埼玉県境を辿る(長沢背稜)
- GPS
- 20:24
- 距離
- 36.6km
- 登り
- 3,578m
- 下り
- 2,747m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:55
- 山行
- 10:52
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 11:28
天候 | 5/14:晴れ 5/15:霧 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
5/14:東飯能8:40→河又名栗湖(バス) 5/15:三峰神社16:30→大滝温泉游湯館(途中下車)→三峰口駅 ※1.往路の名郷方面バスは休日はものすごく混むがこの日はハイカー10名程度。 ※2.復路の三峰神社発のバスは最終&休日でもあり座席はすべて埋まっていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<コース設定> ・巻き道は使わず都県境を辿る尾根上を歩いた。 ・コースタイムは「らくルート」の×0.8とした。 ・「らくルート」のタイムは一般ルートの巻き道で、このタイム設定で尾根上を辿ったが、 正直かなりきつく設定したタイムでは歩けなかった。 <登山路> ・危険と思われる箇所はなかった。 ・基本、人が入っているコースなので踏み跡はある。 ・正規ルートではない尾根筋も踏み跡は概ねある。 ・都県境には要所に「境界見出票」がありコースが合っているか確認可能。 ・ただし一部不明瞭箇所や激急登ルーファイ箇所もあり。 ・2日目は濃霧の中の山行となり一時現在位置が特定できず何度かGPSを使用した。 <一杯水避難小屋> ・とてもきれいで広く、整備された避難小屋。 ・銀マット4,サンダル4,ハンガー10くらいあった。ちょっとした山小屋なみ。 ・10人くらいは利用できそう(この日は貸切♪)。 ・水場は当てにならず。今回は完全に枯れていた。 ・水がないことを想定し2Lペット×2本持参。大正解! ・水を使わない食事を考えた結果「おにぎり」にゆきつく。 ・コンビニで購入し持参したが、2日目に食した後下痢と吐き気に悩まされる。。 |
その他周辺情報 | ・三峰神社の日帰り温泉施設はコロナで営業中止。 ・大滝温泉游湯館を利用(大人平日700円/休日800円)。とても良いお湯でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
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感想
埼玉県境を辿るシリーズ、今回は長沢背稜です。前回も申し上げた通りこの地域は縁遠く、ヤマレコをはじめネットで情報集め準備をして臨みましたが、思った以上にタフなコースでした。概要は写真のコメントの通りですが、今回特に留意した点と、その他特筆事項を以下に記します。
<今回特に留意した点>
■アクセス
前回の山行では土曜日朝の飯能駅名郷行きバス停の混雑の凄さに驚かされ、東飯能駅からだと最悪乗れない可能性も考えられた。この対策として平日の金曜出発なら避けられるであろうと思い今回実行したところ、結果予想通り問題なく乗れた。それでもハイカーは10名程度いて、やはり人気のコースだと再認識した。
復路の三峰神社バスは、終バスが16:30と早いのに加え、休日は観光客で混んでいる可能性もあるので、朝は早立ちしてなるべく早めに到着し、着替えを済ませ余裕を持って乗車する計画でいた。しかし思いのほか時間がかかり到着は出発5分前。汗ビッショ&泥で汚れた姿のまま乗車。遠慮して座席には腰掛けず立ったままで帰路に就く。
■宿泊場所
今回のコースを日帰り×2回でチャレンジすることも考えたが、埼玉側からのアタックだとどうしてもアクセスが悪く、やはり一泊山行が現実的と判断。テントは持ってないので西谷避難小屋or一杯水避難小屋が選択肢となるが、万が一定員オーバーとなったら路頭に迷うので、確実にかつ出来るだけ快適に一夜を過ごせるのはどちらかで検討。結果、一杯水避難小屋の方が定員オーバーとなる可能性は低く、加えて平日泊であればさらにリスクは軽減できると考えた。ただし唯一、水場がちゃんと生きているか? それだけが気がかりだったので、万が一に備え2Lペットボトル2本を持参。悪い予想は見事に的中したが何とか事なきを得た。
■食事
水が不安定なのでなるべく水を使わない食事にしようと考えた。調理は厳禁。持って行ってただ食べるだけの物。結果、おにぎりが最適と考え10ほど購入し適宜食べたが、2日目朝食した後、下痢と吐き気が起こり若干苦しんだ。おにぎりが原因かは不明。調理不要の食材を選択したのは正解だったが、それがおにぎりで良かったのかは改善の余地ありかもしれない。
<本山行での特筆事項>
■眺望
初日は比較的天気は良かったが眺望はイマイチ。良かったのは棒ノ嶺と日向沢ノ峰くらい。2日目は濃霧のため終日ダメ。開けた頂上が多く、晴天なら絶景を堪能できたかも。よって今回も「とりあえず行ってきました」的な山行となった。
■都県境トレース
一般ルートをはずれ尾根上を辿るコースは予想以上にアップダウンが激しくタフだった。特に2日目は濃霧で周りの景観が全く分からず、地図コンパスで現在位置や周りの地形を常に把握するとともにピークでは必ず進路を確認した。しかし酉谷山から先は難路&地形が複雑で現在位置が分からなくなり、禁じ手のGPSに頼る形となった。
■その他
帰りのバス内で、極度の疲労に加え汗でズブ濡れの状態のまま1.5h近く立ち続けて帰るというのはあまりに悲しすぎるので、何かうまいリカバリーはないかと考えたところ、途中に大滝温泉游湯館がありそこにバスが止まることを思い出した。調べたらそこでバスを降りた1時間ちょっと後に三峰神社発とは別ルートのバスが来ることが分かり迷わず下車。温泉で汗を流し、清潔な服に着替え、そしてスーパードライのロング缶で喉を潤し、至福の思いで帰路に就いた次第でありました。
以上、「とりあえず行ってきました」登山にはなりましたが、無事山行を終えホッとしております。これからは暑さが増しますので埼玉県境を辿るシリーズはしばし休止。秋になり涼しくなったころ再開予定です。
コメント
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石尾根と長沢背稜に憧れていますが己の力量では日帰り不可なのでどのようにしたら良いか模索中です
今回のように交通事情に渡るまで詳細にレコされているととても助かります
秋以降のレコも楽しみにしています😄
(因みに総重量何キロになりましたか?)
washiokenさん、コメントありがとうございます。
恥ずかしながら「石尾根」の存在を知りませんでした。。
雲取山に通じる名ルートなのですね。
長沢背凌も経由すれば奥多摩から大周回も可能とか。
ちなみに今回の私の山行での総重量ですが、
水4、寝袋1.5、食料1、酒0.5、その他諸々で10キロは超えていたかもしれません。
問題はやはり水ですね。
特に夏場は暑さで消費増ですし、一方の水場は益々干上がるでしょうし。
やはりこのコースは涼しい時期がいいのでしょうが、すると今度は日が短くなるし。
なかなか悩ましいですね。。
それをあれこれ考えるのもまた楽しいものです。
ぜひコンプリート目指し頑張って下さい!
johroさん こんばんは。
長沢背稜お疲れ様でした。入念に計画を立ててロングコースも予定通りに踏破されたみたいですね。いつも行き当たりばったりの私には本当に頭が下がります。
実は密かに逆コースを歩いて何処かでバッタリ!なんて考えもあったのですが、情けないことに怪我をしてしまい、水泡になってしまいました。
県境シリーズ、しばらく休止とのことですね。私が言うのもなんですが、この先益々難コースになると思いますので、くれぐれもお気を付け下さいませ。では。godohan
godohanさん、いつもいつも心温まるコメント本当にありがとうございます。毎度おなじみの、余裕の無いバタバタ山行です。今回も「とりあえず山へ行って来ました」山行で、山を楽しむ、愛でるといった瞬間はほぼ皆無でした。。。
ところで、ケガとは、先日の両神山のですか? あのレコを読んでとても他人事に思えず、つい皆さんがシラケてしまうようなコメントをしてしまいました。申し訳ありません。どうかご自愛頂ければと思います。
おっしゃる通り、いよいよこれからがクライマックスです。安全第一で、そしてもし余裕があれば山を辿るだけでなく山を楽しむ意識と工夫も凝らして臨みたいと思います。
godohanさんもご安全に!!
johroさんおはようございます。
棒の嶺から芋ノ木ドッケまでの超ロングお疲れ様でした。
長沢背稜では霧ですか?とても幽玄で奥秩父らしさを味わえたのではないですか。
誰にも会わないと寂しい感が漂う場所ですね。
次回は秋ですか、楽しみにしています。
私はお先に飛龍、将監峠あたりをうろうろしてこようと思っています。
また再開を楽しみにしています。
ogawawasiさん、私のレコへもコメント頂きありがとうございます。長沢背稜、行ってきました。 っが、、コメントの通り「とりあえず行ってきました」山行となりました。。
将軍峠の小屋はコロナでやってないとか。私はogawawasiさんのようにテント持ってないので、当面雁坂峠〜雲取山間はお預けになります。かつて雲取〜飛龍は行ったことあるのですが、禿岩で絶景を堪能しながらのランチは最高でした。まさに『山々に包まれている』そんな感覚でした。このコメントを書いている間にあの感動が蘇り、早くあの場所へ行きたいという衝動が湧いてきます! その時が一日も早く来る日を心待ちにしています。
ogawawasiさんのこれからの益々のご活躍と素敵なレコを楽しみにしております!!
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