北八・双子池テント泊で大岳・北横岳・蓼科山
- GPS
- 10:45
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,406m
- 下り
- 1,386m
コースタイム
大河原峠9:00-9:16双子山9:19-9:37双子池(テント設営)11:21-12:44大岳13:00-13:44北横岳14:24-15:05亀甲池-15:30双子池(テント泊)
6/30
双子池6:33-7:07双子山-7:21大河原峠7:41-8:36将軍平8:41-9:12蓼科山9:36-10:48大河原峠
天候 | 29日 曇時々晴れ(稜線上はガスガス)、夕方は一転して激しい雷雨 30日 曇時々晴れ(稜線上はガスガス) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大河原峠にはヒュッテやトイレ設備アリ(バイクツーリングの人もたくさん訪れてました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
北八ヶ岳のイメージは苔むした樹林帯の緩やかなアップダウン道でしたが、今回のコースでは、そのイメージを大きく覆す岩稜の急登ルートが2つありました。イメージしていなかったぶん、面喰ってしまいましたが、ガッツリ登りを堪能できました。 ●岩稜コースその1:双子池〜大岳ルート(標準コースタイム1時間45分) 天狗の露地と命名されている部分もあり、大岩が連なる1時間以上の急登が続きます。標高差300m程ですが、1時間45分のコースタイムが示すとおり意外とタフなコースでした。ストックが邪魔になるので仕舞ってから登りましょう。 ●岩稜コースその2:将軍平〜蓼科山頂ルート(標準コースタイム30分) コースとしては短いんですが、ここも両手両足を使って登る急登コースでした。 |
写真
感想
今シーズン初のテント泊。
さすがに最初から重装備で長い時間歩くのはつらいかもということで、色々候補地を物色した結果、まだ行ったことのない北八ヶ岳の双子池テント場をチョイス。
回るコースは色々な選択肢から双子池の目の前にある大岳に登って北横岳から亀甲池を周回して戻ってくるコース、2日目は天候とその日の気分でということにして出発。
車は蓼科スカイラインの大河原峠に駐車。北八ヶ岳北部に車で入る拠点としては申し分のない場所でした。
ここから双子池までは小高い双子山を越えるだけの1時間かからず、早々テント設営完了。テント場は双子池の雌池湖畔の樹林帯に散在する静かなサイト。水は雄池の水を直接すくって飲用できるという大自然そのもの。水も冷たい。
大岳へのルートは予想外の大きな岩場の急登。苔むした樹林帯イメージの北八ヶ岳では異色のコースでした。天狗の露地と呼ばれる場所まではかなりの急登。その後もハイマツと露岩の拡がるコースで大岳へ。残念ながらガスガスでスグ横の北横岳の全貌すら確認できないぐらい。このコースは人もあまり入らないようで静かなひとときを満喫。
大岳から北横岳まではゆるい樹林帯。山頂への少しの登りを終えると人がたくさんいる北横岳山頂。ここでランチをしながら周囲の方々としばしの談笑。地元のご夫婦から宿泊用にとキュウリ3本いただいたり、ガスが切れてきて南八ヶ岳の峰々が出てきたのを眺めたり、2日間で一番眺望のあったひとときでした。
帰りは亀甲池方面に降りて双子池に3時半に帰着。夕方が近づいて上空の雲も所々切れてきて青空も見えてきたので、双子池ヒュッテ前に散歩に出たところで、急に雲行きが怪しくなり始め、急いでテントへ。山の天気の変化は早いものです。テントに戻る5分ほどの間に晴れから大粒の雨になって濡れながらテントに帰着。
ここから2時間ほどは激しい雨とカミナリ。特にカミナリは近いところに落ちているようで、臨場感抜群の轟音。激しい雨はテントを容赦なく叩き、雨の跳ね返りでフライシートの内側のテント外壁もビショビショ。テント下にも水が入ってきてるようで、うっすら底面シートが湿ってきます。
この雷雨で気温も急速に低下し、そのおかげでテントに転がしていた缶チューハイが適温に冷やされたのだけがうれしい誤算でした(笑)。
結局雨のために外で夕食&飲みは出来ず、テント内で寂しく。そしてすることもないので、夜8時過ぎには寝てしまいました。
翌朝は雨は上がっていたものの、やはりガスが湧いていて眺望の望める日では無さそう。テントもグッショリだったので、朝食後テントを撤収し、車に置いて蓼科山をピストンして帰ることにして行動開始。
大河原峠の車に濡れたテント装備一式や寝具・衣類・調理器具を置いて軽身で蓼科山へ。ひたすらガスガスの山行でした。蓼科山は冬にアイゼン山行で登ったことがあり、今回で2回目。しかし今回も前回同様、広い山頂はガスガスで周囲が全く見えない残念なものでした。将軍平から山頂への急登は30分ほどの距離ですが、かなりの急斜面登りです(登りやすい岩が続くのでスリルはありませんが、高所恐怖症の方は下りでビビるかも)。
ソロ山行は、一人で行動するぶん、色々な方々と色々話が出来て楽しいものです。
今回も北横岳山頂でキュウリをいただいた長野のご夫婦、北横岳と蓼科山の両方の山頂で一緒になった団体さん、テント場のお隣さん、双子池ヒュッテの親爺さん、老若男女、いろいろな方と楽しい山話が出来るからソロはやめられませんね。
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