上高地〜蝶ヶ岳


- GPS
- 12:31
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 1,994m
- 下り
- 2,010m
コースタイム
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:40
天候 | 両日とも午前中は晴れ、22日は午後から曇り、霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
22日(木)5:20 上高地着 23日(金)15:00 上高地発 23日(金)19:47 新宿駅着 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
2連休だったので急遽思い立って、北アルプスへ。本来は来週の木金に近場の山へ行こうと思っていたが、晴れ予報と来週の天気が怪しいのでこの日程で決行した。
1人で初めてのテント泊なので、初心者向きのコースを選んだ。上高地〜蝶ヶ岳のピストン。
バスで上高地に着いたら登山客だらけでびっくりした。バスではあまり寝れない体質なので、体力面で不安、1人のテント泊で不安、午後からの天候が心配、などなど不安だらけだった。上高地すら初めて。
上高地から徳沢まではひたすら平地を歩くだけで、こんなに人がいるのか、と驚きながら(人気の北アルプス、4連休、山シーズンの夏なので当たり前なのだが)テンションはそれほど上がらず歩いていた。徳沢までの途中、写真には撮れなかったが、1匹の猿が目の前を普通に歩いて横切って行った。川はひたすらきれいだった。晴天の穂高連峰も見上げることができた。
徳沢から蝶ヶ岳の登山口を登り始めると、あれほどいた人はいなくなっていた。涸沢方面にほとんどの人が向かったのだろう。登り始めは割と急な登りだと地形図を見て想定していたが、その通りでテント泊の荷物約15キロを背負うと負荷は結構かかる。樹林帯をひたすら登っていく、下ってすれ違うはそれほど多くはなかった。
妖精の池を過ぎると開けた場所へ出て蝶ヶ岳がすぐそこに。青い空をバックに見渡せる穂高連峰には圧倒された。その景色を見てから、これが見たかった!と思った、ここに来て見てから思う。
テント場が混みそうなので、すぐに場所を確保しテントを張った。地面が固くペグを刺すのに苦労した。
想定以上に早く着いたので、水と行動食とレインウェアを持って常念岳へ行って戻ってくることにした。午後から雨になるかも、という予報もあったので引き返すことも念頭において、空模様をみながら。
蝶槍付近まではハイマツが生い茂る稜線歩き。穂高連峰や名前は分からないが数々の山々を見ながらで気持ち良かった。この稜線にはそれほど人はいなかった。おそらく、朝早くに行動する人が多いのだろう。
蝶槍から常念岳の方は霧がかかってきて、進むかどうか迷ったが行った。ここからのアップダウンでかなり体力を消耗し、すれ違う人みな疲れていたように感じた。薮の中や樹林帯で結構蒸していた。
常念岳への最後の登りの途中で、穂高連峰の方の雲がかかってきていたし、自分の体力も登り切って帰る体力が不安になり始めたので、3分くらい迷ったが、引き返すことにした。常念岳はまたいつかの機会にしよう!
覚悟していたが、蝶槍までのアップダウンにはかなり消耗させられた。足の至る所が攣りそうになっていた。
蝶ヶ岳ヒュッテへの戻りの蝶槍からの稜線では、親と子の雷鳥を2組見ることができた。雷鳥を見たかったので、とても嬉しかった。
自分の周りもかなりガスがかかってきていたが、雨にも降られず無事に戻って来た。
夕飯を食べていると、雷の音が聞こえ、穂高連峰方面は雨が降っているようだった。
山にいると良い意味でなにもすることがなく、今回は夕方から日没前までひたすら穂高連峰やその他の山々を眺めていた。霧で見えないことがほとんどだったけど、雲が流れたその一瞬で山が見え、また雲で見えなくなる。その繰り返しだった。槍ヶ岳はその山を見れば、槍ヶ岳だ、とわかる。寒くて、陽が完全に落ちるまでは外にいなかった。
翌朝も晴天で、雲の下から上がってくる太陽がなんとも言えず良かった。朝起きて見てもまだ山々を飽きずに眺められた。名残り惜しいが、上高地へ下山。上高地は人だらけだった。
今回の収穫はきちんと場所と天候を選びさえすれば1人でテント泊はできる、ということだ。また、日帰りの山でさえ、まともな雨に降られていない、ということが自分の不安材料だ。雨の時に実際に自分と環境に何が起きるのか、が分からない。山で雨に降られたくはないのだが。
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