記録ID: 3246904
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山
花絨毯の飯豊北部〜大石ダムから杁差・地神まで
2021年06月05日(土) [日帰り]
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 11:27
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,425m
- 下り
- 2,261m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 11:26
15:10
ゴール地点
※ 自転車部分を除く(17:44 車回収)
天候 | 朝:標高1100mまでガス、その上は晴れ雲海 午後:晴れ、朳差岳に一時ガス https://tenki.jp/past/2021/06/05/chart/ 前日に低気圧が抜けて早朝は湿った雨上がり。山の上は真逆で乾燥した西風(偏西風蛇行)。横縞の気圧配置で、梅雨前線は南の彼方へ。まだ梅雨入りしません |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
↓ 大石ダム先の東俣林道ゲート(Pあり数台、東俣彫刻公園)に到着して駐車。そのまま権内尾根を登って縦走。 ↓ 奥胎内ヒュッテに下山後、前夜デポした自転車で大石ダム先のゲートまで30km弱サイクリングで戻って車を回収。 https://goo.gl/maps/r4iZriBaHZkTVyWt5 少人数パーティの場合は、車2台で奥胎内ヒュッテ合流→1台デポしもう1台に乗る→権内尾根から入山、で同じように縦走する手があります (車のサイズによる) 1時頃に新潟西ICを下りて新新バイパス使うと2時に奥胎内、3時に大石ダムに着く感じです。帰りは海沿いのR113走ると日本海の夕日がきれいでおすすめ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<テン場状況> 頼母木小屋はもう水が引かれておりジャブジャブ出てます。大人気の上にテント場は15張り程のスペースで、正午でほぼ満杯。10-11時台に続々と到着されてる感じでした。 朳差小屋の水場は雪渓。建屋は大きいですがテントは1-2張り程度。 <コース状況> ・大石ゲート〜千本峰〜前朳差岳〜朳差岳(権内尾根) とにかく長いものの、急登が少なく歩きやすい道。林道歩き5km、最初の吊橋を渡った先が素晴らしいブナ原生林。登山道6.6km、千本峰までは深いブナ林で花はタニウツギとオオイワカガミ主体ですが、灌木帯に入ると高山植物あり(足の松尾根の方が見応えはあります)。何より振り返った景色から得られる登り甲斐がハイライトの長大尾根でした。残雪なし。 ・朳差岳〜鉾立峰〜大石山〜頼母木〜地神山(飯豊稜線) 朳差岳〜大石山はササ帯のよく整備された道。鉾立峰はアップダウンあり。大石山から先は高山帯となり、ずっとアップダウンのない緩やかな登り。ハクサンイチゲの大群落は朳差小屋の直下が圧巻。ほかに大石山の少し頼母木方面に行った所と、地神北峰の登りにも大きな群生地があります。頼母木小屋は水あり。コース上の雪田は頼母木山の登りに1箇所のみ。 ・大石山〜奥胎内ヒュッテ(足の松尾根) 人気コースですが初めて下った感想、想定外にハードでした。ヒドノ峰(1080m)まではトントン拍子なのですがその下、姫子ノ峰まで1/25000地形図にはない岩の小ピークが幾つも連続し、それも木の根が絡まった消耗するアップダウンで、知らずに前半トレランで突っ込んだら下りバテました(私が暑さ大苦手というのもTT)。コース上に数カ所残雪あり。 足の松尾根登山口〜奥胎内ヒュッテ間は林道送迎バスがあり、2021/6/12より運行。6/5時点ではヒュッテはプレオープンで林道バスはないため、登山口にピストンの方々の自転車が多く停まってました(3.4km)。徒歩でも小1時間の距離です。 奥胎内ヒュッテHP http://okutainai.com/ 飯豊朝日連峰の登山者情報 https://www.ic-net.or.jp/home/iide/ |
その他周辺情報 | <自転車部分> https://goo.gl/maps/r4iZriBaHZkTVyWt5 県道53は胎内川沿いですが下り坂は胎内川ダム〜風倉トンネルの4.5kmで、あと10kmは平坦な感じ。県道494-272は9.5km区間に標高差50mほどの登り坂が4回あり。村道を最後5km、大石ダムへ標高差110m登ったあと平坦。全長29km、累積登り350mでした。 県道53は舗装が荒い(細タイヤのミニベロは跳ねまくる)のとサルの群れに注意。 普通なら楽ちんルートですが、山行の疲れがどっと出てグロス2.5時間、、休み休みでした。 |
写真
撮影機器:
感想
えぶりさし、って普通は漢字すら読めないマイナーな山?って関東に住んでいた頃は思ってましたが、今冬二王子岳にBCで登ったりしてから印象は変わり、ずっと気になっていた朳差岳。ベストシーズンに合わせて行ってみました。感想は本当に素晴らしいのひとことです
・飯豊はスケールがでかい
権内尾根から登って、東北アルプスと呼ばれる真髄を実感しました。北アとこれは違うなと思ったのは実際の標高だけ。6月はお花畑も含めて素晴らしいです。
・飯豊は山も人もおおらか
山域の奥深さ故に、会う人との会話が楽しい。常連やリピの方々が多いせいもあったかも知れません。みな飯豊が大好きで来てます。首都圏から人気の山とはまた違ったローカルな良さというか、コロナ禍で忘れかけていた温もりを感じました。
・飯豊=東北+新潟だった
福島県飛地のエピソードや山形の石転び沢雪渓は有名ですが、地図見ると朳差岳は越後の山。200名山には隠れた名峰が多いですが、まさにその1つと思いました。
大石山までだなぁ、と計画時には思ってましたが勢い余って地神山まで行ってしまいました(笑)飯豊北部の稜線を通しで歩けたのと、写真をゆっくり撮る余裕も保てたので満足です。自転車は未だ貧脚ですが縦走ソロでの利便性は比類なし。山行計画が楽しくなります
2018年飯豊本山のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1480416.html
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:741人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
taksizmさん
こんにちは。
朳差岳〜大石山の間ですれ違いました?
全然気付かなかったです。
朳差岳はピンポイントでこの日でしたね。
私は稜線に着くのが遅れて、写真がべた光線になってしまいましたが。
それにしても飯豊で周回のコースどりとは流石ですね。
30kmのチャリ周回お疲れ様でした!
今日の夕日は素晴らしいかも、と思いながらも下山中で林の中でした(笑)。
こんばんは。
鉾立峰の前後、一眼で撮られてる方とは2-3名スライド挨拶しましたがshibawannkoさんいらっしゃってたんですね!なんとこちらも気づかずでした
私もエブリのハクサンイチゲはこっちで知って以来、一度目で見ようと満開狙ってました。山肌ゼブラで空も被写体にできる雲あって最高の日でしたよね。
ただ稜線到達するまでが権内の登りも足ノ松の下りも、こりゃホント1600mの山か 2600じゃなくって私も思いました。本山の周回は考えつつも、泊まらないと厳しいかなと思ってます。
taksizmさん、こんばんは。
下りで何度かご一緒させていただいたものです。
姫子ノ峰で休んだ4人の内の一人(一番最初に下り始めたマスクの人)です。
レコ拝見しましたが、すごい距離歩かれたんですね。
しかもそのあと自転車で29kmとは。
頭が下がります
帰る途中で第2発電所で似た人がいたとは思っていましたが・・・。
大変お疲れさまでした。
またどこかでお会いしましょう
jokamoさん
おはようございます。姫子ノ峰、、本当にお疲れ様でした!
しんどくて笑うしかなかったですよねw 汗
私の方がペース乱れたため二度三度も道譲っていただき、すみませんでした。
山行後のチャリはやはり、下りのみにした方が良いですね。
電波入ってからはタクシーの誘惑と闘いながらキコキコ漕いでました
またどこかでよろしくお願いします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する