台高 蓮川 奥ノ平谷(喜平小屋谷-千石谷 下降)


- GPS
- 12:29
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 3,204m
- 下り
- 3,238m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:50
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 5:40
天候 | 両日共に晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は3-4台程駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ヌメり】 先週の絵馬小屋谷と比較し格段に良かった。 【水量】 平水よりか多かったと思う。前々日の雨の影響か。 |
その他周辺情報 | 【道の駅】 「道の駅 飯高駅」 前夜祭に使用。 【温泉施設】 「香肌温泉スメール」 700円。露天風呂広め。 【ご飯】 「お食事処 なかむら」 リピート確定。値段は安くボリューム豊富。味も良し。対応も親切なお店で大満足。親子丼大盛り660円でした。 |
写真
感想
【動画】
ダイジェスト版
ロング版
→後日公開予定
【メンバー】
ワンコ / musasabijump / daaisk / nerd
【前夜】
「道の駅 飯高駅」で前夜祭。ワンコさんが最近買った「北アルプスの沢(絶版)」を見ながら酒を交わす。真面目な文面から時折漂うユーモアが堪らない。印象に残ったのは上ノ廊下に出てきた宿野さん。ハーネスを新調したからという謎の理由で嵐去りし黒部の峡谷に突っ込む勇気と覚悟に感服。滝も人間も立派なのは結局女性ということか‥その後、ムササビとダイスクも合流し盛り上がりは加速。気付けば午前2時をまわっていた。やってしまった‥
【1日目】
彷徨い車のスライドドア音で目覚める。体感で数秒の就寝であった。浮腫みきった4人がゾロゾロと準備を始める。「ハンマーの滑り止め切ってやったわ!」相棒のロカを改造し意気揚々とメンバーに話した約2時間後、私は後悔することになる。彷徨い車は奥ノ平へ向け林道を突き進む。先々週、ここで何回か腹を擦ったというダイスク情報を他所に進んでいくと‥確かに悪い。入渓地点へ向け斜面を下降しいよいよ奥ノ平へ。
平凡な沢を辿ると戻滝。今日のうちに出来るだけ標高を稼いでおきたいが何となくな興味で取り付く。釜は意外にも大きく、近づくと水流も強い。足場がヌメって立ち上がれなかったがなんとか突破し後続にロープを投げる‥あれ??足で踏んでたはずのロープはその場に無く、投げたロープは戻滝の釜に見事な曲線を描いていた。反省反省。結局わんこさんがロープを引っ張ってきて晴れて全員戻滝突破。笑いながらツッコミを入れられるあたり、山岳会じゃなくてヨカッター。
先の魚止め滝は猛烈な水量でとても取り付けそうにない。早々に諦め引き返し釜ダイブ‥あれ??腰に付けていたはずのハンマー はそこには無く、外れたハンマーはバックアップを見事にすり抜け戻滝の釜に見事吸い込まれていった。反省反省‥と言いたいところだがこのミスは財布に大ダメージだ。取手の滑り止めを切り落としたことを後悔した。今日はやらかす日だと気を引き締めて遡行に取り掛かる。
戻滝の巻きは残地ロープを辿り這い上がる。先はドロドロで悪かった。いよいよ仙人滝だというところでアクシデント発生。ダイが嘔吐。前夜祭の酒がここに来て暴発したようだ。調子が悪そうだったので仙人滝はダイにリードで行ってもらった。水流の勢いは激しかったがフリクションは良好。体調不良ながらステミングを駆使して軽々と突破していた。さっすが!
螺貝の滝は抜けた記録もあったがスタンス細かく断念。残置ハーケンは2本確認出来たが手前のハーケンは見た感じ信用ならなさそう。さっさと右岸を大巻きして懸垂で再び谷底へ。歩みを進めるとアオダイショウが登場しすかさずムササビが捕獲。見つめ合っている…ダイもムササビも蛇を見つけ次第捕獲する修正がある。今は見つめ合うだけだがいずれは見つけ次第食いそうでソワソワする‥狭いゴルジュを歩いていると奥から轟音と共に鎌滝30mが姿を現した。洞窟空間に出来た滝は水量豊富で波打つ釜が一層荘厳な雰囲気を醸し出していた。左岸を大巻き。先の20mの斜滝も左岸を巻いた。1つ1つ立派な滝だが巻きメインになってしまうのが少し残念だ。もっと登攀力があれば…とも思うが今は命が惜しい 笑
サスケ滝も同様に巻いたがそれほど水量がなければ直登も可能。直登の場合は逆くの字を登攀。今回はワサビ谷の滝を左岸から登る。フリーで滑った凹角を匍匐前進で進むが先で詰まる。掴む岩がボロボロでセミと化した私に先に抜けたムササビがお助け紐を出してくれた。ありがたや…ここは素直に巻いた方が良かった。落口から上部を観察するが…今回の水量での登攀はリスキーだったに違いない…
その後の滝も巻き続けやっとこさ幕営地着。久々の沢泊装備の遡行に疲れも見えたがとんでもない量の薪をかき集め火を起こす。タープは2張り、遡行中ワンコさんが釣り上げたアマゴ5匹。申し分ない贅沢スポットと化した幕営地に一同歓喜。夕食中晩飯代わりにと持って来たパンを弄られる。谷底で食う企業努力の塊(パン)こそ至高なのだ。若者は何も分かっていない…その晩、鱈腹メシを食べたがアマゴの塩焼きと刺身がそれはそれは美味かった。谷底で食う自然食材こそ至高。
【2日目】
8時頃起床。企業努力の塊を燻して食べる。おいしい…9時頃遡行開始。
早々に沢は枯れ尾根に乗り移り稜線を目指す。
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