恩智から高安山

2021年05月30日(日) [日帰り]

• GPS: 05:22
• 距離: 11.2km
• 登り: 616m
• 下り: 585m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:31
• 合計: 5:21

10:23 恩智駅
10:29 10:29 天王の森
10:47 10:48 恩智神社
11:01 11:04 展望台（恩智越）
11:45 11:46 恩智峠
12:55 13:01 高安山駅
13:08 13:10 おお道分岐
13:13 13:14 高安山気象レーダー観測所
13:21 13:27 高安山
13:34 13:34 立石越
14:17 14:26 十三峠
14:44 14:45 水呑地蔵尊
15:13 15:14 神立辻地蔵
15:44 服部川駅

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車

近鉄大阪線・恩智駅を出発し、近鉄信貴線・服部川に下山

コース状況／危険箇所等

危険個所はありません。恩智神社までは車道、恩智越までは全体的に歩きやすい幅広の山道です。恩智越の途中から高安山への近道がありますが、恩智越からの山道と合流する地点の下が工事中の為、通行止めになっていました。下の入口には案内はありませんでした。

写真

5/30 10:32

恩智神社への車道と東高野街道が交わる地点に恩智神社の鳥居があります。

5/30 10:32

その脇には古い道標があります。「左右東高野街道」と彫ってあります。

5/30 10:33

鳥居を越えた場所の石仏。風化が進んで判別できないが、地蔵尊だと思います。地元の人が花を供えています。

5/30 10:40

恩智神社の入口。拝殿、本殿は階段を登った場所にあります。

5/30 10:44

拝殿

5/30 10:45

本殿。祭神は、大御食津彦命（おおみけつひこのみこと）と大御食津姫命（おおみけつひめのみこと）の2柱だそうです。

5/30 10:47

拝殿の横にある天児屋根命（あめのこやねのみこと）を祀ってある社。主祭神の大御食津彦命は天児屋根命の後裔にあたるそうだ。又、天児屋根命は東大阪の枚岡神社の主祭神でもあるそうです。何れも壮大な神話の世界です。

5/30 10:47

神社の由来

5/30 10:56

白いツユクサ

5/30 11:02

高安山への近道。恩智越えは直進します。（この山道の出口は通行止めになっていましたが、ここには何の案内もありませんでした。）

5/30 11:39

ウツギも終盤です。

5/30 11:42

恩智越に到着

5/30 11:43

南に延びる縦走路。JR関西本線・高井田駅まで6.5kmとありました。

5/30 11:43

峠を進むと、

5/30 11:44

高安山への分岐があります。左手に登ります。直進すると信貴山です。

5/30 11:44

先ずは木製階段を登ります。

5/30 11:52

アザミ

5/30 11:55

葛城山（左）と金剛山をズーム

5/30 12:54

西信貴ケーブル・高安山駅前に廃線になった鉄道のホームが残っていた。正確には、「信貴山電鉄・山上鉄道線高安山駅」と言うそうです。
近鉄大阪線・山本駅→（信貴線）→信貴山口駅→（西信貴ケーブル）→高安山駅→（信貴山電鉄）→信貴山門駅と乗り継いで信貴山・朝護孫子寺に詣でていたのでしょう。現在、信貴山電鉄の線路跡は道路となりバスが運行されています。

5/30 13:00

西信貴ケーブルの車両

5/30 13:12

高安山駅から約10分で大阪管区気象台・高安山気象レーダー観測所に着きます。

5/30 13:13

レーダー設備

5/30 13:18

高安山の三角点。点名 峰山 二等三角点487.44mにタッチ。

5/30 13:18

このような標識がたくさんありました。

5/30 13:41

十三峠に向かう途中、生駒山が見えました。

5/30 14:17

十三峠の地蔵尊

5/30 14:39

水呑地蔵の上にある石碑。刻んである内容は分からないが、水呑山は判読できました。この辺り一帯を水呑山と言うようです。

5/30 14:43

水呑地蔵の本堂。この付近では立派な部類のお堂です。

5/30 14:42

本堂前からの展望

5/30 14:43

ユキノシタが咲いていました。

5/30 14:44

今年見るのは初めてです。

5/30 14:49

水呑地蔵から下ると見慣れない樹がありました。

5/30 14:55

八尾市の神立地区に下るまで沢山の地蔵尊や観音様、不動尊と思わっる石仏が祀られていました。西国三十三所の観音様かと思っていましたが、33よりはるかに多いようでした。

5/30 14:55

古い道標。「左、かわちごえ」ですが、あまり歩かれていないようでした。

5/30 15:07

神立茶屋辻まで降りてきました。碑文によれば、大阪の玉造と大和の竜田を結ぶ街道だったらしい。在原業平は竜田からこの道を通って玉祖神社に参詣したという言い伝えがあるそうです。

5/30 15:12

少し下った場所の地蔵堂。この付近の人は信仰心が篤いようです。大きくて立派な家が多いです。
ここから集落を縫うように1.5km程歩いて服部川駅に着きました。

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

感想

yoriton

kazunookeikoさんが恩智から高安山へ行きたいというので、先日歩いた場所ですが、歩いてきました。前回は高安山への近道を登りましたが、今回は少し遠回りになる恩威越を経由しました。恩智神社から恩智越までは緩やかに幅広の山道（所々、コンクリート）を行き、恩智越から先は広大な墓地公園の縁に付けられた山道になります。周囲が植林帯になると間もなくケーブル高安山駅で、それから大阪管区気象台の気象レーダー施設の横を通って行くと分岐があります。ここは直進ですが、右は信貴山です。分岐の少し手前に高安山への入口がありますので、登って行き、三角点を確認してきました。宗教団体の施設横を過ぎると、信貴生駒スカイラインの横を通って十三峠に至ります。峠から水呑地蔵を経て、八尾市の神立地区に降り、そこから集落を抜けて服部川駅に着きました。十三峠から道は歩きやすかったです。生駒山の山麓は古い集落が多く、多くの歴史が詰まっています。神立あたりも古い言い伝えが残っていますし、住民の皆さんは信仰心が篤いようで道路脇や塀の横などに観音様や地蔵尊を数多く祀ってありました。古い歴史に包まれ、今も豊かな地域だと感じました。