鳥海山：鉾立〜御浜〜文殊岳〜笙ヶ岳三峰手前のコル〜大平
SamT
その他9人 - GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,020m
- 下り
- 1,103m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 6:57
スキーや残りの参加者を乗せ16：40発、ゲートを16：58に通過しました。その後はゆっくり走り17：08に白滝旅館着。
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
15日：スタッフ車と宿の車の2台で鉾立着8：55、車1台を下山口の 大平駐車場に回し、9：30鉾立スタート。車代として4日間で3000円支払い。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
鉾立〜尾根渡り：夏道を担ぎで登りました。 尾根渡り〜御浜：シール登行 御浜〜文殊岳：一部下りはスキーで滑りましたが、他は夏道と雪原を担ぎで登りました。 文殊岳〜蛇石流の谷を越えた鍋森の下：スキー滑降と移動 鍋森の下〜笙ヶ岳三峰手前のコル：シール登行、急斜面があるので担ぎになる可能性もあったのですが、シールで登りました。しかし、急斜面のトラバース中に私の右のシールが剝がれてしまい、結果として、私はそこでスキーを外してブーツで登りました。後ろにいたガイドさんの助けを借りてスキーを外し、先頭にいたガイドさんが戻ってスキーを運んでくれました。後続の参加者にも迷惑を掛けてしまいました。グルーが甘くなっていたところで、急斜面のトラバース中に、真っ直ぐではなく途中で右上に切り上げているうちにシールが外れてしまいました。 笙ヶ岳三峰手前のコル〜大平駐車場：スキー滑降、駐車場手前は谷の部分を横滑りで移動し、最後はブッシュの中を通り抜けました。 |
| その他周辺情報 | コロナ感染防止のため立ち寄っていません。２合目にあるゲートがこの日から終日開放となっていたようですが、朝通った時には、「１７時閉鎖」の看板が出ていたので、１７時前に通過しなければと急いで行動していました。下山時は看板は撤去されていて、終日開放になっていました。１７時２分前に通過しました。万一に備えて、１台の車が先に下りてゲート脇の駐車場で待機していました。 |
写真
拍手
御浜小屋に着きました。風が強かったので小屋には上がらず、北側の雪壁の下でお昼を食べました。昼食後尾根に上がって撮った鳥海湖です。下に数人の人の姿がある辺りです。右が鍋森、左が月山森です。
稲倉岳、ここで休憩しました。左の斜面は私達が御浜ゲレンデと呼んでいる所です。1人のテレマーカ―が気持ち良さそうに滑っていきました。
この斜面を滑り降りました。1人の方のスキーのビンディングが壊れたらしく、ガイドさんが持参している部品や道具を使って直しました。ツアーが続行できてホッとしました。
笙ヶ岳三峰の手前のコルまで来ました。ここに登り終える手前で、私の右スキーのシールが外れるというトラブルに見舞われました。左も外れかけていました。
感想
鳥海山ツアーは、ネイチャースキーツアーや真冬のツアーを含めて今回が6回目でしたが、この日の文殊岳コースは初めてでした。
お1人この日から参加の方がいましたが、朝7時には宿に到着されていたので早めにスタートできました。8時半に宿を発ちました。
御浜小屋までは何度か登っています。途中の展望台で、NHKのドローンを使って山の撮影をしている山岳カメラマンの西田省三さんらの一行に会いました。風があり、その場でドローンを飛ばしている様子はありませんでしたが、何れ鳥海山をドローンで撮影した映像が放送されるのだろうと思います。楽しみです。
稜線は風があり、御浜小屋までは上がらず、雪壁の下でお昼を食べました。私達が御浜ゲレンデと呼んでいる下の斜面を滑って行くテレマーカ―がいました。雪の状態も良く快適そうでした。滑りたくなりましたが、今日の目標はさらに登った先にある文殊岳です。
ここからは再び、スキーをザックに付けて担ぎで登山道を登りました。御田ヶ原を登ると一旦下るので、そこはスキーを履いて滑り降りました。鞍部で三度スキーを担いで登る準備をしました。しかし、私は途中で気付いたので何があったのか分からなかったのですが、1人の方のスキーのビンディングが壊れたのか、ガイドさんのお1人が装着部の金具を外して修理していました。代わりの部品を持っていたのかドライバーを使って取り換えたのか、何が不調だったのかは分からなかったのですが、少し時間を取ることになりました。修理が終わりツアーが続行できそうでホッとしました。
夏道に雪が残っている所もありましたが、ある地点からは敢えて登山道を外れた雪の斜面を登り始めました。休憩している時に、ある方が「登った人のトレースがありますね。」と言ったところ、先頭のガイドさんが、「2日前に下見に来た時私が付けた跡です。」と応じました。登りやすいようにステップを付けてありました。一部凍っていて固い所もあったので
スムーズに登れたのだと思います。登るに従って30度を越えるような急斜面になり、緊張しました。私も、後続の方が登りやすいようにステップを深くするようにキックステップで登りました。この日の核心部でした。
程なく急斜面を越え、なだらかになりました。文殊岳のピークはまだ先でしたが、その手前で尾根寄りに登り詰めてこの日の終点になりました。
ザックを降ろして尾根の登山道を少し登りました。千蛇谷の一部を眼下に望むことができました。白い鳥海山の奥深くまで来ていることが実感できました。個人ではなかなか来れないなと思いました。
スキーを装着して滑る準備をしました。前日最初に滑って終わっていたのでこの日は後の方で滑りました。斜度も急ではなく雪の状態も良かったので快適に滑れました。1人のガイドさんが先に滑り、雪面の状況をもう1人のガイドさんに無線で伝えてくれ、私達に知らせてもらえます。そのガイドさんはスタート地点近くでカメラを構えて撮影してくれています。
コロナ対策もあり今回はありませんでしたが、設備や時間がある時は撮影した映像を鑑賞することもあります。
先に滑ったガイドさんを目標に滑りますが、先に滑った人は後から滑る人の滑りを見たりカメラやスマホで撮影したりします。3回に分けて長い斜面を滑りました。ゆっくり味わって滑る人、スピードに乗って技を見せつける人、人それぞれです。
蛇石流の谷に来ました。できるだけ登らずに反対の鍋森の下の斜面まで登り返します。出だしにクラックがあったのでそこは慎重に越え、谷の高い方に向かって右にトラバース気味に下り、谷の底で勢いを付けて反対の斜面に移りました。前の人に続いて間隔を空けて移動しました。それ程登らずに鍋森の東に出ました。
そこでシールを付けて、シール登行で鍋森と鳥海湖の下の鞍部をやや上り気味に移動しました。一旦檜ノ沢の谷を下りながら西に移動し、笙ヶ岳三峰の北にある岩峰とのコルを目指して登り返しました。ガイドさんには
担ぎになるかもしれないと言われていましたが、時間の節約のためか、そのままシール登行で急斜面をジグザグに切り返して登りました。
最後に切り返した後、高度を上げるためか、何度か右に切り上げ踏み上げていました。そこで、私の前の方にも踏み上げるのにもたついている方もいましたが、私ももたついているうちに右のシールが外れてしまいました。自分で右のスキーを脱ぎシールをスキー板に縛り付けて右はブーツで登ろうとしたところ、左のスキーのシールも外れかけていることが分かりました。なので外そうとしましたが、谷側なので自分ではうまく外せませんでした。後ろにいたガイドさんと私の後ろの方が手伝ってくれて、スキーを脱ぐことができました。ストックとスキーを持って登ることができるような場所ではなかったので、スキーをガイドさん達に持ってもらってブーツでトレースを登りました。ガイドさんからは後続の方達のためにトレースを外れて登れないかと言われましたが、急な斜面だったのでそんな余裕はなくそのままトレースを登りました。斜度が緩んだ所まで来て、ようやくホッとしました。見ると、先頭にいたガイドさんが戻り、私のスキー板を持ってきてくれました。迷惑を掛けることになってしまいました。
朝、干してあったシールを仕舞う時、グルーが弱くなっていることには
気付いていたのですが、事前にグルーを塗り足しておくべきでした。ちょっとした準備不足が大事を招きかねないことを身を持って味わいました。
今回はガイドさんや他の参加者の方に助けられました。感謝です。
他の方達はもう少し先の鞍部でシールを外して滑る準備をしていました。そこに合流しましたが、手間取っている方がいたので、私も水分補給をしたり休息が取れたので平静を取り戻すことができました。
大平駐車場までは直線で2．3km程ありましたが、何度か小休止しながら一気に滑り降りました。最後谷筋の狭い斜面を移動しましたが、横滑りやプルークで移動しました。道路への降り口の手前にはブッシュがあり、注意して降りました。太腿が疲れましたが、全員無事下山できました。その後の片付けや移動も皆さんで協力して手際よく対応できたと思います。顔見知りの参加者のツアーだからこそできることだと思いました。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
文珠岳の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する