剱沢,雷鳥沢
- GPS
- 06:56
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 814m
- 下り
- 823m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 6:54
天候 | 快晴のち霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス | 扇沢無料駐車場、0630着でぎりぎり停められた |
コース状況/ 危険箇所等 |
雷鳥荘に向かう夏道は、雪が切れていたり、クラックが開いている箇所あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
無線
時計
ゴーグル
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
スクレーパー
クトー
行動食
カラビナ
スリング
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感想
立山スキーでは雷鳥沢方面には足を伸ばしていなかったため、好天予報もあったため雷鳥沢滑走を目的に山行に向かった。
6時半ごろに扇沢に到着、無料駐車場はほぼ満車で、ギリギリのところで停められた。
関電バスは7時半の始発便に乗車。黒部ダムの歩きは景色を観ずに早歩きでケーブルカーに向かい、ケーブルカーの始発に乗車することができた。この日は午後から雲が出てくる予報だった為、少しでも早く室堂に到着したいと考え、始発満員で臨時便に回されることは避けたかった。
ロープウェイ、トロリーバスを経て快晴の室堂をスタート。室堂ですら暑さを感じる陽気の中、まずは浄土橋に向かった。
夏道のルートを経て雷鳥荘に到着し、脇の斜面を滑走。程度の良いザラメ、よく滑る雪でとても気持ちよかった。
テント場の脇を通り、浄土橋にてモードチェンジ。
雷鳥坂の登りはとてもキツかった。クライミングスキンが噛む雪であったが、この日はフリージングレベル4000mとなっており、高温によって雪が柔らかく崩れやすいため、登行に難儀した。急登が続く斜面だが、アイゼン・クトーは不要だった。
尾根に出る手前の部分が難所であった。かなりの急登で、クライミングスキンは細い道ができており問題なかったが、スノーシュー組は難儀していた。目印の旗にそって進むのが良かったように思える。また、尾根部分のハイマツ帯は穴が開いている箇所もあった、スキーでは問題ないが、アイゼンやスノーシューでは嵌ってしまいそうだ。
尾根に出たところつがいの雷鳥に出会うことができた。雷鳥に登山道を塞がれた為1分ほど停滞、昨夏の剱岳山行のときも同様の状況もあったのを思い出した。
剱御前小舎に到着し、2回目のモードチェンジ。
雷鳥坂を登りきったあとに見える剱岳は何度見ても雄大に感じる。雪の剱も良い、夏よりも良いかもしれない。
剱御前小舎から剱沢に滑走、剱岳に向かって滑る情景は素晴らしいが、雪がストップ気味で面白味の無いものだった。
剱沢にて、剱岳を眺めながら3回目のモードチェンジ。この山は何度見ても挑戦心を掻き立てる山に思える。剱沢を発つ頃には剱岳に雲がかかってきて、剱御前の尾根も雲で隠れた。
剱沢を登り、剱御前小舎にて4回目のモードチェンジ。雲も降りてきて室堂は見えなくなっていた。雪はつながっておらず、夏道の登山道を少し降りたところから滑走開始。雷鳥沢はよく滑るザラメ、斜度もあり程度の良いザラメも相まってとても気持ちよく滑ることができた。標高差500mの大斜面を一気に滑り、山スキーの醍醐味を存分に味わうことができた。
浄土橋にて最後(5回目)のモードチェンジ。このころには立山も雲で隠れ、西の空には黒い雲も近づいてきた。
夏に来た際は橋のたもとで景色を眺めながらビールを飲むのが楽しみだが、川も橋もすべて雪で埋まっており、夏山と全く異なる景色が新鮮だった。
雷鳥荘を過ぎたあたりから霧に包まれた。夏道のルートを歩いたが、雪が切れていたり、クラックが開いていたりする箇所があった、
室堂に着く頃には視界も無くなるほどの霧になった。
今シーズンラストの山行のつもりで向かった雷鳥沢だったが、剱岳の素晴らしい景色と雷鳥沢の楽しい滑走で、締めくくりにふさわしいとても満足度の高い山行となった。
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