日帰りになってしまった
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,221m
- 下り
- 2,214m
コースタイム
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨夜はお世話になりました。奥飛騨温泉郷の私の常宿。
焼岳の山頂が噴火するように朝陽が登るってくる。
新穂高から左股林道を進むと左手に穴毛谷がドカーンと谷間を見せている。穴毛谷の命名はすばらしい。ぜひ、世の〇〇クライマーには攻めてもらいたいものだ。
笠新道口にて、蛇口から流れているという流水を汲んでから登りましょうと思っていたのに、今日は断水? 悲しい気持ちでザックに入れていた500ccのアミノ式だけで登る不幸。
登り初めて、早くもガスがかかり、雨もパラパラし出す。今日はこんな早い時間からパラパラ来るようでは山上の天気はロクでもなさそうだ。
笠ヶ岳テント場で1泊して翌日は鏡平経由で下山するつもりで、テントを担いできているが、12時くらいに笠ヶ岳に着ければ今回はさっさと日帰りで下山しようと決意して、早く登ると頭がガンガンすることが分かっているので笠新道をあせらずに淡々と登る。飲み水のストックが無いので、何だかヘビイチゴらしきデカイ赤い果実風の実があって、食べてしまいたい衝動が起こる。雨は本降りにならずに、時に日が差したりと小康状態をキープしている。
高山植物が道脇に目立つようになり、柄にもなく写真に納めたりして杓子平。天候は相変わらずガスっていて山々の絶景は見えない。エアリアを見ていると、ここから2時間で笠ヶ岳へ行けそうな所要時間がかいてある。12時頃に着きそうだから今日は日帰りに決定だぁー、まだまだ、余力は十分だぁーと頂上へと進む。稜線に出てから
とうとう雨が本降りになってきて、仕方なく合羽を着て歩くが、さすがに頂上近くで足も上がりだす。雨の中の山ほど辛いだけのものはない。
笠ヶ岳の山頂もごらんのとおりの、ここはどこ?ほんまにそうなん?状態
頂上下の笠ヶ岳山荘で登頂の記念撮影を山荘の人にお願いする。日帰り圏の時間についたことで、泊まりの装備なので食料はたんまりとある。ただし水が無かったので、杓子平でラーメンを食すことができずに、ここまで我慢してきたご褒美に、山荘で水とビールを買いまずは水分を補給して、ゆっくりと餅入りラーメンを作って食べた。
山頂で一緒になった単独の女性が、笠ヶ岳山荘で泊まるのをやめて新穂高まで下るのに付いてくるという。下山して温泉にでも泊まるという。じゃー、下山したら飛び込みで泊まれそうな所を回ってあげますよと、親切な善人を演じるのであった。
パラパラしていた雨も上がった。女性はわしがラーメンを製作している時に、どうせ追いつかれるからと先に出発していった。稜線から笠新道の降り口ですぐ先に女性が歩いているのを目視して、だいぶ追いついたからと、「抜戸岳100m」と大石にペイントされていたので、ちょっと立ち寄った。100mだからすぐだと思ったが、稜線上の踏み跡は廃道化していて、ちーと大変だったが、雲のかかっていない秩父岩方面が見えて少し感動。
なかなか、女性は健脚であり、杓子平でようやく追いつく。だんだんとわしの天気予報とは逆に、天候は回復方向に進んでいて、テントで粘っていてもよかったかー?と後悔も半分で、頂部分のみガスが取れないが十分に迫力を伴って正面にそびえている穂高の山稜を随所で眺めていたら、とうとう笠新道の入り口まで追いつけないままであった。
行きに見過ごした穴毛谷のピンスポットを十分に確認したかったが、そこまで〇〇ロ話をかませる私ではなく、穴毛谷鑑賞エリアを通過。
中尾温泉の西穂屋に立ち寄り、飛び込み泊(1人9600円)オーケーってことで、ふーっ、であった。
栃尾の荒神の湯で山行の汗を流して、ビールとつまみを買い込んで、昨夜に引き続き奥飛騨温泉郷の定宿のお世話となる。
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