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Yamareco

記録ID: 2983556
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雪山ハイキング
東海

天狗山〜黒津山周回、下りは藪三昧

2021年03月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:05
距離
11.9km
登り
1,136m
下り
1,136m

コースタイム

日帰り
山行
9:56
休憩
1:20
合計
11:16
5:51
115
道の駅 さかうち
7:46
7:54
102
9:36
9:50
99
11:29
12:10
28
12:38
12:55
69
14:04
14:04
137
P969.9
16:21
16:04
46
広瀬城址跡
16:50
道の駅 さかうち
黒津山〜アラクラ、及びアラクラ〜P969.9手前が、GPS不調にてログが途切れています
天候 快晴後曇り
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・道の駅さかうち の駐車場は登山者は駐車禁止で、西側の空き地に止める様にとの事。
コース状況/
危険箇所等
・雪解けが進んでおり、急傾斜の雪の斜面は滑落の心配は無いが、藪に覆われているので灌木、笹を掴んで下降。
・ルート上特に危険な個所は無い。
・軽アイゼン、チェーンスパイク装着。ワカンは使用せず。
登り始めの急登。林の中はまだ暗いのでフラッシュ撮影
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登り始めの急登。林の中はまだ暗いのでフラッシュ撮影
檜林が現れる頃は傾斜も緩んで来ます
檜林が現れる頃は傾斜も緩んで来ます
P798.6(上ヶ瀬)に到着
P798.6(上ヶ瀬)に到着
Co850m付近雪が繋がりだする軽アイゼン、チェ-ンスパイクを装着
Co850m付近雪が繋がりだする軽アイゼン、チェ-ンスパイクを装着
Co1010m付近の2重山稜。朝日が差し込んだ樹の陰が形作る文様が美しい
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Co1010m付近の2重山稜。朝日が差し込んだ樹の陰が形作る文様が美しい
天狗山山頂はすぐそこ。雪原状で広く快適な尾根です
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天狗山山頂はすぐそこ。雪原状で広く快適な尾根です
天狗山に到着
天狗山山頂より貝月山〜金糞岳方面
天狗山山頂より貝月山〜金糞岳方面
黒津山に向かって、天狗山山頂を下ります
黒津山に向かって、天狗山山頂を下ります
天狗山北P970m小ピーク直下の尾根の様な細い個所は雪庇割れが進んでいます
天狗山北P970m小ピーク直下の尾根の様な細い個所は雪庇割れが進んでいます
天狗山北Co970mの小ピークへ到着。此処は東側、西側の展望地です
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天狗山北Co970mの小ピークへ到着。此処は東側、西側の展望地です
天狗山北Co970mピ-クより金糞岳から岐阜県境、岐阜県ん西部の山々の大展望
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天狗山北Co970mピ-クより金糞岳から岐阜県境、岐阜県ん西部の山々の大展望
天狗〜黒津稜線のブナの回廊
天狗〜黒津稜線のブナの回廊
黒津山手前Co1020m付近の急な稜線は雪解けが進んでいます
黒津山手前Co1020m付近の急な稜線は雪解けが進んでいます
黒津山直下、天空へ向かって
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黒津山直下、天空へ向かって
黒津山山名標
黒津山山頂にて
黒津山山頂直下のコルへの急斜面の尾根芯は雪無し
黒津山山頂直下のコルへの急斜面の尾根芯は雪無し
黒津山直下のコルよりアラクらへの尾根。崩れかけた個所も有り、要注意
黒津山直下のコルよりアラクらへの尾根。崩れかけた個所も有り、要注意
アラクラへ登ります。背景に白山が見えて来ました。
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アラクラへ登ります。背景に白山が見えて来ました。
アラクラより黒津山〜天狗山の稜線が一望
アラクラより黒津山〜天狗山の稜線が一望
アラクラからの下りで雪壁はほぼ無くヤブの下降。シャクナゲが絡むとかなり難儀します
アラクラからの下りで雪壁はほぼ無くヤブの下降。シャクナゲが絡むとかなり難儀します
アラクラからの藪の下降
アラクラからの藪の下降
下りCo680m付近るこの辺になると煩わしい藪も無くなり、ホッとします
下りCo680m付近るこの辺になると煩わしい藪も無くなり、ホッとします
広瀬城址跡
広瀬城址跡への道標。遊歩道は倒れた竹が放置され、保守がされていない
広瀬城址跡への道標。遊歩道は倒れた竹が放置され、保守がされていない

装備

個人装備
雨具 昼ご飯 非常食 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ツェルト カメラ ワカン 軽アイゼン
共同装備
無し

感想

今回の例会は、一応終了していた「奥美濃の山シリース」再開の第1回目の例会で、黒津山若しくは天狗山に登る予定です。両山は各々2005年2月27日と、3月6日に例会で登っていますが、今回は天候と雪の状態が良ければ周回するつもりにしています。このル-トはネット上ではTKAループ(天狗山、黒津山、アラクラ)と呼ばれているとの事。確かに周回時の情報が多く見られました。

どちらの尾根にも急斜面が有り下降時は注意が必要なのは分かっていましたが、気になるのは直近3月3日の情報で、黒津山からの尾根上は雪解けが進んでおり、かなりの藪が出ているとの情報です。3日以降は雨が降っており、暖かい日が続いていますので更に雪解けが進んで3日以上に藪に悩まされる事が予想されます。

従って、同じ藪漕ぎなら重力を利用できる下降時の方が楽で、時間的にも有利と判断し、先に天狗山に登る反時計回りのル-トに決定しました。

予定行程はロートルパ-ティ-に付き、道の駅〜天狗山は4時間、天狗山〜黒津山は2時間、黒津山〜道の駅は4時間の合計10時間で、夜明けの午前6時に取り掛かり午後4時に終了の予定です。

前日は高月駅前に宿泊し、予定通り道の駅さかうちを出発。林道を少し入り、浅い沢の手前から登りだしますが結構な急斜面で寝ぼけた身体と頭に堪えます。ストックで身体を支え、枝を掴んで強引に体を引きあげながら登ります。他のメンバ-も各々頑張っている様子。檜の植林帯に入る頃になると傾斜も緩んで来て楽になり、P798.6(上ヶ瀬)に到着。

その手前辺りから雪が現れて来たので、この後は雪が繋がっているのではとの甘い予想は見事に裏切られ藪の尾根が続きますが、踏み跡が明確で藪が薄いのが救いです。結局雪が繋がりだしたのはCo850m付近からで軽アイゼンを履きます。天狗山の山頂は広々としており消えかけた山名表示板が有ります。北側は樹間から蕎麦粒山、岐阜県境の山々が、開けた東側は遠くの乗鞍岳、御嶽がはっきりと見えています。小津三山の雷倉、花房山、小津権現山は直ぐ近くで3月14日に例会予定の花房山は余り雪が無さそうです。

天狗山山頂での大展望を楽しんで黒津山へブナの稜線を辿ります。稜線が狭くなって急な個所は藪が行く手を遮っている個所も有り、雪が緩んで沈むようにはなってきましたがワカン無しで概ね順調に歩けます。途中で黒津山からの単独行の方とすれ違い、広瀬からの黒津山への尾根の状況を尋ねると「そこそこ通過できる」との事ですが、通ってみないと分かりません。最低コルから200m程登りきると黒津山に到着。休日にも関わらず誰もおらず我々パーティ-の独占状態です。日差しが暖かく無風の中で予定よりも早く到着できたのでのんびりと昼食。

昼食後下山開始ですが早速山頂直下の急斜面は尾根芯の雪の無い所を下ります。アラクラまでの雪庇も崩れかけた部分が有り不安定な感じです。アラクラには大阪から来られた4人パーティ-の方が居られしばらく話をしますが、彼らは蕎麦粒山西尾根の登山口付近から登られたのでこれから下る尾根の情報は得られません。

アラクラからの下りは何か所か急傾斜ですので雪の状態が少し心配でしたが、幸か不幸か雪が先日の雨で解けてしまい全ての個所で藪の中の下降です。思惑通り(?)重力を利用しての下降で、登るよりはましですが話はそう簡単では無く、潜ったり、跨いだり、捻ったりでやはりかなりの時間が掛かります。傾斜が緩い個所は雪解けが遅れていますので楽に歩けますが傾斜がきつい場所は殆ど雪が消えて灌木が立ち上がっていて、特にシャクナゲが有る個所は難儀で、黒津山も賞味期限切れがすぐそこまで来ている様です。

Co650m付近からは藪も無くなり歩き易くなりホッとします。後は広瀬城跡を通り坂内振興事務所裏の「広瀬城跡遊歩道」の道標が有る所に着地。道の駅さかうちの駐車場に戻ります。

午後5時前で予定より遅れましたが想定外では有りません。

行きたかったAKTループ、shikakuraリーダーはじめ皆さんのおかげで完歩できたことを感謝いたします(^^)
のっけからの急登は雪がなく、落ち葉とぬかるみで結構ハードでした。
天狗山からの素晴らしい眺望、そこから先は奥美濃の山々と遠くには北アまで望める稜線歩き、黒津山からは能郷白山の向こうに白山が現れ…
最後のアラクラでは大展望の中に歩いてきたルートも一望できて感動しました。
懸念していたアラクラからの下りは雪庇の崩壊が進んでいる所、雪がなくなって藪漕ぎしかない急斜面を的確にルーファイしていただき、とても勉強になりました。
今シーズンの奥美濃の雪は終了モードの様子ですが、また来シーズン楽しみにしたいです(^^)

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コメント

レポート読ませて頂きました
こんばんは。
天狗〜黒津の間でお会いしたfura_riです。
いい山を共有させていただきました。
レポートも興味深く読ませていただきました。
ありがとうございます。
また、どこかでお会いしましょう。
2021/5/23 22:33
プロフィール画像
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