和名倉山、唐松尾山


- GPS
- 11:56
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 1,903m
- 下り
- 1,897m
コースタイム
- 山行
- 10:48
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 11:54
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
天気予報が変わって登山最適という予報になったため、車中泊を経て山梨県側から和名倉山に行ってきました。
登山口から50mの民宿見晴しの駐車場に停めさせていただき、駐車料金(1日500円)を車番や連絡先のメモなどとともにポストに入れて出発。
朝5時時点で3台停まっていた気がします。
駐車場で車中泊して全く問題なかったと思いますが、勝手が分からず1キロほど離れた空きスペースに停めて寝させていただきました。
本日は気温が15度前後と終始暖かく、上着は登り始めの10分ほどと途中休憩の時以外には着ませんでした。また、雪は終日見ませんでした。
コースは非常に歩きやすく、登山口から一気に1900mくらいまで標高をあげた後は、1900m〜2000mの間で緩い上下動があるのみで山頂に着きます。和名倉山直前の分岐(二ノ瀬分岐)から山頂まではヤマレコでバリエーションルート扱いされていてどんなルートかと思いましたが、とても明瞭でピンクテープも潤沢でした。色々なところで書かれていますが、和名倉山の山頂は林の中のスペースという感じで、頂上感や眺望はありません。ルート途中では、雲取山や周囲の山々が見えて非常に気持ちのよいコースだったので、満足感は高いです。距離はやや長いものの、里山をのんびり歩いている感じで、それほど疲れませんでした。
途中に小屋や有効なエスケープルートはなく、水場にも気付きませんでしたので(山の神土のすぐ先にあったらしいです)、食料、水やいざというときのビバーク設備は必須だと思います。
山頂付近で何人かの方とお話しましたが、秩父側から登られた方の方が相当多い印象を受けました。ただ、秩父側から登られた方からは、眺望がなく単調だったという声が聞こえました。
時間に余裕があったため、唐松尾山や将監小屋にも寄ってきました。将監小屋からの下り途中で、サワ屋歴50年!の方とお会いし、下りをずっとご一緒させていただき、色々なお話をお伺いしました。なんと、最後に大事に使われていたであろうカラビナまでいただいてしまいました。
また、民宿みはらしに着いた際に宿を管理されている方が出ていらして、お茶とおかずを出していただき、色々なお話を伺いながらガツガツと飲み食いしまいました。お聞きしたお話で役に立ちそうなものを。。。
・将監小屋は、今年は(今のところ?)小屋泊はやっていない。GWには、テントが40張りと壮観だったそう。
・一部のサイトで登山口から入って少しいったチェーンのある手前に2台分の駐車スペースがあると書いてありましたが、
そもそも登山口にロープが張られているため車はその駐車スペースまでたどり着けません。
・民宿みはらしの周囲の東京都などのスペースにはロープが張られているため、登山口近くに勝手に止められるスペースはありません。
・民宿みはらしの駐車スペースは5台程度ですが、溢れたら近くの駐車スペースのロープを外して停めさせてくれるそうです。
ただ、民宿みはらしの方が寝ていらっしゃる時間には期待できないですが(笑)
・民宿みはらしは素泊まりのみ対応されているそうです。朝は管理人さんの寝ている間に勝手に出ていくシステム。
なお、管理人さんは、冬はいないそうです。(なので、たぶん営業されていないと思います)
・私は、朝5時頃に登り始めたため、まだ管理人さんが起きておらず、帰りの時間も読めなかったため、
置いてあったメモに車番や連絡先などを書いてお金をくるんでポストに入れておきましたが、
このやり方で問題なさそうでした。ただ、夕方までポストを見ていらっしゃらなかったので、
気付いていなかったようですが。たぶん、勝手に停めさせていただき、
帰りに料金をお支払いするので大丈夫だと思います。
(管理人さんは、お話好きのフレンドリーな老婦人で、
あまり細かいことにはこだわらない感じでした)
・和名倉山の読み方は、ネットで見たところ、わなくらさん、わなぐらさんの二つを見かけましたが、少なくとも地元の方は、わなぐら、と読まれていたので、こちらが正解かと。
・和名倉山の登山道をよく見てみると、山頂まで足元にずっとワイヤーがあります。これは、以前に林業が盛んだった頃に、切った木材をロープウェイのようにして運んだときのものだそうです。なお、職人さんの生活用品も運んでいたらしく、よく見ると登山道に登山者が持ってくるはずのない瓶の一部が落ちていたりします。(緑色のを見かけました)
・以前に山火事があったらしく、登山道中の笹藪はその名残だそうです。
・登山口から将監小屋までは東京都水道局の作業道が通っていますが、数カ所で復旧工事をしていました。路盤が崩れて、大変みたいです。
・鹿が増えすぎて、害獣駆除をしているそうです。本日は二頭を駆除したそうです。(夜中には人家のそばにうじらうじゃいました)
・民宿みはらしの周囲に住んでいるのは3人。地元の方はみんな田辺さん(笑) だから将監小屋の管理人さんも田辺さん。なので、フルネームが分からないと誰のことか判別できない。他の苗字の方は外から来た方。
・管理人さんがお茶とともに出していただいたおかず(最後の写真です)がとても美味しかった! 民宿みはらしに行っておばあちゃんと雑談しているだけでも楽しいと思います。
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