三ノ塔・鳥尾山・行者岳・新大日・塔ノ岳


- GPS
- 08:31
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,659m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土日祝日および夏季期間(7/21〜8/31)は有料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はありませんでした。 |
写真
感想
同じ秦野戸川公園を出発しても大倉尾根ではなく三ノ塔尾根を経由して至る塔ノ岳の印象は大きく違った。動機は単純で、ただあの吊り橋を渡ってみたかったのである。
山岳スポーツセンターから牛首までは新緑と鳥のさえずりを満喫できる素晴らしい道のりだった。だが牛首から先は地面がやや湿り気を帯び、僕の足音で目を覚ますのか、木の根っこや階段の蹴上がり部分の土が痩せてできた無数の穴のようなところから羽虫がわらわらと湧いてきて体中にまとわりつく。この季節ならではなのだろうがこれにはちょっと閉口させられた。実際口を閉じていないといつ虫が飛び込んできてもおかしくない状況なのだ。
一方で三ノ塔に至るまで大倉への下山者一人とすれ違っただけで先行者も後続者も誰一人として目にすることはなかった。平日はともかく週末の大倉尾根の混雑はちょっと苦手という方にはもってこいのルートなのかも知れない。裏街道の悲哀を十二分に味わった分だけ稜線に達した時の開放感は筆舌に尽くし難いものがある。
三ノ塔から塔ノ岳までの稜線歩きは変化に富んでいて面白い。避難小屋や山小屋が各所に点在していて、この表尾根がいかに王道なのかがよくわかる。ガスっていなければ写真は遠望の景色だらけになっていただろう。
下山を開始してから間もなく鹿の親子と遭遇。更にその少し下で今度は3頭と遭遇。塔ノ岳に行って鹿の姿を見ないで下山するのはやはり何か物足りない。鹿の食害に悩まされている山域ではあるが鹿もまた自然の一部。彼らが生きるために食べる行為そのものを「害」と断じるほどご立派な存在ではないはずの人間。そんな人間の端くれは午後6時の駐車場の門限に締め出されることを恐れ、階段地獄を下界へと急いだ。
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