蒲生野 歌枕の山巡り 岩倉山〜布施山〜鏡山〜亀岡

2021年05月04日(火) [日帰り]

• GPS: 05:22
• 距離: 46.0km
• 登り: 807m
• 下り: 785m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:14
• 休憩: 0:08
• 合計: 5:22

7:01 スタート地点
7:26 7:27 瓶割山
7:42 7:43 岩倉山
7:57 7:58 瓶割山
8:52 8:53 布施山
11:09 11:10 鏡登山口
11:18 11:20 御幸山
11:32 11:33 平家終焉の地
12:23 ゴール地点

蒲生野には歌枕となった山が多くある。これらを巡る山旅に出かけてきた。歌碑巡りや歌枕巡りと言うと何か辛気臭いイメージがあるが、ロードバイクやトレランと組み合わせて激しく走りながら巡ると新鮮な感じがする。移動距離45km、累積標高差1040m。森本茂著 校注歌枕大観近江編を参考にした。巡った山は以下の通り。
岩倉山：近江八幡市
布施山：東近江市
鏡山：竜王町
向山(夕日ヶ丘城)：野洲市

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自転車

山から山への移動は自転車を利用

コース状況／危険箇所等

岩倉山：一部倒木あり
布施山：よく整備されている
鏡山：よく整備されている
向山(夕日ケ丘)：整備されていない

写真

5/4 7:06

近江八幡市街より岩倉山(右)と瓶割山(左)を望む。歌枕の一座目は岩倉山

5/4 7:15

瓶割山麓の長福寺町日吉神社より登る。

5/4 7:22

登りやすい登山道。朝日が差し込む。

5/4 7:26

尾根に出る。

5/4 7:27

瓶割山頂の三等三角点平木

5/4 7:28

山頂を少し過ぎると展望の良い場所に出る。雪野山を望む。

5/4 7:28

遠くに布施山。直線距離4.5km

5/4 7:33

瓶割山より西尾根を下ると林道に出る

5/4 7:34

峠より岩倉山へ進む

5/4 7:37

概ね歩きやすい登山道

5/4 7:37

一部倒木があるが簡単に巻ける

5/4 7:43

山頂付近に大岩。磐座だろうか。

5/4 7:42

岩倉山220mに着くが展望はない。往路を引き返したら蒲生野を縦断して布施公園へ行く。道を間違って少し遠回り。

5/4 8:38

布施公園の案内板。玉緒山(布施山）を詠んだ歌が紹介されている。

5/4 8:39

布施公園より瓶割山

5/4 8:38

布施山への標識

5/4 8:42

登山口

5/4 8:43

所々で可愛らしい足軽が出迎えてくれる

5/4 8:45

5/4 8:49

5/4 8:50

5/4 8:51

10分程で山頂。歌枕二座目

5/4 8:52

三角点

5/4 8:52

山頂は展望なし

5/4 8:55

山頂から少し下った所の展望がよい

5/4 8:55

布施溜池を見下ろす

5/4 9:02

布施溜池

5/4 9:06

布施溜池と布施山

5/4 9:15

布施公園の遊具で親子連れが楽しんでいた

5/4 9:14

布施公園と布施山

5/4 9:11

公園の藤

5/4 9:46

布施山から鏡山へ移動する途中で竜王町の妹背の里に立ち寄る。写真は妹背の像(大海人皇子と額田王）。妹背の里は人が多かった。コロナを避けてさっと写真だけとって帰る。

5/4 9:47

像の周りに四つの歌碑がある。
あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや　君が袖振る (額田王)

5/4 9:45

返歌
紫草の にほえる妹を 憎くあらば 人妻ゆえに われ恋ひめやも (大海人皇子)

5/4 9:46

蒲生野の 標野の原の をみなへし 野守に見すな 妹が袖ふる (大江 匡房)

5/4 9:45

妹背の里の近くにある竜王寺を詠んだ歌
暮れにきと 告ぐるぞまこと 降りはるる 雪の野寺の 入りあいのかね (和泉式部)

5/4 9:53

雪野山

5/4 9:55

雪野山大橋(日野川に掛かる橋)東詰にある額田王像

5/4 9:57

西詰には大海人皇子像

5/4 10:05

次は鏡山へ向かう。

5/4 10:18

山面登山口への林道

5/4 10:22

林道終点に駐輪

5/4 10:23

林道に竜胆。帰宅後に写真と図鑑を見比べたがハルリンドウかフデリンドウか区別できなかった。

5/4 11:03

5/4 10:35

5/4 10:45

鏡山山頂。山名板は竜王山になっている。歌枕三座目。

5/4 10:45

三角点

5/4 11:15

鏡神社

5/4 11:17

境内から御幸山へ登る。由来は写真の通り。

5/4 11:19

二分で御幸山に着く。墓標にしか見えない。この先、最高地点があるが藪にさえぎられている。

5/4 11:19

御幸山より近江八幡方面。

5/4 11:27

国道8号側にある義経元服の地

5/4 11:28

平治物語ではここが元服の地だが、義経記では熱田神宮が元服の地。伝説的人物なので何が真実なのか不明。

5/4 11:31

源平つながりで平家終焉の地にも立ち寄る。

5/4 11:33

5/4 11:33

平宗盛と言えば、平家物語では典型的なダメ男として描かれている。史実に基づいているといっても所詮、フィクション。気の毒過ぎるよ。信長や竜馬と同じで後世の作家によって作られた人物像です。

5/4 11:39

夕日が丘(向山)登山口。歌枕の近江亀岡はこの辺りらしい(所説あり）。

5/4 11:57

この登山コースは整備されておらず藪漕ぎ。500m西側の登山口を利用すべきだった。

5/4 11:55

5/4 11:56

展望台への標識に導かれて登山道を進むが・・・

5/4 11:52

山頂は展望なし。歌枕四座目。

5/4 11:54

山頂に古墳

5/4 12:10

国道8号から夕日が丘城(向山)を望む。歌枕大観によるとこの山が亀岡らしい。なるほど亀に似ていなくもない。東山道を行き交う旅人が目にした風景だから歌に詠まれても不思議ではない。

撮影機器：

Optio WG-2 GPS ペンタックス