7歳児とカタクリに逢いにいく花いっぱい滝戸山・名所山

2021年04月25日(日) [日帰り]

• GPS: 05:51
• 距離: 8.7km
• 登り: 573m
• 下り: 568m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:19
• 休憩: 0:33
• 合計: 5:52

9:40 スタート地点
10:14 10:23 鶯宿峠
10:33 10:33 滝戸山登山口
10:50 10:50 名所山(境川町)
11:37 11:50 滝戸山
12:06 12:06 名所山(境川町)
12:17 12:17 滝戸山登山口
12:25 12:26 鶯宿峠
13:08 13:08 風巻
13:22 13:28 名所山
14:31 14:32 風巻
15:03 15:06 鶯宿峠
15:32 ゴール地点

天候

くもりのちはれときどきくもり

コース状況／危険箇所等

完璧。ただし、
・春日山方面、掘割のようなところをおりる場所、道迷いしやすい。ピンクテープを確認。
・春日山方面、防火帯はかなりキツいのぼり。

その他周辺情報

みたまの湯
周辺というには遠いけれど、コーラ色の豊かな源泉と景観がスゴい温泉。

写真

4/25 9:32

4月いっぱい冬季閉鎖
ここから歩きます

4/25 9:43

コンクリートで固められた斜面をみて
芸術みたいだねえと息子

4/25 9:49

桜が咲いてる
今年最後かな

4/25 9:51

桜の花びらキャッチゲーム！

4/25 9:53

山桜は色が濃くてきれい

4/25 9:54

ユリの種のサヤ
なんか遊べそうだ

4/25 9:54

ヤマブキがまさにヤマブキ色

4/25 9:58

ヒトリシズカの大群！
息子「ぜんぜんひとりでもしずかでもない
むしろおおさわぎだね」

4/25 9:58

でもひとつひとつはかわいいんだよ

4/25 10:00

木イチゴ
これはなんだろう

4/25 10:00

これはモミジイチゴ
黄色くてあまーい実がなります

4/25 10:01

ここからのぼっていきます

4/25 10:02

鳥の巣？
ハンモックみたい

4/25 10:03

ヒトリシズカはこの日は満開

4/25 10:04

軽く登ります

4/25 10:04

タチツボスミレ？

4/25 10:04

マムシグサたちは元気

4/25 10:09

ヒトクチタケがシブいぜ！

4/25 10:10

ハルリンドウがめっちゃかわいい

4/25 10:11

森の中でよく目立ちます

4/25 10:13

鶯宿峠、ナンジャモンジャの木のところに到着。ナンジャモンジャの木は何年も前に倒れてしまい切り株に

4/25 10:15

ひとやすみ
おやつたべようね

4/25 10:23

いったん道路に出る

4/25 10:26

スミレはそこかしこに

4/25 10:30

ゲートを通り抜けていきます

4/25 10:32

滝戸山ののぼりぐちはここ

4/25 10:36

気持ちのいい林だね

4/25 10:37

イカリソウがかわいい

4/25 10:42

スミレ咲く林をゆく

4/25 10:43

ツツジもきれい

4/25 10:50

広場みたいなところを通る
キャンプ場みたい

4/25 10:56

今年最初のバッタ捕獲
ちなみに茶色系

4/25 11:00

キリッとしたスミレ

4/25 11:00

かわいいスミレ

4/25 11:13

そしてカタクリさん！
会えた！！！

4/25 11:17

丸まり具合と花色の濃さ
おきれいですねえ

4/25 11:17

カタクリさんと記念写真

4/25 11:20

木であそびます

4/25 11:22

ツツジのトンネル
こっちはほとんどゆるい登り

4/25 11:24

えっここから20分だと？

4/25 11:24

10分って書かれてる

4/25 11:25

あれが滝戸山なのかな

4/25 11:27

かわいい黄色
ヘビイチゴ？

4/25 11:33

ついたよ

4/25 11:33

滝戸山にのぼりました！

4/25 11:35

スコーン食べましょうね

4/25 11:36

山頂からの眺め
まあ今回は眺望めあてではないのだ

4/25 11:50

さあ進もう

4/25 11:50

ボケの花がまたきれい

4/25 11:54

ハルリンドウまたいた

4/25 12:09

ツツジがほんとにきれい

4/25 12:17

滝戸山登山口にもどってきた

4/25 12:18

イカリソウまたいた

4/25 12:18

ヤマブキをバックにひとやすみ

4/25 12:22

スミレかと思ったらヒメハギ

4/25 12:23

ヘビイチゴかと思ったけど実のつきかたが違うな、、、キジムシロ？

4/25 12:25

峠に戻ってきました
ここから春日山方面へ

4/25 12:31

春日山へはアスファルトの道でなく登山道を進む

4/25 12:35

ヒトクチタケがおもしろい

4/25 12:38

息子がワラビ発見
でも数本じゃなんともね

4/25 12:42

すごい防火帯
ひとやすみしよう

4/25 12:43

パンジーみたいなスミレ

4/25 12:50

防火帯を登っていく
けっこう急登

4/25 13:06

急だな
登りづらいね

4/25 13:07

コゴミ？
シダのあかちゃんだよ

4/25 13:08

防火帯がふたてに分かれる広い場所
風巻というらしい

4/25 13:09

尾根っぽい防火帯を進む

4/25 13:14

かなり急！
妻がここでギブアップ
これは下るの無理だ、という

4/25 13:15

ヒトリシズカ

4/25 13:19

名所山までいこう

4/25 13:22

名所山にのぼりました
名前についてクレームいれる貼り紙がとなりの木に巻いてある

4/25 13:34

妻のところにもどっておひるごはん

4/25 13:47

とんこつラーメンだよ

4/25 13:49

うめーー

4/25 13:53

盛って食べて盛って食べて

4/25 14:21

さあおりようか

4/25 14:22

息子速い
技術があるのでまず転ばない

4/25 14:40

雄大な景色のなかに降りていく

4/25 14:47

春日山のほうから来ると
ここは見落としがち
ピンテが目印よ

4/25 14:58

峠に戻った

4/25 15:09

息子速い

4/25 15:10

あっという間に登山口

4/25 15:13

ムラサキケマンもきれい

4/25 15:15

桜満開でした

4/25 15:30

おつかれさま！

撮影機器：

iPhone 7 Apple

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

シューP

曇りじゃないけどスカッとした晴れでもない週末。
こういうときは景色じゃなく花を見に行こう！

この日の3日くらい前に他のユーザーさんが滝戸山に登りカタクリを見た、と書いていらした。

カタクリ！ここ20年ぐらい野生のやつ見てない！見に行きたい！

ということで、今回は山梨百名山・滝戸山へ。ついでに春日山も登れたらいいな。

意外にも雲のかかってない富士山を横目に河口湖から旧芦川村へと入り、林道へ。まだ冬季閉鎖中なのでゲート前に車をとめて登山スタート。

標高1000メートルの山あいの地、山桜がまだまだ咲き誇っている。先々週は四尾連湖、先週は竜ヶ岳で桜をみて、それが最後と思っていたのでうれしい。落ちてくる花びらをつかまえるゲームを息子と楽しむ。

道路沿いにはサクラ、ヤマブキ、スミレ、そしてヒトリシズカが咲いていた。ヒトリシズカ、超どっさり。ひとりでもしずかでもない、みんなでおおさわぎだよねと息子。

登山口からは少し登るだけで鶯宿峠に到着。ここまでの間にマムシグサ 、何種類ものスミレ、ハルリンドウ、大量のヒトリシズカと出会う。

峠の名物だったナンジャモンジャの木は、何年か前に倒れてしまっていた。切り株を見ながらひとやすみ。

ここから右に行けば春日山、左だと滝戸山。まずはメインのカタクリさんに逢いに滝戸山に行こう。アスファルトのきれいな林道を進む。閉鎖中の林道と合流するあたりに滝戸山の入り口があった。イカリソウが咲いている。

滝戸山への道はどこまでも気持ちのいい、なだらかな林歩き。登山というよりお散歩の気分、気持ちよすぎて眠いと妻はいう。

ただまだ春が来たばかりのこの山は、下草がまだほとんど生えていない落ち葉の世界。カタクリなんてほんとに咲いてるのかな？　あれかな、と思うとだいたいスミレである。

少し急な坂をこえた道のわきに、ひょっこりとそれは咲いていた。念願の、カタクリ！　少し時期を過ぎたものは花弁が開いていて、ちょうどよいものはしっかり後ろに先を向けている。ほんとにほんとにかわいい花だ。春のこの時期しか咲かないのがなんともいい。

カタクリの場所を過ぎて少し行くと、道しるべがあった。滝戸山まで20分？　いやあとほんと少しでしょ、と思ったらマジックで10分と書き足されていた。

ボケやツツジの花を見ながらのんびり歩いて、滝戸山頂上に到着。想定どおり、あまり眺望のない、広場みたいな山頂である。チーズスコーンを食べてひとやすみ。左右口方面から来たと思われるハイカーさんが通り抜けていった。この方が、この日この山で遭遇した唯一の人類である。

さて、お次は春日山へ。花を愛ですぎて予定より遅い。ゆるいくだりなのでサクサクとおりていこう。ツツジのトンネルが心地いい。

滝戸山登山口に戻り、鶯宿峠へ。紫の見慣れない花が咲いていたが、あとで調べたらヒメハギというようだ。

鶯宿峠で舗装道から数メートルだけ谷のほうに入り、登山道をゆく。とくに表示がないのでそのまま舗装道を歩いてしまう人もいそう。

滝戸山への道と同じように、平坦な林の道を進む。こんな感じでゆるい道が続くと、このときは思っていたし妻と息子にそう話していた。

いきなり視界が開け、防火帯の広いはらっぱに出た。息子はワラビがある、とっていこうというが、数本だけだと難しいんだよね。あと息子さんワラビ食べないじゃんよ。

林を切り開いてある防火帯には、ワラビだけでなく春の芽がたくさん生えている。ヒトリシズカ、スミレ、シダ、トリカブト。踏まないように登っていく。

が、このスキー場みたいな防火帯、のぼりがかなりキツい。おまけみたいなジグザグもついているけど、ほとんど直登である。何が平坦や、と妻がうらめしそうにしている。

2度ほど急登をのぼりきると、防火帯の分岐点。キャンプ場みたいな広場になっているここは「風巻」というらしい。春日山への道は右に折れ、尾根を進む。

と、最大斜度の急登が登場。眠がっていた妻はすっかりやる気を失ってしまった。こんなもんいちど登ったらもう降りれないだろ、もうやだふたりで春日山行ってこい、という。

しかたないので妻を置き去りにして進んだが、まあこれは潮時だ。名所山で引き返してごはんにしよう。

えっちらおっちら登ってきた妻と再合流し、そこでお昼。いつものおにぎり、ウインナー、そしてラーメン。念願かなってとんこつ味を得られた息子はライオンが肉を食うように麺にかぶりついている。

コーヒーを飲んで、山をあとにしよう。山百は効率よくクリアするより、ひとつずつ大事に登ろう。息子もそうだねそれがいいそうしよう、という。

急坂をこわがる妻を鼓舞しながらおりていく。息子はサクサクおりてしまう。たぶんスキーをさせたらうまいだろう。一方スキーのうまくない妻は森に入ればおりられる、なんて言って森に突入しへんな枝をバキッと踏んで滑りギャーーとか言っている。そして同じ高さで出てきた。何なのかわからない。

防火帯が終わると、あとはのんびりした森歩き。ただ掘割のように深くくぼんだ沢跡？を横切るとき、先をいく妻と息子は沢にそって進んでしまった。ここは登りでもそうだったが迷いやすいポイントのようだ。

峠に出て、ゆったりくだって車道に出る。桜の下を歩いてゲートまで。向かい山には新緑にまじって桜のピンクが目立つ。富士山は見えないけれど、節刀ケ岳のトンガリや王岳の平たい頂上を遠くに望む景色も悪くない。モミジイチゴの花がたくさん咲いているので、6月ごろは楽しいだろう。

そうこうして、車のところに戻り本日のやまのぼりはおしまい。芦川の物産センターに行ったが夕方4時近いので何もなかった。

いちやまマートで買い物をし、「ゆるキャン△」にも登場した「みたまの湯」へ。露天風呂から我々の愛する曲岳をはじめ茅ヶ岳、八ヶ岳、鳳凰三山、北岳、櫛形山などが夕焼けから夜に沈んでいくところを楽しんだ。

息子は風呂に入りながら、いつか日本百名山を全部登りたいと言っていた。帰りの車で妻は、なぜか今日はずっと眠くて急登でキレて春日山に行けなくなったことを後悔ししょんぼりずっとごめんと言い続けた。