山、右側には上州武尊山の白い峰

2/27 13:46

ちょうどいい頃合いと立ち寄ったカントリーダイニングまあむ、人気のミネストローネは売り切れで、今日はおかず満載の焼き肉定食1,000円也

2/27 13:59

別注のデザートは自家製かぼちゃケーキ（珈琲セットで600円）、手作りいちぢくゼリーも食べたかったなぁ

2/27 14:11

日曜日にやってないのは痛いけど、本コース唯一のランチ処としての価値以上に、旨くて感じのいいお店です

2/27 14:16

宮崎公園の関東ふれあいの道看板、歩いて来た道中を思い出しながら見るのは普段と違った気分

2/27 14:18

せっかくなので展望台に登り神農原集落をパシャリ、左手にはちっこい上信電鉄のパッケージ電車も写ってるよ

2/27 14:19

国指定重要文化財シリーズその1、1527年に建てられた旧茂木家住宅（100円払うと内部も見学できます）

2/27 14:22

普段は車で通過する貫前神社への道

2/27 14:28

真っ赤にベンガラ掛けられた道祖神、信州に多い風習みたいだけど、旧信州街道のみちだけあるなぁ

2/27 14:30

貫前神社と同じ「下り宮」の宮崎神社、左奥のご神木の大杉は市指定天然記念物です

2/27 14:34

関東ふれあいの道の終点、宮崎バス停を通過

2/27 14:42

民家の間の路地を上がって貫前神社、両脇の巨大な鉄灯籠は当地が生糸で栄えた江戸末期を今に伝えます

2/27 14:43

そしてこちらが「下り宮」の貫前神社、山門よりも本殿が低い位置にある珍しい造りです

2/27 14:45

国指定重要文化財シリーズその2、キンキラキンな拝殿・本殿は内部が2階建てになっている独特な造りなのだそうです

2/27 14:46

神社建築は詳しくないけど、千木の組み方も独特なんだとか

2/27 14:47

物部氏の氏神を主神として祀る神社、鹿の骨を焼いて吉凶を占うなどの独特な神事が残り、上州一之宮としての貫禄、伝統がばっちりです

2/27 14:54

門前には関東ふれあいの道標識、次は崇台山方面を歩かなきゃだな

2/27 14:55

山門をピークに再び急階段を下ります

2/27 15:05

ゴールの一ノ宮駅のすぐ前には、貫前神社の別当寺だった光明院

2/27 15:05

明治初期の群馬事件を今に伝える自由民権の碑、自由党急進派の活動激化がこんな地方まで及んでいたってびっくり

2/27 15:07

ゴールの上州一ノ宮駅はレトロな駅舎でした

夕飯は前橋市の老舗料亭、松し満のお持ち帰り弁当2,160円也、豪華な具材は入ってないけど、お仕事の施された多くの品々が美味しかったです

撮影機器：

RICOH GR III RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

yamaonse

佳境の早春花めぐり、先日あわよくばと訪れてみた神成山のオキナグサは、残念ながらまだ蕾でした。それからまだ4日しか経っていないけれど、1輪だけすぐにでも咲きそうなのがあったので、春一番乗りをしたくて再び神成山周辺を訪れてみました。

ただし、毎週のように同じ山を歩くのでは面白くないので、今日は近くの大桁山を絡めて歩いてみることに。この山は中腹にある険しいトンガリ、鍬柄岳とセットで登られることの多い山。足下見える長い鎖場は飛騨泣き級、ヘルメット推奨の岩場です。

ぐんま百名山にもなってるしいつか歩こうと思いながら、セットの岩場を回避する後ろめたさから後回しになっていました。よく調べてみたら、この山をノッコして関東ふれあいの道が通っているとのこと。そこだけ登る大義名分を見つけいざ実行（爆）

下仁田駅からコミュニティバスで今なら福寿草と紅梅がきれいな虻田集落に向かい、大桁山を通過して南蛇井方面があるべきコース取りなのでしょうが、大桁山北側の林道は一昨年の台風で派手に崩落している様子。大人しく千平駅からピストンします。

ほぼ舗装路歩きの単調な道も、意外と標高差あり。山火事注意看板を自分ごとのように眺めながら、テクテク登って大桁山登頂。木々の隙間から見える妙義山などの周囲の山が同じくらいの高さに見え、谷あいには集落が小さく見下ろせて感動しました。

下山は来た道を注意深く下り、釣り堀分岐からは次の関東ふれあいの道へ。山あいの集落からいつもの神成山ハイキングコース下の姫街道に入ると、お目当てのオキナグサ登場。民家の石垣は4日前とあまり変わらぬ具合ですが、蕾は赤くなっています。

そして古代蓮の里にあるオキナグサ、咲きそうだった1輪は予想どおり開花し、ほかにもう1株が咲き出していました。当地にこの花を広めた日本翁草育成所が閉鎖されて取り巻く環境は変化していますが、珍しい花は咲いてるとやはりうれしいもの。

ついでに神成山龍王ピークのシュンランの花芽も確認し、久々にカントリーダイニングまあむにも立ち寄りました。旨くてホッコリとする店を後にし、国重文古民家と一之宮貫前神社も参拝。眺望に花、歴史と欲張りな一日をたっぷり満喫できました。

コメント

hayamaru

懐かしい(^^♪
yamaonseさん、こんにちは！
このくらいの時期の神成山のレコ拝見すると、ご一緒した山行が思い出されて懐かしいです あれからもう４年も経つとは！月日の流れるのは早いですね〜。
最近忙しくて山全然行けてないですが、今年の夏ころには北関東遠征したいなぁ。

yamaonse

Re: 懐かしい(^^♪
hayamaruさん、こんばんわ。写真６９の岩場や、６０の龍王ピークに行くと、３人でわいわいしながら歩いたことが昨日のことのように思い出されます。主がいなくなり伐採された大サボテンの家や稜線からいなくなったオキナグサを見るたび、時の流れを感じます。コロナ禍で遠方へのお出かけが出来なくなりましたが、はやく沈静化して遠征できるようになるといいですね。未踏の北関東の山、近いうちにまた一緒に歩けるといいですね。