記録ID: 3230262
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
荒川分水嶺巡り15 奥秩父最深部、足切沢、狸穴越、滝谷山、帳付山 埼玉群馬県境
2021年05月30日(日) [日帰り]


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 13:51
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,578m
- 下り
- 2,575m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝谷山、帳付山を一度に回る場合、アクセスが非常に悪い。群馬県側基点のピストンか、周回にしたい場合ビバーク前提で大回りの周回にするか、足切沢出合い辺りを基点に日帰りするプランが考えられる。今回は日帰りなので、足切沢沿いの古道と二股上部にあるはずの日窒軌道跡を使うことにした。ヤマレコで滝谷山の計画をしようとするときに出てくる狸穴越迄の破線道である。足切沢沿いの道は、ネットでみて想像していたよりも風化激しく僅かな道も殆ど消えかかっている。高度1100m地点の二股で沢を離れ尾根を180m位登った辺りにあるはずの日窒軌道跡を使い水平移動を予定していたが、軌道跡は見つからなかった。斜面崩落があちこちで、道は無きに等しく、結局動けなくなり、懸垂下降で沢におりた。沢部分の等高線の間隔から、沢の方が安全と見込んだ。かえって最初から沢筋を登ったほうが良さそう。道があれば高度1300m辺りで沢に合流するはずであった。高度1320m地点の二股は、上に向かって右に行きやすいが間違え。左を暫く進み、高度1400m地点から沢を離れて崩れやすい斜面を木を伝いながら100m位登ると狸穴越の鞍部だが、道はなく苦しい登り。狸穴越鞍部に出る為のトラバースが危なそうなので、トラバースせずに直登したため鞍部より20m位西の稜線にでた。足切沢出合いから狸穴越迄の間で懸垂下降や登り返しで2時間遅れ。狸穴越から滝谷山を経て帳付山はうっすら踏み跡がある程度。所々不明瞭だが尾根筋なので分かりやすい。ブドー沢の頭の先の1609峰は埼玉側を巻くが、そのまま枝尾根に誘導されてしまった。帳付山から大山分岐までは一般道だがロープを使いたいところはある。疲労と日没を考慮して、倉持山を過ぎたところにある山吹峠手前の道なき尾根を下る予定を変更して、山吹峠から車道に出るルートに逃げることにした。水場は足切沢添いと馬道のコルを群馬県側に下ったところにあるが、どれくらい下ればいいか、水場の状態は未確認。このコースを行く場合は入念な準備と早出が必要。ロープは必須。懸垂下降の用意を勧める。コンパス、地図でマメに位置と方向の確認が必要。 |
写真
ネットにあった朽ちた橋。渡ったが、渡った後直ぐに行き詰まった。懸垂下降して登り返しで巻こうとしたが岩が脆く危険、橋を戻って沢に降りようとしてみたが橋が脆くて戻れず。結局上から垂れ下がっているトラロープで上を高巻くのが正解。30分くらいロス。
帳付山。ここまでで計画より3時間半の遅れ。スタート遅れを考慮しても2時間半遅れ。疲労していたので、山吹峠手前の道なき尾根を下る予定を変更し、トータルで時間がかかっても車道に早く出る山吹峠迄いくプランに変更。
帳付山から馬道のコルは群馬県側から一般登山道ではあるが、登ることはロープ無しでできても下りはロープ使いたいところが何ヵ所かある。馬道のコルから群馬県側に行ったところに水場があるはずだが未確認。平坦地もありビバークの場合の候補地。埼玉県側には地図上では道無いが、実際は道がある感じ。
撮影機器:
感想
畏怖と憧憬のふるさとの川荒川の分水界を巡っています。いよいよ奥秩父最深部、一般登山道のないエリアに入りました。三国峠から滝谷山、帳付山迄はバリエーションルートで日帰りのプランが建てずらいエリア。ネットには山吹沢出合い付近から南天山まで登り、それから山吹峠迄行く記録がある。http://gun-mtido.sakura.ne.jp/tnanten.htm 日帰り周回コースにしたいならばこちらの方が正解と思う。因みにこの時は秩父側の雁掛トンネル(今回のスタート地点)から山吹トンネルを越えて群馬県の天丸橋までの林道は車両通行止め。
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