記録ID: 3353532
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沢登り
丹沢
丹沢 神ノ川 大岩沢 (下部ゴルジュのみ)
2021年07月18日(日) [日帰り]
桃奈々
その他1人
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 06:13
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 727m
- 下り
- 728m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 6:14
山と渓谷2002年度版沢登りガイドブックや故ヒロタさんの記録から、気になる沢では有るものの、体力が落ちてきた私は標高差1000mを駆け上がるのは嫌だな〜と敬遠していました。
しかし、ヤマレコでyasuo12さんの記録を見たら、核心部の下部ゴルジュを抜けた所に杣道が有るとの事。
疲れちゃったらエスケープ出来るというのは、気が楽です。
今回、スキー三昧で鈍りまくっている相方のS君が、随分時間かけてしまったのでエスケープルート使って下山しちゃいました。
yasuo12さん、ありがとうございました。
しかし、ヤマレコでyasuo12さんの記録を見たら、核心部の下部ゴルジュを抜けた所に杣道が有るとの事。
疲れちゃったらエスケープ出来るというのは、気が楽です。
今回、スキー三昧で鈍りまくっている相方のS君が、随分時間かけてしまったのでエスケープルート使って下山しちゃいました。
yasuo12さん、ありがとうございました。
| 過去天気図（気象庁） | 2021年07月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
簡易トイレが二つ置いてありましたが、鍵が閉まっていました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
山と渓谷社の2002年度版関東周辺の沢登りベスト50の遡行図と、故ヒロタ氏の遡行図を持っていきましたが、全然実情と合致しない感じでした。 崩れやすい山域なので、様子はかなり変化するのかもしれません。 多くの遡行記録がヤマレコに出ているので、そちらの方が参考になると思います。 大岩沢下部ゴルジュでポイントとなる滝は三つでした。 ●ポイント 1 F3 水量が多く流心突破を躊躇して右岸側壁にとりついたF3は、厳しい登攀を強いられました。ガイドには大した記述は無いのですが、梅雨明けで水量多く水流線突破を嫌ったのが仇となりました・・(*_*; 相方のS君がyasuo12さんの記録にある右岸手前の凹角状ルンゼに取り付くも、脆く断念。今度は右岸側壁に取り付くも蝉になってしまい敗退。 仕方が無いので、私が右岸側壁突破を再度試みました。 下から見てカムの入りそうなクラックを見出していたのですが、S君はリード交代のさいに、私のカムを全部手渡さず「錆びついて動かない自分のカム」を渡してくれるという素晴らしいへまをしてしまったので、超不安定な所からカムを取に一度クライムダウン。 カムが決まっても、ガバのとれる大きな岩がぐらついてどうにもならず、カムAOと草を掴んでしびれる登攀となりました。 水量多く水線突破出来ない場合は素直に左岸ルンゼから巻いた方が良いです。 しかし、対岸から見ると左岸巻きルートは落ち口まで懸垂が必要かも・・ ●ポイント 2 激シャワーの滝 次のポイントは激シャワーで登った滝ですが、水流に負けなければ登攀自体は容易です。よく見なかったので巻きルートは不明です。 ●ポイント 3 右岸スラブの滝 右岸リッジを登り、被った岩の下から滑り台状のスラブをトラバースするのですが、ホールド&スタンスは細かく高度感も有ります。 細かいスタンスにしっかり乗り込めれば問題有りませんが、自信が持てないS君は蝉状態を20分くらいやってました。 残置ハーケンが多数有り安心です。ポイントのトラバース手前上部に有る残置ハーケンは有効で、トップは気楽ですが回収するラストの方が嫌かも・・ ●下山に使った杣道 入り口はゴーロ帯となり右岸が植林となった辺りの右岸斜面の少し上に、赤テープを巻いた木と、白い標識柱が右岸あります。尾根まで明瞭な踏み跡が続いています。 一か所ガレが深く寸断している所が有ります。 急なガレの側面を登るのにアイスハンマーが有効です。(今回一本しか無くS君に使わせました) 尾根は、間伐用の踏み跡が交錯していますが、歩きやすい所を適当に降りて行けます。 最後の最後にうっかり支尾根に入ってしまいました。 支尾根末端に近づくと急に植林帯が終わり雑木林になったと思ったらボロ壁に・・ 右のルンゼに懸垂下降しましたが、ルンゼ内のボロスラブでちょっと嫌らしかったです。ルンゼ内に支点となる木は少なく、30mザイル1本では届きません。 ルンゼを下ると大岩沢の堰堤の上流にでました。堰堤の巻きは登るより下る方が分かりやすく全て左岸に踏み跡が有りました。 ちゃんとGPSで確認して最後まで忠実に尾根を下りれば、もっと快適に下山出来たかも・・ |
写真
3つ目の堰堤・・だったか・・
は、際まで行ったら、岩登りになっちゃった・・
もっと手前からザレを登れば、もっと楽です。
は、際まで行ったら、岩登りになっちゃった・・
もっと手前からザレを登れば、もっと楽です。
F2は水線登れそうにも見えますが、今日は水量多いので激シャワーになりそう・・
水線は跳ね飛ばされそう・・・(*_*;
少し戻って左岸のルンゼ状の所から巻けそうでしたが・・
少し戻って左岸のルンゼ状の所から巻けそうでしたが・・
事前に読んでいた記録で「右岸手前の凹角状ルンゼを登った」と言うのを覚えていたので、S君取り付くも「ボロボロでこんなとこ登りたくない〜」と降りてきました。
1
7/18 8:57
事前に読んでいた記録で「右岸手前の凹角状ルンゼを登った」と言うのを覚えていたので、S君取り付くも「ボロボロでこんなとこ登りたくない〜」と降りてきました。
右岸側壁にチャレンジするも、S君蝉になり動かないので、ハーケンを打ってクライムダウンさせ、リード交代です。フェースを写真の位置まで登り左にトラバースしてクラックにカムをセットし・・しかし上のガバがグラグラ(*_*;
カムと草につかまり強引に突破しました。
4
7/18 9:05
右岸側壁にチャレンジするも、S君蝉になり動かないので、ハーケンを打ってクライムダウンさせ、リード交代です。
フェースを写真の位置まで登り左にトラバースしてクラックにカムをセットし・・しかし上のガバがグラグラ(*_*;
カムと草につかまり強引に突破しました。
フェースを写真の位置まで登り左にトラバースしてクラックにカムをセットし・・しかし上のガバがグラグラ(*_*;
カムと草につかまり強引に突破しました。
右岸側壁上部のグヅグツの草付きを登り切り、木の有る所で終了。S君もヒーヒー言いながらセカンドで登りました。
��+A0はありましたしハーケンも回収しちゃったので、ここは登らない方が良いと思います。
左岸を見ると、もっと下のルンゼ状の所から登ったとしても、落ち口まで懸垂になりそうです。
7/18 9:30
右岸側壁上部のグヅグツの草付きを登り切り、木の有る所で終了。
S君もヒーヒー言いながらセカンドで登りました。
��+A0はありましたしハーケンも回収しちゃったので、ここは登らない方が良いと思います。
左岸を見ると、もっと下のルンゼ状の所から登ったとしても、落ち口まで懸垂になりそうです。
S君もヒーヒー言いながらセカンドで登りました。
��+A0はありましたしハーケンも回収しちゃったので、ここは登らない方が良いと思います。
左岸を見ると、もっと下のルンゼ状の所から登ったとしても、落ち口まで懸垂になりそうです。
いくつか容易な滝も有った様な気もするのでF??、2条二段です。
右水線が登れそうにも見えましたが、左岸のリッジに上がれば容易なので、あえて取り付く価値は無いかと・・
梅雨開け早々で水量が多い中、たいして濡れないでここまで来たのですが・・・ここは突っ込むしか無いか(*_*;カッパを着込んで準備をしていると、S君はグズグズしているので・・
1
7/18 10:05
梅雨開け早々で水量が多い中、たいして濡れないでここまで来たのですが・・・ここは突っ込むしか無いか(*_*;
カッパを着込んで準備をしていると、S君はグズグズしているので・・
カッパを着込んで準備をしていると、S君はグズグズしているので・・
仕方なく、私が突っ込みました。釜に入り左寄りの本流を突っ切り、水流の裏側に入り込んでから写真の位置まで登り下部突破(*'▽')
3
7/18 10:07
仕方なく、私が突っ込みました。釜に入り左寄りの本流を突っ切り、水流の裏側に入り込んでから写真の位置まで登り下部突破(*'▽')
今度こそ、S君にリードしてもらいましょう(*'▽')
右岸のリッジを登ると残置ハーケンが4本も有ります。
右岸のリッジを登ると残置ハーケンが4本も有ります。
滑り台状のスラブを、細かいスタンスに乗ってトラバースして行きます。このポイントでS君ビビッて20分位蝉になっていました・・
4
7/18 11:23
滑り台状のスラブを、細かいスタンスに乗ってトラバースして行きます。
このポイントでS君ビビッて20分位蝉になっていました・・
このポイントでS君ビビッて20分位蝉になっていました・・
細かいスタンスに乗ってトラバースするポイントは、手前の残置ハーケンが高い位置に有るので、トップは気楽ですが回収するラストの方がプレッシャーが大きいです。S君を先に行かせて良かったかも(*'▽')
ガバは有りませんが、細かいスタンスは安定しているので��-程度と思います。
3
7/18 11:24
細かいスタンスに乗ってトラバースするポイントは、手前の残置ハーケンが高い位置に有るので、トップは気楽ですが回収するラストの方がプレッシャーが大きいです。
S君を先に行かせて良かったかも(*'▽')
ガバは有りませんが、細かいスタンスは安定しているので��-程度と思います。
S君を先に行かせて良かったかも(*'▽')
ガバは有りませんが、細かいスタンスは安定しているので��-程度と思います。
ノーザイルで楽しく登れる程度です。やがてゴーロになった辺りで、右岸が植林帯となり赤テープが見えました。
事前にヤマレコのyasuo12さんの記録を思い出し、杣道に出るのはこのあたりか・・と、探してみると立派な杣道があったので、ここで切り上げました。
3
7/18 11:38
ノーザイルで楽しく登れる程度です。
やがてゴーロになった辺りで、右岸が植林帯となり赤テープが見えました。
事前にヤマレコのyasuo12さんの記録を思い出し、杣道に出るのはこのあたりか・・と、探してみると立派な杣道があったので、ここで切り上げました。
やがてゴーロになった辺りで、右岸が植林帯となり赤テープが見えました。
事前にヤマレコのyasuo12さんの記録を思い出し、杣道に出るのはこのあたりか・・と、探してみると立派な杣道があったので、ここで切り上げました。
途中一か所ガレで寸断されていますが、尾根まで明瞭な道でした。
装備
| 個人装備 |
ラバーソール渓流靴
|
|---|
感想
梅雨明け早々で水量多く、豪快に水を落とす滝、深いゴルジュと、とても綺麗な沢で満足しました。
登り方次第で結構楽しめる滝も多く、お勧めできる良渓です。
美味しい所だけやって、杣道で辛い詰めをパスしたので体力的には本当に楽ちんでした。
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