ちょっぴり肌寒い蓼科山



- GPS
- 03:56
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 624m
- 下り
- 605m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場にトイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
蓼科山荘から山頂までは大きな岩のある急登で、下りは滑りやすいので注意。 トイレは登山口と蓼科山荘にあり。蓼科山荘では使用料200円。 下山後の温泉は音無の湯、700円。内湯と洗い場は大きくないが露天の雰囲気が良い。 |
写真
感想
26日の昼、隊長から声がかかった。
「休み、29日じゃなくて27日だった」
という事で、隊長と休みが合ったので再び山に。
前日にいきなり決めて、5時半集合でいざ蓼科山へ。
9時に駐車場に到着。
空はやや曇り気味で少し肌寒く、気温は20℃ほどで風が吹くと寒いくらいに。
今日は雨も降らないし歩き出せば暑いだろうと、レインスーツも持たず半袖シャツにアームカバーのみの軽装。
さすがにそれでは寒いので念の為用意しておいたウインドブレーカーを着てから出発。
駐車場のそばにあるトイレで用を済ませ、近くに咲いていたマツムシソウを見ながら登山口へ。
蓼科山の七合目にある一の鳥居が本日の出発点。
一礼してから山へ入ります。
ダケカンバやシラカバが多くひしめき合い、辺り一面に鬱蒼と生い茂るササ。
そんな道でしたが歩き始めて直ぐに太陽が顔を出したおかげで暗い印象はあまりなく、むしろ木々の合間から光が線となって射し込み、静かな森と相まって少し幻想的な雰囲気を醸し出しています。
時折風が枝葉を揺らし、朝露が落ちて来る中をしばらく進むといつの間にかササは姿を消し、替わりにコケが地面を覆い隠すようになります。
そこかしこで見かける倒木、それに群がるコケとキノコという構図。
八ヶ岳的な雰囲気が増してきました。
その内道は広く明るくなり、同時に傾斜も出て来始め、大きめの石だらけの歩きづらい道が続きます。
途中で再び樹林帯に入る辺りで天狗の露地と書かれた道標が出て来ます。
道標の立つ場所から右に入ってすぐのところにあり、女神湖の方面が見下ろせる見晴しの良い岩場です。
戻って登山道を進むと、またしても道が広く明るくなった歩きづらい急登が現れます。
ザンゲ坂というらしいその坂を登り切ると、蓼科山荘のある将軍平はすぐそこに。
将軍平からは蓼科山の山頂がすぐ近くに見えます。
ここからは山頂まで約30分、大きな岩の急登がひたすら続きます。
樹林帯の中を抜けると視界が広がり、振り向けば先程まで居た蓼科山荘が見下ろせます。
そこまで来れば登りは後僅か。
途中岩に「山頂まで十五分」と書かれた場所がありますが、登りがあるのはそこから5分程で、後はほとんど高度の変わらない岩の上を歩くだけになります。
登り切ったところで最初に目に飛び込んでくる蓼科山頂ヒュッテは本日の営業は休み。
スルーしてまっすぐ進み、山頂の標識を目指します。
2、3分程進むと標識が立っている最高地点に到着。
山頂はかつて火山だった名残か中央がやや窪んだ形状で、その上にまるでUFOキャッチャーの景品の如くゴロゴロと岩が敷き詰められたような景観です。
そのような特殊な場所なので木は殆ど生えていない上に独立峰の為に360°のパノラマがあります。
そんな蓼科山の中央に、ぽつんと周りに同化するような色合いで建っている小さな石造りの祠が蓼科神社の奥社です。
標識の前で写真を撮った後はその奥社へと向かい、いつもの様にいつもの感謝(無事登頂できた感謝)と祈願(下山の無事)を済ませて、今度は標識と逆側にある方位盤まで移動。
この日は生憎とアルプス方面や八ヶ岳の一部に雲がかかっていて満点の展望とは行きませんでしたが、霧ヶ峰の車山や八ヶ岳の硫黄岳、群馬の荒船山や妙義山などは見る事ができました。
その後は風が強くて寒いので場所を移して昼食。
昼食後はさっさと下山。
蓼科山荘で山バッジを買って、登山口の一の鳥居に着いたのが午後1時。
途中、山頂前の岩場の急登を6歳の女の子が元気良く登っていたのと、その子のお祖父さんのお孫さんが可愛くて仕方ないという口ぶりが実に印象的でした。
戻って来たけど時間もあるし明日も休みだという事でちょいと辺りを散策する事に。
車ですぐ近くにある御泉水自然園というところへ向かい、一時間ほどそこを散策。
その後は車で温泉へ。
隊長オススメの音無の湯という温泉でまったりと疲れを癒します。
料金は700円。
内湯と洗い場は小さめですが、露天風呂がそれなりに広くて雰囲気が良い感じでした。
今回は一番短いルートを選んで、サクっと登ってサクっと下山のハイキング。
登りがそこそこキツく単調ですが、樹林帯の中は雰囲気がありますし岩場もあります。
山頂の景観は独特でインパクトがあり、展望は(晴れていれば)抜群。
中々楽しめました。
そう言えばこの山、日本百名山だったっけ。
そう思う程に百名山アピールはありませんでした。
山頂の標識にも書かれてませんでしたし、蓼科山荘に売っていたバッジに書かれていたのを見て思い出したくらいです。
そんな蓼科山ですが、今度登る時は別のルートから登ってみたいですね。
いつか八ヶ岳の大縦走をやってみたいのでその時の起点としてもう一度、と思います。
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