八ヶ岳【唐沢鉱泉-西天狗岳-東天狗岳-黒百合平-唐沢鉱泉】


- GPS
- 04:21
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 882m
- 下り
- 860m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
SALEWA MS CLOW GTX
|
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感想
先週の稲子湯からの天狗岳があまりにも楽しかったので、今度は唐沢鉱泉からの天狗岳を楽しみに行ってきました。
唐沢鉱泉からの反時計回りのルートは、天狗岳の王道で、夏シーズンには何度か歩いていましたが、積雪時には初めての登山です。
平日の6時、唐沢鉱泉の駐車場はガラガラで、2台のみでした。
準備を済ませ、歩き始めましたが、尾根に取り付く橋の先は雪がびっしり積もっているので、橋のところで12本歯アイゼンを装着しました。
雪は固く閉まっていて、アイゼンの歯が一本一本、しっかりと固い雪に食い込むのがわかります。
また、所々、アイスバーンになっているところもありましたが、安心して登ることができました。
歩き始めて小一時間で尾根に出て、尾根上の道をどんどん高度を上げていきます。
勾配は次第にきつくなってきますが、アイゼンがしっかりと効いているので、とても登りやすかったです。
勾配がだいぶきつくなってくると、ピークの予感がしてきて、ぱっと視界が開け、赤岳を中心とする南八ヶ岳の峰々が目に飛び込んできました。
少し霞んでいましたが、青空が広がり、とてもいい天気でした。
第一展望台で、景色を堪能して、次の第二展望台に向かいます。
第二展望台からは、西天狗岳の大きな姿を見ることができ、わくわく感を高めてくれます。
しばらく樹林帯を行くと、岩稜帯が広がり、西天狗岳登攀のクライマックスになります。
雪があまり多くないので、アイゼンを付けての登攀は少々歩きづらかったですが、雪の多いルートを選びながら歩き、岩稜帯を抜けることができました。
岩稜帯を抜けると、なだらから丸い頂上に向けての最後の歩行です。
頂上にはだれもおらず、昨日に少し降った雪がそのまま残っていて、一番乗りだということがわかりました。動物の足跡が点々と残る頂上を独り歩き、頂上標柱に到着しました。
上空には雲ができ始めていましたが、360度の展望で、南八ヶ岳から北八ヶ岳のすみずみまで、よく望むことができました。
少し霞んでいたので、遠くの北アルプスなどは見えませんでしたが、南アルプスの北部の山々はかろうじて見ることができました。
西天狗岳で眺望を楽しんだ後、東天狗岳に向かいました。
西天狗岳の東側の急坂を慎重に下り、鞍部から東天狗岳に登り返します。
こちらも雪が少なく、歩くルートを探しながらの登攀でした。
東天狗岳の頂上にも誰もおらず、眺望を独り占めでしたが、風が出始めていたので、あまり長居はしませんでした。
下山は、ひとまずは中山峠に向けて下り、そこを左に折れて黒百合平に向かうことにしました。
東天狗岳からは、何組からの登山者とすれ違いました。
唐沢鉱泉からではなく、渋の湯あたりから高見石を経由して入ってきている方々でしょうか。または、唐沢鉱泉から黒百合平経由での方々か。
中山峠から黒百合平までは、ほんと近く、5分程度で黒百合ヒュッテに到着しました。
黒百合ヒュッテの前で少し休憩をとり、ゆっくりしたのち、唐沢鉱泉に向けて下山を開始しました。
黒百合平からの、樹林帯の中の登山道は雪に覆われ、アイゼンを履いていればとても快適に歩くことができ、夏シーズンよりも、かなり早いペースで歩くことができました。
あっというまに、唐沢の橋まで到着し、無事に唐沢鉱泉まで下山することができました。
早出をしたので、とてもいい天気の状態で頂上からの眺望を楽しむことができました。あと1時間でも遅ければ、眺望は期待できなかったと思います。
アイゼンを付けた歩行にだいぶ慣れてきたので、この調子で、雪山トレーニングを続けたいと思います。
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