丹沢山 （天王寺尾根・丹沢山・丹沢三峰）

2008年11月22日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.2km
• 登り: 1,491m
• 下り: 1,494m

コースタイム

　６：５５　塩水橋
　７：１９　天王寺橋（天王寺峠登山口）
　７：４４　天王寺峠
　９：２６　堂平分岐
１０：１４　丹沢山　（昼食　１１：４５出発）
１２：１８　太礼ノ頭
１２：４２　円山木ノ頭
１２：５９　無名ノ頭
１３：１２　本間ノ頭　（小休止　１３：２２出発）
１４：２６　青宇治橋分岐
１５：１５　青宇治橋
１５：２６　塩水橋
　

天候

快晴

コース状況／危険箇所等

１．登山口まで
　登山口の塩水橋まで行くには、秦野からヤビツ峠を経由するか、宮ヶ瀬湖を経由するかどちらかになります。いずれにしても塩水橋付近は屈曲の多い狭路で離合困難な箇所も多い悪路です。にもかかわらず、登山者・走り屋・観光客の車で交通量が多く歩行者もいるので通行には注意が必要です。塩水橋から分岐する塩水林道にはゲートがあって車は先に進めません。このゲート付近には路肩にスペースがあり、１５台程度の車がとめられます。三連休初日午前６時４０分到着で半分以上埋まっていました。

２．登山道
　林道ゲートから天王寺峠登山口までは林道歩き。本谷川に掛かる吊橋の手前、天王寺橋のたもとから天王寺尾根に取り付きます。（道標あり）　３０分程で天王寺峠。ここから尾根歩きになります。天王寺尾根は展望の効かない樹林の尾根。所々急な登りもありますが、概ねゆるやかな尾根です。道標もあって道はしっかりしています。堂平からの登山道を合わせた先にガレ場があります。特別危険な箇所というわけではありませんが、左右はザレた斜面です。この辺りブナの林が見事。
　丹沢山は立ち木が多く、３６０度の大展望という訳にはいきませんが、それでも西丹沢の山々の向こうに秀麗な富士山が一際大きい気持ちのいい山頂です。山頂から蛭ヶ岳方面へ３分程進めば更に景色の良い場所があります。
　丹沢山から丹沢三峰へもしっかりした登山道がつけられています。天王寺尾根も同じですが、表尾根や大倉尾根などと比較すると登山者もずっと少なく、静かな山歩きが楽しめます。太礼ノ頭から本間ノ頭までは急な登下降が続きます。本間ノ頭からは下り一辺倒。一気に高度を落として、左がすっぱり切れ落ちた金冷シを少し緊張しながら過ぎると青宇治橋分岐です。
　ここから尾根を戻るような形で斜面をトラバース。青宇治橋までの登山道は歩く人も希なのかやや荒れ気味。道径はしっかりしていますが、斜面が崩落している個所などもあり、ロープが張られていました。送電線の下を過ぎると急斜面の下りになります。今コースで一番きつい斜面だった気がします。（送電線下の踏み跡を辿って鉄塔基部に行くこともできます。山と高原地図に「景色が良い」と書かれている地点です）　沢におりたったところに丸太の橋がつけられており右岸へ。山と高原地図には迷いマークがつけられていますが、ピンクのテープも巻いてあり、下りで迷うことはないと思います。堰堤を過ぎて登山道を下れば青宇治橋です。あとは車に気をつけながら塩水橋まで県道歩き。

写真

11/25 0:26

名残の紅葉

11/25 0:28

冬枯れの天王寺尾根

11/25 0:30

丹沢三峰

11/25 0:30

天王寺尾根上部のブナ林

11/25 0:33

丹沢山から秀麗富士

11/25 0:34

山頂山名碑

11/25 0:38

西丹沢の山並み

11/25 0:38

しばし足をとめて

11/25 0:39

蛭ヶ岳遠望

11/25 0:43

本間ノ頭

11/25 0:46

送電鉄塔

11/25 0:47

鉄塔基部から東丹沢

撮影機器：

E-3 オリンパス

感想

aralagi

　三連休初日の11月22日。好天予報に誘われて丹沢山を訪れました。表尾根は以前歩いた事があるので、今回は天王寺尾根から山頂を目指すことに。山にも旬がありますが、この天王寺尾根も有る意味今が旬。というのもこの季節以外はヒルの襲撃に怯えなくてはならないからです。今や丹沢もヒルの一大生息地と化してしまったようで、地図に「ヒル注意」などと赤字で書かかれれば登る気も萎えるというものです。天王寺尾根下部は杉の植林帯、そこから高度を上げるに従ってモミの巨木や名残の黄葉なども見られるようになり、山頂直下のブナ林は本当に見事でした。山頂には立ち木も多く、360°の大展望というわけにはいきませんが、それでも西丹沢の山並みの向こうに富士山が大きい素晴らしい山頂でした。天気も予報通り終日快晴で満足の登山となりました。


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