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Yamareco

記録ID: 3212683
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ハイキング
東海

猿投山 1day 単独 - グリーンシャワーで萌黄色に染まる

2021年05月26日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:54
距離
9.0km
登り
555m
下り
542m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:08
休憩
0:28
合計
3:36
距離 9.0km 登り 555m 下り 557m
10:41
45
11:46
50
12:36
12:37
10
12:47
13:05
3
13:08
13:09
5
13:14
13:20
19
14:14
3
14:17
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
雲興寺参拝者用駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
全コース明瞭かつドライコンディションで歩きやすかったです。
装備はだいたいこんな感じ。
欲張ってカメラの交換用レンズを3本も。いつも方位磁石を出し、正しい方位を示していることを確認します。以前、ポーチの中に電子機器と重ねて入れていた際、南北逆転していたことに気づいていない事がありました。簡単に治せはしますが、、、。
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装備はだいたいこんな感じ。
欲張ってカメラの交換用レンズを3本も。いつも方位磁石を出し、正しい方位を示していることを確認します。以前、ポーチの中に電子機器と重ねて入れていた際、南北逆転していたことに気づいていない事がありました。簡単に治せはしますが、、、。
雲興寺の参拝者用駐車場を利用しました。登山口は県道33号と赤津川を挟んだ左岸側にあります。平日ですがこの時間、奥の駐車スペースはほぼ満車で、ほとんどが登山者の利用の様子でした。
2021年05月26日 10:39撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:39
雲興寺の参拝者用駐車場を利用しました。登山口は県道33号と赤津川を挟んだ左岸側にあります。平日ですがこの時間、奥の駐車スペースはほぼ満車で、ほとんどが登山者の利用の様子でした。
赤津川の左岸沿いに、木々に囲まれた平坦なルートがあります。美術館や博物館のエントランス回廊をワクワクしながら入館する感じ?
2021年05月26日 10:40撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:40
赤津川の左岸沿いに、木々に囲まれた平坦なルートがあります。美術館や博物館のエントランス回廊をワクワクしながら入館する感じ?
ガマズミ(莢蒾 Viburnum dilatatum)の蜜と花粉を集める、きっとニホンミツバチ(日本蜜蜂 Apis cerana japonica)かな。
セイヨウミツバチ(西洋蜜蜂 Apis mellifera)と比べ体色が黒め。蜂へのフォーカスを少し外してしまいました。
2021年05月26日 10:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:42
ガマズミ(莢蒾 Viburnum dilatatum)の蜜と花粉を集める、きっとニホンミツバチ(日本蜜蜂 Apis cerana japonica)かな。
セイヨウミツバチ(西洋蜜蜂 Apis mellifera)と比べ体色が黒め。蜂へのフォーカスを少し外してしまいました。
キンセイギク、別名コガネグルマ(金星菊、黄金車 Chrysogonum virginianum)
昨年、同時期の山行にて同場所で確認した際、種名を間違って記載していたと思います。今回は葉の形も含めちゃんと確認したつもりです。
2021年05月26日 10:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:43
キンセイギク、別名コガネグルマ(金星菊、黄金車 Chrysogonum virginianum)
昨年、同時期の山行にて同場所で確認した際、種名を間違って記載していたと思います。今回は葉の形も含めちゃんと確認したつもりです。
コアジサイ(小紫陽花 Hydrangea hirta )の薄青・薄紫色が清々しい。
2021年05月26日 10:44撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:44
コアジサイ(小紫陽花 Hydrangea hirta )の薄青・薄紫色が清々しい。
コバノタツナミ(小葉の立浪 Scutellaria indica var. parvifolia)が山域全体至る所に分布していました。
2021年05月26日 10:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:46
コバノタツナミ(小葉の立浪 Scutellaria indica var. parvifolia)が山域全体至る所に分布していました。
森のエントランス回廊にてグリーンシャワーを浴びました。
2021年05月26日 10:47撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:47
森のエントランス回廊にてグリーンシャワーを浴びました。
植林地の緩い傾斜をのぼりながらウォーミングアップ
2021年05月26日 10:50撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:50
植林地の緩い傾斜をのぼりながらウォーミングアップ
小規模ながら清涼感あふれる小径。階段が親切丁寧に設置してありました。
2021年05月26日 11:00撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 11:00
小規模ながら清涼感あふれる小径。階段が親切丁寧に設置してありました。
「雲興寺ルート公衆トイレ」の近くにある三叉広場(三又広場)。所々に木製のベンチ・テーブルが設置されていました。
2021年05月26日 11:30撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 11:30
「雲興寺ルート公衆トイレ」の近くにある三叉広場(三又広場)。所々に木製のベンチ・テーブルが設置されていました。
バリエーションルートを少し登り、ヤマザクラコースへ合流しました。大樹から降り注ぐシャワーを浴びました。樹種を確認できませんでしたが、ヤマザクラではなさそうでした。
2021年05月26日 11:34撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 11:34
バリエーションルートを少し登り、ヤマザクラコースへ合流しました。大樹から降り注ぐシャワーを浴びました。樹種を確認できませんでしたが、ヤマザクラではなさそうでした。
西尾根ルートでの下山の際、もしこのプレートに従い雲興寺方面へ向かってしまうと、この分岐からヤマザクラコースに入れず、遠回りしてしまうことになりそうです。
2021年05月26日 11:46撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 11:46
西尾根ルートでの下山の際、もしこのプレートに従い雲興寺方面へ向かってしまうと、この分岐からヤマザクラコースに入れず、遠回りしてしまうことになりそうです。
所々このように地図表示にない枝道がありました(左側)。入って確認してみると、この奥には傾斜地に木製ベンチが設置され、休憩所になっていました。
2021年05月26日 11:51撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 11:51
所々このように地図表示にない枝道がありました(左側)。入って確認してみると、この奥には傾斜地に木製ベンチが設置され、休憩所になっていました。
山頂に到着。ここのベンチで昼食のおにぎりを食べ、少し足早に下山しました。平日ですが予想以上に大勢で賑わっていました。
2021年05月26日 12:48撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 12:48
山頂に到着。ここのベンチで昼食のおにぎりを食べ、少し足早に下山しました。平日ですが予想以上に大勢で賑わっていました。
北歩道分岐のベンチから名古屋市方面を眺望。
2021年05月26日 13:14撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 13:14
北歩道分岐のベンチから名古屋市方面を眺望。
遠方の鈴鹿の峰々が薄ぼんやり。
2021年05月26日 13:14撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 13:14
遠方の鈴鹿の峰々が薄ぼんやり。
うさぎいし
2021年05月26日 13:19撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 13:19
うさぎいし
コアジサイをクローズアップ撮影。
2021年05月26日 13:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 13:31
コアジサイをクローズアップ撮影。
陶磁器に興味があるので、北歩道ルート沿いにある桧平窯跡に毎度立ち寄ります。
2021年05月26日 13:33撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 13:33
陶磁器に興味があるので、北歩道ルート沿いにある桧平窯跡に毎度立ち寄ります。
説明板によると平安時代からの古窯跡で、500年以上の歴史!
2021年05月26日 13:34撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 13:34
説明板によると平安時代からの古窯跡で、500年以上の歴史!
足元をよく見ると地面に開いた穴ぼこ(穴窯)の周りに陶片が散在しています。それら一つ一つに淡い緑色を呈する灰釉がかかっています。数百年間この場所でグリーンシャワーを浴び続けたことで、この色に染まっているようにも思えました。
2021年05月26日 13:36撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 13:36
足元をよく見ると地面に開いた穴ぼこ(穴窯)の周りに陶片が散在しています。それら一つ一つに淡い緑色を呈する灰釉がかかっています。数百年間この場所でグリーンシャワーを浴び続けたことで、この色に染まっているようにも思えました。
コバノタツナミは草丈が低いので、雨の跳ね返りにより花弁に土が付着しやすいようです。それもまた逞しさと美しさの共存かと。
2021年05月26日 13:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 13:40
コバノタツナミは草丈が低いので、雨の跳ね返りにより花弁に土が付着しやすいようです。それもまた逞しさと美しさの共存かと。
両手を広げ、萌黄色のグリーンシャワーを全身で浴びます。
樹種はシロモジかな?
2021年05月26日 13:57撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 13:57
両手を広げ、萌黄色のグリーンシャワーを全身で浴びます。
樹種はシロモジかな?
長い時間の経過を感じさせる深緑の苔が、石組みに生しており非常に良い感じ。
2021年05月26日 14:07撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 14:07
長い時間の経過を感じさせる深緑の苔が、石組みに生しており非常に良い感じ。
雲興寺の山門。時間に余裕があれば境内に立ち寄ろうと考えていましたが、夕方からの職場での会議予定により現実に引き戻されてしまいました。
2021年05月26日 14:16撮影 by  E-M1MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 14:16
雲興寺の山門。時間に余裕があれば境内に立ち寄ろうと考えていましたが、夕方からの職場での会議予定により現実に引き戻されてしまいました。
クリンソウ(九輪草 Primula japonica)の群落が、雲興寺ルートに1箇所・西尾根ルートから外れた谷筋ルートに数箇所あり、赤花〜白花系の色とりどりに咲いていました。
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クリンソウ(九輪草 Primula japonica)の群落が、雲興寺ルートに1箇所・西尾根ルートから外れた谷筋ルートに数箇所あり、赤花〜白花系の色とりどりに咲いていました。
濃い赤色系花弁のクリンソウ個体
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濃い赤色系花弁のクリンソウ個体
赤色系個体を近接撮影
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赤色系個体を近接撮影
白色系の個体を近接撮影
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白色系の個体を近接撮影
赤白中間色っぽいロゼ系?個体
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赤白中間色っぽいロゼ系?個体
たぶんスズカカンアオイ(鈴鹿寒葵 Asarum rigescens var. brachypodion)だと思います。厳密な種識別はとても困難。
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たぶんスズカカンアオイ(鈴鹿寒葵 Asarum rigescens var. brachypodion)だと思います。厳密な種識別はとても困難。
葵の御紋を前にひざまづき、ひれ伏します。パシャ!
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葵の御紋を前にひざまづき、ひれ伏します。パシャ!
ギンリョウソウ(銀竜草 Monotropastrum humile)がポツリポツリと寂しそうに咲いていました。
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ギンリョウソウ(銀竜草 Monotropastrum humile)がポツリポツリと寂しそうに咲いていました。
どんなにグリーンシャワーを浴びても、染まらない純白も存在するのですね。
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どんなにグリーンシャワーを浴びても、染まらない純白も存在するのですね。
瀬戸市の窯元(酔土子)で焼かれた灰釉のぐい呑みを、昨年入手しました。猿投山の山中で見かけた陶片とほぼ同じ組成の陶土で、薪を使って焼かれた逸品です。貫入のある釉薬の厚い領域にほんのり浮かんだ萌黄色は、まさに猿投山のグリーンシャワー。
県内(知多半島半田)産のお酒を冷やで頂きます。
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瀬戸市の窯元(酔土子)で焼かれた灰釉のぐい呑みを、昨年入手しました。猿投山の山中で見かけた陶片とほぼ同じ組成の陶土で、薪を使って焼かれた逸品です。貫入のある釉薬の厚い領域にほんのり浮かんだ萌黄色は、まさに猿投山のグリーンシャワー。
県内(知多半島半田)産のお酒を冷やで頂きます。

装備

個人装備
ザック22L ミッドカットブーツ トレッキングポール コンプレッション系タイツ ショートパンツ 靴下 日除け帽子 保護手袋 ツェルト一式 ウエストポーチ 計画書 携帯電話 デジカメ2 ハンディGPS 紙地図 コンパス 筆記具 ヘッドライト 予備電池(単三2) タオル アルコールストーブ・コッヘル チタンDWマグ おにぎり3 行動食 ペットボトル飲料1 ハイドレーション1.5L スポーツドリンク粉末 ビクトリノックスナイフ 保険証 ファーストエイドキット 土落としブラシ
備考 装備総重量:8.7kg(水含む、ブーツ・トレッキングポール含まず)
不使用装備:日除け帽子, 保護手袋, ツェルト一式, 紙地図, コンパス, 筆記具, ヘッドライト, 予備電池(単三2), アルコールストーブ・コッヘル, チタンDWマグ, 行動食, ハイドレーション1.5L, スポーツドリンク粉末, ビクトリノックスナイフ, 保険証, ファーストエイドキット, 土落としブラシ

感想

昨年の同時期、猿投山へ初めて訪れた際に見かけた古窯跡に散在する陶片が、木々の芽吹を感じさせる風合いだったことをすごく気に入ってしまいました。その後数ヶ月かけて類似の陶器(ぐい呑み)をこの地域(瀬戸市とその近郊)の窯元に求め、無事お気に入りを手にするに至りました。灰釉に現れる淡い緑色が、各地の山肌が春先に魅せる「萌黄色」を呈していて、飲用のたびに是非この場所へ、山肌がまだ深緑になる前に足を運んでおきたいと思っていたわけです。

なお、ここで表記した萌黄色(萌葱色・萌木色)は本来、芽吹き始めた春先のもっと早い時期に用いる言葉だとは思います。今シーズン私にとって久しぶりの山行で、春真っ盛りのタイミングを逃しているので、気持ちを新たにするつもりでこの表現を使わせて下さい。

ここ1-2ヶ月、なかなか山へ行くことができずにいました。休日は常に混雑の気配だったので、平日を狙ったのですが、予想以上の人出に驚きました。とはいえ少しマイナールートに足を踏み入れると、静かな世界を堪能することが出来、ものすごくリフレッシュする事ができました。

掲載画像の通り、現地では春から初夏にかけて咲く花々が出迎えてくれました。山行中、ごく限られた場所で生育していた種類の花の画像は、そのExifを削除していますが悪しからずご了承下さい。

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