加波山古い林道から岩巡り

2021年03月14日(日) [日帰り]

• GPS: 05:56
• 距離: 6.9km
• 登り: 664m
• 下り: 660m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:30
• 休憩: 0:16
• 合計: 5:46

距離 6.9km 登り 664m 下り 663m

8:22 スタート地点
8:44 8:49 赤テープ
8:51 0:00 林道分岐を右へ（正しい）
8:55 0:00 廃屋の先、がれ場を登る（間違い）。廃屋のすぐ手前を左へ登るのが正しい。
9:09 0:00 古い採石場の広場（間違ってきてしまった）
9:32 0:00 予定のルートに出る。
9:46 0:00 三日月形の岩に出る。
10:25 0:00 荒沢不動
10:33 0:00 蚕影山大神
10:42 0:00 松尾大神
11:13 11:24 飯田支線林道
11:56 0:00 梵天石
12:02 0:00 加波山
12:18 0:00 飯田支線林道
12:24 0:00 再び蚕影山大神
13:14 0:00 古い林道
13:26 0:00 廃屋
14:08 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

加波山南の採石場の入口に路上駐車した。

コース状況／危険箇所等

加波山の岩巡りは4週目。今回は、加波山の南にある岩で、今まで見つからなかった岩を探すのが目的だ。
1.古い林道歩き：岩巡りの起点まで、最短のアプローチを目指して入山したが、結果は失敗。いつもと同じだが、複雑に分岐する林道のため、新たな古い採石場と林道を発見することになった。ただし、崖に1本のロープを発見し、簡単な岩登りで、目的のルートへたどり着くことができた。

2.岩巡り：加波山の南側の主要な岩を続けて巡り、一連の写真に収めた。

写真

3/14 7:51

真壁の街から望む朝の加波山。

3/14 8:24

いつもの場所に駐車。

3/14 8:24

いつものように、車止めのチェーンを越えて林道に入る。

3/14 8:33

現役の採石場の先にこれから向かう、加波山が見える。

3/14 8:36

振り返って桜川市と筑西市方面。黄色い建物はファナックの工場。

3/14 8:46

藪漕ぎ約10分で赤いテープが出てくる。これから古い林道歩き開始。

3/14 8:47

沢に石垣。手前を左折。

3/14 8:53

林道らしくなる。

3/14 8:55

今日の岩巡りのとりつきへ入る分岐点。右へ登ってゆく。

3/14 8:58

廃屋。

3/14 8:58

廃屋の先のがれ場を登る。致命的なミス。
本当は廃屋のわずか手前で左折し、わずかに藪を漕ぐと、正規の古い林道に出られたはず。

3/14 9:03

がれ場を登ると、

3/14 9:05

いきなり、発電機とパワーショベルがお出迎え。今まで見たことのない古い採石場だ。

3/14 9:06

ドラム缶も何本も転がっていた。

3/14 9:06

正規の古い林道に出られないか探ったがわからず、

3/14 9:12

林道の跡を辿り、

3/14 9:15

がれ場を越すと、

3/14 9:17

また、発電機が捨てられていた。林道は行止りとなったが、

3/14 9:20

左の崖に古いロープがぶら下がっていた。ちょっぴりスリルのある岩登りで尾根に抜けた。

3/14 9:22

筑波山が姿を現した。

3/14 9:29

尾根には踏み跡があって辿ると、

3/14 9:35

「正規」の登山ルートに合流して、赤テープがあった。この辺り、巨岩の多い地帯だ。

3/14 9:47

ペンキの矢印。

3/14 9:50

三日月形の岩があった。

3/14 9:50

反対側からはこのように見える。

3/14 9:54

巨岩の集合体。頭の長い福禄寿様を思わせる岩もあり七福神と思われる。中央部分を抜けて登れた。（4月3日再訪。七福神ではなさそう）

3/14 9:54

七福神と思われる岩。（4月3日再訪。七福神ではなさそう）

3/14 9:55

七福神と思われる岩。（4月3日再訪。七福神ではなさそう）

3/14 10:28

先を急ぐ。踏み跡を拾いながら、荒沢大神へ。

3/14 10:29

荒沢大神の全景。

3/14 10:33

黄色いテープの巻かれた木。荒沢大神と蚕影山大神を結ぶ「登山路」にある。

3/14 10:37

蚕影山大神。一目でわかるユニークな石だ。

3/14 10:41

蚕影山大神からトラバース道を上がっていくと、松尾大神があった。前回は特定できなかったが、間違いはなさそうだ。

3/14 10:43

岩屋の積み重なり。

3/14 10:44

岩屋の中に、空き瓶が転がっていた。

3/14 10:46

松尾大神を反対側から。

3/14 11:08

行者七戻石。松尾大神から直上し、東側から撮った写真。なかなか見つけにくい岩だ。

3/14 11:14

林道のすぐ下にある岩、形から、劔の峰渡りのように思える。

3/14 11:15

その下、細い割れ目がある。（鞘のように思える。）

3/14 11:16

飯田支線林道に抜けた。

3/14 11:18

少し先から、岩巡りの道に入る。

3/14 11:50

境界見出標のある「測量線」の道を行ったり来たりして、何とか、蛇骨弁天を探し当てた。

3/14 11:51

蛇骨弁天の岩屋。

3/14 11:53

蛇骨弁天のすぐ上に、三十六神があった。

3/14 11:53

三十六神の下部。

3/14 11:56

さらにその上。根国千引岩。

3/14 11:58

根国千引岩を上から見る。

3/14 11:59

梵天岩。

3/14 12:00

禅定場を整備した加波山中興の祖、小森五助と大塚久右衛門の碑。

3/14 12:02

頂上は間もなくだ。

3/14 12:04

頂上着。三等三角点加波709m。

3/14 12:05

加波山神社本宮本殿。

3/14 12:07

加波山神社本宮本殿の前の鏡岩。

3/14 12:08

天狗三枚屏風石。左の石は天岩戸。

3/14 12:09

三尊石。

3/14 12:21

一般道から飯田支線林道に降り、

3/14 12:22

長岡方面の一般道のすぐそばの、道に入る。

3/14 12:27

5分程下って蚕影山大神。

3/14 12:30

その先、水場まで下り、その先で、トラバース道を探しながら下る。（先ほどの逆コースだ。）

3/14 12:45

境界見出し標のある、尾根道に出た。

3/14 12:46

三カ月石。

3/14 12:46

下には岩屋があって、

3/14 12:46

横からはこんな形だ。

3/14 12:51

ご幣束のある岩屋。

3/14 12:52

積み重なった岩。

3/14 13:01

特徴のある岩。

3/14 13:04

この辺りは採石場の上部だ。

3/14 13:09

少し下ると阿弥陀石があった。

3/14 13:10

その岩屋。ミワ禅定や阿弥陀禅定というらしい。

3/14 13:11

木でわかりにくいが、阿弥陀石の奥に夕日大黒天と思われる岩が見える。鈴木さんのイラストに似ている。

3/14 13:15

掛物石。この石の下は古い林道の終点だ。

3/14 13:16

巨岩がいくつも折り重なっている。

3/14 13:17

その先に横倒しの大岩があった。

3/14 13:19

古い林道に降りた。

3/14 13:22

採石場跡に出る。

3/14 13:23

急ながれ場を下った。

3/14 13:27

藪の斜面を下ると、

3/14 13:30

朝通った廃屋に降りた。朝の間違いは廃屋の先のがれ場を登ったことにある。「朝目指したルート」（すなわち「今降りてきた林道」）に入るには、廃屋のほんの少し手前の藪の斜面を登ればよいのだが、登りのルートファインディングは難しそうだ。

3/14 13:43

目印の赤手−プ。

3/14 13:45

崖の上から筑波山を望む。

3/14 13:52

捨てられたワゴン車。

3/14 13:52

藪の激しい林道跡を下る。狭い隙間から筑波山が見える。

3/14 13:57

現役の採石場を望む。多くの重機や機械類が見える。

3/14 14:03

今日辿った加波山を望む。山笑う季節、間近。

3/14 14:07

採石場の先に日光連山を望む。

3/14 14:10

駐車場に帰着。私の車も含め、3台が停まっていた。

3/14 14:23

帰りに、もう一つの採石場に寄ってみた。底にわずかの水が溜まっていたが、勢いよく排水されているようだった。

撮影機器：

RICOH WG-50 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 携帯 時計 タオル カメラ

感想

山とハム

1.加波山の古い林道について：今回の入山経路は、先週降りてきた林道を、逆に辿って入山のアプローチの短縮を図ろうとしたもの。しかし、かなわなかった。失敗ではあるが、新しいルートを歩ける喜びは何者にも代えがたいものがある。登山中の現在地がどこかわかっていて、いざとなれば引き返すなどの逃げ道さえ用意できれば、問題ないのではなかろうか。と思いながら、今回も間違った林道を歩いたのだった。

2.岩巡り：加波山の南側で、気になる岩巡りを続けた結果、スター級のかっこのいい岩にはお目にかかれたと思っている。
同じ山域でさらに岩探しを続けるか、他の山域に足を広げるか、加波山の岩巡りの楽しみはまだまだ続きそうだ。
なお、今回もdraemoonさんのヤマレコの記録、鈴木敏信さんの「筑波山系の山路を辿る」、前川康司さんの「加波山巻五霊場」を参考にさせていただいたが、今回は前川さんの文献に頼るところが大きかった。

コメント

めいこ@meineko

こんにちは
yamatoham様
こんにちは。いつも興味深く見せていただいております。
日曜日に山頂でお会いした者です。
その節はご親切にありがとうございました。

加波山は不思議なとこですね。
燕山とはガラッと雰囲気が変わって、空気も違う気がします。
それにあの巨石はすごいです。
他の山域もいいですが、加波山の岩巡りも是非続けていただきたいです！
次のレコを楽しみにお待ちしていますね！

山とハム

こんばんは
meineko様
三尊石や出船入船など、どちらかというとおせっかいでお教えしましたが、喜んでいただいたようで、ほっとしました。
もともと、古い林道や採石場の跡地などのごく最近、せいぜい数十年前の遺跡に興味がありましたが、岩巡りは私にとってその延長のようで、はまってしまいました。加波山にはまだまだ未知の遺跡や岩があって、しばらく楽しめそうです。
時間があったら、また、加波山をはじめとする裏筑波一帯に足を運んでいただけたら幸いです。