木曽駒ケ岳(千畳敷〜中岳〜駒ケ岳〜濃ヶ池〜駒飼ノ池〜乗越浄土〜千畳敷)
- GPS
- 06:50
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 596m
- 下り
- 602m
コースタイム
5:45バス菅の台発
6:45千畳敷駅
7:25千畳敷出発
8:25乗越浄土
8:55中岳
9:40駒ケ岳山頂(20分休憩)10:00出発
11:20 濃ケ池分岐
11:40 濃ケ池
12:45 駒飼ノ池
13:30 乗越浄土
14:15 千畳敷駅
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台〜しらび平間バス しらび平〜千畳敷駅間ロ−プウェイ |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
写真
装備
個人装備 |
地形図 1
ガイド地図 1
雨具:上下 1
スパッツ 1
手袋 1
防寒着 1
帽子 1
サングラス 1
登山靴 1
ストック 1
水: 1
ヘッドランプ 1
予備電池 1
ツェルト 1
コンパス 1
ナイフ 1
笛 1
筆記具 1
ティッシュ 1
手ぬぐい 1
ひも 1
タオル 1
バンドエイド 1
薬:虫さされ・切り傷 1
サポーター:膝・足首 1
保険証 1
カメラ 1
時計 1
サイフ 1
定期券・パスモ 1
計画書 1
行動食・非常食 1 あめ
昼食
|
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感想
夏休みを利用して自宅から遠く離れた木曽駒ケ岳と御嶽山の2峰を登ることにした。
この2峰は、3000m級の山であるが標高差・距離・危険度等をヤマレコの山行記録等で調べ、自分に登れる山と判断した。
単独登山は、今年になり2000mクラスを幾つか登った。 そしていよいよ3000mクラスにチャレンジである。
天候の悪化を考慮して朝一番で登ることを決め、前日駒ケ岳IC近くの宿に宿泊した。 翌朝4時30分に宿を出発し菅の台駐車場に着くと既に沢山の車と人がいた。
バスとロープーウェイの往復券を購入しバスの列に並んだ。 バスは、時刻表に関係なく10分間隔位でピストン輸送しているが、沢山人がいるため何台もバスが行き過ぎていく。 バスに乗りしらび平へ向かったのは1時間後であった。
菅の台からしらび平まで約30分車窓の景色を楽しむ。
しらび平からロープウェイに乗るがここでも待たされる。 ロープウェイは、標高2600mの千畳敷まで7分で運んでくれる。
菅の台から2時間かけて千畳敷に辿り着いた。 通常であれば40分位かと思う。
千畳敷からの景色は、素晴らしく南アルプスの山々を一望できる。 そして南アルプスの向こうに富士山までが見える。
最高のお天気に恵まれたことを感謝して登山開始。
登山道は、整備されてりて歩きやすい。 また植生保護のロープも張ってあり道迷いの心配も無い。
駒ケ岳を目ざす人が多く乗越浄土迄の登りは、数珠繋ぎ状態であったが特に遅くて苦になる程では無かった。
前を行く登山者は、5歳の幼稚園の年長さんの女の子。 その他小学生なども結構いる。 そしてこの子たちがガンガン登って行くのである。
子どもは凄いなと驚きながらも予定通り約1時間で乗越浄土へ登った。
目の前に見えるピークが駒ケ岳かと思ったら中岳だった。 ここからは、まだ駒ケ岳は見えない。 宝剣岳の頂上に人が経っているのが見える。
一休みして中岳に向かう。 山小屋を見ながら緩い登りを詰めると中岳山頂である。そしてついに駒ケ岳が姿を現した。
中岳山頂から緩い坂を下っていくと駒ケ岳山荘あり、ここから登ること10分程度で駒ケ岳山頂に到着した。
3000m級の頂きから360度の展望を満喫する。今迄登山した中で最高に良い天気かもしれない。 登らなければ目にすることの出来ない素晴らしい景色である。
山頂の駒ケ岳神社でお土産のお守りと登山バッチを買う。 今迄このようなバッチを買わなかったのであるが、自分へのご褒美のお土産として買うことにしたのである。
山頂で休憩しながら、下山するか濃ヶ池まで行くか迷った。
濃ヶ池を周遊すれば千畳敷まで戻るのに休憩を考慮して所要時間5時間が必要である。 到着時刻は15時である。 ロープウェイの最終が16時となっていたのを考えると1時間しか余裕が無い。
それと1.5ℓ持ってきた水も500ccしか残っていない。 これから500ccで歩けるかも心配である。
しかしこのまま帰ってしまうのは惜しい。
目の前に伸びる3000m級の尾根が素晴らしい。 奥多摩探検隊で歩いた1000m級の尾根とは全く違う。 一面青空の広がる最高の天気の中、この尾根を再度歩ける機会に恵まれるかわからない。
少々辛い思いをするかもしれないが、必ず下山出来る。 万が一の時は山荘もある。
10時濃ヶ池に向かって出発する。 ここからの尾根には人が全くいない。
左右に素晴らしい景色と気持良い風に吹かれて尾根歩きの気持良さを独り占めである。
予定通り約1時間20分で濃ヶ池の分岐についた。 500ccあった水が250ccになった。 水が無くなった後の喉の渇きと熱中症が少々心配だった。
ここからどんどん高度を下げ乗越浄土への登り返すが耐えられるだろうか?
ここから引き返した方が良いか?
時間的には、どちらも2時間。 同じ2時間なら進んだ方が喜びが大きい。
登山道は、尾根から外れ樹林帯の中を進む。 迷いそうな所では、立ち止り、辺りを見回し印を確認してから進む。 20分で濃ヶ池に到着した。
濃ヶ池の水は干上がる寸前。 微かに水を保っていた。
休憩しながら登山地図を取り出しコースを確認する。
地図には、濃ヶ池には水場の印が付いている。 辺りを見回すが水場の表示やそれらしき物が見えない。 『無くなってしまったのだろう・・・、後100cc残ってる・大丈夫』。
10分程休憩して歩きだす。 本来なら池の底であるが、水が無いので池の中を歩いて行くと水が葉脈状に流れているのが目に入る。
『水場の印はこれか!』と気が付く。 軽くすくって飲むと違和感が全くない。『飲めるじゃん』。 空のペットボトルに水を補給する。
『ヤッホー!』元気100倍、これでひと安心。
この登山道は、乗越浄土への巻道みたいで殆どアップダウンが無い。駒飼ノ池に向かって歩くこと40分位から登りが始まった。 20分程登ると駒飼ノ池に出た。
ここまで来ると宝剣山荘が見える。 時間的にも早い位。 水も十分ある。
ガスさえ出てこなければ道に迷うことも無い。 落ち着いて登れば大丈夫と言い聞かせて登り始める。 そして13時30分乗越浄土へ登り返した。
濃ヶ池周遊所要時間3時間30分は、予定通りの時間であった。
ここまでくれば千畳敷までの下り1時間、ガスが出ても登山道を見失うことも無い安全な道である。 転倒だけ気をつけようとストックを取り出す。
下る人も少なく、のんびりと景色を楽しみながら下山し14時15分千畳敷に下山した。
千畳敷にある木曽駒ケ岳神社に無事下山の参拝をすると不思議と目頭が熱くなった。 無事に戻ってこれた安堵の気持でいっぱいになった。
千畳敷には人が溢れていた。 ロープウェイ乗車は、2〜3時間待ちとマイクが呼びかけていた。
焦っても仕方が無いので、ベンチに座り千畳敷を眺めた。
いい時間であった。
17時ロープウェイの乗り、バスを乗り継いで菅の台に戻ったのは18時であった。
初めての3000m級登山。全てに満足できる登山であった。
次は御嶽山に登るぞ!
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