ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3389054
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

カムイエクウチカウシ山

2021年07月18日(日) 〜 2021年07月19日(月)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
29:47
距離
33.5km
登り
1,779m
下り
1,775m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:09
休憩
0:00
合計
3:09
12:19
80
スタート地点
13:39
13:39
109
2日目
山行
12:13
休憩
1:07
合計
13:20
4:47
117
6:44
6:54
102
8:36
8:41
103
11:44
11:44
84
13:08
13:09
110
14:59
15:27
103
17:10
17:10
57
18:07
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
札内川ヒュッテのゲートは通れて、ダート道になる所まで車で入れました。
コース状況/
危険箇所等
★コース状況
札内川ダムの流入水量は約2.5m^3/sの最低ライン。
(※ 2021/8/8は約1.4m^3/s 2021年夏の北海道は極端に雨が少ない)

★山頂パノラマ動画
https://youtu.be/9ggFfC40EjU

★活動ログ
※日記から書き起こしており、若干読みにくいのはご了承ください。

・2021/07/18(日)
ゲート前には車が何台も駐車してた。この中で明日登る人間は自分だけ…。心細いけど、他に選択肢は無く、行くしかない。折りたたみ自転車にテン泊ザックとヘルメットを装備して出発したのが12:30頃。途中、釣り人のおじさんとすれ違ったけど、彼の驚いた顔が忘れられない。一般人から見たら異常行動なんだろうな…。七ノ沢までは約一時間、13:30着。チャリをロックしてトレランシューズから沢靴に履き替える。13:45頃出発。重いザックと底の薄い沢靴で歩くたびに足の裏が痛い。ゆっくりしか進まないし、道が全然わからない。トレースたどっても藪だった。幸い水量が最低限に近いので、沢のフチをちまちま歩く。周りに人の気配が無いので、電子ホイッスルを鳴らしながら歩く。精神的にも疲れる。ここはヒグマのシマでどこにでもいる。常に自分の居場所を知らせる努力を怠ってはならない。一人だし。途中、日帰りで三股まで一人で偵察に来た人とすれ違った。登りたいけど明日仕事だから帰るそう。遠方から来たそう。帰りの運転が約5時間かかるらしい。次は三人組のテント泊の人。その次にすれ違った人は一人でテン泊した人。今朝の眺めは素晴らしかったらしい。ニコニコ顔でした。自分も明日その笑顔になりたい…。バテバテで八ノ沢についた。水は1.5リットル消費。少し進んだ右側に黄色のテープが巻かれた木を見つけた。ヤマレコで見た木。ようやくテン場に着いた。15:45くらい。疲れた。テントを設営して、浄水器で水を作ろうとする。が、浄水器に繋がるホースが緩くて抜けてしまう。手で抑えると使えるけど面倒。タイラップを持ってきてるのを思い出して、縛ってみた。上手く動いた。やったね。タイラップと小さなハサミは必ず持っていこう。プラティパス二本5リットルとボトルあわせて5.5リットルの水を確保。食料とゴミは明日のテントに残しておけないので、なるべく食べて減らすことにする。オニギリ一個、マフィン一個、アルファ米とフリーズドライの卵とじを食べた。お腹いっぱい。16:30ごろに日帰りの二人が通り過ぎた。彼らの無事を祈る。今日のテント泊と明日の登山は一人だけ。テント場で騒々しくしたほうが良いのでサブ機のスマホで音楽を最大音量で鳴らす。ヘルメットの内側において音量もあげてみた。自然音だけだで不安になったのは初めてで、音楽を鳴らすとかなり安心した。
簡単に明日の準備をした。日没は19時でそれまでクソ暑く、テントの中はサウナみたいだったのに、日が落ちると急に涼しくなった。いつもの睡眠導入剤を忘れた。残念。すれ違った人たち曰く、クマは全く見かけなかったらしい。この週末は登山者がたくさんいて、クソ暑かったからだと思われる。明日は音楽と電子ホイッスル鳴らしながら登ろう。この電子ホイッスル(1,500円、単4電池2本で77g)は大活躍。防水機能は無いけど、軽くて使い易い。

・2021/07/19(月)
朝4時に出発するべきだったが、ヒグマにビビって出発したのは5時前。寝れなかったけど、体は動いた。最初の一時間で高度100mしか上がらなくて非常に焦った。一時間経過すると寝不足で体の動きが鈍くなってきた。が、そんな泣き言言ってたのは最初だけで、標準コースタイム(以下CT)の遅れを挽回しようと体の不調は無視して必死に動かした。CTから15分遅れに抑えて三股へ。登る前に心配していた三股の雪渓は簡単だった。ひたすら左岸を登る。途中チェーンスパイクが壊れるが、タイラップで治す。三股からは激坂を登って八ノ沢カールへ。とにかく異常に暑かった。登りの体温上昇と強烈な日差しで身体が止まってしまいそうだった。沢の冷たい水を脚、頭、上半身にかけて体を冷やしながら登った。
八ノ沢カールは美しい景色と静かな場所で天国で、ヒグマの恐怖のある恐ろしい所だった。沢靴からトレランシューズには変えなかった。手間と時間が惜しい。八ノ沢カールから山頂まで約2時間で登らなければならない。ザックが重くてあと2時間もこれを続けなければならないのかと考えると、脚が止まってしまいそうだったので、えびぞうさんの「コツコツ少しずつ」を唱えながら、目の前の足さばきだけを考えて淡々と登っていった。稜線に出るまで風がなくて暑くてたまらなかった。沢登りのように沢の水をかぶってクールダウンも出来ない。我慢するしかない。熱中症が心配だったが、こまめに水を口に含むようにした。稜線の反対側に出るときも超えた先に熊が居ないように、電子ホイッスルを鳴らしながら稜線を超えた。超えた先には1つ目のテン場が有った。山頂まで凸凹のアップダウンが見え、先は長そうだった。ただ、稜線上はそよ風が有ったので、体温的には危険な状態にならずに済んだ。
登るときのハイマツは逆手なので登りにくくて仕方がない。そこで、自分に向かって生えてるハイマツを手で掴みながら登る。手に松ヤニが着くときもあったが、次第に気にしなくなった。早く、一秒でも早く山頂に着いて楽になりたい。この苦しみから開放されたい、最後はそれだけ考えて登った。鼻呼吸では間に合わなくて、口呼吸で「ゼー、ハー、」言いながら登った。本気で辛い状態で山頂へ。山頂に着いた瞬間、雄叫びを上げて座り込んだ。座ったら動けなくなった。軽い熱中症になってたと思う。(水を約5L飲んだのに、下山後は体重が約3.5Kg減ってた)山頂標識を撮って、家族やツイッターに投稿したあと、「もうこれで終わりだ」って、気持ちになってた。下山もあるのに。何も考えられない、何も考えたくない。ミニ三脚持ってきてたのに、自撮りをしなかったし、自撮りしようという発想も無かった。ヤバい。山頂は凄く虫が湧いてた。山頂に着いてしばらくすると雲が湧いて日陰になった。「日陰になって涼しくてラッキー」と、思ったたけど、ヒグマがここ数日八ノ沢カールで見かけないのは人の気配と猛暑のせいだと仮説を立てていた。だったら日陰になり涼しくなるのはマズい。ヒグマが出てくる。そう思うと、即刻下山して八ノ沢カールの下まで行かないと。今八ノ沢カールにいる人間は自分一人だけで、もし登山道にヒグマが現れたら足止めを食らってしまうし、近距離で襲われたら間違いなく死ぬ。時間的にギリギリなのに。雲に覆われて灼熱地獄から涼しくなる八ノ沢カール。涼しくなるほど八ノ沢カールを通り過ぎたい気持ちは焦る。しかし体が普段の7割くらいの力しか出ない。結局一時間かけて八ノ沢カールを脱出した。この区間が一番ヒヤヒヤした。沢に出ると水が底をついてたので浄水器で水を1.8リットルほど作る。雪解け水で冷たくて美味い。作業ミスで浄水器の短いホースを落としてしまう。脳みそも動いてないし、体も動かしたくない。動作が雑になる。クマザサが刈られた急な道を下るときに顔に切り口が当たった。あとでサングラスを見てみると削れた跡が有った。あそこで目を怪我してると行動不能になってしまう。体力が無くなって注意力と思考力が下がり、動作が雑になってた。雑になると怪我をしないところで怪我をする。午後1時ぐらいに、八ノ沢カール〜三股までの約真ん中で二人組のパーティ(ご夫婦?)とすれ違った。今朝下から上がってきたらしい。今夜は八ノ沢出会いのテン場でテント泊らしい。黙々と下り、三股の雪渓超えたら少し安心した。八ノ沢出会いのテン場まで早く戻りたい。沢渡りが本当に歩きにくい。底の薄いシューズも合ってないけど、自分でルーファイしないといけないのがキツイ。下りなのに心拍数は約150ほどあって辛い。結局2時間かかって午後3時に八ノ沢出会いのテン場に着いた。ボトルが空だったので残していた水を飲んだ。隣にはスライドしたご夫婦のテント。アタックザックをテン泊ザックにそのまま入れようかとも考えたが、入らなそうなので中身をテン泊ザックに入れ替え。雑なパッキングだが全部入ってくれた。60Lで良かった。ラッキー。テン場の虫がウザい。七ノ沢の自転車に向かって進む。行きよりはザックが軽く感じた。雑草で隠れて斜めになった岩を踏んで滑って左手首をくじいた。この怪我が長引いたらどうしよう。テンション下がりつつ進む。(数日後に違和感は消えてたのでラッキー)ピンクの巻道を通って進む。あとGPS軌跡が行きとズレてて参考にならなくて困惑しつつ帰った。七ノ沢出会いに帰った頃にやっと安心した。反対側から見た七ノ沢出会いは記憶の印象とは違ったが、GPSのおかげでたどり着いた。沢靴から靴下履いてトレランシューズ履いたときの快適さに感動した。しばらく沢靴は履きたくない。トレランシューズは神。自転車は最初の砂場道&登りをおしながら進む。途中からは半分下りでペダルを回しつつ、尖った石を避けながら戻る。夕方6時ぐらいに車に戻った。荷物を積んで着替えたらポツポツ雨が降ってきた。この瞬間、カムイエクウチカウシ山への長くて辛い挑戦は終わった。山頂踏めて帰ってこれたけど、運が悪い方向に転べば帰還が一日遅れたり、熱中症や目の怪我で倒れてたかもしれない。運も良かった。反省点は多い。

★反省点
.水分と塩分をもっととるべきだった
.プロテクションの多い沢靴にすべし。自分の場合、コースと沢靴が合ってなかった。
.アタックザックに使わない荷物が多すぎ(約1.9Kg, アイゼン、トレランシューズ、猛暑なのにカッパ、バラクラバと手袋)
.体力が足らない 体重を減らさないと

★事前に準備ておいて良かったこと
・浄水器、電子ホイッスル、タイラップ&小さなハサミ、マスキングテープは非常に役に立った
・電子ホイッスルと熊スプレーはダイソーのスパイラルコードでザックに繋ぎ、すぐに取り出せるようにしてた
帯広市からみたピラミッドピークとカムイエクウチカウシ山。白い雪渓は遠くからでも目印になる。
2021年07月18日 10:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
1
7/18 10:53
帯広市からみたピラミッドピークとカムイエクウチカウシ山。白い雪渓は遠くからでも目印になる。
札内川ヒュッテで登山届を出す。この手前のトンネルから電波が入らなくなる。
2021年07月18日 11:13撮影 by  moto g(8) plus, motorola
7/18 11:13
札内川ヒュッテで登山届を出す。この手前のトンネルから電波が入らなくなる。
レンタルサイクル 往路で1H10M、復路で50Mでした。合計で90Mほど短縮できたけど、次は徒歩でも良いかも。
2021年07月18日 12:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 12:26
レンタルサイクル 往路で1H10M、復路で50Mでした。合計で90Mほど短縮できたけど、次は徒歩でも良いかも。
ゲート手前からダートになり、広い駐車エリアが有ります。車20台くらいは停めれそう。
2021年07月18日 12:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 12:26
ゲート手前からダートになり、広い駐車エリアが有ります。車20台くらいは停めれそう。
林道途中にエゾシカの毛と骨が転がってた。序盤からヒグマの存在を感じて精神的ダメージをくらう。
2021年07月18日 13:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 13:06
林道途中にエゾシカの毛と骨が転がってた。序盤からヒグマの存在を感じて精神的ダメージをくらう。
七ノ沢出合に到着 自転車と原チャリの墓場…
2021年07月18日 13:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 13:29
七ノ沢出合に到着 自転車と原チャリの墓場…
このコース唯一の看板
2021年07月18日 13:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 13:30
このコース唯一の看板
距離は短いけど、長い沢登りが始まる。ピンクテープを探しながらフーファイして進む。
2021年07月18日 13:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 13:47
距離は短いけど、長い沢登りが始まる。ピンクテープを探しながらフーファイして進む。
七ノ沢出合〜八ノ沢出合でみた動物の足跡 エゾシカ?ヒグマ?
2021年07月18日 13:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 13:54
七ノ沢出合〜八ノ沢出合でみた動物の足跡 エゾシカ?ヒグマ?
沢登りに苦戦しつつ、八ノ沢出合を少し過ぎたところにあるテン場に到着。沢の左岸(進行方向の右手)にあり、黄色い横テープが目印。
2021年07月18日 15:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 15:39
沢登りに苦戦しつつ、八ノ沢出合を少し過ぎたところにあるテン場に到着。沢の左岸(進行方向の右手)にあり、黄色い横テープが目印。
テン場は広く平らなのですが、今夜は私一人だけ…
2021年07月18日 15:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 15:39
テン場は広く平らなのですが、今夜は私一人だけ…
自然の音だけだと恐怖を感じるので、ヘルメットを簡易スピーカーにしてスマホ音楽を鳴らし自分の存在をヒグマにアピール。少し安心。
2021年07月18日 16:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 16:46
自然の音だけだと恐怖を感じるので、ヘルメットを簡易スピーカーにしてスマホ音楽を鳴らし自分の存在をヒグマにアピール。少し安心。
沢水をくんで重力式で濾過する
2021年07月18日 16:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 16:35
沢水をくんで重力式で濾過する
ホースと浄水器の接続が緩く、水が漏れてたんだけど、タイラップで縛って応急処置。
2021年07月18日 16:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 16:47
ホースと浄水器の接続が緩く、水が漏れてたんだけど、タイラップで縛って応急処置。
電子ホイッスルは筐体の隙間がスカスカで防水処理されていなかったので、マスキングテープで即席の簡易防水。沢水がかかる中でも問題なく使えました。
2021年07月18日 19:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/18 19:05
電子ホイッスルは筐体の隙間がスカスカで防水処理されていなかったので、マスキングテープで即席の簡易防水。沢水がかかる中でも問題なく使えました。
翌朝、宿泊道具をデポって八ノ沢出合(約700m)から三股(約1000m)を目指す
2021年07月19日 04:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 4:59
翌朝、宿泊道具をデポって八ノ沢出合(約700m)から三股(約1000m)を目指す
見覚えのある雪渓
2021年07月19日 05:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 5:28
見覚えのある雪渓
早朝、三股までは日陰なので気温的には楽だが、なかなか三股まで着かなくて焦る。
2021年07月19日 05:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 5:43
早朝、三股までは日陰なので気温的には楽だが、なかなか三股まで着かなくて焦る。
しばらくすると雪渓が現れる。崩壊している雪渓はスルー。
2021年07月19日 06:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 6:09
しばらくすると雪渓が現れる。崩壊している雪渓はスルー。
沢の左岸(進行方向右手)が進みやすそうなので雪渓を避けて進む
2021年07月19日 06:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 6:20
沢の左岸(進行方向右手)が進みやすそうなので雪渓を避けて進む
三股までは先人のGPX軌跡と沢の水量を見て、自分が通れる場所をルーファイしながら進む。沢をさけるとヤブに突っ込むこともある。
2021年07月19日 06:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 6:29
三股までは先人のGPX軌跡と沢の水量を見て、自分が通れる場所をルーファイしながら進む。沢をさけるとヤブに突っ込むこともある。
岩や雪渓をよじ登って進む
2021年07月19日 06:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 6:46
岩や雪渓をよじ登って進む
三股に近づくと雪渓で覆われてるので、チェーンスパイクを履く
2021年07月19日 06:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 6:49
三股に近づくと雪渓で覆われてるので、チェーンスパイクを履く
一番壊れてほしくないタイミングで長年酷使したチェーンスパイクが壊れる。マーフィーの法則?
2021年07月19日 06:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 6:53
一番壊れてほしくないタイミングで長年酷使したチェーンスパイクが壊れる。マーフィーの法則?
念の為に持ってきたタイラップと小さなハサミで応急処置
2021年07月19日 06:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 6:55
念の為に持ってきたタイラップと小さなハサミで応急処置
なんとか使えそう。タイラップと小さなハサミは神!
2021年07月19日 06:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 6:59
なんとか使えそう。タイラップと小さなハサミは神!
三股の雪渓は左岸の地面キワキワを進むのですが、ここだけは進行方向右手から流れる沢を横切らないといけない。画面中央より右側の木の幹あたりでトラバース。
2021年07月19日 06:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 6:58
三股の雪渓は左岸の地面キワキワを進むのですが、ここだけは進行方向右手から流れる沢を横切らないといけない。画面中央より右側の木の幹あたりでトラバース。
トラバースに成功。このあたりから雪渓を抜けて踏み跡とピンクテープを目印に進む。
2021年07月19日 07:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 7:04
トラバースに成功。このあたりから雪渓を抜けて踏み跡とピンクテープを目印に進む。
四、五ヶ所ぐらいロープで補助されてる場所があります。登りだと三点支持で通過可能。
2021年07月19日 07:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 7:21
四、五ヶ所ぐらいロープで補助されてる場所があります。登りだと三点支持で通過可能。
ただし、ここの虎ロープは擦り切れてたので使わないほうが良さそう。
2021年07月19日 07:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 7:29
ただし、ここの虎ロープは擦り切れてたので使わないほうが良さそう。
途中の三段滝
2021年07月19日 07:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 7:55
途中の三段滝
振り返ると絶壁
2021年07月19日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 7:56
振り返ると絶壁
踏み跡とピンクテープをよく見て進みます。分岐点では左側に行く。
2021年07月19日 08:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 8:07
踏み跡とピンクテープをよく見て進みます。分岐点では左側に行く。
沢の音が聞こえなくなったら、八ノ沢カールが近い
2021年07月19日 08:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 8:23
沢の音が聞こえなくなったら、八ノ沢カールが近い
八ノ沢に到着。本当に静かで美しい天国みたいな場所。しかしどこにヒグマがいるかわからない恐怖の場所でもある。
2021年07月19日 08:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 8:38
八ノ沢に到着。本当に静かで美しい天国みたいな場所。しかしどこにヒグマがいるかわからない恐怖の場所でもある。
この場所に来られた感動は、僅かの間ヒグマの恐怖を忘れさせてくれる。
2021年07月19日 08:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 8:38
この場所に来られた感動は、僅かの間ヒグマの恐怖を忘れさせてくれる。
八ノ沢カールの平たくて雪渓のある絶好のテン場にあのレリーフが有ります。
2021年07月19日 08:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 8:40
八ノ沢カールの平たくて雪渓のある絶好のテン場にあのレリーフが有ります。
2021年07月19日 08:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 8:43
ヒグマへの教訓を残してくれた彼らに黙祷。
2021年07月19日 08:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 8:43
ヒグマへの教訓を残してくれた彼らに黙祷。
振り返ると絶景(中央のピークは十勝幌尻岳)
2021年07月19日 08:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 8:44
振り返ると絶景(中央のピークは十勝幌尻岳)
一ヶ所だけ雪渓をトラバースする
2021年07月19日 08:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 8:55
一ヶ所だけ雪渓をトラバースする
カムエクの稜線を目指す
2021年07月19日 09:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 9:16
カムエクの稜線を目指す
お花畑なんだけど、このとき花を愛でる余裕は無かった
2021年07月19日 09:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 9:22
お花畑なんだけど、このとき花を愛でる余裕は無かった
カムエクの稜線
2021年07月19日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 9:24
カムエクの稜線
三角錐が美しいピラミッドピーク
2021年07月19日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 9:32
三角錐が美しいピラミッドピーク
振り返って八ノ沢出合から三股 よくここまで登ってきたな…
2021年07月19日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 9:32
振り返って八ノ沢出合から三股 よくここまで登ってきたな…
稜線に合流するところ(コイカクボール?)にテン場有り
2021年07月19日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 9:36
稜線に合流するところ(コイカクボール?)にテン場有り
この辺からハイマツをかき分けて進まないといけない
2021年07月19日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 9:36
この辺からハイマツをかき分けて進まないといけない
登山道の右側は切れ落ちてる
2021年07月19日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 9:36
登山道の右側は切れ落ちてる
手前の偽ピーク
2021年07月19日 09:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 9:50
手前の偽ピーク
ハイマツの海を進む。上はハイマツに覆われてるけど、足元は明瞭な踏み跡があります。
2021年07月19日 10:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:21
ハイマツの海を進む。上はハイマツに覆われてるけど、足元は明瞭な踏み跡があります。
最後の登り
2021年07月19日 10:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:23
最後の登り
ハイマツが無いところは至る所で高山植物が生えてる
2021年07月19日 10:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:23
ハイマツが無いところは至る所で高山植物が生えてる
山頂に到着
2021年07月19日 10:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:31
山頂に到着
身も心も燃え尽きて登頂
2021年07月19日 10:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:33
身も心も燃え尽きて登頂
古い標識もあります
2021年07月19日 10:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:48
古い標識もあります
ピラミッドピーク
2021年07月19日 10:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:47
ピラミッドピーク
2021年07月19日 10:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:47
左からコイカクシュサツナイ岳、雲に隠れたペテガリ岳、1839峰
2021年07月19日 10:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:47
左からコイカクシュサツナイ岳、雲に隠れたペテガリ岳、1839峰
雲に隠れた幌尻岳、右側に戸蔦別岳
2021年07月19日 10:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:51
雲に隠れた幌尻岳、右側に戸蔦別岳
ナメワッカ岳、札内JP、左奥に幌尻岳、戸蔦別岳
2021年07月19日 10:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:48
ナメワッカ岳、札内JP、左奥に幌尻岳、戸蔦別岳
山頂から30秒のところにテン場あり
2021年07月19日 10:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
7/19 10:53
山頂から30秒のところにテン場あり
雪渓の中央部分はこんなふうにえぐれてる。極力中央部は通らないほうが良い。
2021年07月19日 13:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
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雪渓の中央部分はこんなふうにえぐれてる。極力中央部は通らないほうが良い。
三股の雪渓を上から見た図
2021年07月19日 13:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark III, Canon
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三股の雪渓を上から見た図
直射日光が当たると高めに出る温度センサーログだが、一日目の沢登りでも気温約30度。直射日光の当たる三股からの登りだと約35度、山頂の日陰でも約28度あった。下山時の八ノ沢は常に直射日光が当たっていたので、約38度ぐらい有ったと思われます。
直射日光が当たると高めに出る温度センサーログだが、一日目の沢登りでも気温約30度。直射日光の当たる三股からの登りだと約35度、山頂の日陰でも約28度あった。下山時の八ノ沢は常に直射日光が当たっていたので、約38度ぐらい有ったと思われます。
心拍数も普段登りでは約150ぐらいなのですが、160超えてました。下りも普段は約120ぐらいなのですが、三股〜八ノ沢出合まで約150と常に高めで推移していました。
心拍数も普段登りでは約150ぐらいなのですが、160超えてました。下りも普段は約120ぐらいなのですが、三股〜八ノ沢出合まで約150と常に高めで推移していました。
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