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Yamareco

記録ID: 3091855
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

爺ヶ岳 残雪の南尾根から 爆風で頂上直前で撤退

2021年04月20日(火) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:19
距離
8.5km
登り
1,432m
下り
1,438m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:13
休憩
0:04
合計
6:17
距離 8.5km 登り 1,434m 下り 1,438m
8:14
8:17
252
12:29
12:30
54
冬季南尾根ルート。新雪の後の残雪。樹林帯を抜けてからのジャンクションピーク周辺は踏み抜き多発地帯。午後気温が上がると雪が緩んで滑りやすかった。
天候 晴れ、稜線では強風
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
4月15日に扇沢へ通じる道路が開通してマイカー乗り入れ可能になりました。柏原新道登山口の駐車場使用。
コース状況/
危険箇所等
直前に降雪があり、1600mくらいから残雪。緩んでいて滑りやすい。南尾根はバリエーションルート、木の根や倒木残雪踏み抜きなどで歩きにくいので注意。2200mから上稜線手前は踏み抜き多発地帯になっているので、ワカンなどあるといいかもしれません。爺ヶ岳直下の夏道はアイゼン不要です。
朝大町のコンビニにて。17日・18日に降雪があり、見えていた山肌が消えていました。今日は快晴で麓は20度以上の予報。
2021年04月20日 06:40撮影 by  SC-02J, samsung
4/20 6:40
朝大町のコンビニにて。17日・18日に降雪があり、見えていた山肌が消えていました。今日は快晴で麓は20度以上の予報。
柏原新道登山口すぐ横の駐車場に駐車
2021年04月20日 07:09撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 7:09
柏原新道登山口すぐ横の駐車場に駐車
登山口の標高1400mくらい。雪はほとんどありません。注意喚起の看板類は無し。
2021年04月20日 07:09撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 7:09
登山口の標高1400mくらい。雪はほとんどありません。注意喚起の看板類は無し。
柏原新道に入るとすぐに雪。しばらくはノーアイゼンで歩きます。凍ってはいませんが滑って歩きにくい。
2021年04月20日 07:13撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 7:13
柏原新道に入るとすぐに雪。しばらくはノーアイゼンで歩きます。凍ってはいませんが滑って歩きにくい。
標高が上がるにつれ雪が増えてきます。
2021年04月20日 07:38撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 7:38
標高が上がるにつれ雪が増えてきます。
登山口から30分ほど、標高1700mくらいで柏原新道から右手の南尾根に取り付きます。標識看板の類はありませんでしたが、踏み跡は明瞭です。
2021年04月20日 08:02撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 8:02
登山口から30分ほど、標高1700mくらいで柏原新道から右手の南尾根に取り付きます。標識看板の類はありませんでしたが、踏み跡は明瞭です。
この辺りでアイゼン装着。雪はやや新雪で歩きにくいです。
2021年04月20日 08:02撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 8:02
この辺りでアイゼン装着。雪はやや新雪で歩きにくいです。
この後ジャンクションピークまではずっと尾根筋の樹林の中を歩きます。木の根と雪のミックス、所々踏み抜いたりしてスピードが上がらず。時折吹く西からの強風が気になります。
2021年04月20日 08:52撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 8:52
この後ジャンクションピークまではずっと尾根筋の樹林の中を歩きます。木の根と雪のミックス、所々踏み抜いたりしてスピードが上がらず。時折吹く西からの強風が気になります。
2時間ほどのキツイ登りでジャンクションピークが見えてきました。
2021年04月20日 09:16撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 9:16
2時間ほどのキツイ登りでジャンクションピークが見えてきました。
ジャンクションピークから爺ヶ岳南峰と中峰。西風がかなり強くなってきました。
2021年04月20日 09:25撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 9:25
ジャンクションピークから爺ヶ岳南峰と中峰。西風がかなり強くなってきました。
振り返ると針ノ木岳と針ノ木雪渓が雄大。まだ雪が多くて僕にはちょっと登れない感じです。
2021年04月20日 09:25撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 9:25
振り返ると針ノ木岳と針ノ木雪渓が雄大。まだ雪が多くて僕にはちょっと登れない感じです。
稜線を山頂目指して歩きますが、右側雪の斜面にはトレースが無く、樹林の中のトレースを追いました。この辺から雪が多くなって、踏み抜き多発地帯となります。
2021年04月20日 09:32撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 9:32
稜線を山頂目指して歩きますが、右側雪の斜面にはトレースが無く、樹林の中のトレースを追いました。この辺から雪が多くなって、踏み抜き多発地帯となります。
だんだん踏み抜き率が高くなる。もう1週間すれば踏み固められてかなり歩きやすくなると思います。
2021年04月20日 09:32撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 9:32
だんだん踏み抜き率が高くなる。もう1週間すれば踏み固められてかなり歩きやすくなると思います。
斜面の西側は雪が少ない
2021年04月20日 09:41撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 9:41
斜面の西側は雪が少ない
苦労してズボズボゾーンを突破して、南峰に取り付きます。この辺は夏道が出ていてアイゼンが邪魔なんで、一旦アイゼン外しました。
2021年04月20日 09:59撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 9:59
苦労してズボズボゾーンを突破して、南峰に取り付きます。この辺は夏道が出ていてアイゼンが邪魔なんで、一旦アイゼン外しました。
この頃には西風が恐怖を感じるレベルに。風の強さも怖いけど、音がとにかく怖い。バリバリいってました。でももう少しで頂上なんで、まさか登れないとは夢にも思っていなかった。
2021年04月20日 10:06撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 10:06
この頃には西風が恐怖を感じるレベルに。風の強さも怖いけど、音がとにかく怖い。バリバリいってました。でももう少しで頂上なんで、まさか登れないとは夢にも思っていなかった。
頂上まであと100mくらいでしょうか?標高が高くなるにつれて風の勢いは増すばかり。雪が渦巻いていて怖い。経験した中で一番の強風で、風上に向かって歩くのが困難になり、撤退を考え始めた。
2021年04月20日 10:26撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
1
4/20 10:26
頂上まであと100mくらいでしょうか?標高が高くなるにつれて風の勢いは増すばかり。雪が渦巻いていて怖い。経験した中で一番の強風で、風上に向かって歩くのが困難になり、撤退を考え始めた。
ちなみに頂上直下の登山道はこんな感じ。基本夏道が出てます。危険ではない。
2021年04月20日 10:26撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 10:26
ちなみに頂上直下の登山道はこんな感じ。基本夏道が出てます。危険ではない。
とりあえず剣・立山を撮影
2021年04月20日 10:26撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
1
4/20 10:26
とりあえず剣・立山を撮影
振り返って針ノ木も撮っておく
2021年04月20日 10:27撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
1
4/20 10:27
振り返って針ノ木も撮っておく
少し休んで風が弱まった所でアタックとも思いましたが、風を避ける場所がなくて常に強風に晒されているので怖いし寒い。今思えば東側に少し歩けば風が防げたかもしれない。撤退を決めました。
2021年04月20日 10:37撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 10:37
少し休んで風が弱まった所でアタックとも思いましたが、風を避ける場所がなくて常に強風に晒されているので怖いし寒い。今思えば東側に少し歩けば風が防げたかもしれない。撤退を決めました。
撤退の判断が正しかったのか悩みながら降る。その後何組か登っていきましたが、登頂できたのだろうか?
2021年04月20日 11:30撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 11:30
撤退の判断が正しかったのか悩みながら降る。その後何組か登っていきましたが、登頂できたのだろうか?
樹林帯で風が弱い場所で昼休憩。踏み抜き多発地帯の通過で疲労困憊でした。
2021年04月20日 11:37撮影 by  SC-02J, samsung
4/20 11:37
樹林帯で風が弱い場所で昼休憩。踏み抜き多発地帯の通過で疲労困憊でした。
その後も雪が緩んで歩きにくい尾根道をトボトボと下山。ストックのスノーバスケットを紛失しました。
2021年04月20日 12:09撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 12:09
その後も雪が緩んで歩きにくい尾根道をトボトボと下山。ストックのスノーバスケットを紛失しました。
ヒイヒイ言いながら何とか登山道まで降りてきた。朝は気付かなかったけどベンチがあって、このすぐ先が南尾根の取り付き。ここでアイゼン外したけど、その後もズルズルの雪があって何度も滑りました。
2021年04月20日 12:54撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 12:54
ヒイヒイ言いながら何とか登山道まで降りてきた。朝は気付かなかったけどベンチがあって、このすぐ先が南尾根の取り付き。ここでアイゼン外したけど、その後もズルズルの雪があって何度も滑りました。
何とか下山。思ったより時間がかかりました。そして下界は暑かった。
2021年04月20日 13:24撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 13:24
何とか下山。思ったより時間がかかりました。そして下界は暑かった。
登山口の前が満車の場合、すぐ近くにも駐車場があります。
2021年04月20日 13:24撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 13:24
登山口の前が満車の場合、すぐ近くにも駐車場があります。
2021年04月20日 13:30撮影 by  DMC-GX7MK2, Panasonic
4/20 13:30
下山後に大町から。朝より雪が少ない気がする。
2021年04月20日 13:59撮影 by  SC-02J, samsung
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4/20 13:59
下山後に大町から。朝より雪が少ない気がする。

装備

備考 強風に備えてゴーグル、冬用のシェルで行くべきだった。

感想

降雪直後ということもあり、思ったより雪がありました。入山者もまだ少なかったようで、トレースはしっかり踏み固められていなかったため、踏み抜き多発で疲れました。
頂上直下の爆風であとわずかの距離が進めず撤退となりました。風速何メートルかわかりませんが、音がとにかく恐怖心煽ってきました。このレベルの風でも登るものなんでしょうか?
やっぱりバリエーションルートは疲れますね。今までいかに整備された登山道を歩かせてもらっていたのかよくわかりました。



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