上州武尊は、残雪多くて
- GPS
- 10:00
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 10時間 合計登行 1000m 気温 朝10度 昼19度 山で会った人 15人 森林限界 2000m 積雪の状態 北面は残っている 水場 ある 山の快適さ よい お勧め度 お勧め 日帰り温泉 いつもの水上湯テルメ 温泉の味 薄味 コンビニ 水上IC出たとこ 帰りの渋滞 1時間 トラブル 武尊神社のゲート手動でどけて平気で入るのいいの? |
写真
感想
グレートサミッツ国内編NO68
上州武尊岳
上州武尊は、別名で上州八ヶ岳という。広い裾野、峰も八つくらいある。登るルートは少なくとも東西南北の4ルートあるし、一度登頂しただけで満足するようでは、武尊の常習犯とはいえない。
雪のシーズンが明けた後に、いってみよう。3週前に温泉ヶ岳(奥日光)から見えたときに、「けっこう雪が残っているじゃん」と思ったけど、まあそれは3週前のことで、今日はさてどうか。今週からスキー明けの夏ハイキング初日だ。夏靴でいくか。梅雨の合間に晴天がくるか。
前日午後10時頃に、赤城高原SAで霧雨。まさか!とうなりながらウトウトして、スマホで天気確認すれば、やはり晴れなのに、どういうことだと、山の前日は現地付近でウロウロ呆けた集中力に、そういう一人の時間が好きだよ。2時半に起きる。
6月は4時前に明るくなるし、宝台樹スキー場の南側なんて、夏では入るのが初めてだ。「裏見の滝」で知られるとこだが、徒歩20分も下るなんて、誰も見に行かないけど。
スキー場の南側斜面は、シーズン中に滑り降りてもリフトで登り返す以外に帰り道がなくて、30年前に不思議に焦ったとこだけど、夏は崖の上の大規模なキャンプ場になっていた。不思議なもんだ。通り過ぎて武尊神社近くのPへ。ここに適当なゲートがあるんだけど、んなもの勝手に動かして乗り入れるのOKなのかね、みんな平気でやっているけど、のどかな田舎だ。
さて夏ペースのちんたら登りスタート。1時間で分岐。手小屋方面から北面見ながら登ろうかと、途中で後続に抜かれ、毎度のこと。手小屋の避難小屋とは見たことなかったけど、ああ、上越特有の3人限定のドラム缶でしたか。しかし、今でも周囲雪の中で、これを高校生が3月に掘り起こしたという記録読んだことあるが、んなこと可能なのかホントに。5mの雪の下だぜ、ひま人。夏用にこんなドラム缶は使用価値があるのかどうか。
しかしここは地形が珍しく、稜線のほんの脇の沢が、そのまま頂上まで扇状に広がっているわけだ。
途中で昼寝して遅く行くが、1900m過ぎになんとべっとりした雪渓で、持ってきた12本歯アイゼンに履き替えるよ、ピッケルは要らないかも知れないが、下れといったらザイルいるよなあ、部分35度オーバー。意外で焦るし、先に行ったもんに、ここでノロノロ追いつく始末で、バケツステップは助かったが。抜けてようやく頂上稜線で、そこはもちろん雪はげの夏道で、都合頂上まで5時間半。
梅雨入りしたのに快晴だ。笠〜至仏〜平ヶ岳のラインがもっとも分かりやすい景色で、燧は雪なしだが、さすがに平ヶ岳の方はまだまだ残雪が多い。左に巻機山と朝日があって、さらに左が谷川岳のはずなのに、群馬県の山は雪がもうはげたのか、なんだか冴えない。マチガも一ノ倉も大いにさえない。雪はげは谷川を最低にするのだ。
ところで足元の山群は、前武尊はいつも台形山だし、剣ヶ峰は武尊槍か武尊マッターホルンか。過去は常にガスで風景悪くて、こんなに一望は初めてでしたね。ツキに見放されていた山でも7回目くらい登頂となれば、そりゃーアンタ、晴れにも恵まれるでしょう。(そうそう、地形図と昭文社などの一般名称で、剣ヶ峰について混乱があるのだが、簡単に言えば地形図が間違えているってもんで。前武尊横の剣ヶ峰と称するもんは、ただのとんがりだし「登山回避」の危険鎖場の上で、一部川場剣ヶ峰とかいっているけど、名称剥奪の方がいいよね。地形図で無名峰の獅子鼻近くの宝台樹分岐2020m峰こそが、正しい剣ヶ峰なんだけどね)
で今日は周回して剣ヶ峰経由で下ろうと、ガラ場下っていく。下にある穏やかな雪田は、歩くだけでも泥の上だけよりずっと気分が晴れるのはどうして。すれ違った人に、こっちの下りは雪がないと聞いたけど、そのとおり。それよりあの北面をアイゼンで下るといっていた大阪オバちゃん4人組、大丈夫なのかねと心配したけど、後で分かったが全然平気でまたもや抜かれた。
剣ヶ峰から急坂降りて、1500m辺りで早くも二股の河原みたいなことで、のんきに夏山休憩してこの辺り静かで大いにけっこう。そこから緩い斜面下って、朝の分岐に合流。林道戻る途中で、山菜取ってきた大阪のオバちゃんパーティに抜かれた。大阪からマイカーで来るくらいだし、今から大阪戻りという強行なんだから、35度斜面下りなんて何でもなかったか。
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