翌朝、安全考慮のヘリ搬送でえぶり差岳踏めずも、皆様のご厚意に感謝と感動、たくさんのお花に出逢えた頼母木小屋・頼母木山


- GPS
- 11:36
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,882m
- 下り
- 1,999m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 8:28
天候 | 6/12(土)曇ったり晴れたり 6/13(日)晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
黒崎パーキングで車中泊 6/11、12早朝新潟空港〜聖籠新発田IC間工事のため、新潟西ICで下りました 奥胎内ヒュッテ TEL:0254-48-0161 新潟県胎内市下荒沢字胎内山1202-49 駐車場:奥胎内ヒュッテ手前の駐車スペース(無料) トイレはヒュッテ脇にあり 乗り合いタクシー(この週末から動いています) 奥胎内ヒュッテ 発 5:30 5:50 6:10 足ノ松尾根登山口 発 14:50 15:10 15:30 となっていますが、朝は5:30前から動いていました また、乗客がいればピストン後乗せてくれる感じでした ¥700/片道 9人まで乗れるワゴン車です http://okutainai.com/access.html#taxi |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回の予定は先週行く予定で立てた計画でした 先週は乗り合いタクシーなく、7時くらいに歩き出し予定、 1日目は頼母木小屋到着後、頼母木山 2日目に小屋出発後、大石山分岐からえぶり差岳ピストン その後下山予定でした 今回は、乗り合いタクシーに乗れ、 なおかつ足ノ松尾根登山口を6時ちょっと過ぎに歩き出したため、 予定より約2時間早く到着 小屋到着後、えぶり差岳に向かうが、大石山手前まで再度到着した時点で ガスが取れなかったので止め、お花散策後、小屋を通過し頼母木山に登りました 2日目の早朝に予定通りえぶり差岳に向かう予定でいましたが・・・ 〈コース状況〉 ・奥胎内ヒュッテ〜足ノ松尾根登山口は、なだらかな舗装道後、 林道になりますが、自転車でも行ける傾斜がほとんどです 多くの自転車が足ノ松尾根登山口にデポされていました ・その後は、根の張った急な登山道で、 両サイド切れ落ちた岩場が途中3箇所くらいあります 滑落事故も何件もあったようです ・クマは出るエリアですので、鈴必要です ・虫除けスプレーも必携 ・大石山〜頼母木小屋は、なだらかな稜線で、 ハクサンイチゲやイワカガミがたくさん咲いています ・今回のルート上に積雪はありますが、アイゼンを必要とする箇所は無し 〈頼母木小屋情報〉 ・小屋泊は¥2000、テント泊は¥1000 今回テントは15張りぐらいあり 小屋は1F、2Fともほぼいっぱいでしたが、詰めればまだ寝れそうでした 簡単なパーテーションあり ・バイオトイレあり(臭いありませんし、綺麗) トイレットペーパー充分有り ・水場:ずっと流れている冷たいお水が出ています ・ビール350m、発泡酒500m、どちらも¥500 ・除菌スプレー、ジェルあり 〈朳差小屋登山道情報(行っていませんが)〉 ・小屋は使用可 ・小屋より下5分の水場は雪に覆われていて、つまだ使えません 7月下旬頃雪解け水使用可のようです |
その他周辺情報 | ●胎内市市役所 商工観光課(頼母木小屋管轄) 新潟県胎内市新和町2-10 0254-43-6112 ●関川村観光課(杁差小屋管轄) 関川村 総務政策課 観光・地域政策室 新潟県岩船郡関川村大字下関912番地 E-mail:[email protected] TEL:(0254) 64-1478 / FAX:(0254) 64-0079 ●飯豊観光協会 http://www.iikanjini.com/asobu/iidesan.html ★参考★ コース・天気 https://yamahack.com/2973 |
写真
この後、友人が体調急変
両足の攣りが芍薬甘草湯を飲んでも治らず、長時間痛み、苦しんでいました
また顔も青ざめ、周りの方も心配して来てくださったり・・
そして、登山者の中で、薬剤師さん、看護師さん、小児科の医師さんがいらして、対応してくださいました
それでも事態は悪化、男性の多数で友人を管理人室に運んでくださり、その後も医師、看護師、管理人さん、リエさんが看護、また最善の対応を考えてくださっていました
この後も皆さんが看護に来てくださったり、外部とのやり取りをしてくださり、翌日早朝のヘリで友人を病院に搬送することに決定しました
体調が朝戻っても、自力下山は滑落など心配と・・
皆様、本当にありがとうございます
皆さんが友人が無事にヘリに乗り、良かった良かったと笑顔や言葉をかけてくださいました
涙こぼれそうに嬉しい皆さんの気持ちでした
本当にお世話になりました
私と一緒に下山・・と言ってくださっていましたが、
次の管理人さん登って来られる9時出発だと帰りの運転一人で心配なので、私もこの後出発しました
いろいろありましたが、良い山でした!
また小屋にいらした方に大変お世話になり感謝、また温かい気持ちをたくさん頂き、感動の小屋泊でした!!
本当に皆様、ありがとうございました
絶対また来ます♪
が、ちょっとおしゃべりしながら、後ろから私を見守るように一緒に歩いてくれてます
この方、3週連続でこのエリア来ているそうで、このルートに大変慣れていて、管理人さんの代りのボディガードのようです!
この方は自転車なので、「先にどうぞ」といいましたが、ゆっくりこぎ、一緒に・・というので、急ぎ足で歩きました(汗)
ホントは交代してあげたいけど、ブレーキの調子が悪いからと・・
感想
2、3年前から行きたかった、ハクサンイチゲ満開のえぶり差岳
先週行く予定が友人の都合で、いったん中止?延期?
今週の天気がなんとか持ちそうだし、ハクサンイチゲもまだ見頃だろうと言う事で、
今週行く計画にしました
しかし、私は先週仕事忙しかったり、やや体調イマイチな感じも無くは無く、
ダメなら途中敗退ありでも良いから・・という友人の言葉でGOすることに
私の体調は睡眠不足の割に結構悪くない、というより快調な感じ
友人は私より荷物をたくさん担いでくれて、いつもよりちょっとペースダウン気味
途中、わりと元気な私は、「荷物少し持ちますよ」と何度も声かけましたが、
「荷物の重みは全く大丈夫」とのこと
小屋に着いた時間も早く、明日予定のえぶり差岳を小屋でランチ後登ろうか?!
にもお互いGO
結果的には雲行きも怪しく、えぶり差岳は予定通り翌日早朝に登る事に・・
その代り、コースタイム短い小屋上の頼母木山に行こうと、向かいました
お花もたくさんで、おたがいテンションはUP
嬉しい気持ちで小屋に戻り、ちょっとビールと発泡酒を飲みながらおやつタイム
そして早めの夕飯もお互い元気にモリモリ完食
そこまでは良かったんです
しかしそこから、友人が急に足が攣ったと動けなくなり、
両足のあちこち、ほとんど全部がかなり硬直し、痛みも激しい感じ
常時している芍薬甘草湯もすぐ飲みましたが良くならず・・
近くにいた管理人さん、管理人さんのお手伝いをしていたリエさんも
声かけてくださったり、友人を励ましてくださったり、
また足もさすってくださったり、それでも良くなりませんでした
そんなで、ちょっと騒ぎになって、その様子を感じた登山者の薬剤師さん、
看護師さん、小児科の医師さんなどが次々来てくださり、
いろいろとアドバイス、看護してくださりました
その後OS-1をどなたかからいただき、飲んでも治らず、
さらに足をさすったり、温めても一向に痛みは治まらないどころか、
次々に痛みがでてくるよう
顔色も悪く、外だと寒いのでと、近くにいた多数の男性で友人をかかえ
管理人室に運んでくださいました
その後は嘔吐や痛みもあり、水分はほとんど受付ない状態
管理人さんは緊急要請でヘリを頼んでくださったようですが、
今晩は飛べないとのこと
医師の方も今できる最善の方法が無いか?
明日の下山は、本人が体調戻って自力で・・といっても滑落などの心配もあるかも知れない
など、お仕事モードで本当に友人にとって一番良い方法、事をずっと考えてくださっていたようでした
管理人さんに、私も夜ここで一緒に寝てくださいと言われ、
管理人室で3人で寝ることになりました
夜中は一度友人もトイレに起き、同行しても一人で歩く事が出来るぐらいに回復していました
しかしまだ水分はあまり取れて無く、何度か目がさめたものの
友人も私もわりとよく寝れて、朝をむかえました
朝になり本人は自力でゆっくり下山を望んだのですが、
やはり皆さんの心配の急斜面での滑落などが起こるともっと大変になること、
昨日の様子のような事が途中で起きた場合、私一人での対応は出来ないこと、
などから、昨晩の予定通りのヘリ搬送になりました
写真のコメントにもちょっと書きましたが、
私は管理人さんが一緒に9時くらいから下山しましょう!
と言ってくださっていたので、友人にはその事を伝え、
ヘリの乗り場に向かう友人をいったん見送りました
その後、出来れば帰りの運転も一人だと心配なので、
気を付けて早めに小屋を出たい旨を管理人さんには伝えてみました
心配してくださりましたが、OKの返事を頂き私は一人下っていきました
大石山過ぎて、えぶり差小屋から下って来た方と一緒になり、
ヒュッテまで結果的に一緒に下山でした
胎内ヒュッテは電波状況悪いので、車でかなり走って町に出てから友人に連絡すると、既に県立新発田病院で点滴も済ませ、元気になり、今中条という駅に向かっているとのこと
私が9時過ぎから下山するので、胎内ヒュッテまで中条からタクシーで向かい、
帰りの運転も一人にさせないつもりだったようです
たまたま私もその位置で、中条駅をナビセットすると、
友人がその駅に到着する時間と5分も変わらないよう
で、そこで合流し一緒に戻ってくることが出来ました
今回は私より健脚な友人の体力からすると無理な山行では無かったはずですが、
ちょっとした体調なのか?なにかわかりませんが・・
このような事態になったことに友人本人も私もビックリしました
頼母木避難小屋では、本当に皆さまの温かい気持ちと行動にふれ、
感謝と感動しかありません
またせっかくの楽しい山行もお仕事モードになったり、お手数をおかけしたりと、
ご迷惑もおかけいたしました
管理人の矢沢様、リエ様、
九州の小児科医のW女医さん、新潟の看護師の女性の方、薬剤師の男性の方、
体温計を貸してくださった埼玉県の女性の方、
友人を担いでくださった男性陣の方・・・
ヘリで向かってくださった隊員の方々・・
他皆様のご厚意に感謝するとともに、
他人の安全、回復を皆さんが祈って、動いて、安堵してくださる姿を見て、
私はとても感動しました
皆様、本当にありがとうございました
今回で同行者をヘリで見送ったのは2度目です
以前も今回も私より健脚、体力のある男性です
いつどこで何が起きるかわかりません
とりあえず以前自分が友人の緊急要請したときに、
電話対応が長引き、回数も増え、スマホの電池が減ると連絡も取れなくなることに気づかされました
その後バッテリーは大きい物を持参するようになりました
また、以前も今回同様私は自力下山しましたが、
その時は消防、警察に友人の情報をいろいろ聞かれました
今回も小屋で電話で話したときも同様です
一緒に山に向かう同行者の情報はSNSネームのみでなく、
登山届に必要な事項くらいは把握しておく必要はありますし、
登山届の提出は必要だと実感しています
(私は相互に情報交換していましたし、登山計画も出しています)
長々との写真、写真コメント、感想になりましたが、
読んでくださった皆様、ありがとうございました
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