三国山〜平標山。雨後の花々


- GPS
- 09:41
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,466m
コースタイム
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 9:38
天候 | 曇り。靄多し。風の抜け道は強風。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
降雨後の登山道は濡れていて、ちょっと気を使うが、やっぱりドロドロに。 藪っぽい狭い登山道では、多量の雫が落ちてくる。 ジョウシュウオニアザミが咲き連なる場所では、棘は布地の上からでも刺さるようで、痛さの後はいっそう警戒した。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック light R
ズボン(Do)
シューズ(S)
長袖シャツ(U)
半袖シャツ(U)
登山タイツ(U)
夏キャップ
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感想
梅雨時には、花が多い山がいいだろう、登山する人が考えることは皆同じようで、本日の平標の山頂は、たいへんな賑わいだった。こんなに賑わっている山頂を踏むのはずいぶんと久しぶりのような気がした、天気が良くないにもかかわらず。これも、登山者の常だろうか、梅雨時の晴れはそれなりと、皆、心得ているかのようだった。
というのも、普通なら、こんなにも冷たい強風が吹き抜ける稜線は、早くやり過ごしたいと思うはずだが、ハクサンイチゲの花園を前にして、強風にもめげずに、笑顔や驚きの声がたくさんあったからだった。靄った登山道をやってくる人の大半が、嬉しそうとはちょっと驚きだったが、きっと自分の仕種もそう映ったに違いない。高山帯の群落が、悪条件ですら見る者の心を捉えるとは、恐れいった。
未明まで、雨残りがあり、三国トンネルの登山口から早朝に登り始めると、いまだ流れる霧粒が感じられた。40分ほどして、三国峠に上がってからは展望が開けるようになるが、靄が流れる生憎の天気で遠望は聞かないながらも広がりは見渡せた。ウラジロヨウラク、サラサドウダンは満開で、降雨直後の雫が花々を一層引き立てる。けれども、誰もいない登山道を進んでいくと、強風吹き荒れる裸地では寒さも加わり、寂寥感が充ちていた。三国山の山頂は静まり返って、寂しい雰囲気が漂う。その先は、小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいく。雨後の道は水っぽく、途中もう戻ろうかと思ったりしながらも、時間がたつにつれ、微妙ながらようやく天気が回復している気がしてきた。道脇には見頃のアカモノが続き、見ごたえのある密集地があったりした。そうして、青空が覗いた瞬間を見たりすると、俄然元気が出るという単細胞で、平標山ノ家に到着する頃には、天気は少々落ち着いてきた感じがあった。人出は一挙に増え、人気の山の相貌が見えた。
その後は山頂へと至り、イチゲ群落の花園を、寒さにもめげずに楽しんだ。ホント、こんな強風にも負けずに集った人々は、よくぞ長い時間見ていたものだと、ホトホト感心した、こんな日もあるのだと。
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