【雲取山】アルコールを呑みたく山へ:ヘネシーハンモックで小袖−奥多摩小屋−雲取山山頂 ピストン
- GPS
- 31:13
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 4,065m
- 下り
- 4,065m
コースタイム
■1日目
6:15小袖駐車場−10:13七ツ石小屋11:55−11:23ブナ坂−12時奥多摩小屋
■2日目
6:00奥多摩小屋−7:00雲取山山頂7:20−8:10奥多摩小屋9:30−12:30小袖駐車場
天候 | ■1日目 晴れ 深夜一時雨・風 ■2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な場所、迷い易い場所はありません。 下山後の温泉は、鴨沢バス停から山梨方面へ約9キロ先の「のめこい湯」に行きました。駐車場が広くないので、順番待ちをしました。その為か、必然的にお風呂はそんなに混まないと思いますが、駐車場から2〜3分程度、階段、吊り橋を歩きます。 小袖駐車場から、最初の水場の水は冷たいが、特段おいしくない。 ※GPSデータ、携帯で取得したので、あっちこっちコースから逸脱していますが、実際はコース通り歩いています。 |
写真
感想
日頃の運動不足が露呈した2日間でした。
■1日目
2時過ぎに家を出て、小袖駐車場に着くまで終始駐車場の空きが非常に気になっていた。なんてことない、満車だったら良い言い訳が出来て「家に帰ろう!」と、ずっと思って運転。案の定、鴨沢バス停近くの駐車場は満車だった。しかもタッチの差だった様だ。
「小袖も満車か?」
と半分期待しながら右に曲がりそのまま進む。
が、そんな時に限って、小袖駐車場、まだまだ余裕があり。期待外れの結果で車を駐める。
「こりゃ登れって事か…」
と諦め、準備を始める。
「そうだ、途中でトイレに寄ろうと思ったのに、忘れた!」
今更思っても遅いのである。今回最初の忘れ物だ。
6時過ぎ、気持ちを切り換え、登頂開始。
今回の目的は、
1)意識的に必要以上にゆっくり歩く
2)テン場でのんびり酒を飲む
3)ついでに山頂を見てくる
の3つだ。
今年のGWに登った富士五湖西湖横の毛無山を思い出した。1時間程度だったが、終始登りがきつかった。今回は、その時より勾配がきつくなく、「なんてことないな」なんて思いながら登っていた。
が、そんなに甘くない。毛無山は1時間で終わったが、ここは長い。しかも木に囲まれ、涼しく気持ちいいが、景色があまり変わらない。
そんなこんな、超ゆっくりペースで七ツ石小屋に到着。
水分はたくさん持っているのに、冷たいコーラが飲みたく、思わず買ってしまう。
本当はビールが飲みたかったのだが、ここはガマン。
「綺麗に富士山も見えるし、ビールも売ってるし、ここのテン泊で十分かな。」
またここで後ろ向きな自分の登場である。
冷たいコーラを飲みながら真剣に検討していると、
「1,000m登ってきましたよ。後400mくらいだよ。約2時間かな。がんばって下さい!」
と、山小屋のおじさん。
「…。」
いつもなら非常に嬉しいが、今回このタイミングでは嫌な応援だ…。
とはいいつつ、気を取り直し出発。
ここから先は、奥多摩小屋手前までは、登ってきた道より勾配があった様な記憶がある。正しいかどうか分からないが…。
約2時間後、やっとの事で奥多摩小屋に着いた。
今回の目的の1つ、
”必要以上にゆっくり歩く”
は達成出来た様だ。なんたって6時間も掛けて奥多摩小屋に到着だ。
まぁ、意識しなくても体力的にそうなった気もするが…。
次の目的
”テン場でのんびり酒を飲む”
の実行に移す。
直ぐにパックを開けるとなんと、
「アルコールがない!」
今回2つ目の忘れ物。
しかも、今回の2つめの目的が達成出来ないことに気付き、終始呆然。
もうどうでもよくなる。
とりあえず、寝床確保でヘネシーハンモックを建てる。
建て終わってアルコールもないし、全くすることがなく、ボーっとしていると、何人かに、
「なんですかこれは?」
「寝られるんですか?」
「虫にやられそうですね。」
「ヘネシーじゃないですか!」
「紐切れないんですか?」
などなど、声を掛けられる。
やっぱりちょっと異色な感じがしたんだろうなぁ…。
なんやかんやで本来は少し休んで山頂を目指すはずが、アルコールがないのでふて腐れて寝ることにした…。
ふと気がつくと、隣に大学生の部活らしい人がテントを3つ建てていた。
「せっかく誰もこなそうな場所取ったのに…」
と思っていたが、彼らは事細かな先生から指示を受け、手際よくこなし、且つ自分の時間も作り、
「それはそれで楽しそうだな」
と思って見ていた。
すると今度は狭い間に中高生の集団が来た。
これが最悪で、終始ギャアギャア騒ぐではないか!テントに藤沢のとある学校名が書いてあった。今はどうか知らないが、少なくとも校名が変更されるまではお馬鹿高校であった。更に、その集団の顧問は自分だけ遠くにテントを張っていたようだ。遠くにいて生徒を監督・指導できるのであれば、そんな楽な事は無い。引率する意味を分かってないのか。馬鹿な学校の先生は、更に非常識なんだと痛感した。
なんとか22時前には寝れたと思う。
しかし数時間後だろうか、一番恐れていた雨・風が夜中一時的に強く降った。
一瞬「ヤバイ!」と思ったが、意外にも雨は問題なく防げた。しかし、荷物は心配だったので、ハンモックから出て確認した。テントのグランドシートにくるんでいたので、全く問題なかった。
内心、この雨・風をいつの間にかポジティブに感じていた。
『「雨・風のせいで山頂登頂は諦めた」と帰ってからの良い言い訳が出来るな』
と。
そんな事を考えているうちに再度寝た。
■2日目
翌朝朝3時前。また中高生の集団が騒ぎ始めた。もう諦めの境地だ。その雑踏に2時間弱、4時半くらいまでガマンしてから自分も起床した。
軽く食事を取って、天気を見ると夜中と違って晴れている。
「夜中の言い訳は使えない!」
残念ながら登頂することに決めた。
登頂すると決めれば、急いでサブバックに水分と雨具を入れ準備。
また意識的に必要以上にゆっくり登る。
さすがに荷物が少ないので、ゆっくり歩いても1時間程度で山頂に着いた。
目的の3つめは嬉しいやら、悲しいやらだが、達成することが出来た。
少し休んで、テン場まで下山。
直ぐに撤収して下山しようと思っていたが、お腹が「グーグー」言いやがる。再度食事を取る。
9時半にやっと下山開始。下山は気分的に楽だ。膝はその分辛くなる…。
途中飽きてきたので、
「ビール・ビール」
とつぶやきながら、歩く。
昨日目的の2つめを達成出来なかったので、独り言も偏った内容になっているのが分かる。
途中軽く休みながら下山し、予定通り4時間ちょっとで小袖駐車場に着く。
既に頭の中はビール一色だ。
「あっ、車で来ているんだった!」
またもやアルコールはお預けである…。
いつもの事ではあるが、必ず忘れ物がある。
今回は1番重要なアルコールを忘れてしまった。
また近いうちに2番目の目的を成し遂げる為に、
「どっか登らなきゃ…」
と思う。
”目的を達成する為に何が必要か?”
準備段階で何度も確認する必要性を学んだ。
お疲れさまっす!
相変わらずの後ろ向き登山ですなw
いあーがんばりましたな。
次は一緒に行きましょう!
小屋の人に聞いたんだけど、何も売ってないって言われて…。今回はもうしょうがないッス。次回気を付けます…。
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