二口山塊 大行沢〜大東岳〜表コース


- GPS
- 07:54
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
09:40 雨滝
10:00 P623より大行沢へ降りる
10:20 入渓
11:30 北石橋分岐
12:10 樋ノ沢避難小屋
13:00 4m滝(遡行終了点)
15:00 大東岳
16:50 秋保ビジターセンター
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
秋保ビジターセンター前の駐車場を利用しました。 登山ポストはビジターセンター内にあります。 (登山道入口にも有り) |
コース状況/ 危険箇所等 |
大行沢の下流側はゴルジュ帯やF1〜F3の滝が続き、本格的な沢登りになりますが、 今回は登山道(大東岳裏コース)を利用し、それら難所をカット。 京渕沢を渡り、しばらく進んだ地点(P623)から入渓しました。 F3滝を越えた所から沢登り開始なので、特に難しい箇所は無し。 双門の滝が唯一の難所になりますが、傾斜が付いており登りやすい滝なので、 沢靴さえあれば、それほど難しくは無いと思います。 樋ノ沢避難小屋周辺を境に、沢の名称は大行沢から樋ノ沢に変わります。 樋ノ沢は大行沢に比べると見所が少なく、最終的には薮漕ぎで沢から出なければなりません。 また、下山にも時間がかかるので、今回は樋ノ沢終了点まで歩きましたが、 楽に済ませたいのであれば、樋ノ沢避難小屋で遡行終了とした方が良いかもしれません。 遡行後の下山に利用した登山道については、少し注意が必要。 南面白山に続く道は特に問題ないのですが、大東岳へ続く道は破線ルートで要注意。 涸れた沢を辿る登山道で、所々で登山道が消失、 ピンクリボンは多少ありますが、分岐もあるので迷い易いです。 また、増水した場合は立派な沢になりますので雨天時の利用は避けた方が賢明です。 |
写真
感想
二口山塊は、もう夏だった。
大東岳裏コースに入るとすぐにセミの鳴き声が辺りに響き渡り、初夏と言うよりも盛夏の雰囲気。
気温は高く、暑さにヘバりそうになりつつも、登山道を登り続ける。
この気温での登山は辛いが、それも入渓までの辛抱。
京渕沢を渡った先にて登山道左側の藪に入り、大行沢へ下ると、
これまでの暑さが吹き飛ぶような、清涼感に包まれた美しい沢の景色が広がった。
大行沢のナメは「天国のナメ」という愛称で呼ばれているが、相変わらずこの沢のナメは美しい。
晴天下で新葉の緑が水面に映るこの日のナメは、より一層美しく感じられた。
早く涼みたいので、急いで靴を履き替え沢準備。
入渓してみると、思っていたよりも水温は低くなく、冷たさが心地よかった。
“この水温だったら、ドボンしながら下流のゴルジュから登っても良かったかな?”
と、思いつつも、快適に歩を進める。
沢にはイワナが豊富で、至る所でイワナが泳いでいる。
自然豊かな証拠であるが・・・見てると腹が減ってくるな。
大行沢の終了点である樋ノ沢避難小屋の傍に差し掛かった頃に、ちょうど御昼になったのでそこで昼食にした。
小屋前の広場では数名の登山者が休んでおり、皆さん熱い日差しを避けて日陰で休んでいたが、私だけ日向で休憩。
沢で涼んだ後は、温かい日差しが心地良いのだ。
ちょっとだけ優越感を感じつつ、昼食をとる。
樋ノ沢避難小屋にて昼食後、再び沢へ降りて樋ノ沢を進む。
最初は大行沢のような開けたナメが続くが、やがて沢は狭まり荒れた感じになってくる。
沢の景色が単調になってきたので、頃会いを見て沢の右岸側より脱出し、登山道へと抜ける。
後は大東岳を経由し、表コースを辿って下山した。
この日は終始快晴で、大東岳山頂からは面白山や船形山、泉ヶ岳が明瞭に望めた。
穏やかな沢景色だけではなく、山頂からの抜けるような眺望にも恵まれたバリエーション豊かな山行。
今期最初の沢登りとしては文句無し、の素晴らしい一日だった。
コメント
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Luskeさん、こんにちは。
先日のコメントで沢歩きはまだ早くないかなぁと
思っていたのですが、気温も上がり
ジャストタイミングでしたね。
登山にはちょっと大変な時期になってしまった
わけですが・・・。
沢歩き、眺望、森の緑。快適に過ごせた1日に
なったようでよかったですね。
岩魚、アウトドアでは最高の食事になりそう
そういえば、プロフィールの写真変わりましたね。
バイクの写真は夏用でしょうか?
ピッケルの写真同様、キマッテます
この日は気温が高く快晴で、絶好の沢日和
涼しい沢は、とても快適でした。
そろそろ、登山は辛くなってきたので、今後は沢登りの頻度が増えそうです。
でも、まだ雪の残る飯豊も捨てがたい・・・
悩むところです^^;
プロフィールの写真、夏でもピッケルは違和感があるので変えました
去年、飯豊登山の帰りに寄った樽口峠の写真にしてみました。
お褒め頂き光栄です
ところで、Webberさんも、そろそろプロフ写真、如何ですか?
Luskeさんへ
こんばんは。
沢登り、気持ちよさそうですね〜。
普段の山歩きでは見られない綺麗な景色、堪能させて頂きました。ありがとうございます。
滝の上からの眺め、いいですね〜
高い所が好きなので、見てみたいなぁと思いました。
ピッケル=Luskeさんのイメージだったのですが
夏バージョンのバイクもカッコイイですね
滝を登るのは緊張しますが、登り切った後の上からの眺めは爽快です。
高い所が好きなwaqueさんなら、きっとお気に召すと思いますよ^^b
沢登りは少し特殊な山行形態ですが、普段の山歩きでは見られない光景に出合え、ルートを考える楽しさがあります。
(滝を登るリスクや薮漕ぎの苦労もありますが・・・)
waqueさんも、いずれは沢登り、如何でしょうか
夏バージョン、褒めて頂きありがとうございます。
私本人の写真は絵にならないので、道具の写真に頼ってます
一応、ピッケルもバイクの荷台に積んでるのですが、写真では見えないかな?
Luskeさんのお得意のコースですね!
この時期、山菜採りしながら沢沿いを歩くことはあるのですが、沢登りというレベルまでは達しておりません
靴はフェルトのがよいのですか?ゴム底のもあるみたいですが‥
普通の山道具に加えてどのような装備がよいのでしょう。
靴下はネオプレーン製が良いですか?
ヘルメットは持っているので、そのうちまねごとから初めてみようかと思っています
靴はフェルトがオススメです^^b
ゴム底のアクアステルスという靴もあり、私は使用した事がありませんが、使用者のレポートを見ると汎用性に欠けるようで、ヌメリのある沢には弱い等、欠点が多いようです。
尚、ワラジも素晴らしい沢用具足で、グリップ性は最高だと思います。
ただ、耐久性が問題で・・・
遡行中に紐が切れる等のトラブルが心配なので、あまり私は使用してません。
靴下はネオプレーン製が良いでしょう。
夏でも沢にずっと入っていると足が冷えてくるので、保温性の高いネオプレーン製靴下は重宝します。
とりあえず、沢登りを始めるにあたって必須なのは沢靴ですね。
滝登り等の難所がある沢であれば、それに加えて、ロープとハーネス、
滝の難度によってはハーケンやロックハンマーも必要になりますが、それは後々揃えると良いと思います。
小生、教授出来る程の沢経験があるわけではありませんが、今後、tooleさんが沢靴準備された際は、一度、簡単な沢でも御一緒如何でしょうか。
ただ、問題は場所かなぁ…
この大行沢は、初めての沢にはオススメなのですが、tooleさん宅からは遠いですよね^^;
秋田方面に、簡単な沢があれば良いのですが、そちらの沢情報には疎いもので・・・
どこか、良さそうな沢御存じないでしょうか?
僕もまずは靴下と靴の準備だと考えていた所でした。
本日、近くの釣り具屋に行ってみたのですが、アユ釣り用のフェルト底の靴しか見つけられませんでした
まずはネット通販で靴下を購入してから、沢靴探しにショップを巡ってみたいと思います。
お誘い頂きまして恐縮です。
昔、仙台にいたことがありまして、秋保の辺りもよく知っています。
車で3時間少しで行けると思います。
Luskeさんのご都合さえよろしければ、教えてもらいに参じます。
本屋でヤマケイ入門ガイド 沢登りという本を読んでいるところです。
今回の大行沢も載っていますね。
良さそうな沢ですが、
個人的には船形山の層雲峡コースを遡行してみたいなと考えていた所でした。
一応、登山ルートもあるようなのでなんとかなるかなと素人の考えですが‥
沢については全くわかりませんので、Luskeさんに簡単なコースからご案内頂けたら嬉しいです。
沢靴揃いましたらご連絡致します。
沢登りはあまりメジャーな山行ではないので、道具を揃えるのが大変ですね^^;
釣用の靴と沢登り用の靴は大きな違いはないと思いますので、フェルトさえ張ってあれば釣用でも代用出来ると思います。
私は大抵、仙台のICI石井スポーツで沢用の道具は揃えてますが、
確か、秋田にも支店があったと思いますのでそちらを覗いてみては如何でしょうか。
たぶん、そちらでも売っているかと・・・
船形山の層雲峡コース、
そういえばそのコースがありました。
私も気になっているコースで、層雲峡へ続く丹生川を遡行したいと考えてました。
明日、早起き出来たら行ってみようかなぁ。
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