飯豊山
nabekuni
その他3人 - GPS
- 80:00
- 距離
- 38.6km
- 登り
- 3,086m
- 下り
- 3,268m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 3:40
- 合計
- 10:50
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 9:30
| 天候 | 7/18：曇り一時雨、19：晴れのち曇り、20：曇り、21：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2008年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 タクシー 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
| その他周辺情報 | いいでの湯 |
写真
拍手
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
|
|---|---|
| 共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ポール
テント
|
感想
7月18日 曇り一時雨
君津2015-0310御沢キャンプ場(走行距離：422km)
御沢キャンプ場0535(30)0605 710m 0610(15)0625 790m 0635(25)0700中十五里0710
(20)0730上十五里0745(30)0815笹平0840(5)0845 1270m 0855(10)0905横峰小屋跡0915(20)0935
1375m 0940(5)0945地蔵水場1000(30)1030 1450m稜線1040(25)1105剣ヶ峰1120(20)1140三国小屋1150
(35)1225 1712m 1245(55)1340切合小屋1410(35)1445草履塚1500(40)1540 1910m 1550(20)
1610 2020m 1615(10)1625本山小屋天場(計7:10)
早めに退社して山行準備。荷物は水2�塙�みで約20kgなので、三脚を入れて約21kgか？ あまり重たくはない。
今回は永井さんのノアで行く。永井さんと馬場��さんが迎えに来てくれ、2015に我が家を出発。清見台で乾さんを乗せて2055出発。
2000過ぎてアクアラインの通勤時間帯割引が無いので、やや遠回りだが料金の安い東関道ルー トにしたが、葛西の手前で工事をしており、4kmの渋滞を抜けるのに約30分かかってしまった。 失敗だった。
東北道の渋滞は無く順調に走行し、磐越道の会津坂下ICで下り、ICそばのコンビニで朝食を調達した。
川入への林道は拡幅工事中で、とても狭い非舗装道路だったが、深夜なので対向車はなかった。
川入にはたくさんの民宿があり、飯豊登山の人気がうかがえる。
川入からさらに2kmほど入ったところにある御沢キャンプ場に0310頃到着した。駐車場はとても広く100台位駐車できそうだが、先着の車は6台だった。
管理棟と炊事棟とトイレがある。みな新しくてきれいだが、トイレは照明が設置されていなか った。とりあえず車内で仮眠。
0420起床。天気は曇り。キャンプ場にテントは1張も無く、周りの車は全員山屋のようだ。
コンビニで買った朝食を食べながら出発の準備をした。天気は曇りだが、一部青空も見えるので期待しよう。
0535出発。管理棟近くに一般車通行止めのゲートがあり、そこからしばらく林道歩きとなる。
ほぼ平坦な林道を10分ほど行くと、御沢小屋跡の分岐があり、林道から右にそれて登山道が始まる。登山道はいきなり急登になり、蒸し暑く辛い登りとなる。すぐに汗だくになるが、ハイドレーションバッグなので、適宜水分補給を行う。今回のザックはハイドレーション対応では無い が、適当に収納し、雨蓋の横からチューブを出しての使用で特に不便はない。
登山道は深くえぐれており、深さが身長を超えるようなところさえある。大雨が降ったら川になってしまいそうな、大変な道だ。
時折日差しもあったが、次第にガスが出て下十五里付近でとうとう小雨が降り出したので、ザックカバーを着ける。
馬場��さんが絶不調で、こまめに休憩と水分補給をしたが、笹平付近でとうとう足がけいれんしてしまった。私と乾さんで荷物を少し引き受け、サポートタイツを脱ぎ、アミノバイタルを飲み、塩熱飴をなめ、バンテリンを塗り、マッサージをするなど色々手をつくしたが、あまり調子 が上がらない。
地蔵山の巻道にある水場は流れは細いものの冷たくてとても美味しい。たっぷり飲んで、水筒 にも補給した。
水場を過ぎてすぐに稜線に出ると道が平坦になり、馬場��さんの調子もやや上がってきた。
三国小屋の手前の剣ヶ峰周辺は岩稜帯になっており、数ヶ所に鎖場があった。
三国小屋周辺から花が多くなり疲れた身体を和ませてくれる。ニッコウキスゲに大きさ形が似 ていて色がピンクの花があちこちにあるが、「ヒメサユリ」というらしい。飯豊ではポピュラーな花のようたが、初めて見た。
三国小屋は鉄製の立派な小屋で、まだ新しそうだった。飯豊には小屋がたくさんあり、基本的には無人の避難小屋であるが、7月中旬から9月上旬にかけての夏山シーズンには管理人が入り営業をしている。
三国小屋を過ぎると花がとても多くなり、ニッコウキスゲやヒメサユリの群落が目を楽しませてくれる。
日が差したり小雨が降ったりの天気だが、一時雨が強くなったので、傘を差して歩いた。
種蒔山はピークのない山だった。
切合(きりあわせ)小屋は結構大きめの小屋で、水場は大きな水槽に豊富な水が注いでいる。冷たくて美味しい水だ。たっぷり飲んで水筒を満タンにした。
切合小屋の前で休んでいると、いきなり本降りとなり、トイレなどの軒下に避難した。さっきまで大汗をかいていたが、雨宿りでじっとしていると寒くなってきた。
切合小屋から草履塚の間には大きな雪渓が連続し、涼しく快適な登りだった。
雪渓を登り切ると草履塚のピークに出た。この頃にはガスが晴れて飯豊本山方面の稜線が見え てきた。草履塚はお花畑に囲まれ、涼しい風の吹く快適な休憩ポイントだった。本山方面からは 10人位のツアー登山者がやってきた。今日は切合小屋泊まりのようだ。
草履塚前後で森林限界を超えたせいか、花の種類が変わっている。傾斜も緩く、たくさんの種類の花が咲き乱れ、楽しい稜線歩きだ。
本山小屋の300m手前に天場があった。広い平坦な稜線になっているが、風が強いので稜線から僅かに下りたところにテントを設営した。今回のテントは永井さんのダンロップ4人用で、2年前の知床山行の際にオンネトーで使ったテントだった。4人用に4人なので、整理整頓をきちんとしないといけない。
水場は雪で埋まっており、本山近くの雪渓まで行かねばならないらしい。
本山小屋まで行き、幕営の受付をした。1人\500の幕営料は飯豊山共通のようだ。小屋番に水場の場所を聞いたが、稜線から下る位置が判らず探したが、本山から下ってきたツアーのガイドさんに聞いて発見出来た。目印はなにも無く、ハイマツの中を藪漕ぎして本山直下の雪渓の末端 から流れ出る水を汲んだ。冷たくておいしい。
あとで判ったが、ガスがなければこの雪渓の水場は稜線から一目瞭然だった。
水汲みのあと小屋でビールを買ったが、なんと350cc缶が1,000円だった。いままでで一番高いビールだ。でも仕方がない。
テントに戻り、まずはビールで乾杯！ 今回の食糧計画はα米のみ馬場��さんがネット購入したものを1人あたり白米3食、赤飯3食持参し、おかずとつまみは各自好きな物を持ってくるという方式にした。
α米を戻す間に、馬場��さん提供のキュウリの生ハム巻、シシトウ炒め、乾さんの焼き鳥缶詰 、カルパス、そして極めつけは、馬場��さんのシシトウと乾さんの玉葱、卵を使った野菜の卵とじ。生卵は夏場の山には無理と思っていたが、乾さんによると卵は生きているので、洗ったりして気孔を塞がないようにすれば、常温でも2週間位保つようなのだ。
夏山での生卵は初体験だったが、とても美味しくてご馳走だった。これからは自分でも使って みよう。
主食は「牛角切りステーキ丼」と卵スープ。最近の定番だが、美味しい。
2000頃就寝体制に入るが、ザックを枕にして4人が互い違いになんとか横になった。テント内の温度は約20℃で、思ったより寒くない。
外は小雨が降り続き、強風が吹き荒れているが、ラジオの天気予報によると明日は天気が良く なるらしい。
7月19日 晴れのち曇り
本山小屋天場0540(5)0545本山小屋0545(15)0600本山0610(40)0650草付平0700(25)
0725御西小屋0740(65)0845大日岳0910(65)1015御西小屋1050(40)1130天狗の庭1140(35)
1215御手洗の池1235(35)1310 1900m 1320(30)1350烏帽子岳1415(20)1435梅花皮岳1500(15)
1515梅花皮小屋(計6:30)
0330起床。外はまだ強風が吹いている。テントが窮屈なのと、風の音が気になってか、あまり良く眠れなかった。テント内は意外に暖かく、短パン、Tシャツでも寒くはなくてシュラフのジ ッパーを開けて丁度良かった。
赤飯、ツナ缶、みそ汁で朝食。
日の出時は雲が多くご来光は見られなかったが、出発時には風も収まり、青空が出て良い天気になった。
0540出発時の気温は13℃。結構肌寒いが、すぐに暑くなるのでTシャツ姿で出発する。
天気はどんどん良くなり、尾根からの見晴らしは抜群だった。昨日探すのに苦労した雪渓末端の水場も、稜線から一目瞭然だった。
本山直下の稜線はニッコウキスゲやヒメサユリのお花畑でとても美しい。
0600飯豊本山に登頂。これで89座目の百名山登頂である。本山山頂からは 360度の展望が素晴らしい。大日岳や北股岳まで良く見える。飯豊の山並は残雪豊富でなんとも言えず美しい。
本山から御西小屋にかけては広くてなだらかな稜線で、展望が良い上に至る所にお花畑があり、まさに稜線漫歩だ。特に御西岳手前のニッコウキスゲが素晴らしい。また、ヒメウスユキソウの群落が至る所にあるが、ウスユキソウをこんなにたくさん見たのは初めてだ。
0725御西小屋に到着。気温16℃、風もあってとても涼しく快適だ。
御西小屋に荷物をデポして大日岳を往復する。このコースも花いっぱいで楽しい。
0845大日岳山頂に登頂。飯豊の盟主は本山だが、標高は大日岳の方が 23m高く、最高峰の座を譲っている。どちらが百名山かは議論の余地があるが、両方登ったので文句なしだ。
大日岳山頂では携帯が通じたので、メールを打った。
御西小屋から大日岳往復はコースタイムでは行き2時間、帰り1時間40分になっているが、実績は2時間10分だった。空荷だったとは言え、コースタイムは少々おかしい。
御西小屋〜梅花皮小屋間は登山道が雪渓で寸断され、雪渓歩きが非常に多い。急斜面のトラバ ースも多く、気を遣う。しかし、豊富な花が目を楽しませてくれ、アップダウンが少ないことも あり、とても楽しい縦走コースだ。
御手洗ノ池は生ぬるく淀んでいてとても飲めそうに無かったが、近くの雪渓末端には水流があ り、冷たくて旨かった。
午後になってガスが出てしまい展望が悪くなったが、午前中に堪能したので満足だ。
1515梅花皮小屋に到着。既に大勢の人が到着しているが、石転び沢を登ってきた人が多いよう だ。50人収容の小屋は既に満員で、断られている人もいた。
天場は小屋の前後の稜線上だが、我々は小屋の北股岳側に設営した。トイレは小屋内のきれい な水洗トイレで快適だ。
水場は小屋から70mほどで、近くて便利だ。しかも水量豊富で、冷たくてとても美味しい。ビールは 800円。雪の入った水槽で冷やされていて冷え冷えだ。
冷たいビールで乾杯。おつまみはモロキュウ、魚肉ハンバーグ、シシトウとピーマンとタマネ ギの卵とじ。今夜もごちそうだ。
今日のメインは中華丼と卵スープ。これまた美味しい。
テントは全部で13張ほどだが、あまり窮屈ではない。本山小屋では携帯は不通だったが、ここでは繋がったので、家に電話して無事を伝えた。
ラジオのニュースで東海・北陸・中部・関東・東北の梅雨明けを伝えていた。今日の好天は梅雨明けそのものだったのだ！
2015就寝。今日もあまり寒くはなく、短パン・Tシャツで、シュラフはジッパーを開けて寝た。
7月20日 曇り
梅花皮小屋0530(25)0555北股岳0610(50)0700門内岳0730(45)0815地神小屋0830(30)0900頼母木山0930
(15)0945頼母木小屋1015(30)1045大石山1110(40)1150 1220m 1155(35)1230 970m 1245(35)1320
800m 1355(30)1425 620m 1440(15)1455足の松登山口(計5:50)
足の松登山口1510-1520奥胎内ヒュッテ(タクシー)
0310起床。天気は曇り。外は寒いが、テント内は17℃で快適だ。
α米を戻す間にブルックスのコーヒーを飲む。
今朝も朝食は赤飯とツナ缶とみそ汁でワンパターンだが、乾さんお裾分けのサンマ煮が美味しい。
天気は曇りだが、雲は高いので展望はまずまずで、大日岳が良く見える。
朝食と撤収の後、0530に出発。気温18℃でやや肌寒いが、登ればすぐに暑くなるので、Tシャツ姿で出発する。いきなり北股岳への急登なので、朝イチとしてはきつい。
0555小屋から25分で北股岳(2,025m)に登頂。山頂には鳥居があり、飯豊が信仰登山の山だった事をうかがわせる。鳥居の間からは本山が見える。
北股岳〜門内岳間もお花畑が多く楽しい稜線歩きだ。途中私と同じガーミンのGPSを持っている人とすれ違ったが、山で同じ機種のGPSを持った人を見たのは初めてだ。
門内岳山頂には鳥居と小さな祠があった。全員手を合わせる。
門内岳の直下に門内小屋がある。ここのトイレは面白い。なんと便器の横に自転車が置いてあるのだ。バイオトイレなのだが、用を足した後自転車を漕いで汚物を撹拌するのだった。
しかも大のほうは靴を脱いで用を足すようになっている。
門内小屋のビールは\700だった。
門内小屋〜地神山の間で小雨が降ったのでザックカバーを着けたが、本降りにはならなかった。
門内小屋〜地神山間で木の根に躓いて転んでしまった。怪我は無かったが、地神山で三脚が無い事に気付いた。転倒した際に落としたらしい。その事を話していると、後続のパーティーが通り掛かり、そのうちの1人が私の三脚を手に持っていた。拾ってくれていたのだ。奇跡的に三脚が戻ってきたが、会津の人は親切だ。
0900頼母木山到着。この頃には薄日が差して来た。気温20℃だが、暖かい。草付きの広い山頂は花も多く気持ちが良い。
頼母木小屋は水場から太いホースで水が引かれていて、冷たくて美味しい水が豊富に流れてい るのが嬉しい。水代(協力金)\100を気持ちよく投入する。ここで水を2.5�畔箋襪靴拭�
小屋の前の広場からは杁差岳が良く見える。
大石山は杁差岳への縦走路と足の松尾根との分岐点になっている。分岐に荷物をデポして杁差 岳をピストンする人が多い。
足の松尾根を登ってくる人が結構多いが、みなヘロヘロになっている。きつい尾根のようだ。
当初計画では杁差岳を経て大石ダムに下る予定だったが、長丁場になる上に杁差岳の先はあまり歩かれていないようなので、足の松尾根を下ることにした。杁差岳を往復する手もあるが、その気力が無くなってしまったので、そのまま下ることにした。
足の松尾根は1,000m以上を一気に下る急な尾根だ。高度が下がるにつれて気温と湿度が上がり 、汗だくでヘロヘロになる。休み休み下るが、地元の人たちには次々に追い抜かれる。
タオルもTシャツも絞ると汗が大量に滴り落ちる。
1455足の松尾根登山口に到着。すぐに乗合タクシーが来た。1630が定刻だが、 4人を臨時で送ってくれた。親切な運転手さんに明日の朝のタクシーをお願いしたら、快く引き受けてくれた。
中条駅0805の電車に会わせて0700に出発してくれるとのこと。有り難い。
タクシーで10分程で奥胎内ヒュッテに到着。奥胎内ヒュッテは5階建のとっても立派な建物だった。4年前に建て替えたとのことで、山屋ではない一般の宿泊客が多いとのこと。
幕営料は1張\500と安い。天場は広々とした林の中の広場だが、その中に建つブロック造りの倉庫のような建物を使っても良いとのこと。設営、撤収の手間が要らず、広々しているので、そ の倉庫に泊まることにした。1人\125とは素晴らしい。
荷物を置き、ヒュッテ内のお風呂に入る。3日ぶりのお風呂は実に気持ち良い。
風呂上がりにヒュッテのロビーでビールで乾杯。ここのビールは\350と普通の値段だ。キャンプサイトにはテントが1張あり、会津の4人パーティーが食事をしていた。聞くと明日日帰りで杁差岳を往復するそうだ。あのきつい足の松尾根を杁差まで日帰りで往復するとは強者 だ。
夕食は残った食材総動員で豪華版だ。モロキュウ、フィッシュハンバーグ、エリンギソテーな どなど・・・・ メインはカレーとワカメスープ。
小屋は照明は無いものの、広くて快適だ。但し蚊や蛾など虫が多いので、ヒュッテの売店で蚊取り線香を買って来た。
1930就寝体勢。小屋内は23℃あり、シュラフに入ると暑いので、シュラフを敷き布団にして寝 た。
7月21日 晴れ
奥胎内ヒュッテ0635-0715中条駅0805-0856新津駅0933-1123山都駅1130-1200御沢
御沢1210-1230いいでの湯1340-1945君津(走行距離：415km)
04:15起床。気温は20℃、さすがに下界は暑い。明け方はやや寒く最後はシュラフに入って寝た。
朝食は今日も赤飯とツナ缶とみそ汁だが、馬場��さんからビーフシチューのお裾分けがあったので、リッチな朝食になった。
今日は乗り物を乗り継いで御沢まで車を取りに行き、君津に帰るだけなので、歩きはなし。しかし、 羽越本線も磐越西線も便数が少ないので、中条発08:05の列車に乗らねばならない。
撤収して06:20頃ヒュッテ前に行くとジャンボタクシーが来ていた。06:30発の登山口行きの客がいないので、早めに出発してくれることになった。
奥胎内ヒュッテのロビーにはスキンヘッドの人が浴衣姿で新聞を読んでいた。話をすると御沢から入山し、我々とほぼ同じコースを小屋泊まりで縦走して来たらしい。あとで写真を見てみる と、本山、大日岳、大石山の写真にそれぞれ写っている人だった。ずっと一緒だったのだ。
06:35ヒュッテを出発し、07:15に中条駅に到着。所要時間は40分で、料金は8,680円とリーズナブルだった。列車は08:05なので、待合室でゆっくりした。
08:05中条駅発JR羽越本線で新津へ。羽越本線は田圃の中を走るのどかな路線だった。
新津駅はとても大きな駅で、駅舎も大きくて立派だった。新津は信越本線、羽越本線、磐越西線の3路線が交わる交通の要衝で、車両基地や車両基地もある。
駅前商店街は少々淋しげだったが・・・・
09:33発磐越西線会津若松行き普通列車は3両編成の気動車。整理券発行機や料金表示盤があり 、ワンマンカーのバスみたいだが、風光明媚な阿賀野川沿いを走る素敵なローカル列車で、1両に10人ほどしか乗っておらずガラガラだ。
「SLばんえつ物語」号が走る路線なので、線路際でSLを狙うカメラマンが大勢いた。この列車の約1時間あとにSLが通るのだ。
11:23山都駅着。山都はそば所なので、駅前でそばを食べようとしたが、お店が無い。そばのお店は駅から少し離れたところにたくさんあった。
列車が着いてしばらくするとタクシーが出て行ってしまったので、慌ててタクシーを止めて、 御沢まで行ってもらう。聞くと川入民宿の登山者を迎えに行くとのこと。
川入には民宿が6軒かたまっていて、大勢の登山者がバスやタクシーを待っていた。
御沢から川入まで歩いている30人ほどのグループがいたが、川入民宿街の入口に中型バスがあったので、ツアーの一行らしい。
山都駅から30分ほどで御沢に到着。駐車場には車が30台くらいあった。
帰りは「いいでの湯」で温泉に入り、3日分の汗を流した。いいでの湯はとても混雑していたが、客の大半は飯豊の登山者のようだった。
入浴後、いいでの湯の食堂で名物のそばを食べた。コシがあってなかなか美味しかった。
帰路は東北道が事故で渋滞していたので、常磐道経由とし、19:45に我が家に到着した。
飯豊はきつかったが、豊富な残雪と花いっぱいの長大な縦走は天候にも恵まれ、大満足だった。
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