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Yamareco

記録ID: 316597
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

北八・双子池テント泊で大岳・北横岳・蓼科山

2013年06月29日(土) 〜 2013年06月30日(日)
 - 拍手
GPS
10:45
距離
15.1km
登り
1,406m
下り
1,386m

コースタイム

6/29
大河原峠9:00-9:16双子山9:19-9:37双子池(テント設営)11:21-12:44大岳13:00-13:44北横岳14:24-15:05亀甲池-15:30双子池(テント泊)
6/30
双子池6:33-7:07双子山-7:21大河原峠7:41-8:36将軍平8:41-9:12蓼科山9:36-10:48大河原峠
天候 29日 曇時々晴れ(稜線上はガスガス)、夕方は一転して激しい雷雨
30日 曇時々晴れ(稜線上はガスガス)
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
蓼科スカイラインの最高点・大河原峠の駐車スペース(無料)を利用
大河原峠にはヒュッテやトイレ設備アリ(バイクツーリングの人もたくさん訪れてました)
コース状況/
危険箇所等
北八ヶ岳のイメージは苔むした樹林帯の緩やかなアップダウン道でしたが、今回のコースでは、そのイメージを大きく覆す岩稜の急登ルートが2つありました。イメージしていなかったぶん、面喰ってしまいましたが、ガッツリ登りを堪能できました。

●岩稜コースその1:双子池〜大岳ルート(標準コースタイム1時間45分)
天狗の露地と命名されている部分もあり、大岩が連なる1時間以上の急登が続きます。標高差300m程ですが、1時間45分のコースタイムが示すとおり意外とタフなコースでした。ストックが邪魔になるので仕舞ってから登りましょう。

●岩稜コースその2:将軍平〜蓼科山頂ルート(標準コースタイム30分)
コースとしては短いんですが、ここも両手両足を使って登る急登コースでした。
大河原峠
2013年06月29日 08:59撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 8:59
大河原峠
ガスガスで蓼科山も見えません
2013年06月29日 08:59撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 8:59
ガスガスで蓼科山も見えません
双子山の山頂部は開けた草原 でもガスガスで眺望なし
2013年06月29日 09:18撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 9:18
双子山の山頂部は開けた草原 でもガスガスで眺望なし
2013年06月29日 09:18撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 9:18
蓼科山の隅っこだけ確認できました
2013年06月29日 09:19撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 9:19
蓼科山の隅っこだけ確認できました
早々と双子池ヒュッテに到着
2013年06月29日 09:37撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 9:37
早々と双子池ヒュッテに到着
ヒュッテ前に広がるのは雄池 そのまま飲める水です(プラティパスで汲むのにひと苦労しました)
2013年06月29日 09:38撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 9:38
ヒュッテ前に広がるのは雄池 そのまま飲める水です(プラティパスで汲むのにひと苦労しました)
こちらは雌池 この池の向こう側にテント場です
2013年06月29日 09:43撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 9:43
こちらは雌池 この池の向こう側にテント場です
雌池とテント場看板 幕営サイトは樹林帯の所々に散在しているので、他人に目を気にせずノンビリできます(いちおうのトイレ2基あり)。
2013年06月29日 09:49撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 9:49
雌池とテント場看板 幕営サイトは樹林帯の所々に散在しているので、他人に目を気にせずノンビリできます(いちおうのトイレ2基あり)。
ヒュッテ前から大岳に向けて出発
2013年06月29日 11:20撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 11:20
ヒュッテ前から大岳に向けて出発
いきなりの岩場急登の連続にビックリ 振り返ると眼下にヒュッテと雄池
2013年06月29日 11:38撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 11:38
いきなりの岩場急登の連続にビックリ 振り返ると眼下にヒュッテと雄池
天狗の露地 岩が多いところには、天狗の〜 ってのが多いような
2013年06月29日 11:52撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 11:52
天狗の露地 岩が多いところには、天狗の〜 ってのが多いような
岩稜と低木のコース 眺望があれば素晴らしい景色が広がるんだろうね
2013年06月29日 11:52撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 11:52
岩稜と低木のコース 眺望があれば素晴らしい景色が広がるんだろうね
大岳山頂 誰もいないし、誰も来ない
2013年06月29日 12:44撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 12:44
大岳山頂 誰もいないし、誰も来ない
北横岳もガスガスの中のようです。
2013年06月29日 12:52撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 12:52
北横岳もガスガスの中のようです。
2013年06月29日 12:59撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 12:59
大岳山頂
2013年06月29日 13:00撮影 by  CX2 , RICOH
1
6/29 13:00
大岳山頂
2013年06月29日 13:03撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 13:03
2013年06月29日 13:05撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 13:05
いつの間にか北横岳がハッキリ見えてました。
2013年06月29日 13:14撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 13:14
いつの間にか北横岳がハッキリ見えてました。
蓼科山は相変らずガスガスの中
2013年06月29日 13:14撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 13:14
蓼科山は相変らずガスガスの中
振り返って大岳
2013年06月29日 13:15撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 13:15
振り返って大岳
北横岳ヒュッテでしょうか
2013年06月29日 13:41撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 13:41
北横岳ヒュッテでしょうか
北横岳・大岳・三ツ岳に囲まれた窪地にある七ツ池
2013年06月29日 13:42撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 13:42
北横岳・大岳・三ツ岳に囲まれた窪地にある七ツ池
北横岳山頂(北峰)に到着 ここには人がいます
2013年06月29日 13:44撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 13:44
北横岳山頂(北峰)に到着 ここには人がいます
2013年06月29日 13:44撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 13:44
山頂脇で一杯やってると
2013年06月29日 14:12撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 14:12
山頂脇で一杯やってると
南八ヶ岳のガスガスがとれてきて、天狗、赤岳、阿弥陀、権現、編笠まで見通すことが出来ました。
(今回の山行で只一度の眺望)
2013年06月29日 14:24撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 14:24
南八ヶ岳のガスガスがとれてきて、天狗、赤岳、阿弥陀、権現、編笠まで見通すことが出来ました。
(今回の山行で只一度の眺望)
ようやくすぐ隣の蓼科山も確認できました。
2013年06月29日 14:24撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 14:24
ようやくすぐ隣の蓼科山も確認できました。
下山ルートは北八ヶ岳らしい樹林と苔やシダの道
2013年06月29日 15:03撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 15:03
下山ルートは北八ヶ岳らしい樹林と苔やシダの道
亀甲池
2013年06月29日 15:05撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 15:05
亀甲池
2013年06月29日 15:06撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 15:06
青空がのぞきはじめたみたいです。天気は快方に向かうのか?
2013年06月29日 15:08撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 15:08
青空がのぞきはじめたみたいです。天気は快方に向かうのか?
双子池・雌池に戻ってきました。
2013年06月29日 15:28撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 15:28
双子池・雌池に戻ってきました。
2013年06月29日 15:43撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 15:43
向こうに大岳山頂が見えてます。
2013年06月29日 15:45撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 15:45
向こうに大岳山頂が見えてます。
天気が快方に向かうのかとヒュッテまで行ってたら、いきなり天候急変で、慌ててテントまで走りました。
その後はもの凄い雷雨でテントから一歩も動けず。
(気温も急下降で、缶チューハイが冷えて美味しかった)
2013年06月29日 16:30撮影 by  CX2 , RICOH
6/29 16:30
天気が快方に向かうのかとヒュッテまで行ってたら、いきなり天候急変で、慌ててテントまで走りました。
その後はもの凄い雷雨でテントから一歩も動けず。
(気温も急下降で、缶チューハイが冷えて美味しかった)
2日目朝
2013年06月30日 06:24撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 6:24
2日目朝
朝靄の湖畔ってイイね。
2013年06月30日 06:29撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 6:29
朝靄の湖畔ってイイね。
2013年06月30日 06:32撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 6:32
天気が良くなるかと思ったら、前日と変わらんガスガス(双子山頂)
2013年06月30日 07:07撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 7:07
天気が良くなるかと思ったら、前日と変わらんガスガス(双子山頂)
大河原峠へ
2013年06月30日 07:15撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 7:15
大河原峠へ
車に戻って、濡れたテントや不要装備をおいて、向こうの蓼科山へ再出発
2013年06月30日 07:21撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 7:21
車に戻って、濡れたテントや不要装備をおいて、向こうの蓼科山へ再出発
2013年06月30日 07:41撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 7:41
ガスガスの樹林帯道(暑くなくて良いんですが)
2013年06月30日 08:07撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 8:07
ガスガスの樹林帯道(暑くなくて良いんですが)
将軍平到着
2013年06月30日 08:36撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 8:36
将軍平到着
蓼科山頂への岩場急登(見下ろしたところ)
2013年06月30日 09:03撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 9:03
蓼科山頂への岩場急登(見下ろしたところ)
岩場の終盤で左にトラバース気味に登ると
2013年06月30日 09:03撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 9:03
岩場の終盤で左にトラバース気味に登ると
山頂直下の蓼科山頂ヒュッテ
2013年06月30日 09:08撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 9:08
山頂直下の蓼科山頂ヒュッテ
蓼科山頂部から見下ろす蓼科山頂ヒュッテ
2013年06月30日 09:35撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 9:35
蓼科山頂部から見下ろす蓼科山頂ヒュッテ
広大な岩場が広がる蓼科山ですが、相変らずのガスガスで眺望無し
2013年06月30日 09:35撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 9:35
広大な岩場が広がる蓼科山ですが、相変らずのガスガスで眺望無し
山頂標識
2013年06月30日 09:35撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 9:35
山頂標識
2013年06月30日 09:36撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 9:36
将軍平から少し下山したところに、佐久市の最高標高点だそうです
2013年06月30日 10:17撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 10:17
将軍平から少し下山したところに、佐久市の最高標高点だそうです
結局何も眺望を拝めぬまま、大河原峠に戻ってきました。
2013年06月30日 10:48撮影 by  CX2 , RICOH
6/30 10:48
結局何も眺望を拝めぬまま、大河原峠に戻ってきました。
撮影機器:

感想

今シーズン初のテント泊。
さすがに最初から重装備で長い時間歩くのはつらいかもということで、色々候補地を物色した結果、まだ行ったことのない北八ヶ岳の双子池テント場をチョイス。

回るコースは色々な選択肢から双子池の目の前にある大岳に登って北横岳から亀甲池を周回して戻ってくるコース、2日目は天候とその日の気分でということにして出発。

車は蓼科スカイラインの大河原峠に駐車。北八ヶ岳北部に車で入る拠点としては申し分のない場所でした。
ここから双子池までは小高い双子山を越えるだけの1時間かからず、早々テント設営完了。テント場は双子池の雌池湖畔の樹林帯に散在する静かなサイト。水は雄池の水を直接すくって飲用できるという大自然そのもの。水も冷たい。

大岳へのルートは予想外の大きな岩場の急登。苔むした樹林帯イメージの北八ヶ岳では異色のコースでした。天狗の露地と呼ばれる場所まではかなりの急登。その後もハイマツと露岩の拡がるコースで大岳へ。残念ながらガスガスでスグ横の北横岳の全貌すら確認できないぐらい。このコースは人もあまり入らないようで静かなひとときを満喫。

大岳から北横岳まではゆるい樹林帯。山頂への少しの登りを終えると人がたくさんいる北横岳山頂。ここでランチをしながら周囲の方々としばしの談笑。地元のご夫婦から宿泊用にとキュウリ3本いただいたり、ガスが切れてきて南八ヶ岳の峰々が出てきたのを眺めたり、2日間で一番眺望のあったひとときでした。

帰りは亀甲池方面に降りて双子池に3時半に帰着。夕方が近づいて上空の雲も所々切れてきて青空も見えてきたので、双子池ヒュッテ前に散歩に出たところで、急に雲行きが怪しくなり始め、急いでテントへ。山の天気の変化は早いものです。テントに戻る5分ほどの間に晴れから大粒の雨になって濡れながらテントに帰着。

ここから2時間ほどは激しい雨とカミナリ。特にカミナリは近いところに落ちているようで、臨場感抜群の轟音。激しい雨はテントを容赦なく叩き、雨の跳ね返りでフライシートの内側のテント外壁もビショビショ。テント下にも水が入ってきてるようで、うっすら底面シートが湿ってきます。

この雷雨で気温も急速に低下し、そのおかげでテントに転がしていた缶チューハイが適温に冷やされたのだけがうれしい誤算でした(笑)。

結局雨のために外で夕食&飲みは出来ず、テント内で寂しく。そしてすることもないので、夜8時過ぎには寝てしまいました。

翌朝は雨は上がっていたものの、やはりガスが湧いていて眺望の望める日では無さそう。テントもグッショリだったので、朝食後テントを撤収し、車に置いて蓼科山をピストンして帰ることにして行動開始。

大河原峠の車に濡れたテント装備一式や寝具・衣類・調理器具を置いて軽身で蓼科山へ。ひたすらガスガスの山行でした。蓼科山は冬にアイゼン山行で登ったことがあり、今回で2回目。しかし今回も前回同様、広い山頂はガスガスで周囲が全く見えない残念なものでした。将軍平から山頂への急登は30分ほどの距離ですが、かなりの急斜面登りです(登りやすい岩が続くのでスリルはありませんが、高所恐怖症の方は下りでビビるかも)。

ソロ山行は、一人で行動するぶん、色々な方々と色々話が出来て楽しいものです。
今回も北横岳山頂でキュウリをいただいた長野のご夫婦、北横岳と蓼科山の両方の山頂で一緒になった団体さん、テント場のお隣さん、双子池ヒュッテの親爺さん、老若男女、いろいろな方と楽しい山話が出来るからソロはやめられませんね。


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