360°クリアビューの硫黄岳

2021年07月17日(土) [日帰り]

• GPS: 04:02
• 距離: 10.3km
• 登り: 920m
• 下り: 937m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:54
• 休憩: 0:27
• 合計: 5:21

距離 10.3km 登り 962m 下り 948m

7:42 桜平駐車場（中）
7:50 桜平
8:11 8:12 夏沢鉱泉
9:00 9:01 オーレン小屋
9:19 9:20 夏沢峠
9:25 山びこ荘
10:13 10:39 硫黄岳
10:57 赤岩の頭
11:25 赤岩の頭と峰の松目分岐
11:36 11:37 オーレン小屋
12:43 夏沢鉱泉
12:57 桜平
13:03 桜平駐車場（中）
13:04 ゴール地点

天候

快晴、風は弱く。梅雨明けを予感させる日差しでした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桜平駐車場(中)7:00着。
快晴の土曜日だからか、既に満車。噂に聞く斜度のある無舗装道路での路駐に加わりました。
桜平までの道は段差あり、ザレた悪路です。ゆっくり慎重に…。

コース状況／危険箇所等

危険箇所なし。崩落箇所には全て迂回路が整備されています。

その他周辺情報

たてしな自由農園
地元野菜、味噌、日本酒、ワインなど、お土産に欲しいものはなんでも手に入ります。

写真

7/17 7:36

念願の八ヶ岳デビュー！
23区内の自宅を4:30に出発、桜平駐車場に7:00到着。
駐車場までのガタガタ道、独りで心細かった。
(タイヤがパンクしたらどうしよう…道間違ってたら取り返しがつかない…)
駐車場が見えてホッとしたけれど、当然のように満車。
ご覧のようにスペースを見つけてなんとか収めました。外はハチやらアブが車体に体当たりをかましてくるカオス状態。

7/17 7:45

不安な私に優しく囁いてくれる、夾竹桃の親戚的なお花

7/17 7:53

前半は川の流れとともに。川のおかげで空気がひんやりとして清涼感たっぷりです。

7/17 8:11

あっという間に(あっ、と言う間もなく)夏沢鉱泉に到着

7/17 8:12

センス大量発生

7/17 8:12

そそられる…！

7/17 8:43

うっそうと苔むす雰囲気、味わってみたかった八ヶ岳ムード！

7/17 8:49

ほどなくオーレン小屋
トイレに寄らせていただく。あまりの綺麗さに、度肝を抜かれました…きっと山小屋ではなく、旅館なんだと思う。

7/17 8:59

ほんとに素敵だ

7/17 8:59

お酒がスタンバイしていました。
湧き水でひやしたら、中身まで美味しくなってるんじゃないかという錯覚

7/17 9:21

山塊が、4層見えています
空気が澄んでいてラッキーです

7/17 9:21

7/17 9:22

夏沢ヒュッテは閉じていました。未だに目標の硫黄岳を捉えられていない私。右の塊がそうなのかと勘違いを始める

7/17 9:36

運動量は大したことないはずなのに、いつもより息が上がり、ちょこちょこ小休止になってしまう。標高2000mを超えると、苦手みたい。。
小休止しつつ景色に癒されます。
ほら、夏沢ヒュッテが眼下。

7/17 9:36

北アルプス。疎い私でもすぐにわかる、槍のシルエットもくっきり。

7/17 9:37

御嶽山、乗鞍、北アルプス、立山連峰まで見えている。贅沢な景色に圧倒されて動けない(単に息が上がって足が重たくなっているだけ？！)

7/17 9:52

遠近感が狂いそうなスケール
ごまつぶのような人のサイズで、山頂は見えてもそれなりに距離があることを把握する

7/17 10:17

山頂。スペースの広さにびっくり！
360°のパノラマビューを見放題。

7/17 10:18

手前は天狗の双耳なんだろうな
蓼科までずっと尾根が続いていることにロマンを感じる。繋いで歩きたくなります。

7/17 10:22

富士見パノラマリゾートということは、入笠山かなー！その向こうに中央アルプス？

7/17 10:34

来週挑戦するつもりの赤岳。
見るからに鋭くて、怖気付きそう

7/17 10:35

いつかは縦走！

7/17 10:55

硫黄岳を振り返る

7/17 11:32

別ルートでオーレン小屋まで戻ってきました。テント場、居心地が良さそう

7/17 11:36

ランチ始まってる！
オーレン小屋のボルシチ目当てで来たはずが、夏沢鉱泉のメニュー表が頭をよぎってしまう

7/17 12:13

結局、夏沢鉱泉でカレー。
これが大当たりの最高に美味しい一品。信じられない量と種類数の野菜でルーが出来上がっているのがわかる。スパイスはがっつり効いている。付け合わせのらっきょうがいい仕事してる。
オーナーと女性の小屋番さんにとても親切にしていただきました。
記念に限定Tシャツを購入。硫黄岳山荘の昔のワッペンがモチーフになっているの。お気に入り！

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

ririmonta

深い森の香り。さんさんと降り注ぐ日差しを冷ます清涼な風。遠くに望む山々。こんなにのんびり、幸せな山行もあるんだなぁという、特別な１日になりました。
最近都会で荒んでいましたが、浄化された感覚。山と、山を守る方々に感謝です。

2700m級の山頂に辿り着けば、同じレベル感の山々に離れていても向かい合えることを知りました。下界からでは遮られて見えない、辿り着いた人だけが知っている世界だとすごく高揚しました。(ちょうど日本が海抜〇mまで沈んだら…のYouTubeコンテンツを見たばっかりだったから影響されたのかもしれない)

山頂で記念写真を撮って下さった方が、見える山の名前を教えて下さいました。「左から、御嶽山、乗鞍、北アルプス…」まるで昔からの友達の名前を語るみたいだった。
私も、他の高山の山頂に辿り着いたときには、「あれが八ヶ岳、硫黄岳はあれだね」って言えるようになるんだ。

あまりの多幸感で、私はずっと笑顔だったみたい。そのせいか色んな人に話しかけられて、山のことをたくさんお話できました。作らない笑顔、久しぶり。
失っても、また自分を取り戻しに山に帰ろう。