生駒山縦走(枚岡神社から信貴山下駅まで)
- GPS
- 05:56
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 937m
- 下り
- 930m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:56
天候 | 晴(稜線では風が強かったが寒くはなかった) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。道標も完備しています。信貴山山頂から朝護孫子寺に下ったので信貴山下駅への道が分かりづらく、GPSが頼りになりました。 |
その他周辺情報 | 生駒線・東山駅近くに音の花温泉があります。ぬるぬるになるのでアルカリ泉でしょう。休憩所では食事もできます。タコの天ぷらが絶品。営業しているか否かはご確認ください。 |
写真
感想
この2月に同じコースを歩いた時は、高安山から大阪側に下山したので、この日は奈良県側の信貴山に下山することにした。信貴山は初めてだ。生駒山から高安山までは生駒信貴スカイラインの横を歩く箇所が多い。稜線通しなので細かいアップダウンが多いものの良く整備された山道だ。高安山から信貴山への道は緩やかで良く整備されていて足裏に優しい。弁財天の滝と信貴山の分岐から標高差100mほど登ると山頂に着く。展望は無く、朝護孫子寺の塔頭千住院の空鉢護法堂があった。山頂一帯は鳥居と幟が林立し、現世利益祈願の匂いが充満していた。朝護孫子寺に向け下っていくと、赤い鳥居が奉納されていて、神社のようでもあった。生駒一帯は真言宗の寺が多く、神仏習合の名残を止め、修験道の要素も加わっていて、奈良や飛鳥の寺とは全く異なる雰囲気を醸しているように感じた。本堂横の霊宝館では国宝・信貴山縁起絵巻が展示されていたが、この日はパスした。境内を出て仁王門を過ぎると昔ながらの参道が、廃線になったケーブル駅まで続いている。車が普及するまでは大勢の人が歩いて参詣していたのだろうが、今は歩いている人は少ないようだった。旧ケーブル駅舎はバス停になっていて、その下から軌道跡がハイキングコースになっていた。軌道跡の斜度は最大217パーミル(12.2度)、平均125パーミル(7.1度)だったそうだからなかなかの急勾配だ。日本の一般の鉄道で一番の急勾配といえば廃線になった信越本線・碓氷峠は66.7パーミル(3.82度)だったそうだ。思わぬ場所でケーブルカーの勾配のきつさを体感できた。廃線跡を半分ほど下ると道路に遮られる状態となり、その先から信貴山下駅までは道路に変更されていた。この道路も急坂の一直線でなかなかの勾配であった。道路の一番上には西和清陵高校があったが、信貴山下駅からの急坂を毎日通学したら足腰が丈夫になるだろう。信貴山下駅前広場にはケーブルカーが静態保存されていたし、駅構内には資料や車輪などが展示されていて、鉄道ファンには嬉しいものだった。王寺駅と生駒駅を結ぶ近鉄生駒線の電車で生駒駅に出て、同じ近鉄のけいはんな線に乗り換えて帰宅した。風は強いものの、すっかり初夏の空の下、終始長袖のシャツ1枚で気持ちの良い山歩きができた一日だった。
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