【残雪の守門岳周回】二口コースの痩せ尾根は雪の状態が悪いです

2021年04月02日(金) [日帰り]

• GPS: 08:39
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,365m
• 下り: 1,357m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:28
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:38

6:50 冬期除雪終了点
8:10 8:11 保久礼駐車場
8:15 8:15 保久礼小屋
8:49 9:02 キビタキ清水
9:06 9:07 キビタキ避難小屋
9:56 9:58 天狗岩屋清水
10:10 10:14 大岳
10:34 10:35 網張り
10:57 10:57 大岳分岐
11:19 11:19 青雲岳
11:36 12:03 守門岳
12:16 12:16 青雲岳
12:30 12:31 大岳分岐
13:07 13:09 滝見台
13:43 13:58 痩せ尾根（サングラス紛失）
14:52 14:54 ニ口駐車場
15:27 15:28 冬期除雪終了点
15:28 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

除雪終了地点の駐車スペースは5〜6台程度です。その手前の車道に路駐しました。

コース状況／危険箇所等

・　アイゼン，ピッケル，ワカンを持参しましたが，結局どれも使わず登山開始から終了までツボ足で歩き通しました。雪が適度に締まっていて，ツボ足でも問題なく歩けました。
・　二口コースの痩せ尾根の雪の状態は不安定で，もうすぐ崩れそうです。融雪までは，通過しない方が無難です。

その他周辺情報

・　下山後は，夕食の買い出しもあったので，魚沼市内の神湯温泉に日帰り入浴しました。大人700円。サウナや露天風呂も完備された，きれいで快適な温泉でした。食事も出来ます。宿泊施設やオートキャンプ場も併設されていますので，下山後の宿泊にも向いていそうです。
・　登山口周辺には，コンビニ・トイレは見当たりませんでした。夕食の買い出しは，神湯温泉近くのセブンイレブン 魚沼広神下田店にて。翌日の米山登山に備え，静かそうな「道の駅いりひろせ」にて車中泊しましたが，快適でした。

写真

4/2 6:50

奥の駐車スペースはドロドロの場所しか空いていなかったので，路駐しました。緊急事態宣言中に乗り換えた，新型デリカでの初めての登山です。

4/2 6:51

ここから，登山スタート。

4/2 6:58

橋を渡ります。守門岳は，遙か遠い。

4/2 7:05

ここを登って行きます。スキーの跡だらけ。

4/2 7:23

ここは道路の上らしいです。

4/2 7:39

真っ白な山並みが見えてきました。

4/2 7:41

先行する7人パーティと守門岳。

4/2 7:56

広い尾根を登って行く。

4/2 8:04

守門岳が少し近づいてきました。

4/2 8:11

写真を撮っていたら，さきほどの7人パーティのうちの一人が私を追い越していきました。地元新潟の方とのことで，スパイク長靴を履いての登山だそうです。

4/2 8:13

スタートから1時間20分ほどで，保久礼小屋に到着。

4/2 8:13

雪に埋もれた保久礼小屋。

4/2 8:35

さらに登って行きます。

4/2 8:48

小さな小屋が見えてきた。

4/2 8:52

キビタキ避難小屋に到着。小屋の前で10分ほど給水＆オニギリ休憩。

4/2 9:13

木立の中の急斜面が続きます。

4/2 9:21

徐々に木々が少なくなってきました。

4/2 9:27

登ってきた斜面を振り返る。

4/2 9:42

左奥のピークが守門岳山頂。

4/2 9:43

まずは大岳の山頂を目指します。

4/2 9:50

クラックが入り始めています。

4/2 9:51

先行する登山者。

4/2 10:11

大岳山頂に到着。

4/2 10:12

雪庇の北に，粟ヶ岳〜矢筈岳の山並みが見えました。

4/2 10:13

ワイドレンズで撮影。

4/2 10:12

大岳から望む守門岳。雪庇はだいぶ小さくなっています。

4/2 10:18

少し下り，クラックの手前から守門岳を望む。素晴らしい景観です。多くの登山者は，大岳山頂からのこの眺めを楽しんで下山していました。守門岳山頂に向かったのは，4人ほど。

4/2 10:18

少しズームアップ。

4/2 10:18

こんどはワイドレンズで。

4/2 10:21

守門岳山頂目指して，この斜面を下ります。

4/2 10:26

中央左のピークが山頂。

4/2 10:27

ズームアップ。トレースは，はっきりしています。

4/2 10:28

ブッシュのところでスキーを外す先行者。この先は，雪のクラックが深くて，ちょっといやらしい場所を通過しました。

4/2 10:34

急斜面の登り返し。先行者のトレースがありがたい。

4/2 10:44

下ってきた大岳の斜面を振り返る。

4/2 10:44

ズームアップすると，さきほどの7人パーティが斜面を下るのを止め，大岳山頂へと戻る姿が見えた。

4/2 10:55

反対側から歩いてきた登山者とすれ違いました。左側は，さきほどまで先行していただいたスキーを履いた登山者。

4/2 11:01

この斜面を登っていきます。

4/2 11:04

大岳をズームアップ。手前の雪庇が迫力あります。

4/2 11:05

ワイドレンズで。

4/2 11:07

気持ちの良い登りですが，左側の雪庇にはクラックが入っています。

4/2 11:11

雪庇の奥に山頂標識が見えました。

4/2 11:14

クラックの脇を進みます。

4/2 11:20

守門岳の山頂はもうすぐ。

4/2 11:26

雪庇のクラックが崩れそう。

4/2 11:38

守門岳の山頂に到着しました。スタートから5時間弱かかりました。

4/2 11:38

烏帽子山へと続く稜線に向かうトレースは，途中で消えています。先ほど出会った登山者が，途中で引き返したと言っていました。

4/2 11:38

会越国境の名山，残雪の浅草岳を望む。ヒメサユリや紅葉の季節にまた訪れたいです。

4/2 11:38

烏帽子岳へと続く美しい雪の稜線。

4/2 11:38

新潟の名峰がずらりと並びます。

4/2 11:39

山頂碑を撮影する登山者の姿。

4/2 11:41

残雪の大岳を望む。

4/2 11:41

ズームアップ。

4/2 12:04

それでは，山頂をあとにします。

4/2 12:05

気持ちの良い残雪歩きです。

4/2 12:10

下りの途中から，粟ヶ岳〜未丈ヶ岳の山塊を望む。

4/2 12:11

青雲岳への登り返しは，緩やかな斜面。

4/2 12:16

大岳を望む。

4/2 12:17

ズームアップ。

4/2 12:19

クラックを入れて。

4/2 12:21

クラックが広がっています。

4/2 12:24

雪庇と大岳。

4/2 12:32

大岳へは戻らず，左手の二口コースへの踏み跡へと下りました。魚眼レンズで撮影。

4/2 12:38

快適な尾根の下りです（このときは）。

4/2 12:44

山頂方面を振り返る。

4/2 12:45

この先の尾根の下りを遠望。

4/2 12:45

痩せ尾根をズームアップ。ちょっと険悪な感じです。

4/2 13:03

痩せ尾根が近くなってきた。

4/2 13:06

ここは夏道が出ていましたが．．．

4/2 13:17

残雪のナイフリッジになっていました。ダブルストックで慎重に通過。

4/2 13:18

さらにナイフリッジが続きます。

4/2 13:19

ここはキックステップで足場を確保しながら通過。

4/2 13:25

まだまだ危険箇所が続きます。

4/2 13:37

落ちても両側に樹木があるので大怪我はしないでしょうが，でも，落ちたくはないですよね。

4/2 13:43

ここは残雪の上は進めません。雪が崩れるので，左手の雪のない崖の斜面をトラバースすることにしましたが．．．

4/2 13:49

斜面に降りたときに，ストックを一本，崖下3mほどのところに落としてしまい，荷物を置いてなんとか回収。ところが，今度は胸ポケットに入れていたサングラスを紛失。もう一度崖下に降りてみましたが，見つからず，この先はサングラスなしで進みました。

4/2 13:59

さきほどの難所を通過して，山頂方面を振り返る。

4/2 14:11

その先は穏やかな残雪歩きになりました。

4/2 14:23

登山道は雪に埋もれているので，スマホの地図とGPS軌跡を確認しながら，適当に斜面を降ります。

4/2 14:33

ピンクテープのところから，左の斜面へと下りました。

4/2 14:43

10分ほどで，林道が見えました。

4/2 14:44

ここからは残雪の林道歩き。楽かと思いきや，雪が緩んでいて，山の斜面を歩くよりも疲れました。

4/2 14:50

沢は雪解け水で増水しています。

4/2 14:53

猿倉橋を渡ります。残雪の深さが凄いです。

4/2 15:16

林道歩きの途中から，守門岳山頂を振り返る。

4/2 15:28

ようやく，スタート地点に戻りました。私のクルマだけが路駐です。ほとんどの登山者は，大岳へのピストンのようでした。

カシミールで表示した登降図。

撮影機器：

OM-D E-M1 Mark II ボディ オリンパス

OM-D E-M5 Mark III ボディ オリンパス

感想

りきまる

・　残雪の守門岳に登ってきました。「東洋一の大雪庇」を見るには少々遅い時期でしたが，コロナ禍のせいで例年ならこの時期に開催される歓送迎会も見送りとなり,深夜の行動開始が可能となったので，以前から登ってみたかった守門岳を目指すことにしました。
・　この時期は登山口周辺の除雪がまだされておらず，駐車スペースも少ないらしいので，混雑する土日の週末を避け，晴れ予報の金曜日に急遽休みを入れての登山でしたが，幸い，快晴のもと，大岳から望む守門岳の素晴らしい展望を満喫することができました。
・　ただし，二口コースの残雪の痩せ尾根通過はビビりました。登山地図にも記載されている一般コースのため，事前確認をせず下ってみましたが，雪の状態が悪く，かなり危険な状態です。両脇の斜面の落差はそれほど無いものの，雪が崩れて転落する可能性があるので，雪解けまでは通過は控えた方が良さそうです。
・　ところで首都圏の緊急事態宣言中は遠出を避け，知り合いとの会合も控えるなど，悶々とする日々を過ごしていました。でも，それならばと，これまで使用していた愛車デリカD:5を新型に乗り換えました。自動ブレーキや様々な安全装備・快適装備が付いていて，60代を迎えた自分にはそろそろそうした装備が必要だと感じていたからです。
・　一ヶ月点検を済ませ，満を持しての遠出となりましたが，高速道路では追従機能付きのクルーズコントロールのおかげで運転が楽でした。新車購入に合わせ，出力1,000ワットのポータブル電源や電子レンジ，IH調理器を購入し，車中泊を実践してみたところ，とても快適でした。コンビニなど無い山中や，夜明け前からの活動などどんな状況でも食事ができるようになり，登山の領域が広がりそうです。