沢尻・大荒沢岳〜今年も和賀山塊への入門〜


- GPS
- 07:30
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,022m
- 下り
- 1,003m
コースタイム
9:55 前山分岐
11:15 沢尻岳・県境分岐
12:20 大荒沢岳
お昼休憩・写真撮り(30分)
12:50 下山開始
雪渓個所で縦走する方とお話
14:00 沢尻岳山頂
14:50 前山分岐
15:50 登山口Ⓟ
天候 | 晴れ☀ 気温25℃ 以上 山頂は風が吹いてcool down |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
西和賀町沢内村貝沢地区、1号線にある貝沢バス停に高下岳登山口の道標があり 雑貨店前(自販機がある)から入る。 舗装がなくなり、道なりに林道を進むと登山口の標示があり 沢越えを4か所ほど進みながら桂の大木のある登山口に出る。 駐車スペースが適度にあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※登山ポストは下山後、西和賀町の方が来られてボックスを撮りつけて行かれました。 ※トイレは無いので1号線沿いの公園などのトイレを利用してください。 ※大木ヶ原にある登山口までは 林道を進み沢を車で徒渉します。 4WDでなくても入れました。 林道は凸凹道なので車体の下をこすらないように気をつけてください。 ※登山口〜前山分岐 広い牧野を歩いて登山道取り付きに入ります。 クロベやヒノキなどの林を抜けてブナの直登に入ります。 ※前山分岐〜沢尻岳 残雪歩きと夏道歩きを繰り返します。 新緑がとても綺麗で、カタクリ、シラネアオイ、ツバメオモトなどが登山道を賑やかにしています。 右に畚岳が見えてきて左には樹林の間に高下岳が見えてきます。 一か所右に切れ崩れ落ちた危ない個所があります。 緩い登りですが直射日光浴びるとかなりへばってきます。 視界が開けて草原帯をのぼりつめれば沢尻岳・県境分岐に出ます。 沢尻岳山頂は分岐から少し進んでテープ目印の左に入る道があり、少し歩けば広い山頂に出ます。 ※沢尻岳〜大荒沢岳 和賀山塊を見渡しながら進むパノラマルートです。 北を見れば、秋田駒〜岩手山まで眺められます。 晴れていれば、東に早池峰も見えます。 雪渓を3か所ほど、アップダウンを繰り返し分岐に出ます。 ※大荒沢岳の山頂は籔に覆われて広くないので分岐の見晴らしの良い場所でお昼休憩しました。 直射日光はきついですが、風がとても心地よいです。 羽後朝日岳へは、積雪期に歩いた方のトレースが雪面に残っていました。 時間があれば訪れてみたい山です。 根菅分岐〜高下岳、また和賀岳への稜線がよくわかります。 登山口でお話しした男性はここから和賀岳へのルートを雪面を拾いながら歩かれるそうです。 ※アップダウンのある登山道はカタクリ、ミツバオウレン、ヒメイチゲなどが咲いていて 残雪に新緑が映え、大荒沢川の源流に雪解け水が流れ込む音が聞きながら カッコウや、ウグイス、他名前の知らない鳥たちの囀りも風景の一部になっています。 ※今まで使っていたカメラがとうとう壊れてしまいました。 同じメーカーの似たような型を臨時用に購入しました。 かなり安く買えたもののその充実度に大満足。 パノラマ写真が撮れるので早速何枚かお試ししました。 最新のさらに充実した機能のカメラは予約して一カ月後に届くので それまで臨時用にこのカメラを使います。 ♨沢内銀河高原ホテルの日帰り温泉を利用しました。¥600 http://www.gingakogen.com/index.html |
写真
感想
今年も沢尻岳に行ってきました。
昨年は沢尻岳から秋田駒ヶ岳〜岩手山のラインを眺めて感激し
今年もやはり変わらぬそのラインに感激し
南を振り返っては高下岳、和賀岳のその存在感に圧倒され
さらに大荒沢岳・羽後朝日岳への遠き道のりも実感させられました。
登山口にはバンが停車していていて男性が登山準備されていました。
この方、奥羽山脈完全踏破を目指していて、分水嶺と県境をずっと歩かれているそうです。
更に、鳥海山〜白山までの日本海側ラインと中央分水嶺を踏破されているというツワモノでした。(~o~)
今回は線をつなぐため、沢尻〜大荒沢〜和賀岳〜真昼岳〜女神山まで2泊3日で歩くそうです。
私は日帰りなので遅くなってはまずいと思い、お話もそこそこに先に出発させていただきました。
牧野はすでに雑草が伸びてきて、タラノメも殆ど刈られてしまい
樹林帯に入るとコシアブラはすでに大成長していました。
もう少し早く来たかったのですが、林道状況とこちらの都合とで結局この時期になってしまいました。
内陸部は暑くて27℃が最高気温だそうです。
朝から燦々と降り注ぐ陽射しの強さ。樹林帯でもその暑さは変わりません。
ものすごく汗をかきましたが
ここの美しいブナジュリーンのグリーンシャワーを浴びて気力回復です。
さらに次から次へと咲いてくる花たち。
残雪が残る900m以上の稜線には西和賀町の特産カタクリが咲き誇っていました。
結実するもの、蕾をつけたものと高度を上げていくにつれカタクリロードはその変遷過程を伺えます。
残雪と新緑のコントラスト、シラネアオイやツバメオモトが見られるカタクリロード
そして矮性ブナ樹林から垣間見える高下岳、視界が開けた先にモッコ岳への尾根
が見えてきます。
急登の連続で大変でしたが目に入る景色は美しく青空はどこまでも広い。
再び沢尻岳に立った時はやはり秋田駒〜岩手山への緩やかに繋がれるラインに魅了されます。
そして秋田駒からこちらに向かって伸びてくるラインがまた新たな発見になります。
すぐ西にはどっしりと構える大荒沢岳、そしてさらに奥へ続く羽後朝日岳
大荒沢岳から南に二股に分岐する稜線の先に鎮座する和賀岳と高下岳。
それぞれの山を歩いて繋げたいライン…いつかできたらいいなぁ(^o^)
大荒沢岳へはアップダウンがかなりあって雪渓も歩き時間もかかってしまいました。
雪渓で休んでいるとカッコウが音も立てずに目の前を飛んで行き
ウグイスが自分の縄張りであちこちで競って囀り続ける。
空を見上げればノスリが悠然と舞い、雲の塊が尾根と谷に影を落としてはまた去って行く。
大荒沢川の生まれる谷には新緑が覆い、雪解けの沢音だけでその源を感じ取れる。
山頂を踏み、分岐ポイントでお昼ごはん。
大展望と涼しい風で満腹の体は眠りに誘われるが
眠ることなくカピバラ君になってぼ〜っとしていました。(+o+)
下山を始めると登山口で出会った山の達人が大きなザックを担いで雪渓を登って来たので
しばらくそこで山のお話。
本を自費出版されているそうで、出身の新潟の山を熱く語っていらっしゃいました。
今日は和賀岳まで歩いてテン泊するという話は羨ましくもあります。
私は何回か小分けにこの和賀山塊を歩いてみたいとう気持ちが湧いたのと
沢尻〜大荒沢岳〜根菅岳〜高下岳と周回するプランも湧いてきました。
翌日は高下岳を歩こうと思っていたのに予想外に暑くて参ってしまったので
また日を改めていつかこの周回ルートを歩きたいと思います。
再び沢尻岳に戻って来た時
昨年は県境分岐が山頂だと思ってわからなかった三角点のある山頂に行きました。
広くて360℃大展望ポイントです。
今年は長女と訪れて山頂スキップ、ダンシングできなかったので
一人で思いっきりジャンプしてみましたよ〜(*^_^*)
meikenさんお気に入りのルート、今年もやはり行かれたんですね
雪渓のゼブラ模様がいい時期ですよね〜
今年は大荒沢まで足を伸ばされて、存分に稜線歩きを楽しまれたようですね
沢尻岳ジャ〜ンプ、かなり決まってます!
あとは、和賀岳がmeikenさんをお待ちですね。
meikenさんがお会いになった新潟の達人は僕が昨年飯豊でお会いした木戸さんじゃないかなと思いました
僕も少しずつ分水嶺を繋げて行きたいです
今回も最高の和賀山塊でしたね
お疲れ様でした☆
2週間前、ようやくカタクリの群生地を見に行けたので、今年はほんとに雪が多かった西和賀エリアですね。
Spring風のシラネアオイちゃん(笑)
若い子だとアップに耐えられるからうらやましい…って何の話って…ねぇ
そういえば私、本日養蜂ネット買ってきましたわよ
必要があればかぶりたいと思いますが、写真を撮るにはやっぱ邪魔ですよねぇ
繋げて歩くという気持ちがわかります。
あれだけ目の前にルートが見えてしまうと歩きたくなる衝動はありますね
新潟の達人、確かにその方です。
うわ〜っと話をされる方で勢いと迫力がありますね。
バイクを女神山登山口に置いて縦走プランだそうで今頃は真昼岳辺りでテン泊かな?
日焼け止めを忘れたとのことで試供サイズを差し上げました。
あの静かな稜線歩きは病みつきになりますね
人があまり入って来ない山域に素晴らしい自然のお裾分けを頂き
更なる深い和賀の懐に入って行きたくなりました
和賀岳に行けたらどんなポーズで喜びを表現しよう〜
気温が25℃以上も続くと雪解けはものすごいスピードです。
沢音が鳴りっぱなしのエリアですが
花々が一気に芽吹いてきたので様相が変化するのが早いでしょうか
Springさんのおっしゃる通り、
あのシラネアオイはシミもくすみも皺もございません。
本当に若さって羨ましい〜
虫除けネットは必須です。
カメラ構えても慣れてきます。が、たまにピントずれたりします。
手首の肌露出した所へブヨがガブリ4か所噛まれました。
今腫れとかゆみに悶えています〜
和賀山塊、いい所ですね
自分は行ったことありませんが、宮城県とは違いよくわかりました。
meikenさんはいつも晴天に恵まれうらやましです
また、素敵な記録楽しみにしています
ここを訪れてほしいですね
岩手と秋田の県境の山々、壮大でゆったりとして
分水嶺という奥羽山脈の背中を歩くような感覚になると思います。
早起きが得意な方ですよね〜
もっと早く登山口に着いて高下岳周回できますよ
晴天は選んで行っているんですよ
眺望を得るなら山は晴天に限りますからね〜
meikenさんへ
こんばんは。
素敵なレコUPありがとうございます。
大展望のルートですね
抜けるような青空であの景色!!
最高です(≧∇≦)キャー♪
先日とは違う角度で和賀岳を見れたのも嬉しいです。
お疲れ様でした。
周回ルートのレコを楽しみにしています
あとお弁当がモリモリで美味しそうでした〜(^¬^)
コメントありがとうございます。
沢尻岳は和賀山塊へ入って行くためのお気に入りの山です。
ここから和賀岳を見て意欲を高め
さらに秋駒〜岩手山のラインを見て更なる遠き山々に思いを馳せるんです。
周回ルートは林道整備状況と車をあっちとこっちに置く事を考えると
どうしても長女を連れださねばならない
果たして母のわがままにつきあってくれるかどうか
いつか歩きたいと思っています。
お昼は、デザートのキウイ4個分一気に食しました
一度にたくさん食べられないのにこの日は特別に胃が膨らんだようです
雄大な景色に見惚れてしまいました、いい天気だったんですね岩手は、私は今週宮城県へ行っていてちょっと散々な事になってましたよ(山じゃ無いんですが)
ここは前から行ってみたいと思いながら、いまだチャレンジしていないコースですが、このレコを拝見してたらとても行きたくなりました、行きたい場所が多くなりすぎて困ります
仙台はどうしてこんなに寒いんでしょうね〜
岩手や山形や秋田の方がお天気いいみたいです。
和賀山塊…なかなか行こうと思ってもアクセスが遠くて大変ですね。
でも一度行って見れば病みつきになります。
和賀岳はニッコウキスゲの時期にこれから訪問者が多くなると思います。
花巻からなめとこライン?が利用できますので
沢内村は結構近く感じるかも。
今日は月山で雪山遊び行ってきました
明日もお山です
レコアップ忙しすぎてすぐにできません
次の(月山の)レコがアップされているのに、今頃スイマセン
ぜひまたお嬢さんとの山上ダンスが見たいな・・と思いまして
高下岳との周回、私も昨年夏に歩きましたが、根菅と大荒沢の間がとても良い雰囲気でした。花も豊富です。伸びやかな稜線歩き、ぜひ実現させてくださいね
コメントありがとうございます。
うちの娘とのコラボ写真楽しみにしていただきありがとうございます。
是非とも次は連れて沢尻の広い山頂で思いっきりはじけてみたいと思います
大荒沢〜根菅〜高下岳、魅惑のラインが私を誘惑していましたので是非とも歩いてみたいです。
昨年のレコ参考にさせていただきますね
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