夏☆北海道(3)大雪山・ピーカンの旭岳九合目を過ぎて北の山の怖さを知る

2013年07月15日(月) [日帰り]

• GPS: 05:00
• 距離: 6.2km
• 登り: 713m
• 下り: 708m

コースタイム

姿見駅 8:45
噴気活動展望台 9:06（遊歩道終点）
旭岳山頂 10:45-11:45
遊歩道終点　12:55
夫婦池 13:42-49
姿見駅 13:55

天候

下は晴れ
旭岳山頂は寒〜いガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

往路：7月13日（土）スカイマーク701便 羽田 6:10→新千歳 7:40
復路：7月15日（月）スカイマーク732便 新千歳 22:40→羽田 0:25
※SKY732便に接続する公共交通はありません。自宅までタクシーで帰宅（4,000円）
新千歳空港でレンタカーを借りました（13日8時〜15日20時）。

コース状況／危険箇所等

登山ポストはロープウェイ終点の姿見駅にあります。
トイレはロープウェイの起点・終点駅双方にあります。

当初、裾合平を回ることも考えていましたが、
例年より残雪が多く（2週間以上遅れ）お花畑が出ていないらしいこと、
（道迷いの注意喚起もされていました）
また当日の山頂の天候により、旭岳のみのピストンにしました。

姿見駅周辺の姿見平にも残雪がありますが、
登山靴なら問題ありません。

写真

7/15 8:22

今日で最終日。北海道といえば大雪山でしょ〜と、超メジャー観光ルートの旭岳ロープウェイからスタートです。

7/15 8:43

ロープウェイ終点の姿見駅に到着。観光客の皆さんの写真撮影が済んだら、同じ場所でハイ、ポーズ。

7/15 8:48

遊歩道を歩くだけでバッチリ旭岳が拝めます。さすが人気の観光地。

7/15 8:51

てゆうか噴気モクモクじゃないですか〜、で記念撮影。

7/15 8:53

今日はトムラウシから十勝連峰の方までよく見えてます。

7/15 9:06

地獄谷を望む「噴気活動展望台」です。ここは真正面から見ることができます。いいですね。

7/15 9:09

登山道に入ってすぐの避難小屋「旭岳石室」は、ヨーロッパのおとぎ話の家みたい。中もキレイでした。

7/15 9:11

振り返ると、お花畑の奥に地獄谷の噴気。高山植物は頑張り屋さんだな。

7/15 9:25

この山の噴気はまるでジェット機のような音をたててました。ヤマレコで初めて動画をアップしたので、後でお楽しみください（イラチの方にも優しい10秒の動画です）。

7/15 9:37

噴石だらけの斜面を登ります。整備されていて、那須岳より登りやすいです。

7/15 9:51

反対側は地獄谷が切れ落ちています。

7/15 10:07

火口らしいシマシマ模様が目だって来ました。今日のguraは「いろはす・ハスカップ」ばかり飲んでます。

7/15 10:33

さあ九合目を過ぎて、いよいよ山頂への最後の斜面を登ります。おや何この雲は？？？

7/15 10:45

山頂到着。ガスです。

そして寒い・・・

7/15 10:41

楽しみにしていた間宮岳・北鎮岳方面の景色がコレですか〜

7/15 10:46

どんな天気でも楽しめるのは三角点タッチですね。しかもここは一等です。「瓊多窟（ヌタック）」と言うそう。

7/15 11:17

座っていると寒いので、立って暖を取りながら昼食を食べます。間宮岳の方に向かう人はおらず、登って来るのはトレラン大会参加者が多かったです。

7/15 11:30

おおお、少しばかりガスが取れてきました。

7/15 11:34

トンがってるのは北鎮岳かな。以上。

7/15 11:37

山頂で皆さん天候回復を待ちますが、寒くて長居できず、すぐに引き上げていく人ばかりでした。

7/15 11:40

天気って怖い！ことを体験できて良かったんじゃない？体が冷え切る前に下山しましょう。

7/15 11:41

おや、体が冷えて頭がおかしくなった人がいます。危険！

7/15 11:54

九合目付近まで下りてくると、再び視界が開けてきました。

7/15 12:01

下るほど明るくなってきます。

7/15 12:43

視界のなかに緑が多くなってきました。そして暖かい。

7/15 12:54

もう間もなく遊歩道、というところまで戻って来ました。

7/15 12:59

あとはせっかくなので、道沿いの花を楽しみながらのんびり戻りましょう。

7/15 12:52

大雪山の名物、エゾノツガザクラ

7/15 12:52

ピンクが薄めもあります。

7/15 13:03

こちらは白い花の、シロバナエゾノツガザクラ

7/15 13:05

キバナシャクナゲ、これも白い

7/15 12:30

エゾノマルバシモツケ

7/15 12:48

ミヤマキンバイ

7/15 13:01

エゾイソツツジ

7/15 12:49

これは花じゃない？

7/15 13:47

コガネギク(ミヤマアキノキリンソウ）かな？

7/15 13:50

そしてやっぱりチングルマ

7/15 13:11

遊歩道の奥には噴気活動に一番近くまで迫れる場所がありました。温泉に入りたくなる（笑）

7/15 13:21

道の途中には短い雪渓も。観光スタイルだとスリル満点でしょう。

7/15 13:17

すっかり夏の空が戻ってきました。

7/15 13:22

「あの塔はなに？」知らない。ここも花がきれいだね。

7/15 13:27

厳しい気候がつくる周氷河地形、とのことで、冬の雪と寒さもこの景観づくりに一役を買っているようです。

7/15 13:42

夫婦池まで下ってきました。片方の池は残雪でハート型になってます。

7/15 13:49

もう1つは何ともステキなブルー。やっぱり大雪山は素晴らしいところでした。

7/15 14:02

おつかれさま、今日も無事楽しい登山ができました。頂上の視界が優れなかったのは、北の山の天候の変化と稜線の寒さを体験したことで、むしろありあまる価値がありました。（終）

撮影機器：

FinePix F100fd 富士フイルム

感想

guru

いよいよ北海道最終日。観光地としても人気の大雪山に行ってきました。

当初、お花畑で有名な裾合平への周回を狙っていましたが、
今年は雪解けが2週間以上遅く、まだ一面真っ白だとか。
それでも周回強行も考えましたが（チェーンスパイクは持ってました）、
山頂の天気をみて正式に断念しました。

しかし九合目から山頂への天候急変はびっくりしました。
それまでは青い空、緑の平野、白い模様が浮かぶトムラウシ方面の山々を
満喫しながらの登山でした。それが急にガス。しかも急激な温度低下。

私たちは山頂から暖かい下界にすぐ降りられる安心感があったため、
トレランの人を真似して、小刻みに体を動かしながら天候回復を待ちましたが、
これがエスケープルートのない稜線上だったらそんな余裕もなかったでしょう。

座学好きの我が家が衝撃を受けた「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」の実態を、
ごく一端ではありますがリアルに体験することが出来た ように思います。

さあ、次に北海道に来れたらそのトムラウシまで行けるかな？
経験値あげるべくこれからも頑張ります。

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写真の方にも書きましたが
まるでジェット機のような音をたてる噴気孔。是非耳でもどうぞ。





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夏☆北海道シリーズ（7/13〜7/15）

(1)樽前山・稜線を越えた先にある生まれたての星
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-321633.html

(2)十勝岳・花ざかりから黒の世界へ欲張り周回コース（十勝岳温泉→吹上温泉）
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-322271.html

(3)大雪山・ピーカンの旭岳八合目を過ぎて北の山の怖さを知る
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-322302.html

コメント

tabidori

大雪山
こんばんは。
３日間も山に浸れるとは羨ましいです

ロープウェー駅からの眺めは全く雲が無いのに、
大雪山の天気の変わりやすさは相変わらずのようで。
私も昨年登った時は山頂は真っ白でした。

２週間も雪解けが遅かったんですか、
周回コースを歩けなかったのは残念でしたね。
中岳にがあるのですが…丸見えの野天風呂ですが

２泊しないと難しそうですが、
山頂から黒岳までの縦走も魅力的です。

guru

tabidoriさんこんにちは。
晴れ男のはずのtabidoriさんでも真っ白ですか！

前日行った富良野岳方面と比べて明らかに花が遅く、
標高高い＝気候厳しい、やっぱり北海道の中でも
大雪山は特別な山域なんだなと思いました

黒岳までの縦走、
魅力的ですが2泊もかかるんですね

我が家の場合は、まだシュラフが1枚しかない
（もちろんテントは持ってない）のを
どうにかするところから始めなければならないですね

北海道の温泉、どこも良かったです！
また行きたいな〜
でも九州の温泉も行きたいな〜
行きたいとこばかりじゃないか〜