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Yamareco

記録ID: 319463
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳

南ア・シレイ沢〜鳳凰三山

2013年07月10日(水) 〜 2013年07月11日(木)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.2km
登り
1,872m
下り
2,056m

コースタイム

7/10 7:10 芦安P 7:25(タクシー)7:55 シレイ沢橋 8:07-9:15 1745m階段状小滝 9:35-11:00 F17巻き終了点 11:20-12:10 二俣 12:20-12:50 奥の二俣BS(泊)
/11 4:40 起床 6:20-7:30 ザレ入口-7:50 観音岳(装備替え) 8:20-8:55 地蔵岳 9:20-10:05 観音岳 10:15-11:12 南御室小屋 11:30-12:40 杖立峠 13:02-14:07 夜叉神バス停 14:20(自転車)14:33 芦安P
天候 7/10 快晴
/11 晴れ 稜線風強し 下界は限界
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
朝、4時20分に自宅を出て、6時50分に夜叉神峠着。自転車をデポし芦安村営駐車場に駐車。定期便のジャンボタクシーは人数がそろえば時間前でも出発してくれる。
 シレイ沢橋まで1100円一律、自転車はひとこぎもすることなく村営駐車場へ!
コース状況/
危険箇所等
 タクシー運転手に『一昨年の豪雨でかなり荒れたよ。やばいんじゃないの?』と脅されたが、あてにした記録通りだった。看板の裏からトラバースして入渓。
 大きな滝は登れるものが少ない感じ。F3(12m)が行けそうな感じだったので取付くが、ヌルヌルで懸垂して戻ろうかと思ったほど…ハーケンが絶妙な位置にあり、シュリンゲを掛けてA0してしまった。
 巻き道はメジャーな沢だけあってはっきりしている。
 岩質はF17を巻き終わるといわゆる花崗岩に変わり、ステルスで登ったらさぞかし気持ち良かっただろうに…
 上部の滝は岩がもろい。って沢屋なら気にしないですよね。
 水切れは奥の二俣から10分くらい。BSの湧水のほうがごみが少ないです。
 金山沢温泉に入浴しましたが、700円に値上がりしてました。
入渓点、結構な傾斜ですが階段状です。
2013年07月10日 07:57撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 7:57
入渓点、結構な傾斜ですが階段状です。
釜の中の砂が白いんです。
2013年07月10日 08:52撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 8:52
釜の中の砂が白いんです。
8m、左から登りました。
2013年07月10日 09:41撮影 by  SH-10D, SHARP
7/10 9:41
8m、左から登りました。
こんな連瀑が続きます。巻きが多いですけど…
2013年07月10日 09:52撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 9:52
こんな連瀑が続きます。巻きが多いですけど…
巻き道からの15m
2013年07月10日 10:09撮影 by  SH-10D, SHARP
7/10 10:09
巻き道からの15m
これ、登ったかな??
2013年07月10日 10:17撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 10:17
これ、登ったかな??
これもどうしたっけ???
2013年07月10日 10:27撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 10:27
これもどうしたっけ???
クワガタムシ
2013年07月10日 11:09撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 11:09
クワガタムシ
対面に北岳が望める。
2013年07月10日 11:32撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 11:32
対面に北岳が望める。
この沢のメイン『20m白い滝』
静かに流れています。
2013年07月10日 11:33撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 11:33
この沢のメイン『20m白い滝』
静かに流れています。
その左岸脇の白ザレ
2013年07月10日 11:35撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 11:35
その左岸脇の白ザレ
両方を見るとこんな感じです。
2013年07月10日 11:38撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 11:38
両方を見るとこんな感じです。
二俣。右に進む。
2013年07月10日 12:19撮影 by  SH-10D, SHARP
7/10 12:19
二俣。右に進む。
二段15m。左から巻きました。
2013年07月10日 12:27撮影 by  SH-10D, SHARP
7/10 12:27
二段15m。左から巻きました。
2013年07月10日 12:27撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 12:27
今宵の宿
早く着きすぎた…魚もいないので昼寝
2013年07月10日 14:18撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 14:18
今宵の宿
早く着きすぎた…魚もいないので昼寝
今日も火は着きました。
2013年07月10日 17:24撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/10 17:24
今日も火は着きました。
稜線間近、ラストのザレ場から白根三山を望む
2013年07月11日 07:29撮影 by  SH-10D, SHARP
7/11 7:29
稜線間近、ラストのザレ場から白根三山を望む
直下に出合が見える。
2013年07月11日 07:29撮影 by  SH-10D, SHARP
7/11 7:29
直下に出合が見える。
観音岳からの世界遺産
2013年07月11日 07:53撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/11 7:53
観音岳からの世界遺産
2013年07月11日 07:53撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/11 7:53
北岳、間ノ
北岳Pはやや雲が…この時間にいた人はただ『来ただけ』になってしまったか???
2013年07月11日 07:54撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/11 7:54
北岳、間ノ
北岳Pはやや雲が…この時間にいた人はただ『来ただけ』になってしまったか???
白砂青松の地蔵岳
山でこの言葉は使うのか?
2013年07月11日 07:55撮影 by  SH-10D, SHARP
7/11 7:55
白砂青松の地蔵岳
山でこの言葉は使うのか?
オベリスク!
はじめて登ってきました。
すくみます。
2013年07月11日 08:53撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/11 8:53
オベリスク!
はじめて登ってきました。
すくみます。
真下から見た。
あのクラックをシュリンゲ頼りにパワーで登る。
2013年07月11日 09:09撮影 by  SH-10D, SHARP
7/11 9:09
真下から見た。
あのクラックをシュリンゲ頼りにパワーで登る。
白根三山
2013年07月11日 09:34撮影 by  SH-10D, SHARP
7/11 9:34
白根三山
観音方面
2013年07月11日 09:35撮影 by  SH-10D, SHARP
7/11 9:35
観音方面
2013年07月11日 09:37撮影 by  SH-10D, SHARP
7/11 9:37
燕みたいです。
2013年07月11日 09:38撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/11 9:38
燕みたいです。
白と緑のコントラストが最高!
富士が近い。
2013年07月11日 10:33撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/11 10:33
白と緑のコントラストが最高!
富士が近い。
2013年07月11日 10:34撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/11 10:34
山火事跡から
2013年07月11日 12:16撮影 by  SH-10D, SHARP
7/11 12:16
山火事跡から
通勤にも使用している愛車です。
Uターンしてひと漕ぎもしませんでした。
2013年07月11日 14:19撮影 by  SH-10D, SHARP
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7/11 14:19
通勤にも使用している愛車です。
Uターンしてひと漕ぎもしませんでした。
2013年07月11日 16:17撮影 by  SH-10D, SHARP
7/11 16:17
撮影機器:

感想

7/10
梅雨明けしてから狂ったように暑い!これは首都圏脱出しかない!そして沢しかない!
自宅を出て夜叉神峠登山口に自転車をデポし、芦安Pに駐車するまで3時間かからない、なんて南ア北部は近いんだろう。定期便の乗り合いタクシーは、人数がそろえば時間前でも出発してくれる。値段は広河原までと一律。
タクシー運ちゃんの話では、沢はかなり荒れているんじゃないかとのこと。だめなら戻ってくるといなす。登山届は広河原らしく、運ちゃんが提出してくれるとのこと。ありがとうございます。
出合の橋から見た様子は、自分があてにしてきた記録と変化ない。看板裏からトラバースして入渓。巻きが多いというのは分かっていたので『積極的に登れる滝は登る』という事をコンセプトに来たので、F3・12mに右からチャレンジ。岩はヌメヌメ、行けると思って4分の3くらいまで登ってくるが、まずい感じ…懸垂しようかと思い始めたところで残置を1本見つける。広めのスタンスでこれ乗るのが怖く、指先だけでシュリンゲをかけA0にして登る。連瀑状でF4・5mが続き、これまたヌルヌル。いやぁー本当に怖かった…根性なし!と笑ってやってください。でも、あれは死にます。その後、コンセプトは通常の安全モードに切り替えられ、資料通りに進む。
F6は左ルンゼ、F7もそのまま巻いて落ち口付近に出る。とにかく水に濡れても寒くない!!時折、沢の中にも熱風が吹き抜ける。
F10から13は左岸から全て巻く。ルートは分かりやすい。F10は落ち口へ向かって分かりやすい踏み跡あるが、岩が崩壊して通れなくなっているため、上へ続く踏み跡を行くと3段15mが見えてくる。直登する人いるのか?
これらを巻き終えると、枝沢が右岸から入り、奥に多段40mが見える。F17は右岸ガレルンゼから。意外と厄介で結構落石する。樹林まで登れば踏み跡あり。流れに戻ると、いわゆる花崗岩に変化する。正面にF20・20mナメが見える。これは左からはっきりした踏み跡をたどる。
本流に戻ったところであの『白い滝』が見える。本当に滝と滝の感覚が近く、あっという間にここまで来てしまったという感じだ。しばし写真タイム。F20の巻き道を継続しても巻けるようだが、白い滝の釜まで行って右壁から登る。スラブ壁を右へたどり、白ザレとの境目に踏み跡がある。踏み跡は左へ進んで行き、スラブ壁の上に出るとさらに左へ樹林の中へ進む。本流に戻るとすぐに二俣。
F25・2段15mは右岸巻き。傾斜が強い沢なので二俣付近以外にいいBSがあるのだろうか?通過しているのでは??と自分を疑い始めたころ、奥の二俣直下に絶妙な広さのBSあり。でも、水のすぐ脇、本流は一跨ぎできる程度の細さ。
まだ13時だ。時間を考えれば稜線へ抜けるのは可能、でもタープ泊という事を考えたら沢の中なんだろう。ここに泊まることにする。そう、早く帰っても炎熱地獄と妻からの冷たい仕打ちに飛び込むだけだ。
このBSは左岸に岩の隙間からのキンキンに冷えた湧水があり、何も申し分ない。南アルプス天然水、最高にキレてます!
先週の轍は踏むまいと忘れ物に注意したつもりが、箸を忘れた。作ればどうという事はないけれど、家に白米が一粒もなく、夏山でアルファ米という悲惨さ…でも、冬に雪を溶かして作ったお湯よりも、仕上がりが良かった気がするわけで…
幕場正面には間ノ、農鳥が近い。
/11
久々に山でゆっくりし、6:20に出発。10分で水切れ、その後も急傾斜の流れを進む。F32はもってきた資料は冒険的に超えているため、右から巻きにかかる。踏み跡らしきをたどり、岸壁下に着く。弱点を突くように踏み跡は伸び、なるべく沢側に進むようにすると、岩を巻いた先に県道ばりのトレースがある。沢形に戻ると、ひたすらザレを登る。樹林の中の沢形になるとジグザグに鹿道か人道かわからないが続く。左に樹林の薄くなったところがあり、もしやと思い向かうと白ザレの稜線直下斜面に出る。結局、稜線に出ると高度計が100m狂っていた。長い沢で枝沢が多かったら終わってたか?
地蔵は軽装ピストン、そういえば初オベリスクだ。あれって登れるのか??現着すると最後の登りに残置シュリンゲが…ちょっと怖かったがチャレンジ、腕パワーで登りきる。今山行で一番だったかな??じゃ、沢は?
下りは持っていた記録はバス停まで3時間を切っている。頑張ってみたが無理だった。白砂青松、緑と白のコントラストが美しいけれど、ここにあまり来たくないのは樹林が長いからで、記憶をなくして歩くこと4時間、やっと自転車にたどり着いた。
帰宅中、勝沼周辺で車の外気温計が『42度』を表示、思わずニヤニヤしながら車窓をあけて暑さを体験してしまった。

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コメント

シレイ沢
海老ちゃん
お帰りなさい

タープの昼寝気持ち良さそう
一緒に行くと毎回記憶をなくして歩いている自分を
思い出した
空の雲にクワガタを見る。余裕だね
2013/7/13 10:37
返信遅くなりました!
昼寝はたまたまです。
来週も日帰りできそうですが、泊まります。
釣りもします。昼寝もしようかな…
最近誘っても『つれない』ので、頑張ってきます
再就職の件、日程はまだわかりませんか?
1泊であればkenさんと相談して、釜川右俣にしようかと思っています。
全日程いければ、和賀周辺にしたいところですけど…
2013/7/14 0:33
部長 こんばんは。
遅くなりました。

シレイ沢 お疲れさまでした。

あの〜どうでもいいんですが
ド素人もいるんでお手柔らかにお願いしますね
ホント日程はいつ解るんですかね?

てか
ターフで寝たことねえし どうなるんだろ?

クワガタ雲 いいですねぇ お見事です
2013/7/15 21:57
何とかなります!!
お疲れ様です。
タープは初めはなんかスカスカした感じです。
虫の事さえ気にしなければ、今や快適です
軽いですしね…
自然に身を委ねてください

では、よろしくお願いいたします。
週休は川場谷へ出向してきます。
2013/7/15 22:47
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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