笹子雁ケ腹摺山〜酒遊館

2021年05月04日(火) [日帰り]

• GPS: 05:00
• 距離: 14.8km
• 登り: 924m
• 下り: 949m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:09
• 休憩: 0:50
• 合計: 4:59

8:08 甲斐大和駅
9:50 9:54 笹子峠
10:42 11:07 笹子雁ヶ腹摺山
11:24 11:25 ・1188
12:13 12:13 新中橋バス停
12:21 12:21 追分バス停
12:38 12:41 笹子駅
12:46 13:03 笹一酒造
13:07 笹子駅

天候

晴れ（朝は肌寒く、昼は暑いほど）

アクセス

利用交通機関：

電車

■行き
甲斐大和駅から徒歩。

■帰り
笹子駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

笹子峠〜尾根道と新道の分岐点の間は、斜面東側がかなりの急斜面となっているため、路面凍結時にスリップすると数十m滑落する恐れがあります。
また、尾根道（新道との分岐点〜新道との合流点）では斜面西側（※しかも登山道脇）に崩壊地が至る所にあるため、荒天時や雨後は新道を通った方が良いと感じました。

その他周辺情報

下山後には笹子駅近くにある笹一酒造の酒遊館にて、日本酒とワインを買いました。

写真

5/4 8:08

きょうのスタート地点は甲斐大和駅。駅は大菩薩嶺（上日川峠）へ向かうバスを待つ乗客でごった返していました。

5/4 8:10

駅前のヤマザキショップ。貴重な補給スポットですね。

5/4 8:12

朝日に照らされた庭先のクレマチス。

5/4 8:14

国道20号線（甲州街道）を渡って、南西方向へ進路を変えます。

5/4 8:16

庭先のオオデマリ。園芸品種なので花が大きくて見応えがあります。

5/4 8:20

中央道と笹子雁ヶ腹摺山。頂上までかなり距離がありますね...

5/4 8:26

オニグルミの若葉。毛が密生していてフワフワした感じです。

5/4 8:31

駒飼宿の地図。今歩いている所は旧甲州街道だったそうです。

5/4 8:37

フデリンドウ。林道脇の明るい法面に沢山生えていました。

5/4 8:41

ヤマツツジもポツポツ咲いていました。

5/4 8:53

しばらく舗装された林道歩きが続きます...

5/4 8:56

このスミレの種名は分かりませんでしたが、アメリカスミレサイシンかもしれません。

5/4 9:11

この看板の所で車道を離れて山道へと入ります。

5/4 9:16

山道と言っても最初は公園のように整備されていますが...

5/4 9:20

徐々に登山道らしくなってきます。

5/4 9:21

「自害沢天明水」には立ち寄りませんでしたが、その由来がちょっと気になります。

5/4 9:24

沢に架けられた橋を渡る事2回、それに渡渉が1回ありました。

5/4 9:35

山道から一旦林道に入りますが...

5/4 9:36

100m足らずで山道へと戻ります。

5/4 9:43

笹子峠の笹子トンネルに到着！甲斐大和駅から1時間半ほどで着いたので、かなり良いペースで歩けています。

5/4 9:45

トンネル脇から再び山道を登っていきます。

5/4 9:51

笹子峠天神社。山行の無事を祈ってお参りしました。

5/4 9:54

この看板から尾根道がスタートします。

5/4 9:55

最初は幅広い尾根道でしたが...

5/4 9:56

あっという間に尾根が細くなって驚きました。

5/4 9:57

尾根が急激に細くなった辺りは東側の斜面がかなり急傾斜になっており、2020年末にこの付近で亡くなられた方がいるそうです。

5/4 9:58

写真中央のピークが笹子雁ヶ腹摺山だと思っていましたが、実際にはさらに奥のピークだったようです(汗)

5/4 10:04

尾根道と新道の分岐点。ここは尾根道を行くことにしましたが...

5/4 10:05

最初から急登で汗だくです(笑)

5/4 10:10

尾根上には大きな岩も現れますが、三点支持が必要なシーンはありませんでした。

5/4 10:11

トウゴクミツバツツジは満開の株、蕾と花が半々の株、蕾だけの株など様々でした。

5/4 10:15

この痩せ尾根は要注意です！

5/4 10:16

通過して反対側から見ると、登山道のすぐ脇から崩壊して切れ落ちているのが分かります。

5/4 10:18

ちょっとピンボケですが、トウゴクミツバツツジをアップで。

5/4 10:22

目の前にピークが見えてきましたが、これは笹子雁ヶ腹摺山の一つ手前のピークでした(汗)

5/4 10:28

ようやく笹子雁ヶ腹摺山が見えてきました。

5/4 10:30

尾根道と新道の合流点。ここまでのアップダウンを考えると、新道を使った方が体力を温存できそうです。

5/4 10:32

大きな鉄塔が登場。ここから笹子雁ヶ腹摺山へ向かって一気に登っていきます。

5/4 10:39

笹子雁ヶ腹摺山の山頂までは階段が付けられていて整備されていますが、所々で西斜面が崩壊して切れ落ちているので要注意です。

5/4 10:45

笹子雁ヶ腹摺山に登頂！

5/4 10:47

富士山も見えました！

5/4 10:49

今日の昼は"つぶあんぱん"...というより"潰れたあんぱん"です(笑)

5/4 11:04

木々の向こうに見える南アルプスの山々。白峰三山でしょうか？

5/4 11:05

笹子雁ヶ腹摺山から笹子駅に向かって下っていきます。

5/4 11:07

下山ルートの尾根道は、急斜面からスタートします。

5/4 11:08

最後にチラリと富士山。

5/4 11:16

下山し始めて数分経つと、尾根道が徐々に緩やかになってきます。

5/4 11:21

緩やかな道に変わると、周囲の写真を撮る余裕も出てきます(笑)

5/4 11:25

この辺りはブナ、ミズナラ、アカマツなどが混生する林でした。

5/4 11:40

尾根道が緩やかになっても、斜面は相変わらず凄まじい傾斜です...

5/4 11:44

バラ科のウラジロノキ。葉がヤマハンノキにちょっと似ている気がします。

5/4 11:45

これは低木のアオハダだと思います。

5/4 11:49

尾根から支尾根へと入っていくと...

5/4 11:53

見慣れたサイズ感の鉄塔が登場。この鉄塔から数m進んだところで、尾根を外れて九十九折れの道で斜面を下っていきます。

5/4 11:53

鉄塔の近くは明るいので、ヤマツツジが満開でした！

5/4 11:54

花が咲き始めたばかりのようで、とても綺麗な状態でした。

5/4 11:59

九十九折れの道を下っていきますが、林業の作業道と交錯しているので道迷いに注意が必要です。

5/4 12:03

最後はしっかりと踏み固められた道を歩いていくと...

5/4 12:06

新中橋バス停前の車道に到着！ここからは国道20号（甲州街道）を歩いて笹子駅を目指します。

5/4 12:13

次に笹子峠へ来る時は、矢立の杉の前を通るルートにしたいと思います。

5/4 12:14

笹子峠周辺の山々。左が笹子雁ヶ腹摺山、中央のツンと尖ったピークが米沢山、右がお坊山だと思います。

5/4 12:21

笹子駅までは緩い坂を下り続けます。

5/4 12:22

途中には気になる食堂もありましたが、混んでいそうなのでパスしました。

5/4 12:28

ようやく中央本線の線路が現れました。

5/4 12:29

東京まで107km...私の足だと4日間かかりますね(笑)

5/4 12:32

笠懸地蔵。1851年に作られたそうですが、由来は不明だそうです。

5/4 12:40

笹子駅に到着。ここでお茶を飲んで一服した後、最後の目的地に向かって出発しました。

5/4 12:45

最後の目的地は笹一酒造の直販店の「酒遊館」です。

5/4 13:07

お酒を買い込んだ後、笹子駅にゴールイン！

撮影機器：

PENTAX KP ボディ ペンタックス

装備

個人装備

ソフトシェル フリース 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット 保険証 携帯電話 モバイルバッテリー 時計 小銭入れ タオル ストック カメラ クマ鈴

感想

ardisia

[ルート]
当初は笹子雁ケ腹摺山から尾根伝いにお坊山まで歩いて、大鹿峠・道証地蔵経由で笹子駅に下山するという長丁場のルートを計画していました。
ところが当日は気温がかなり上がる（※夏日）という天気予報だったので、暑さでバテてしまう可能性を考慮して、前日の内に笹子雁ケ腹摺山から直接笹子駅へ下山するルートに計画を変更しました。
結果的には予想よりもサクサク歩けたので、お坊山まで行けたのではという気もしますが、最後にお土産を買い込む余裕が生まれたのでこれで良かったのだと思います。
また、今回のルートでは笹子峠〜笹子雁ケ腹摺山間で"尾根道ルート"を選択しましたが、このルートは幾つもの崩壊地の脇を通るため、荒天時や大雨の後などは"尾根道ルート"を避けて"新道ルート"を歩いた方が良いと思います。

[展望・景色]
・笹子雁ケ腹摺山：御坂山地から突き出た富士山が見られたほか、南アルプスの山々も見えましたが、周囲に低木が生い茂り始めていてそれほど展望は良くありません。

[動植物]
大半のスミレは葉だけになっていましたが、タチツボスミレはまだ花が残っている株もありました。
林内ではヤマツツジ、トウゴクミツバツツジ、アオダモ、ヒトリシズカ、フタリシズカの花が見られました。
甲斐大和側の林縁ではフデリンドウの花が見られましたが、笹子側では見つけられませんでした。

[飲食・お土産]
笹一酒造の酒遊館で、日本酒（笹一 純米大吟醸 甲州夢山水）と赤ワイン（OLIFANT マスカット・ベリーA樽熟成）を買いました。

[その他]
笹子雁ケ腹摺山の山頂は意外にも狭く、ベンチも1つしかありませんでした。
もし山頂で休憩を計画しているのであれば、小さめのマットを持って行くと快適に休憩できると思います。