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Yamareco

記録ID: 3230262
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

荒川分水嶺巡り15 奥秩父最深部、足切沢、狸穴越、滝谷山、帳付山 埼玉群馬県境

2021年05月30日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 埼玉県
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
13:51
距離
22.7km
登り
2,578m
下り
2,575m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:03
休憩
0:48
合計
13:51
距離 22.7km 登り 2,584m 下り 2,583m
5:06
400
スタート地点
11:45
11:52
44
12:36
12:42
85
14:07
14:16
77
15:33
15:38
25
16:03
16:10
33
16:43
16:49
13
17:02
17:11
106
18:57
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
滝谷山、帳付山を一度に回る場合、アクセスが非常に悪い。群馬県側基点のピストンか、周回にしたい場合ビバーク前提で大回りの周回にするか、足切沢出合い辺りを基点に日帰りするプランが考えられる。今回は日帰りなので、足切沢沿いの古道と二股上部にあるはずの日窒軌道跡を使うことにした。ヤマレコで滝谷山の計画をしようとするときに出てくる狸穴越迄の破線道である。足切沢沿いの道は、ネットでみて想像していたよりも風化激しく僅かな道も殆ど消えかかっている。高度1100m地点の二股で沢を離れ尾根を180m位登った辺りにあるはずの日窒軌道跡を使い水平移動を予定していたが、軌道跡は見つからなかった。斜面崩落があちこちで、道は無きに等しく、結局動けなくなり、懸垂下降で沢におりた。沢部分の等高線の間隔から、沢の方が安全と見込んだ。かえって最初から沢筋を登ったほうが良さそう。道があれば高度1300m辺りで沢に合流するはずであった。高度1320m地点の二股は、上に向かって右に行きやすいが間違え。左を暫く進み、高度1400m地点から沢を離れて崩れやすい斜面を木を伝いながら100m位登ると狸穴越の鞍部だが、道はなく苦しい登り。狸穴越鞍部に出る為のトラバースが危なそうなので、トラバースせずに直登したため鞍部より20m位西の稜線にでた。足切沢出合いから狸穴越迄の間で懸垂下降や登り返しで2時間遅れ。狸穴越から滝谷山を経て帳付山はうっすら踏み跡がある程度。所々不明瞭だが尾根筋なので分かりやすい。ブドー沢の頭の先の1609峰は埼玉側を巻くが、そのまま枝尾根に誘導されてしまった。帳付山から大山分岐までは一般道だがロープを使いたいところはある。疲労と日没を考慮して、倉持山を過ぎたところにある山吹峠手前の道なき尾根を下る予定を変更して、山吹峠から車道に出るルートに逃げることにした。水場は足切沢添いと馬道のコルを群馬県側に下ったところにあるが、どれくらい下ればいいか、水場の状態は未確認。このコースを行く場合は入念な準備と早出が必要。ロープは必須。懸垂下降の用意を勧める。コンパス、地図でマメに位置と方向の確認が必要。
広河原沢の名の通り険しくない渓相
2021年05月30日 05:27撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 5:27
広河原沢の名の通り険しくない渓相
しなのき
2021年05月30日 05:45撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 5:45
しなのき
2021年05月30日 05:56撮影 by  ASUS_X00PD, asus
5/30 5:56
足切沢出合下降点。6:00。ここに5:00着の予定が、安易に1時間遅れ。ここまでで今後の過酷さを想像できず。
2021年05月30日 05:58撮影
5/30 5:58
足切沢出合下降点。6:00。ここに5:00着の予定が、安易に1時間遅れ。ここまでで今後の過酷さを想像できず。
足切沢出合
2021年05月30日 06:01撮影 by  ASUS_X00PD, asus
5/30 6:01
足切沢出合
廃小屋
2021年05月30日 06:15撮影
5/30 6:15
廃小屋
沢沿いの道が崩壊していて高巻き、懸垂下降した。
2021年05月30日 06:43撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 6:43
沢沿いの道が崩壊していて高巻き、懸垂下降した。
ネットにあった朽ちた橋。渡ったが、渡った後直ぐに行き詰まった。懸垂下降して登り返しで巻こうとしたが岩が脆く危険、橋を戻って沢に降りようとしてみたが橋が脆くて戻れず。結局上から垂れ下がっているトラロープで上を高巻くのが正解。30分くらいロス。
2021年05月30日 06:47撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 6:47
ネットにあった朽ちた橋。渡ったが、渡った後直ぐに行き詰まった。懸垂下降して登り返しで巻こうとしたが岩が脆く危険、橋を戻って沢に降りようとしてみたが橋が脆くて戻れず。結局上から垂れ下がっているトラロープで上を高巻くのが正解。30分くらいロス。
沢を渡る部分も不明瞭。地図通りでは無い。あるはずの吊り橋も見つからず。
2021年05月30日 07:34撮影
5/30 7:34
沢を渡る部分も不明瞭。地図通りでは無い。あるはずの吊り橋も見つからず。
軌道があったしるし
2021年05月30日 07:38撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 7:38
軌道があったしるし
二俣から急登し、あるはずの日窒軌道跡を探して水平移動したが、道は全くなくなった。動けなくなり懸垂下降で沢に降りた。三葉躑躅
2021年05月30日 09:07撮影
5/30 9:07
二俣から急登し、あるはずの日窒軌道跡を探して水平移動したが、道は全くなくなった。動けなくなり懸垂下降で沢に降りた。三葉躑躅
狸穴越。ここへの登りは道無くズルズル滑りながらの急登で苦行。狸穴越のちょっと西側に出た。ここまでで計画より2時間遅れ。
2021年05月30日 11:12撮影
5/30 11:12
狸穴越。ここへの登りは道無くズルズル滑りながらの急登で苦行。狸穴越のちょっと西側に出た。ここまでで計画より2時間遅れ。
滝谷山手前の岩場アップ
2021年05月30日 11:25撮影 by  ASUS_X00PD, asus
5/30 11:25
滝谷山手前の岩場アップ
滝谷山前にネットでよく見る岩場
2021年05月30日 11:26撮影
5/30 11:26
滝谷山前にネットでよく見る岩場
滝谷山前の岩場、ネットにあるように左側を登る。ホールドたくさんあり難しくない。
2021年05月30日 11:29撮影 by  ASUS_X00PD, asus
5/30 11:29
滝谷山前の岩場、ネットにあるように左側を登る。ホールドたくさんあり難しくない。
滝谷山の山頂手前に眺めのいい開けた場所あり。奥秩父が見渡せる。
2021年05月30日 11:38撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 11:38
滝谷山の山頂手前に眺めのいい開けた場所あり。奥秩父が見渡せる。
奥秩父最深で一般登山道の無い滝谷山。ここに来たかった!ここから荒川と利根川の分水界が始まる。
2021年05月30日 11:46撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 11:46
奥秩父最深で一般登山道の無い滝谷山。ここに来たかった!ここから荒川と利根川の分水界が始まる。
山頂付近では三葉躑躅がまだ見頃
2021年05月30日 11:46撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 11:46
山頂付近では三葉躑躅がまだ見頃
2021年05月30日 12:10撮影
5/30 12:10
右側が上州利根川水系神流川、左側が武蔵荒川r
2021年05月30日 12:27撮影
5/30 12:27
右側が上州利根川水系神流川、左側が武蔵荒川r
2021年05月30日 12:36撮影
5/30 12:36
大ナゲシ、赤岩尾根
2021年05月30日 12:44撮影
5/30 12:44
大ナゲシ、赤岩尾根
2021年05月30日 12:47撮影
5/30 12:47
痩せ尾根。巻きも多い。
2021年05月30日 13:50撮影
5/30 13:50
痩せ尾根。巻きも多い。
帳付山。ここまでで計画より3時間半の遅れ。スタート遅れを考慮しても2時間半遅れ。疲労していたので、山吹峠手前の道なき尾根を下る予定を変更し、トータルで時間がかかっても車道に早く出る山吹峠迄いくプランに変更。
2021年05月30日 14:09撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 14:09
帳付山。ここまでで計画より3時間半の遅れ。スタート遅れを考慮しても2時間半遅れ。疲労していたので、山吹峠手前の道なき尾根を下る予定を変更し、トータルで時間がかかっても車道に早く出る山吹峠迄いくプランに変更。
帳付山から馬道のコルは群馬県側から一般登山道ではあるが、登ることはロープ無しでできても下りはロープ使いたいところが何ヵ所かある。馬道のコルから群馬県側に行ったところに水場があるはずだが未確認。平坦地もありビバークの場合の候補地。埼玉県側には地図上では道無いが、実際は道がある感じ。
2021年05月30日 15:33撮影 by  ASUS_X00PD, asus
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5/30 15:33
帳付山から馬道のコルは群馬県側から一般登山道ではあるが、登ることはロープ無しでできても下りはロープ使いたいところが何ヵ所かある。馬道のコルから群馬県側に行ったところに水場があるはずだが未確認。平坦地もありビバークの場合の候補地。埼玉県側には地図上では道無いが、実際は道がある感じ。
ここから山吹峠迄は岩場2ヶ所埼玉県側を巻くところあり。前に通ったのでわかっていた。巻きに入る場所、尾根に戻る場所には色が落ちかけたテープがある。
2021年05月30日 16:03撮影
5/30 16:03
ここから山吹峠迄は岩場2ヶ所埼玉県側を巻くところあり。前に通ったのでわかっていた。巻きに入る場所、尾根に戻る場所には色が落ちかけたテープがある。
奥秩父の山並み
2021年05月30日 16:39撮影 by  ASUS_X00PD, asus
5/30 16:39
奥秩父の山並み
山吹峠から車道迄は埼玉県側を下った。地図に道は無いが、昔の峠なので道はちゃんとあった。立派な山吹トンネルに出た。
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山吹峠から車道迄は埼玉県側を下った。地図に道は無いが、昔の峠なので道はちゃんとあった。立派な山吹トンネルに出た。
車止め迄2時間車道歩き。疲労した体に鞭を打つ。当初計画していた尾根を下っていたら最後に沢に下りる予定であったが、そのルートを取っていたら懸垂下降で時間がかかっていただろう。辛いが車道歩きで正解。車道が北西に大きくカーブする1200m地点から山吹沢出合いにのびる尾根は、尾根末端と車道との差が低く、ショートカットに使えそう。計画より4時間半遅れ、出発の一時間遅れを考慮しても3時間半遅れ。
2021年05月30日 17:14撮影
5/30 17:14
車止め迄2時間車道歩き。疲労した体に鞭を打つ。当初計画していた尾根を下っていたら最後に沢に下りる予定であったが、そのルートを取っていたら懸垂下降で時間がかかっていただろう。辛いが車道歩きで正解。車道が北西に大きくカーブする1200m地点から山吹沢出合いにのびる尾根は、尾根末端と車道との差が低く、ショートカットに使えそう。計画より4時間半遅れ、出発の一時間遅れを考慮しても3時間半遅れ。
撮影機器:

感想

畏怖と憧憬のふるさとの川荒川の分水界を巡っています。いよいよ奥秩父最深部、一般登山道のないエリアに入りました。三国峠から滝谷山、帳付山迄はバリエーションルートで日帰りのプランが建てずらいエリア。ネットには山吹沢出合い付近から南天山まで登り、それから山吹峠迄行く記録がある。http://gun-mtido.sakura.ne.jp/tnanten.htm 日帰り周回コースにしたいならばこちらの方が正解と思う。因みにこの時は秩父側の雁掛トンネル(今回のスタート地点)から山吹トンネルを越えて群馬県の天丸橋までの林道は車両通行止め。

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