鹿島槍ヶ岳 3月の北股本谷 ~doze above heaven~
- GPS
- 12:30
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,866m
- 下り
- 1,868m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
2回目のスプリットボードでスタート。
雪は最初からほぼ全部繋がっていた。
もう間もなく林道は所々途切れそう。
スキーヤーの跡は北股本谷へは向かわず帰りに見たら西沢を降りていた。
西俣出合は雪で埋まってどこでも渡れる。
堰堤トンネルも埋まっている。
右岸から越えて最終堰堤のみ左岸から。
北股本谷。テブリは少なく快適にシールで歩けた。
鎌尾根基部を過ぎ、1850m辺りでスノーシューに変える。その先も今日はテブリ少なめ。
左俣へ。
小石の落石が増えてきた。
結構な頻度で落ちてくるので、常に上を見ながら登るしかなかった。
どれぐらいの確率で命中するだろうか。
ルンゼの幅が平均約25m、身体の幅が50cmとして、
単純計算で0.5÷25×落石の回数、
落石回数が50回で1回は命中する確率か。
ちっちゃいのが落ちて来たからわざと当たって確率を減らそうしたけど股の下をすり抜けて落ちていった。
実際命中する確率はそんなに高くないはず。
そんなことを考えながら登った。
それにしても勾配が急になってきた。
思ったほど全然晴れへんから雪はカチカチのまま。
足を滑らせたら絶対死ぬ、というラインをいつの間にやら越えていた。
下から見上げたら行けそうでも実際上がってみると傾斜はどんどん増して追い詰められていく。登れば登るほど沢地形は急になるという基本的なことを学んだ。
今日はアイゼン無し。もう無理やと思ってようやくストック一本しまってピッケルに換えた。
スノーシューなのでトラバースが厳しい。ピッケルのシャフトを雪面に突き刺し身体を引き上げながら上へ上へと登った。前に12月にも来たけどこんなに急でキツかったっけ?
登り続ければいつかは着く、そんな感じで10時に吊り尾根到着。薄曇りで風も意外とあったが、凌げる場所で休憩、もっと晴れて緩むことを期待して昼寝。
1時間後、変わらないので、とりあえず北峰まで歩き出す。
北峰に11時半。今日は車1台停まっていたけど、その人(達)は何処へ行ったかな?山頂にオシッコの跡あり。東尾根から登ってきた形跡はなし。北壁を登ったような跡はあるようなないような。
東尾根を下って偵察。降りられそうなのでここからドロップすることにする。固そう。
結局、スッキリ晴れず、日の差した瞬間を狙ってドロップ。幅広のスプリットボードはなかなか制動してくれなくて、ジャンプターンでズリズリ降るしかなかった。
右俣へ合流して、少し緩んで、スタジオデブリを避け、下部はストップスノーで、林道は枝葉だらけで、滑りは厳しかったなー。
竿を忘れてショックの下山林道でした。
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