南ア・シレイ沢〜鳳凰三山


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,872m
- 下り
- 2,056m
コースタイム
/11 4:40 起床 6:20-7:30 ザレ入口-7:50 観音岳(装備替え) 8:20-8:55 地蔵岳 9:20-10:05 観音岳 10:15-11:12 南御室小屋 11:30-12:40 杖立峠 13:02-14:07 夜叉神バス停 14:20(自転車)14:33 芦安P
天候 | 7/10 快晴 /11 晴れ 稜線風強し 下界は限界 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
シレイ沢橋まで1100円一律、自転車はひとこぎもすることなく村営駐車場へ! |
コース状況/ 危険箇所等 |
タクシー運転手に『一昨年の豪雨でかなり荒れたよ。やばいんじゃないの?』と脅されたが、あてにした記録通りだった。看板の裏からトラバースして入渓。 大きな滝は登れるものが少ない感じ。F3(12m)が行けそうな感じだったので取付くが、ヌルヌルで懸垂して戻ろうかと思ったほど…ハーケンが絶妙な位置にあり、シュリンゲを掛けてA0してしまった。 巻き道はメジャーな沢だけあってはっきりしている。 岩質はF17を巻き終わるといわゆる花崗岩に変わり、ステルスで登ったらさぞかし気持ち良かっただろうに… 上部の滝は岩がもろい。って沢屋なら気にしないですよね。 水切れは奥の二俣から10分くらい。BSの湧水のほうがごみが少ないです。 金山沢温泉に入浴しましたが、700円に値上がりしてました。 |
写真
感想
7/10
梅雨明けしてから狂ったように暑い!これは首都圏脱出しかない!そして沢しかない!
自宅を出て夜叉神峠登山口に自転車をデポし、芦安Pに駐車するまで3時間かからない、なんて南ア北部は近いんだろう。定期便の乗り合いタクシーは、人数がそろえば時間前でも出発してくれる。値段は広河原までと一律。
タクシー運ちゃんの話では、沢はかなり荒れているんじゃないかとのこと。だめなら戻ってくるといなす。登山届は広河原らしく、運ちゃんが提出してくれるとのこと。ありがとうございます。
出合の橋から見た様子は、自分があてにしてきた記録と変化ない。看板裏からトラバースして入渓。巻きが多いというのは分かっていたので『積極的に登れる滝は登る』という事をコンセプトに来たので、F3・12mに右からチャレンジ。岩はヌメヌメ、行けると思って4分の3くらいまで登ってくるが、まずい感じ…懸垂しようかと思い始めたところで残置を1本見つける。広めのスタンスでこれ乗るのが怖く、指先だけでシュリンゲをかけA0にして登る。連瀑状でF4・5mが続き、これまたヌルヌル。いやぁー本当に怖かった…根性なし!と笑ってやってください。でも、あれは死にます。その後、コンセプトは通常の安全モードに切り替えられ、資料通りに進む。
F6は左ルンゼ、F7もそのまま巻いて落ち口付近に出る。とにかく水に濡れても寒くない!!時折、沢の中にも熱風が吹き抜ける。
F10から13は左岸から全て巻く。ルートは分かりやすい。F10は落ち口へ向かって分かりやすい踏み跡あるが、岩が崩壊して通れなくなっているため、上へ続く踏み跡を行くと3段15mが見えてくる。直登する人いるのか?
これらを巻き終えると、枝沢が右岸から入り、奥に多段40mが見える。F17は右岸ガレルンゼから。意外と厄介で結構落石する。樹林まで登れば踏み跡あり。流れに戻ると、いわゆる花崗岩に変化する。正面にF20・20mナメが見える。これは左からはっきりした踏み跡をたどる。
本流に戻ったところであの『白い滝』が見える。本当に滝と滝の感覚が近く、あっという間にここまで来てしまったという感じだ。しばし写真タイム。F20の巻き道を継続しても巻けるようだが、白い滝の釜まで行って右壁から登る。スラブ壁を右へたどり、白ザレとの境目に踏み跡がある。踏み跡は左へ進んで行き、スラブ壁の上に出るとさらに左へ樹林の中へ進む。本流に戻るとすぐに二俣。
F25・2段15mは右岸巻き。傾斜が強い沢なので二俣付近以外にいいBSがあるのだろうか?通過しているのでは??と自分を疑い始めたころ、奥の二俣直下に絶妙な広さのBSあり。でも、水のすぐ脇、本流は一跨ぎできる程度の細さ。
まだ13時だ。時間を考えれば稜線へ抜けるのは可能、でもタープ泊という事を考えたら沢の中なんだろう。ここに泊まることにする。そう、早く帰っても炎熱地獄と妻からの冷たい仕打ちに飛び込むだけだ。
このBSは左岸に岩の隙間からのキンキンに冷えた湧水があり、何も申し分ない。南アルプス天然水、最高にキレてます!
先週の轍は踏むまいと忘れ物に注意したつもりが、箸を忘れた。作ればどうという事はないけれど、家に白米が一粒もなく、夏山でアルファ米という悲惨さ…でも、冬に雪を溶かして作ったお湯よりも、仕上がりが良かった気がするわけで…
幕場正面には間ノ、農鳥が近い。
/11
久々に山でゆっくりし、6:20に出発。10分で水切れ、その後も急傾斜の流れを進む。F32はもってきた資料は冒険的に超えているため、右から巻きにかかる。踏み跡らしきをたどり、岸壁下に着く。弱点を突くように踏み跡は伸び、なるべく沢側に進むようにすると、岩を巻いた先に県道ばりのトレースがある。沢形に戻ると、ひたすらザレを登る。樹林の中の沢形になるとジグザグに鹿道か人道かわからないが続く。左に樹林の薄くなったところがあり、もしやと思い向かうと白ザレの稜線直下斜面に出る。結局、稜線に出ると高度計が100m狂っていた。長い沢で枝沢が多かったら終わってたか?
地蔵は軽装ピストン、そういえば初オベリスクだ。あれって登れるのか??現着すると最後の登りに残置シュリンゲが…ちょっと怖かったがチャレンジ、腕パワーで登りきる。今山行で一番だったかな??じゃ、沢は?
下りは持っていた記録はバス停まで3時間を切っている。頑張ってみたが無理だった。白砂青松、緑と白のコントラストが美しいけれど、ここにあまり来たくないのは樹林が長いからで、記憶をなくして歩くこと4時間、やっと自転車にたどり着いた。
帰宅中、勝沼周辺で車の外気温計が『42度』を表示、思わずニヤニヤしながら車窓をあけて暑さを体験してしまった。
海老ちゃん
お帰りなさい
タープの昼寝気持ち良さそう
一緒に行くと毎回記憶をなくして歩いている自分を
思い出した
空の雲にクワガタを見る。余裕だね
昼寝はたまたまです。
来週も日帰りできそうですが、泊まります。
釣りもします。昼寝もしようかな…
最近誘っても『つれない』ので、頑張ってきます
再就職の件、日程はまだわかりませんか?
1泊であればkenさんと相談して、釜川右俣にしようかと思っています。
全日程いければ、和賀周辺にしたいところですけど…
遅くなりました。
シレイ沢 お疲れさまでした。
あの〜どうでもいいんですが
ド素人もいるんでお手柔らかにお願いしますね
ホント日程はいつ解るんですかね?
てか
ターフで寝たことねえし
クワガタ雲
お疲れ様です。
タープは初めはなんかスカスカした感じです。
虫の事さえ気にしなければ、今や快適です
軽いですしね…
自然に身を委ねてください
では、よろしくお願いいたします。
週休は川場谷へ出向してきます。
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