尾瀬と日光を結ぶ分水嶺 燕巣山〜2099m峰〜物見山(毘沙門山)

2021年05月02日(日) [日帰り]

• GPS: 12:51
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,446m
• 下り: 1,468m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:41
• 休憩: 1:06
• 合計: 12:47

4:52 大清水
5:20 5:26 物見橋
8:10 8:11 1953m峰
10:08 10:26 燕巣山
11:29 11:30 2100m峰
12:05 12:07 2099m峰
13:14 13:15 2091m峰
14:17 14:43 物見山
16:46 16:57 湯沢出合
17:09 17:09 物見橋
17:39 大清水

天候

曇り時々晴れのち雪一時雷

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　車で大清水まで行き駐車（駐車料金は500円）．

コース状況／危険箇所等

　燕巣山に登る尾根は最初はやぶが薄く踏み跡もあるが，登るにつれてシャクナゲと針葉樹主体のやぶが出てきて登るのが辛くなる．途中に3ヶ所の岩場があり最初の2ヶ所は右側を比較的楽に巻けるが，最後の1970m峰は岩場が大きく左側を苦労して巻いた．残雪とやぶのミックスした緊張する急斜面でアイゼンとピッケルを使用し慎重に通過した．ここのGPSの軌跡ではかなり下っているが，実際はほぼトラバースしている．尾根の残雪はあまり残っていず山頂までやぶが出ていた．

　燕巣山から物見山までの分水嶺も2091m峰までは残雪が少なくやぶ漕ぎが続く．燕巣山の下りは針葉樹の中の比較的やぶの薄い稜線で踏み跡もあるが，2100m峰から2099m峰付近はシャクナゲを主体とした密やぶで時間がかかる．2091m峰から稜線東側の残雪が多くなり歩きやすくなった．

　物見山から下った登山道の上部は残雪で分かりにくかったが，下るにつれて雪が少なくなり明瞭になった．ただ岩や根の間に入った残雪を踏み抜くことが多く苦労した．雪解けで増水した湯沢にかかる丸木橋は壊れていたので仕方がなく登山靴のまま渡渉した．

その他周辺情報

　下山後，寄居山温泉ほっこりの湯で入浴（550円）．

写真

5/2 5:20

5:20 物見橋付近．物見山が見える．

5/2 5:24

5:24 鬼怒沼4.8km，大清水まで1.2kmの指導標．

5/2 5:52

5:52 燕巣山に向かう尾根を登る．やぶは薄く踏み跡もある．

5/2 6:23

6:23 急だがやぶは薄く歩きやすい．

5/2 7:14

7:14 1700m付近で雪が出てきたが，すぐに消えた．

5/2 7:44

7:44 1820m付近．灌木のやぶが目立ってきた．

5/2 8:11

8:11 1953m峰付近．雪は少なく灌木と針葉樹の幼木のやぶがひどい．

5/2 8:11

8:11 ここの通過は辛い．もっと酷いやぶもあった．

5/2 10:26

10:26 燕巣山山頂に着いた．

5/2 10:26

10:26 山頂なのに雪が少ない．

5/2 10:26

10:26 日光方向．

5/2 10:28

10:28 雪が降っている．東側に残雪があり少し利用する．

5/2 10:58

10:58 燕巣山の下り2070m付近．少ない残雪と新雪．やぶで歩きにくい．

5/2 11:23

11:23 2100m峰付近．灌木と針葉樹のやぶがひどい．

5/2 12:07

12:07 2099m峰の三角点．

5/2 13:16

12:07 2091m峰付近から残雪が多くなり歩きやすくなる．

5/2 13:46

13:46 物見山の登りは東側の沢状の部分から山頂を目指す．

5/2 14:23

14:23 物見山山頂．

5/2 14:23

14:23 物見山山頂．

5/2 14:23

14:23 新雪が10cmほどある．とにかく寒い．

5/2 14:23

14:23 山頂．

5/2 15:05

15:05 新雪の登山道を下る．1850m付近．

撮影機器：

LUMIX DMC-TX1 パナソニック

感想

yukitsubasa

　今までに中央分水嶺の黒岩山から袈裟丸山へ続く分水嶺を歩いたが，物見山から燕巣山の間だけはまだ歩いていなかった．今回は残ったこの稜線を歩くことにした．

　昨日は尾瀬と武尊山を結ぶ分水嶺として鳩待峠から笠ヶ岳，西山，田代湿原まで歩きホワイトワールド尾瀬岩鞍に下山した．天気もまずまずで快適に歩けたが，長かったので疲れが残った．山行2日目の今日の天気予報は午後から雨だったが，実際は午前中から雪が降り時折雷も鳴り寒くて苦労した．

　燕巣山に登った尾根は最初はやぶもなく踏み跡もあり快適だったが，登るにつれて灌木のやぶが酷く3ヶ所の岩場もあり時間がかかった．残雪も少なくあまり利用できなかった．この尾根は山レコ初トレースになる．
　
　燕巣山から物見山の稜線も前半は残雪が少なくやぶ漕ぎが続くが，半分くらいはやぶが薄く踏み跡もある．2100m峰から2099m峰付近はシャクナゲを主体とした密やぶで通過に時間がかかり苦労した．後半は残雪が豊富に残っており順調に歩けた．ただ午前中から雪が降り出し物見山に着いた頃には深い場所で新雪が10cmほどあり，枝に積もった雪でやぶ漕ぎが辛かった．

　この山行では誰とも会わず燕巣山山頂付近を除き最近歩いた痕跡はなかった．これで中央分水嶺の黒岩山から袈裟丸山までつながった．あと1回の日帰り山行で赤城山までつながる．

　ここから北に続く分水嶺山行：
尾瀬の分水嶺　物見山(毘沙門山)〜鬼怒沼山〜黒岩山分岐
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1560213.html

　ここから東に続く分水嶺山行：
日光の分水嶺　四郎峠〜燕巣山〜湯沢峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2021344.html