燕岳 〜前夜車中泊での日帰り どピーカンの大パノラマの中を行く コマクサもワンサカ〜
- GPS
- 07:22
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,538m
- 下り
- 1,790m
コースタイム
06:32 中房温泉登山口
06:41 登山口出発
07:05 第一ベンチ
07:27 第二ベンチ
07:53 第三ベンチ(小休止)
08:02 第三ベンチ出発
08:26 富士見ベンチ
08:48 合戦小屋(小休止)
09:00 合戦小屋出発
09:46 燕山荘(小休止)
09:50 燕山荘出発
10:19 燕岳山頂(大休止)
10:43 燕岳山頂出発
11:09 燕山荘(小休止)
11:21 燕山荘出発
11:50 合戦小屋(昼食)
12:00 合戦小屋出発
12:14 富士見ベンチ
12:31 第三ベンチ
12:49 第二ベンチ
13:05 第一ベンチ
13:25 中房温泉登山口
13:38 第一駐車場
天候 | 快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
20時ごろ到着時には2/3程度の埋まり。 夜中のうちに満車になりました。 簡易トイレがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口にあり。 登山道はよく整備され,特に危険個所はないと思います。 また,道幅もそこそこあってすれ違えるところも多数。 ただ,整備してある分階段が多く,存外つらいです。 |
写真
感想
2012年8月4日以来の燕岳。
先週の甲斐駒ケ岳(北沢峠から日帰り)の時にあまりの疲労感だったので,昨年ほどの体力が無くなったのかと疑問に思い,一度経験済みのアルプスに登ろうと行ってきました。
燕岳は稜線に上がったら大パノラマ。
穂高槍連峰からぐるっと北アルプスが一望でき,南アルプス越しの世界遺産も見える眺望の山。
気持ち良く登ろうかと。
週間天気予報は土曜日曇り。
う〜む。
でも,コマクサとかきれいだし。
昨年との比較が主な目的だからと前日の出張終わり,そのまま中房温泉の登山口第一駐車場へ。
夜8時ごろ到着し,独り車中で酒盛り。
とにかく涼しくて,自宅で寝るよりずっと快適です。
明け方少し肌寒くて掛けてただけのシュラフの中にちゃんと入ったぐらい。
夜中の間に続々と駐車場が埋まっていきます。
ただ,先週に比べ大騒ぎをされる方がいなかったので静かに夜は更け。
ぐっすりと眠れました。
ぐっすり眠りすぎて寝坊(笑)
いかんいかん。
皆さんほぼ出発済み。
去年よりも一時間おしだし(笑)
大急ぎで準備をします。
急げ!!
で,中房温泉登山口まで林道を歩くともう人だかり。
やはりシーズンですね。
人気の山だから仕方が無い。
皆さんを追い抜かせていただきながら歩き始め。
こちらは独りなので自分のペースで上がります。
第一ベンチまで一気に高度を上げ。
第二ベンチからはダラダラと高度を上げる樹林帯の道。
整備して頂いて歩きやすいのですが階段まるけ。
結構階段って疲れますよね。
でも,きれいな樹林帯の新緑や,木々の間からの常念山脈の稜線,富士見ベンチからは富士山を眺めて登ると二時間ほどで合戦小屋です。
スイカを皆さん楽しんでいらっしゃるけど,僕はフルーツ全般を食べないので用はなく。
甘いものが好きなら行動食とかあまり困らないんですけどね。
ダメなんですよね,甘いもの全般。
合戦小屋からは「三大急登」でご存知の合戦尾根。
でも,そうさしたることはないような気がするのは僕だけですかね?
笠ヶ岳への笠新道の方がきつかったですし,甲斐駒ケ岳の直登の最後の登りの方がずっと急登のような気が。
一か所だけあるクサリ場も,クサリの必要性をあまり感じず。
ただ,一歩登る毎に見える景色が拡がり,少し登るとお花が咲き誇って。
どんどん見えてくる槍と,富士山と,お花と,どんどん近付く燕山荘と燕岳の山頂の景色で,ちょっと登ってはカメラを出し,お花を接写したり,色々撮って。
ちっとも先に進まない(笑)
昨年比較での「時間遅れ」の原因はこれですね。
昨年は「まずは山頂へ」って気持ちばかりで。
撮ってる写真の量が全然違いました(笑)
燕山荘直前からはもうお花のオンパレード。
名前が分からないのが困るんですけど。
いたるところにお花が咲いて。
当然稜線にまで上がりましたから北アルプスがドーーーン!!
南を見れば南アルプス越しの富士山がドーーーーン!!
東を見れば安曇野の町越しに浅間の山がドーーーーン!!
絶景以外の何物でもありません。
しかも歩く稜線は白い砂礫と奇岩の数々にお花。
コマクサさんはもうイイだけ咲き誇って。
先々週の八甲田の湿原がしっとりとした極楽浄土なら,こちらは天国って感じで。
なんか,僕の中で天国ってキリスト教だから高くて自然が険しい天空の楽園ってイメージがあるんす(笑)
頂上での一杯はまた格別で。
さすが北アルプス。
ここまで歩いてこれるようになった自分の足に感謝。
頂上から燕山荘までの帰りはもう絶景の中を飛んでるみたいな気分で。
完全にへらへらしてました(笑)
知らない方に遠慮構わず話しかけ。
不審者だったことを稜線でお会いした皆々様にお詫び申し上げます(笑)
頂上から燕山荘,合戦小屋までの下りは眺望とお花との気持ち良い下り。
特に燕山荘からは今まで見えていた稜線の景色が一歩ずつ見えなくなり。
惜別の念といいますか,寂しいといいますか,でも帰らなきゃならないですから。
本当は泊まって酒が飲みたいのですが,すみませんワンサカすぎるヒトにやられてます。
あんなにたくさんの人が燕山荘の中に納まるのかがやっぱり不思議で。
どなたか,当日小屋泊まりされた方。
どんな雰囲気か教えてください。
それに,どう考えてもテン場であぶれてしまった方。
どんなことになったか教えてください。
僕はまだ,不測の事態に対処する技量も経験もないので下ります。
よく整備された登山道ですので特段下りも適切に注意して下れば安全ですが。
いかんせん登られる方への道譲りで先に進めない。
特に午後になってきたら大パーティーさんですとか,ツアーさんとかが増えて。
いや,ツアーさんの歩みはおそらくコースタイム越えでしょうし。
この時間に,ここにいて本当に大丈夫なの?って感じで。
最後に,中房温泉の登山口まであと少しのところで下りの人が渋滞していて,パッと見たら30名ほどのツアーさん。
13:20に登山を開始しているとしたら僕の感覚ではoutなんですけど。
近所の里山登るわけじゃないですし。
伊吹山が暑いから夜間登山しようとかってレベルの高さじゃないし。
2800mの天候がどう急変するかってところに行く時間じゃないと思います。
皆さん「日が暮れるまでに着けばいいな」なんておっしゃってましたけど。
当日の天候なら問題ないとは思いますが,とにかく事故の無いように祈っております。
ただ,やっぱり僕はツアー登山は参加しないことにします。
まぁ,結局体力が落ちたというより,先週の甲斐駒ケ岳の疲労の仕方は,仕事での「みちのくシリーズ 3200km走破の旅」と飲みすぎによる飲み疲れの影響。
時間がかかったのは山中でおしゃべりしたり,お花の写真撮ったり,景色の写真撮ったりしてることでの楽しみ増量ということらしいと結論。
「とにかくピークへ」って感じより,周りが見える余裕が出てきて楽しみが増えたことにしとこ。
いつかは表銀座。
行けるタイミングが合うまでは,燕岳日帰りは毎年の恒例行事にしとこきます。
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