石尊山・仙人ヶ岳周回〜アカヤシオ彩る薄紅の稜線

2021年04月04日(日) [日帰り]

• GPS: 05:59
• 距離: 16.9km
• 登り: 1,027m
• 下り: 1,016m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:33
• 休憩: 0:27
• 合計: 6:00

距離 16.9km 登り 1,030m 下り 1,028m

6:15 スタート地点
6:18 6:19 石尊下BS
6:57 見晴台
7:03 石尊山
7:26 深高山
7:42 7:44 十字路
7:49 7:51 猪子峠
8:31 8:33 猪子山（511m峰）
8:50 惟の岳
8:52 犬帰り
9:07 宗の岳
9:18 9:23 知の岳
9:31 熊の分岐
9:45 9:46 赤雪山/仙人ヶ岳分岐
9:48 9:57 仙人ヶ岳
10:00 赤雪山/仙人ヶ岳分岐
10:11 10:16 熊の分岐
10:36 生不動
11:10 岩切登山口
12:10 石尊下BS
12:15 ゴール地点

満開のアカヤシオの道を歩んできました。降雨が予想される11時までに下山するため周回せず、岩切で下りてきました。午後は観光と花見です。

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

叶花集会所駐車場。石尊不動尊には停められない。

コース状況／危険箇所等

・石尊山から猪子峠を経由して猪子山、仙人ヶ岳へ。熊の分岐から下りこんで岩切に下山。車道歩きで民家の花鑑賞しながら叶花へ戻る周回。

その他周辺情報

・志多美屋本店で昼食。ソースカツ丼の老舗。駐車場は4台しか停められないので、コロンバス通りの有料駐車場へ。無料チケットをもらえる。http://www.sitamiya.com/

・わたらせ渓谷鐡道神戸駅(ごうどえき)の花桃。https://www.watetsu.com/pub/kakueki.php?S=12
https://www.gunlabo.net/event/event.shtml?id=1133

・黒保根運動公園の桜並木
https://www.dan-b.com/hanami_kurohone/

写真

4/4 4:34

4時30分。自宅から見上げる赤銅色の半月。

4/4 6:14

叶花集会所に停めて出発。留守番よろしく。

4/4 6:19

石尊不動尊。

4/4 6:30

女人禁制とは時代錯誤。現代では大相撲の土俵上で根強く残る。

4/4 6:37

艶やかなヤマツツジ。

4/4 6:40

フイリフモトスミレ。

4/4 6:44

石尊山岩稜部付近で、アカヤシオとミツバツツジの共演。

4/4 6:45

薄曇りの陽光を浴びるアカヤシオ。

4/4 6:45

mamimu3さんが、落ちたばかりのアカヤシオを手のひらに乗せる。観音様のような慈悲の掌。

4/4 6:47

濃い紫のミツバツツジ。

4/4 6:49

可愛らしい5枚の丸い花びら。

4/4 8:31

岩を割って成長してきたアカヤシオ。まさに「ど根性つつじ」。

4/4 8:31

満開のアカヤシオに、満面の笑みのmamimu3さん。

4/4 8:31

アカヤシオの桃色彩る道を歩んでいく。

4/4 8:34

超広角14mmで臨場感を醸し出す。

4/4 8:37

歩んできた石尊山と深高山の美しい稜線。

4/4 8:38

満開のアカヤシオ。

4/4 8:39

濃い桃色のアカヤシオ。

4/4 8:42

アカヤシオに抱かれながら歩く。

4/4 8:42

アカヤシオのトンネル。

4/4 8:42

アカヤシオライン。

4/4 8:52

犬帰りを颯爽と登攀するmamimu3さん。

4/4 9:03

薄桃色で縞が入ったアカヤシオ。

4/4 9:15

薄紅色、薄桃色のアカヤシオ。

4/4 9:21

松田川ダム、歩いてきた尾根にはヤマザクラとアカヤシオ。

4/4 9:21

斜面のヤマザクラ。

4/4 9:21

松田川ダム堤体とまつだ湖。桜並木。

4/4 9:40

ヒナスミレ。

4/4 9:52

仙人ヶ岳山頂。見えない男体山へ参拝した信心深いmamimu3さんと、4月だが半そでになり既に夏モード全開の暑苦しい鬼軍曹。

4/4 10:04

空から舞い落ちてきたヤマザクラに、手を差し伸べる。

4/4 10:23

岩切にはニリンソウ。

4/4 10:31

落ち葉ラッセル。

4/4 10:33

トウゴクサバノオ。

4/4 10:36

ヤマエンゴサク。

4/4 10:40

岩のすき間からニリンソウ。

4/4 10:40

ピンクの縁取りがあるニリンソウ。

4/4 10:47

ヤマルリソウ。

4/4 11:07

ヤマブキ。

4/4 11:07

沢沿いのニリンソウ。

4/4 11:10

車道歩きから、セイヨウタンポポ。

4/4 11:22

小雨降る空にも映えるハナモモ。

4/4 11:41

ドウダンツツジ。

4/4 11:49

小雨と桜吹雪が舞う桜絨毯の上を歩いていく。

4/4 11:52

トウダイソウ。

4/4 11:53

咲いて間もないオダマキ。

4/4 11:58

ハナダイコンと黒猫。

4/4 12:24

車道4kmを1時間歩いて叶花集会所に到着。

4/4 13:44

桐生市浜松町の志多美屋本店にやってきた。店先で約40分待ち。私はソースカツ丼6個入り1140円。mamimu3さんは4個入り940円。

4/4 14:49

移動して、わたらせ渓谷鐡道神戸駅。ハナモモが満開。曇天の空でも映える。

4/4 14:53

神戸と書いて「ごうど」と読む地名。富岡市では「かんべ」と読む名字が多い。

4/4 14:54

線路を覆う大木のハナモモ。

4/4 14:55

駅のホームにハナモモ並木。

4/4 14:56

神戸駅前公園のハナモモ。

4/4 14:58

縞が入ったハナモモ。

4/4 14:59

丹念にハナモモを鑑賞するmamimu3さん。

4/4 15:04

超広角14mmで枝垂れるハナモモの広がりを表現。

4/4 15:04

可愛らしい花々に囲まれて、笑みを浮かべるmamimu3さん。気分は桃の節句に逆戻り。

4/4 15:08

鮮やかな色彩が目に飛び込む。

4/4 15:10

ハナモモのカーテン。

4/4 15:18

白と桃色のハナモモ。幸せな気分。

4/4 15:19

ハナモモ並木と花絨毯を歩く。

4/4 15:22

駅の東側では、15時40分発の電車を撮影するためスタンバイするカメラマン。

4/4 15:29

ホームを散策する。

4/4 15:33

1番線には下り列車が先に到着。

4/4 15:39

5分遅れて上り列車も到着した。単線なので駅舎ですれ違う。

4/4 15:41

出発していった下り列車。

4/4 15:50

渡良瀬川。渓谷にヤマザクラ。

4/4 15:51

川面にリフレクションする橋梁と桜。

4/4 16:11

水沼駅裏の黒保根運動公園へ移動。

4/4 16:12

美しいチェリーブラッサム

4/4 16:12

八重のツバキ。

4/4 16:13

小さなせせらぎを渡ると桜並木

4/4 16:14

桜の天蓋が連なる。

4/4 16:14

見上げる桜。

4/4 16:15

静かに桜を楽しむmamimu3さん。

4/4 16:17

桜に囲まれる包容感。

4/4 16:18

カキドオシ。

4/4 16:20

くろほね大橋と桜。帰路へ。

撮影機器：

NIKON D850 NIKON CORPORATION

KYG01 KYOCERA

感想

ぐろ

　市街地では満開の桜が散り始め、至る所で花模様が見られる。車に付くと何とも言えない風情ある車体に様変わりする。咲いても散った後も美しい桜。儚さに魅了される。再び巡ってくる来年の春も、この気持ちを抱いて桜の下を歩きたいと思う。

　川沿いの桜並木には新緑が芽吹き、せせらぎには桜の花筏。下流のハナミズキに花をリレーする。歩道沿いには色彩豊かなチューリップ、朝のさわやかな風にサラサドウダンが揺れていた。

　4日日曜は、湿った南風が通過する前線に吹き込むため、午後から雨模様。予定していた石尊山から仙人ヶ岳ヤシオ山周回を短縮し、岩切へ下りてニリンソウを鑑賞し、車道歩きで庭先の花々を楽しみながら戻ることにした。12時までは雨は降らないと予想。午後近隣の観光と花見に充てる。

　5時に前橋を出発。雲のすき間から美しい日の出を眺める。6時に叶花集会所に到着。2台停まっていた。装備して出発。厳かで静寂の石尊不動尊の前を通り、mamimu3さんにペースをお任せして先行してもらう。

　曇る日曜日の早朝、往来する車の喧噪もなく、鳥のさえずりが樹林帯に響き渡っていた。女人禁制の石柱を過ぎると、どこからかヤマザクラの花びらがひらひらと落ちて来た。

　尾根へ上がるとミツバツツジの紫の花に出迎えられ、アオダモの白い花が風に揺れていた。岩稜帯に入ると満開のアカヤシオ。見晴らしの良い岩場からの展望を楽しむ。点在するヤマザクラが美しい。

　尾根に鎮座する釈迦岩を遠くに見て、足元には二十九丁目の石柱。大山阿夫利神社で天狗に見守られ、石尊山山頂に到着。そこから先は花はほとんど無く、樹林帯の緩い尾根歩き。単調な道はおしゃべりしながら楽しく歩く。深高山山頂からは急下り。

　カタクリの葉だけが残る猪子峠から登り返す。猪子山手前からは満開のアカヤシオ。可愛らしい薄紅色の花のなかを歩む。予想が良いほうに外れて青空が見え、明るい花々に囲まれ幸せな気分になった。mamimu3さんも満開のアカヤシオを見て満面の笑みがこぼれていた。

　アカヤシオ咲く尾根、どこまでも続いて欲しいと願いながら歩く。すれ違う人も少なく静かな道行き。熊の分岐手前からは7年前の負の遺産。炭と化し立ち枯れた幹は凄惨な火事を未だに物語る。ニセピークを過ぎ緩やかなコルを行くと仙人ヶ岳山頂。
　
　にぎやかと思っていた山頂は、私たち以外には一人だけ。天気の良い土曜のみなさん来られたのだろう。山頂先の白いアカヤシオは面倒なので行かず、熊の分岐から下りこむ。岩切でニリンソウを鑑賞し、わずかに残っていたハナネコノメソウも見た。

　作業道から車道へ。庭先や道端の花々を二人で見ながら歩く。花の名前を検索したりして、これが結構楽しい。小雨が降っていたが、ぶらぶらと歩いて叶花へ戻っていった。着替えて移動。

　桐生といえば志多美屋のソースカツ丼。若い頃よく食べに行った。再訪するのは15年ぶり。前橋だと総社町の「大村」が有名だが、市街地に住んでいたので馬場川沿いの「西洋亭 市」が近くて自転車でも行った。我が家は卵とじのカツ丼はほとんど食べない。

　日曜の昼時で持ち帰りも多く、店先で40分待ち。窓際の席に案内され注文後すぐに出て来た。久々に味わう志多美屋のソースカツ丼。ひれ肉の柔らかさと変わらぬ味を確認。6個乗せを食べたらお腹いっぱい。小さくなった胃袋と同じく、懐かしさと想い出で胸もいっぱいになった。

　移動して、わたらせ渓谷鐵道神戸駅の花桃観賞へ。駅構内駐車場の空きを見つけて停める。ほぼ満車。自転車の日光周回ロードで何度も来ているが、駅舎内へ入るのは初めて。

　曇天だがやはり日曜日、見物客が多い。満開の花桃は素晴らしく、ローカル駅の建造物に馴染んでいた。駅公園の花桃を観賞していたら、15時40分発の列車を見ようと言うことになり道路側へ行く。立体感が出るが、枝が被り撮影しにくいので線路脇へ戻る。戻っている間に上り列車が通過した。下り列車を見届け撮影して移動。

　水沼駅南の黒保根運動公園へ。ソメイヨシノの並木が素晴らしい。八重のツバキもきれいだった。散策路をゆっくりと歩いて花見。曇り空だが心は晴れ渡る。のんびりとした空間を二人で過ごし帰路へ。

　CSFが発生した為、赤城南面千本桜は通行止めで通り過ぎる。アカヤシオの丘の開花具合を確認。ほぼ満開に近く今年は早すぎ。合流地点に到着しmamimu3さんとお別れ。再来週のご一緒する山行きをお楽しみにして帰路へ。

　何事も隠すように覆われた雲。沈んだ夕日すら分からない。自宅へ戻り片づけ。カメラバックにヤマザクラの蕾があった。残念ながら咲くことが叶わぬ蕾、せめて手のひらに乗せて、花開く思いを感じ取っていた。

まみむ

やっぱりアカヤシオはかわいいですね！少女のような可憐さです。
ピンクに彩られた稜線や新緑の緑を眺めながらの山行はとても心地よく、先週の体調不良のトラウマも払拭できました😊
わ鐵の花桃もちょうど見頃で、春霞もあってまるで桃源郷のような素晴らしさでした。
春の景色を満喫した素晴らしい１日となりました。

コメント

いいゆ

サクラとももの花が物凄い
growmonoさん、mamimu3さん
最高の桃源郷の里へ行かれましたね。
こんな風景は見たことが無いので一度は訪れたいです。
有難う御座いました。

ぐろ

ローカル
　おはようございます、iiyuさん。
今年の仙人ヶ岳周辺のアカヤシオは素晴らしいです。昨年が今一つでしたので、なおさらですね。午後から雨模様となるので、早々と切り上げて午後は昼食と花見に充てました。

　神戸駅の花桃はお祭りがあるほど有名ですが、周りで見ていただけで駅舎内へ入るのは初めてでした。曇り空でしたが、ボリュームがある桜は可愛らしくて華やかで良かったです。

まみむ

Re: サクラとももの花が物凄い
iiyuさんこんにちは。
今年は桜も花桃もツツジも一斉に咲きだして華やかな春ですね。
少し時間差で咲いてくれた方が長く楽しめるなあとも思いますが、贅沢な悩みですね😁
わ鐵は趣があっていいですよね。素晴らしい景色でした！
近いですからぜひ行ってみてください。