天狗岳(1泊2日;みどり池入り口〜本沢温泉(1泊)〜夏沢峠〜根石岳〜東天狗〜西天狗〜中山峠〜みどり池入り口)


- GPS
- 11:36
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,135m
- 下り
- 1,132m
コースタイム
【2日目】6:20◆本沢温泉→7:10◆夏沢峠・やまびこ荘・夏沢ヒュッテ→(休憩)→7:25◆夏沢峠・やまびこ荘・夏沢ヒュッテ→7:55◆箕冠山(みかぶりやま)→8:05◆根石山荘付近→8:15◆根石岳山頂→9:19◆東天狗山頂→9:45◆西天狗山頂→(昼食)→10:40◆西天狗山頂→11:05◆東天狗岳分岐→11:50◆中山峠→(休憩)→12:00◆中山峠→13:00◆みどり池・しらびそ小屋→13:15◆こまどり沢→13:55◆みどり池入り口
天候 | 【1日目】曇り時々小雨、のち雨 【2日目】曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】13:59・みどり池入り口(小海町営バス)→14:37・小海駅=15:18・小海(小海線・小諸行)→16:03・佐久平=16:14・佐久平(あさま536号)→17:32・東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★1日目の行程では、特段に危険な箇所はなく。 ★みどり池・しらびそ小屋の周辺は広いので、昼食を食べるのに便利です。 ★みどり池・しらびそ小屋を出た後、本沢温泉までの道のりの途中は、若干、道が解り難いところがありました。赤い道標に気をつけていれば、迷うことはないと思いますが。 ★本沢温泉の露天風呂は、私が行った三連休初日は、風呂待ちの列が出来てました。ゆっくり入りたい人は、時間を思いきり早くいくか、そもそもこうした混雑日を避けないと、ちょっと辛いと思います。混浴です。内湯はとてもよかったです。こちらは男女別。 |
写真
感想
■天狗岳(1泊2日;みどり池入り口〜本沢温泉(1泊)〜夏沢峠〜根石岳〜東天狗〜西天狗〜中山峠〜みどり池入り口)
出張が多くて少し忙しかったのと、怠惰な性格が災いとして、登山が約半年ぶりとなってしまいました。
高い山はあまり登ったこともないし、久しぶりなので、いきなりハードなコースはキツイだろうから、あんまし大変じゃないコースがよい。しかし、せっかくの夏到来なので、どうせなら今しか行けない高い山には行きたい・・・・、そんな気持ちで選んだのが北八ケ岳の天狗岳でした。
【コース概要】
コースは、ヤマケイのアルペンガイドに載っているコースそのままです。
1日目は、みどり池入り口ところから入り、みどり池を経て、本沢温泉まで。本沢温泉は露天風呂と内湯と両方ありますが、私が行ったこの三連休は露天風呂は風呂待ちの列が出来てました。
2日目は、本沢温泉を出立して、夏沢峠を経て、天狗岳(東天狗・西天狗)、その後、中山峠を経て、みどり池の方に降りていきました。
このコースだと、1日目は基本的に森林浴を楽しみながら、のんびり山行で行き、本沢温泉での温泉を楽しむ感じになります。道も比較的なだらかです。ただし、途中のみどり池以外は、目立って景色が開けるところはありません。
2日目は、夏沢峠までは、やはり森林の中を歩きますが、根石岳の付近からふわっと視界が開けます。そこから、東天狗→西天狗へは、稜線歩きを楽しめます。天気が良ければ景色も大変良く、南には赤岳と阿弥陀岳が見えます。
東京からこれに来る場合、あさま503号にのって佐久平で小海線に乗り換えて小海駅まで。そこから小海町営バスで行くと、朝の10時ちょっと過ぎくらいに登山口(みどり池入り口もしくは稲子湯)につけます。
当初は、帰り方を少し替えて、中山峠から黒百合ヒュッテを経て渋の湯に降りてみるのもいいかなと思っていたのですが、最後の茅野駅行のバスが割合と早いので、無理なく帰れそうなみどり池方面にしました。
【1日目】
1日目、思ったよりも、行程は楽だったので、のんびり歩いてましたが、途中から雨がぱらついてきました。ザックのレインカバーをつけるべきかもう少ししたら止むのかを逡巡している間に、もう少し降ってきたのでやっぱりつけました。こういう時って迷うんですよね。で、付けている間に蚊に刺され、それ以降、蚊が気になって苛々して歩くことに。服装は基本、半袖だったんですが、「やっぱ長袖の方がよかったかな〜、でも、長袖だと暑くて汗だくだくだろうな〜」とか考えながら歩いてました。
昼飯は、みどり池・しらびそ小屋の近くで食べました。みなさん、この辺で食べてましたね。
昼飯食べた後は、少し天候が回復したこともあって、快適に登っていけました。途中、赤い小さな花の群生に2度出くわしたので、なんだろうと思っていたら、途中の標識で、どうやらこの花はクリンソウ(九輪草)というらしいというのが分かりました。今がシーズンなんですかね。
本沢温泉に着いたのが14時くらい。荷物をおいて、さっそくに露天風呂を見に行きましたが、さすが三連休だけあって、露天風呂待ちの列ができてました。気持ち良いんだろうけど、さすがに、後の人もつっかえてるなかで風呂入るってのも名〜と思い、露天風呂は諦めました。
で、内湯に入りましたが、こちらはとても気持ちのよい湯でのんびりと。風呂から上がってくると、何やら外ですごい勢いで雨が降ってきました。うわー、早めについてよかった〜と思うと同時に、翌日どうかな〜と心配になりました。何せ、天狗岳そのものは次の日だったので。
次の日の天候を祈りながら、夕食のビールと、売店で買ったどぶろくを飲んで良い気持ちになり、本を読んでいつの間にか就寝。消灯の8時前には、多分、寝てました。
【2日目】
2日目、元々はのんびり8時前くらいに出ようかと計画していたのですが、朝飯もさっさか終わったので、6時半頃に本沢温泉を出ました。空はこの時点では微妙で、安定はしてましたが、曇り空に光が差し込んでいる程度でした。
夏沢峠に着いた辺りでは、だいぶガスっていたので、うーん、ダメかなーと思いながら、先に進むと、根石岳が見えてきたところで少しずつ晴れ間が。それにしても、森を抜けて、根石山荘が見えるあたりから、ものすごい風が吹いていて、バランスが悪いところに立っていると、押されて体勢崩しそうな勢いでした。
根石岳の山頂に立つと、天狗岳(東天狗・西天狗)が見えます。いかにもな稜線の景色も見え、俄然、やる気がでます。「そうそう、こういう景色を待ってました」という感じ。
と、この時ハプニング(?)が。デジカメのメモリカードが一杯に。ふだん、そんなに撮らないので、ちょっとびっくり。「あれ、もうこんなに・・・」と予備のカード持ってこなかった自分をのろいました。おまけに思った以上にバッテリーも消耗しているし。
いらない写真消したりしながら、東天狗・西天狗を順にめぐりました。東天狗の頂上はゴツゴツしてますが、西天狗の頂上は比較的平坦で、みなさん、ここで昼飯を食っていたので、私も真似してここで食べることに。
西天狗からは、特に赤岳と阿弥陀岳が見えました。赤岳って、本当に赤く見えるんですね。
この辺では、風が強く、ガスで曇ったり晴れたりの繰り返しでした。
そして、この辺から少しずつ疲れも・・・・。1日目は、「お、意外とラクチンじゃん」とか思ってましたが、西天狗まで来たところで、しっかりと足が疲れているのが実感できました。つまらないところでちょっとふらっとしたり、思ったより踏ん張れてなかったり。支障が出るほどじゃなかったですけど、「やっぱ無理のないコース選んで大正解」と思いました。
西天狗から少し戻って、今度は中山峠を目指して北進しました。途中、「え?これ道あってんの?」と思うような岩場(ほんとに、岩がたくさん積み重なっている岩場)に出くわし、「えー、なんでここに○って書いてあるの、まじで合ってるのかこの道、こえーなー」と思いながら、むしろ×であって欲しいという若干の願望を抱きつつ、なんとか中山峠に。
ちょっと休憩しつつ、みどり池の方に降りていきます。ここは、いきなり鎖場で、かなり急な坂を下りていく形になります。これ、逆に向うから登ってくるコースだと、かなりしんどいだろうなと思いました。私が行ったのとは逆に本沢温泉から中山峠に出て、天狗岳を目指すコースもありえますが、体力に自信がなければオススメしません。
みどり池・しらびそ小屋に無事に到着。ほんとはここでもう少しのんびりしたかったのですが、14時のバスに乗れそうだったので、5分程度で切り上げて、やや急いで降りていきました。
本沢温泉から降りてこられた方は、稲子湯で温泉につかってから帰られる方も多いようでした。たしかに、それだと気持ちいいでしょうねえ。ただし、降りてくるのをもう少し早めないときついでしょうが。。。
全般的に、森林浴、温泉、稜線歩き、2600mからの眺めと、色々楽しめるよいコースだと思いました。
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