20030504-05常念→蝶、テント泊
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,045m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
- 山行
- 11:22
- 休憩
- 3:15
- 合計
- 14:37
- 山行
- 1:36
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 1:41
天候 | 二日とも晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
上高地BTがゴール |
感想
2003年のGWは一泊二日の日程しか取れず、しかも重荷を背負っての縦走は去年のGW以来まる1年振り、ということで今回はあまり人のいないコースではなく北アルプスの春山入門コースの一つ、常念岳から蝶ヶ岳の稜線を歩いてきました。
幸いにも天気に恵まれ、残雪の槍穂高展望の稜線歩きを満喫することができました(^_^)。以下、簡単にUpいたします。
5月3日(土)、4日(日)
3日は早朝から家族サービスでUSJに行き、その後仕事を済ませ、帰宅後ガラガラのちくまに乗り込んで一路松本駅へ、更にムーンライト信州81号(いつのまにか急行アルプスはなくなっていた!)に乗り換え、豊科駅下車。予約していたタクシーに乗り込み、三股の駐車場に到着(\4950、24分)。
身繕い後、出発。しばらく林道を歩き、林道終点で登山届けを提出。蝶ヶ岳との分岐から尾根を登り始める。一旦傾斜が緩み迂回路の分岐を過ぎると約2170mの尾根まで急登となる。久々の重荷に汗が吹き出て、息は上がれどペースは上がらず・・・南側の急斜面のためかなり上部まで行かないと雪は出てこなかった。一応足跡は残っており、概ねそれを辿って登った。
約2170mの尾根に出ると傾斜の緩い樹林帯のため残雪が多い。休憩していると軽装の単独行の男性が二人追い抜いていった。このコースはキツイが常念岳への1dayルートに結構使われているようである。
平坦な尾根を進み、ちょっとした2207mPを超えると前常念岳への急登。下部は雪面を登ったが森林限界を超えて、尾根の西側に付けられた夏道を登った。ここはもう少し下の小さなハシゴの所から夏道に入る方が良かったかもしれない。この頃からペースがガクッと落ちて早くもヘロヘロ状態・・・休憩中単独行男性が追い抜いていった。また、下ってくる男女二人組みともすれ違った。
いい加減嫌になる頃、ようやく前常念岳の石室に到着。中を覗くとブルーのシートが敷いてありまぁ泊まれないことはない。小屋の裏手すぐのピークに前常念岳の三角点。ここでも休憩。男性二人組とすれ違い、男性単独行者二人が追い抜いていった。ここまで来れば常念はすぐそこなのだが、足取りは重いまま・・・ただ天気は高曇りなれどほとんど最高!!!
途中1回休憩して、ようやく縦走路に到達、そこから一登りでやっとこさ常念岳山頂到着(^_^)。常念は3回目も残雪期は初めて!さすがに結構の人がいる!遠くは靄っていたが何とか薄っすらと富士山も見ることができた。残雪の槍穂高を初めとする北アルプスの景観が素晴らしい!結構、立山剣が近く感じた。
自宅に携帯でメールを送り、大休止後縦走開始。常念からの下りそして次の2512mPを超えるまでは縦走路には雪は全く無し、プラブーツではつらいものがあった・・・下りきった約2465m鞍部で大休止、GWとは思えない暖かさ、稜線の風が涼しくて心地よい(^_^)靴も靴下も脱いでノンビリしてしまった(^_^)。
2512mPを超えて樹林帯に入ると残雪が多い。トレースは次の約2480mPを超えて稜線伝いに付いていたがYAMAYAMAは夏道のように西側を巻いて通過。鞍部から2592mPまでの登り返しは疲れた体には結構きつかった。ピーク手前で軽装の若者達のパーティを抜いた。彼らは蝶ヶ岳から常念をピストンしたんだろうか?
鞍部までは一気の下り、男性二人組みが休憩していた。蝶ヶ岳への最後の登りに何パーティかが見えた。ここでも大休止、30分近く休んでる内に周りには誰もいなくなった(^_^ゞ
蝶槍への登りは途中までは雪があるが、森林限界を超えると夏道が出ていてそれを辿った。ユックリユックリ休みながら上ると蝶槍直下の分岐、結構きつかったので蝶槍はパスして巻き道を進んだ。
ようやく広々とした蝶ヶ岳三角点ピークに到着\(^_^)/蝶ヶ岳で幕営の予定だったがまだ4時過ぎで、明るいうちに横尾に下れそう。明日はできるだけ早く帰阪したかったので、下山することに決めた。
ということで今山行最後の大展望を楽しみ大休止!小屋から散歩に来ていた夫婦連れに記念写真を撮ってもらい、展望写真をパチパチ撮って行動食、水分を補給し、下山する旨を自宅にメールして、5時前になってやっと出発。
分岐点までのんびり進み、槍穂高の展望を惜しみつつ下山開始。すぐに樹林帯に入り、雪の急斜面をグイグイ下るが足に来ているのでなかなかペースは上がらず、転倒滑落に注意しつつ休み休み下った。
1時間以上かかって槍見台、ここだけ樹林がポカッと開いて槍ヶ岳が見える!更に下って傾斜が緩むとやっとこさ横尾山荘の少し北側に飛び出した(^_^)
自宅に電話連絡し、水分を補給し、靴を脱いでまたまた大休止(^_^ゞ周囲には黄昏が迫り、屏風の頭の上に細い月が印象的だった。
明日の始発バスに乗りたかったので、徳沢まで一頑張りすることにした。薄暗くなる頃に重い腰を上げて出発。残雪の残る誰もいない林道を休み休みユックリ歩いていく。途中から真っ暗になり、ヘッドランプ歩行。新村橋分岐を過ぎ、前方に明かりがチラチラ見えたと思ったら徳沢に到着、疲れた・・・
徳沢園でテントの受付をして、建物の近く、看板のすぐそばに設営。この日はさすがにろくに晩飯も食べずにバタンキュー状態だった(-_-)zzz
5月5日(月)
昨夜は暖かくシュラフカバーも使わず。暗い内から起きだし、朝食後撤収、5時過ぎに出発。さすがに朝は気温が低そうだが歩くにはこれくらいが気持ちよい。
朝日を浴びた明神岳を右手に六百山を正面に眺めつつ途中何パーティにも抜かれながらノンビリ上高地を目指した。
途中ザックをおろすことなく、河童橋到着、まだ店は開いていないが、登山者、観光客とも結構多い。
しばらく休んでバスターミナルに向かい、7時55分の始発バスで新島々を経て松本まで行き、帰阪した。
今年のGWは天気もよく、気温も高く、登山には最高の部類だったと思います。ノンビリ山行とはいきませんでしたが、槍穂高を初めとする残雪の中部山岳の展望を満喫することができて、気持ちをリフレッシュすることができました(^_^)しかし、久々の重荷に体はきつかった・・・
今年のGWは1泊2日しか日程が取れませんでしたが、来年のGWは後半は暦通り休めれば5連休、三方崩山→白山北縦走路→野谷庄司山(正味2泊3日)、三方崩山→白山→南縦走路(正味4泊5日)、丹後山→兎岳→荒沢岳往復→越後駒ヶ岳(正味2泊3日)などを候補に残雪期の縦走を楽しんでみたいです。
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